【メキシコ】メキシコシティゆるゆる観光。チャプルテペック城と人類学博物館(2020年1月17日~18日)

オラー!

今回はメキシコシティでチャプルテペック城と人類学博物館に行ってきました!



まずは何もやってない1月17日

いや、何もやってないわけではなく、今後帰国までの全ての予定を立ててたんですよ!この1日で!

外出は、宿から1kmほどの所にあるウォルマートのみ。野菜コーナーにサボテンがあるのがメキシコらしい。

メキシコでサボテン食べる文化があるのは知っていましたけど、実際にスーパーにあるのを見ると「そうか、サボテンは野菜か・・・」となります。確かに分類したら野菜ですよね。

帰り道には、なぜか運転席部分が全焼したトラックが路上に放置されていました。

これは・・・ちょっと路駐してたら燃えちゃった☆って事なんですかね。こんなトラックがあったら、もう周囲誰も路駐しないだろうな。

高いのは分かってたけど、総菜コーナーの肉が美味しそう過ぎて誘惑に負けてしまいました。90ペソ(≒531円)。

ん~~~~~。ちょっと焼き過ぎでは?

こちらはフリホーレス・レフリトスと言う、インゲン豆のペースト。10ペソ(≒59円)。

何も知らなかったけど、総菜コーナーでマッシュポテトの横に並んでいたので、まぁ何か炭水化物っぽい位置付けなんだろうなと思って買ってきました。積極的に味はついておらず、味付け濃いめの肉といっしょに食べるとちょうどいい感じ。

この日はメキシコの旅程でほぼ日中ずっと悩み、更に夕方以降はアラスカ旅行に悩みました。すべてが終わると深夜1時をまわっていました。やり切った感!

 

1月18日。昨日で予定は立て終わったので、今日からゆるゆるメキシコシティの観光です。

宿にはちょっとした朝食が付いています。パンと、ジャムと、ゆで卵をセルフサービスで。

 

プラス、昨日ウォルマートで見つけてつい買ってしまった「オアハカチーズ」

メキシコの中でも人気の旅行地オアハカの名前を冠したチーズ。いったいどんなものか・・・!?

なんだかインド人の頭の上にのってそうな形状です。

 

白っぽいからクリームチーズ系かと思ったら、固い!

弾力があって繊維方向があるので、日本の「さけるチーズ」みたいです。さけるチーズがあると無限に食べてしまうボクには嬉しいチーズ。

 

宿の近く、「El Caballito(お馬さん)」と言う名前のバス停にやって来ました。

 

バス停名の由来が・・・どう見てもこれ

巨大過ぎてトロイの木馬に見えます。

市バスは、赤くて二階建て。

ボクの乗りたい7番線バスは3,4分おきにバンバン走ってました。便利。空港で買ったメトロカードで乗車。

バス内の路線図、各バス停がシンボルマークで表示されているの良い!

 

20分ほどで降車。目の前の公園に入ります。

 

露店も多いしランナーも多い!

メキシコじゃ走らんだろうなぁと南米でランニングシューズを捨てて来てしまいましたが、ちょっと判断が性急すぎたみたいです。

まず来たのは、チャプルテペック城(Castillo de Chapultepec)

ボクはこの「チャプルテペック」ってのが全然覚えられなくて、なぜか「ポプテピピック」って言いそうになります。ブログ書きながらでも何度も確認してるくらい。

入場料は80ペソ(≒472円)。チケットを持って入場。

なんか・・・ランナーがバンバン素通りしてるんですけど?ランナーが走る分には入場料いらないって事なんでしょうか。ボクも走る格好で走ってやって来たら、素通り出来たんでしょうか。タダで入りたいわけではないけど、試してみたくはなる。

緩い坂をぐるっと登り切ると、頂上のチャプルテペック城に到着します。

城と言うより・・・宮殿?

チャプルテペック城は19世紀半ばに、副王の夏の別荘として建てられた城。戦闘は目的としてない城なんですね。丘の上にあるからてっきり砦かと。(何も調べてなかった)

別荘としては早々に使われなくなり、その後は天文台、軍事大学、大統領官邸と、ころころと目的を変えて使用されました。

しかし、改修や修繕を繰り返していたにもかかわらず、建てられてからたった100年ほどでもう博物館になってしまったらしいので、よっぽど実用に適さない建物だったんだろうなと思ったり。

 

天井画がなんだかスーパーマンっぽい。

 

中に展示されているのは主に19世紀の王家の所持品など。

 

時計がいっぱい。

 

この時計、針が右端まで動いたらどうやって左端に戻るんだろう。動いている所を見たい。

 

中庭だったっぽい場所は、

 

今は天井が付け足されています

なんでこんなイベントかコンサート会場みたいな屋根にしたんだ。

当時の生活を描いた絵画が多くておもしろかったです。

こういう、遠近法無視で人がみっちり描かれた絵がすごく好きです。

庶民の生活シリーズ。

 

この夫婦喧嘩の絵なんか最高w

奥さんの躍動感とか、赤ん坊ののけぞり具合が妙にリアリティある。

丘の上にあるので、外に出るとメキシコシティの街がよく見えます。

 

たぶん19世紀の室内再現。

 

屋上庭園。

 

どこも雰囲気は良いんですけど、冷静に見るとどこも間取りが変で、隣の部屋に行くのに外に出ないといけなかったり、細かい部屋が多過ぎだったりで、なんだか使いづらそうな気がします。

 

ボク好みの城ではありませんでしたが、ちょっと変わってるのでぼちぼち楽しかったです。

 

次は公園を徒歩で横切って、

 

国立人類学博物館(Museo Nacional de Antropología)へ。こっちが本日のメイン。

 

チケット売り場が行列!

