【イギリス】ロンドンから日帰りウィンザー城。高いけど良かったけど高い(2019年2月27日)

はろー!

今回はロンドンから足を伸ばしてウィンザー城に日帰りで行って来ました!

 

ウィンザー城とは

ウィンザー城(Windsor Castle)は、ロンドンの西34kmの所にある、イギリス王室の公邸の事です。ウィンザー城は現在でも住居として使用されていて、エリザベス二世が週末を過ごす他、関係者150人が敷地内で暮らしています。

ウィンザー城はずっと増改築が繰り返されていますが、一番最初は11世紀に造られたのが始まりです。これは、現在人が居住する城としては世界最古かつ最大のものだそうです。

と言う事で、今回はロンドンからウィンザー城に日帰りで観光して来ました!

 

ウィンザー城への行き方は記事の一番下にまとめたので、行き方だけを知りたい場合はこちらをクリック



ウィンザー城へは電車で行くのがメジャーな方法らしいんですが、調べてるとボクの滞在している宿から100メートルほどのバス停から、ウィンザー城への直通バスに乗れるらしい事がわかりました。

正直、ロンドンの電車には乗り飽きてしまった感が出て来たので、今回はバスで行ってみる事に。

バス停にやって来ました。

 

しっかし、バスの本数少ないですね

冬季スケジュールだと1時間に1本未満です。地方なら多い方ですけど、ロンドン市内ですよここ。名古屋駅から小牧だって30分に1本あったような(どローカル)。

 

定刻より2分くらい遅れてバスがやって来ました。

なんか派手なバスが来た。いや、ロンドン標準の赤いバスだって派手っちゃ派手なんですけど。これは情報量的に派手と言うか。

料金は、ウィンザー城までで13ポンド(≒1,923円)

た、高い・・・(;・∀・)

たかが直線距離34kmの所に行くのに2千円とは、さすが物価高いロンドン。チャリがあったら普通にチャリで行くコスパです。ちなみに名古屋駅から小牧へは直線距離15kmくらいで550円です。これでも十分高いので、ボクはたいていチャリで行き来してました。

バスは、乗客が1階と2階に各1人ずつしか乗っていませんでした。これで成り立ってるのか・・・。

まぁボク的には客が少ない方がラッキーです。ウキウキと(猿の鳴き真似ではない)2階の最前列に座りました。

わーい眺めが良い!(・∀・)ウキウキ

 

1時間半ほどでウィンザー城の裏手に到着。

本当はもう少し乗ってても良かったっぽいんですが、ウィンザー城の入口がどっちにあるか分からなかったので、早めに降りてしまいました。

 

ウィンザー城の表側。

重厚な城壁。典型的な”ヨーロッパの城”って感じ。

門。でもこちらは観光客的には出口専用でした。

 

気になるチケットのお値段は・・・大人22.5ポンド(≒3,328円)。すげぇ値段(|||゚∀゚)そ

人のブログとかには20ポンドって書かれてた気がするんですけどね。エジ○トじゃあるまいしそんな値上げしないでほしい

入口から入ると、オーディオガイドを受け取る小屋が道の脇にあります。

あんまりアピールしてないから、スルーしてしまう人も多いんじゃないかな。もっと「オーディオガイド!!!こっち!!!」くらいでっかくアピールしてくれれば良いのに。

オーディオガイド貸出は無料です。

冷静に考えたら、チケットに3千円以上も払って、更に別料金取られちゃたまりませんが。

中庭。

中庭は観光客が立ち入れないですが、見る事はできます。なんとなくハリーポッターのクィディッチやれそうだなとか思いました。

ここはもう城壁の内側。左手が城壁です。

 

これはてっきり銃眼かと思ったんですけど、オーディオガイドは「ここから敵に向けて矢を放ちました」と言っています。

矢?こんな狭い隙間から矢・・・?ボクは弓道の心得はまったくありませんけど、こんな狭い隙間から撃ったら、矢の10本中8本くらいは両脇の壁に接触してあらぬ方角へ飛んでってしまいそうに思います。いかがでしょう弓道部の方。

 

あの丸い建物はMoat Roomで、言ってみれば本丸らしいです。手前はお堀だけど、今は青々と草が生い茂る庭園です。

観光客は本丸には立ち入れません。ざんねん。

 

あっちは立入れる建物。


雰囲気は、観光地と言うよりのどかな公園です。人はけっこう多いけど静か。もしかすると入場料を上げる事で客層を一定以上に保つような側面があるのかもしれません。

ウィンザー城はやや高いところにあります。

今は王族の住居ですが、もともとは軍事要塞としての役目の方が大きかったので、高台にあるそうです。

 

そして気になるウィンザー城の中は・・・・・・写真撮影禁止です!(;∀;)

