【そろ日和ゼロ】ベトナム・カンボジア12日目※最終日(2008年4月5日)

早く起きすぎる。チェックアウトした後、荷物をかかえながら路上で朝飯。春雨のようなものを挟んだバインミーと肉まん。肉まんは、カンボジアで売ってあったような小さいものじゃなくて、日本のコンビニで売ってあるようなサイズ。普通の肉まんかと思いきや、中にゆで卵が半分入ってた。

食べ物の写真を撮る習慣はまだ身についていないため、写真はありません。ゆで卵が入った肉まんは、たぶん中国由来ですね?

ホーチミンの朝の風景。

あまりにも時間が早いので空港の方へ歩くことに。Nam Ky Khoi Nghia通りの、統一会堂のあたりまで歩く。疲れはしないけど、荷物が重くて肩が痛い。空港で荷物を預ける時に知ったけど、リュックだけで9.4kgだった。

今地図で確認すると、歩いたのはせいぜい1km程度だと思われますし、空港の方角ではないですね。空港に対して平行移動に近い方向に歩いています。スマホが無い頃の街歩きなんてこんなもんです

ちょうどいい所にバイタクのおっさんが声かけてくる。『タンソンニャット空港までいくら?』と言っても、なかなか通じない。ようやく、わかった!って顔して10,000D札を1枚見せてくる。まじで?安っ。と思って乗ると、着いた場所は見覚えのある…戦争記念博物館。

ぼくが飛行機のジェスチャーをしたので、戦闘機のことだと思ったようです。その勘違いに気付いて「確かに~w」と思ったのを覚えています。

こんなこともあろうかと、タンソンニャット空港のベトナム語表記をメモしてあった事を思い出し、それを見せるとようやく理解した様子。指を3本立てて見せてきた。30,000Dね。それでも安いよな、と思い同意する。博物館と空港が同じ方向にあって、まあ良かったよな。

何の勘が働いたのか、朝ホテルを出る前にガイドブックか何かから、空港の名前を書き写したのでした。こんなこともあろうかと!じゃなくて初めから出さんかいw

仕切り直して空港へ。バイタクからの景色。

来る時に見た覚えのある大通りで信号待ちしていると、突然後ろから(バイクに)追突される。そんなにスピードは出てなかったみたいだけど、体にぶつかられて痛かった。追突してきた若い人は、迷惑にもそのまま横に止まってた別のバイクの人に倒れかかる。こっちのバイクと、横のバイクの間にひっかかって、倒れかけたまま止まった状態になって、3台とも身動きとれなくなる。

(ぼくが乗っていた)バイタクのおっさんがブチ切れて、ぶつかって来た奴にどなりちらすが、相手は無反応。というより、起きあがろうともしない。酔っぱらってんのかなーと思ったが、顔色は普通で、あまりにも無表情。目が泳いでる。あれか、薬か。なるほど、こんな風になるんだな。と、ちょっと感心する。

そういや書き忘れていましたが、当時はカンボジアでは大麻の売人がそこら中にいて、シェムリアップの宿では売人は歩き回っているし地元の人は目の前でスパスパ吸っていました。ただぼくが見た人たちは節度(?)を持って楽しんでいたのか、そこまで極端に「ブラブラ」になっている人はいませんでした。前後不覚状態の人は、この時初めて見ました。

(たまたま)近くにいたのか、事故発生から10秒程度で警官がやってくる。警官に何か指示されて、ずっと怒鳴り続けてたおっさんが、自分のバイクをどかさないとどうにもならない事にようやく気付く。

信号が変わったので、速やかに再びバイクに乗って出発。ちょっと後ろを振り返ると、ぶつかって来た奴は警官に支えられて歩きはじめていたが、まだ現実が何も見えてなさそーな顔してた。

なんでそんなに間髪入れずやって来た?と思うくらいすぐに警官が現れたので、信号が変わる頃にはすべて済んでいました。まぁトラブルに巻き込まれなくて良かったです。無事空港に着きました。

今度は無事空港につき、20,000D札2枚渡した。おっさんは釣りを返そうとしたが、それを制してそのまま受けとらす。ついでに小銭2,000Dもあげる。『チップチップ』と言うと、伝わったらしく、とても良い笑顔を返してくれた。

この後空港の入口で悪質なツアー会社の勧誘とバトルした話が1ページ近くにわたって書かれていますが、「しつこくて舐めた態度でクソだった」ことだけ述べて、ここでは省きますw

チェックインカウンター2階ってあるのに、2階になにもないじゃん。と迷う。外に出て探していると、タクシーのおっちゃんが『タクシーはどうだい』と言ってくる。さっきの件(※クソなツアー会社勧誘)もあってイライラしてたので、『いらねーよ!チェックインカウンターを探してるんだ』とぶっきらぼうに言ったのに、『あそこから入ってエレベータで2階に上がるんだ』と教えてくれ、やっと、ベトナムは地階、1階、2階と数えるんだった(※日本の数え方と階数がズレる)事を思い出す。ごめんよ、タクシーのおっちゃん。

最後の最後まで、クソみたいな人と親切な人の温度差に振り回されました。ベトナムってこうだよね

何事もなくチェックインと出国。小さい空港なので、ヒマつぶしに端から端まで歩いてみる。

この頃のタンソンニャット空港は、ボーディングエリアまで行くと売店すら無くガランとしていましたが、2015年頃に仕事の海外出張で利用したところ、ずらっと土産物屋が並んでいました。2008年当時はウォーキングと飛行機撮影以外に暇つぶしの手段が無かったのに…。


飛行機の出発が30分程おくれる。おかげで香港空港で走っ…たが、乗り継ぎ便も15分程おくらせてあったので走り損。往きみたいにはしっこのゲートじゃなかったし。

終電に間に合うか心配してたが、日本入国手続きは超簡単で(不安になるくらい簡単)余裕で間に合う。日本に帰ってきたら、周りが日本語だらけで違和感感じたりすんのかなーと思ったけど、そんな事は全く無かった。

はい、初めての海外旅行、無事に終わりました!よかったよかった。日記の最後に、旅全体の総評のようなものを書いているので、当時の総評で締めたいと思います。我ながら黒歴史にもならないくらい地味な総評だと思いますw 初海外旅行の総評くらい、もっと中二病全開でも良いのに…。

まとめ・感想
海外行ったら、周りは知らない言葉だらけで違和感おぼえたり、さびしくなったりすんのかなーと思ってたけど、物足りないくらい自然だった。日本食が恋しくなったりもしなかった(10日やそこらだからかな)。とても強くなったと思う。いろいろあって、はじめは12日間も欲ばらなきゃよかった、と思っていたが、もっと長くいたかった。ベトナムにも、カンボジアにも、また行きたい。

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