よく分からずに左の列に並びましたが、近付いてみると左がクレジットカード払いの窓口、右が現金払いの窓口でした。ボクはどっちでも良かったので別に良かったんですが、知らずに違う方に並ぶとまたイチから並び直しと言う残念な事になります。入場料は80ペソ(≒472円)でした。

かなーり広い博物館。建物はコの字形で、だだっ広い中庭には上から落下してくるタイプの噴水があります。

 

中ももちろん人が多い。

 

てっきりメキシコの文明や遺跡の話ばかりかと思ってたら、最初の方はけっこうな展示スペースを割いて人類の起源や原始人、数万年前の気候の解説をしていました。「人類学」と言うだけある。

当の人類起源の地アフリカよりよっぽど丁寧で力の入った展示でした。あんまり興味が無いボクでもちゃんと見て歩いたくらい。

 

やはりメインはメキシコ各地にあった文明の展示。メキシコ各地の遺跡からの出土品が、地域や遺跡別に展示されています。

 

どこに何の文明や遺跡があるかをイラストで表した地図。

こんなにいろいろあるのか!密度高過ぎる!

メキシコの文明についての知識はほぼゼロなのですが、あれこれ見てて思ったのが「今まで見てきた文明とまるで違う」

正直、インドより西の大きな文明ってエジプト・ギリシャ・ローマの影響が強過ぎて、遺跡や出土品を見るとたいてい「このポーズはエジプト」「この柄はローマ」と、”似たり寄ったり”とまでは行かなくとも、素人目にもある程度パターンが見えていたのですが、ここに展示されているのは今まで見た物とまるで違うデザインや構図の物ばかり

「こんなデザインがあるのか・・・!」と、いかに自分が地中海を中心とした文化の物しか見て来なかったかに気付いて、衝撃を受けました。

 

このイラスト良いw

貝とかからみょーんと出てる謎の生物の緩さが最高。

埋葬の文化が凝っていたみたいです。見てちょっと寒気がしましたけど。

装飾品や日用品なんかを一緒に埋葬するのはともかく、人型の像が並んで遺体を見つめてるんですよ。照明の加減もあってすごく不気味。こんなん現地で発見したら怖くなりそう。

これは遺体にマスクやら装飾やらをかぶせたままの展示。

エジプトの黄金のマスクだって本来はこうやって遺体にかぶさってたんでしょうけど、別々で展示されているのと、遺体にかぶせたまま展示されているのとでは、迫力がまるで違います。インパクトが強過ぎる。

こんなポーズの像も初めてだと思います。なんでこんな腹筋鍛えながらテレビ見てる人みたいなポーズにしようと思ったんだろう。

 

意外と定番っぽいです。不自然に首がこっち向いててミッフィーちゃんを思わせます。

 

1階はそんな感じでメキシコの文明の展示。2階に上がると、メキシコの伝統工芸などを展示する民族博物館みたいになっていました。

メキシコは刺繍が有名で、各地にそれぞれ特色のある刺繍が伝わっているそうです。ボクはあんまり興味が無いのでふーんって感じですけど、好きな人は好きそう。

こっちの方が好きかな。ロープだけで作られた模様

日記はめちゃくちゃサクッと流しましたが、テキトーに流して見ても全部で3時間かかりました。まともに見ると1.5~2倍くらい時間かかると思います。

 

今日の観光終了!もう15時。宿の近くまで戻って昼飯。

 

トルタ(ペチュガ&ケシージョ)。50ペソ(≒295円)。

トルタ

・・・え?ただのホットサンド?

トルタ(Torta)って本来「ケーキ」の意味で使われる単語で、スペインでも南米でもケーキでした。メキシコの屋台を見ているとタコスの次くらいに「Torta」って書かれた屋台が多いので、何が出て来るか気になって頼んでみたのです。

中は、ペチュガ(鶏むね肉)のミラネーザ(薄切りカツ)、トマト、アボカド、チーズ。

目新しさが無いのがややガッカリでしたが、チーズたっぷりだしパンも中身も熱々なので美味しい!

微妙に物足りなかったので、ペプシ・キックとプリンのような物を買って宿に戻り。

 

プリンかと思ったけど、すくってみるとプリンじゃない!?

なんと表現すべきか・・・プリンから優しさを引いて冷徹にしたような食感。分かりやすく言うと固くて淡泊。

よくよくパッケージを見ると・・・ナティージャ(Natilla)?ナティージャってヨーロッパや南米によくある、とろっとしたクリームみたいなデザートのはずなんですけど。

トルタ(ケーキ)はホットサンドイッチだし、ナティージャ(クリームデザート)は固すぎるプリンだし、何がどう変化してメキシコではこうなったんだろう。文化って不思議だ。

 

しばらくゆるゆるとメキシコシティ観光しまーす。では今回はこれにて(=’ω’)ノ

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