いやもう・・・内部がめちゃ良かったんで、本当に残念です。申し訳無いのでオーディオガイドに表示される写真だけ貼っておきます。

 

これは王(名前忘れた)の寝室でしたが、王が実際にここで寝た事は無く、朝から重役との接見の儀を行う場所だったらしい。

それ、フランスのベルサイユ宮殿でも聞いた事があるな。あれはベルサイユ宮殿限定の奇妙な習慣かと思っていたら、イギリスでもやってたんですね。

部屋の構成も、フランスのベルサイユ宮殿と似た所があったり、違う所があったりと、そう言う点を見つけるのも面白かったです。観光地の入場料ってその時はいちいち「高い!」と思いますが、見るごとに確実に自分の世界と知見は広がってるなぁと、時々実感します。この知見が一生モノなら、3千円ってのは高くはないのかもしれません。高いけど。

 

これは、ウィンザー城の敷地内にある聖ジョージ教会(St.George Chapel)

聖ジョージ教会

 

この教会のおもしろい所は、内側の壁にできるだけ凹凸が出来ないようにするため、外側にごっつい柱と梁を造ってる所。

 

しかもその梁には、動物みたいな妖怪みたいな像が等間隔で並んでいます。

これら変な像は、数百年前のものから2000年代ものまでいろいろ。常にどこかしら修復しているらしい。

教会から後ろを振り返ると、ガーター騎士団の居住する建物があります。

日本に武士はもういませんが、イングランドには今でも14世紀から続く騎士団があるのです。と言っても、今ではその勲章の意味合いが強い感じですが。

 

そして聖ジョージ教会も立ち入れますが、やっぱり撮影は禁止!仕方ないのでやっぱりオーディオガイドの写真を貼っておきます。

全然伝わらないですが、聖ジョージ教会の内装も見事でした。柱や装飾が変わってて、今まで見たスペインやフランスの教会とはまた違う感じで新鮮でした。

また、ガーター騎士団の歴代の紋章が壁にずらっと掛けられていたりするのも、普通の教会とは違う点。

教会の裏手には、教会関係者や聖歌隊が居住する建物があります。

ガーター騎士団も含め、こうやってウィンザー城の敷地内に生活する居住者が150人ほどいるそうです。写真に写ってる車はその居住者たちの物で、写真撮ってる間にも車が帰ってきて、居住者が居住区にスタスタ歩き去って行きました。なんか不思議な感じ。

ロンドンのバッキンガム宮殿にいたみたいな衛兵も、あちこちに立っています。

・・・微動だにしない・・・(。-`ω´-)

と思ったら、定期的に靴を高らかに鳴らしながら歩き回るようです。

そういうプログラムされたおもちゃみたい(;^ω^)

なお、退場前にチケットにサインしてハンコをもらうと、そのチケットは1年間有効な年間パスになるそうです。ウィンザー城に何回でも入れるよ!やったね!(?)

 

3時間ほどかけてウィンザー城をまわった後は、ウィンザーの町を少しうろうろ。

 

「極度乾燥(しなさい)」

このスーパードライのネタ、初めて見た時は面白かったけど、ロンドンにこのシャツ着た人いすぎなので「もういいよそれは」ってなってます。

帰りは電車で帰る事に。小さい駅なのに英国っぽさが出ていてかわいい。

 

でもなぜかホームが自転車置き場になってる。

 

ロンドンまでのチケットは10.8ポンド(≒1,597円)でした。バスよりお得。

 

席はガラガラ。

ただし、バスと違ってロンドンに近づくにつれ満席になっていきました。バスはずっとガラガラでしたけど。

 

はい、ロンドンに戻って来ましたー!

が!今日はまだ用事がありますグルジアのクタイシで会ったロンドン在住のアキさんと、19時半に会う約束があるのです。

って、早く帰って来すぎたな・・・まだ17時半ですよ

 

あと2時間どうやって時間潰そうかな~なんて思ってましたが、通りを歩いたらアウトドア用品の店や、大小の電器屋本屋変な雑貨屋などがあったため、順番に入ってたら意外と時間が潰れました。

 

祭りの景品みたいな懐かしいおもちゃがある雑貨屋。

 

19時過ぎたので、約束の店に向かって歩きます。

Soho地区はいわゆる飲み屋街っぽい。すごくにぎわっていて、まだ19時過ぎだと言うのに、その辺にはもう怪しい店の呼び込みが立っていました。早過ぎるだろw

待ち合わせのお店は、うどん屋の「こや」

アキさんとは店の前でちゃんと会えました。

アキさんにおすすめされた、「肉ひやあつ」をオーダー。13ポンド(≒1,923円)くらい。すげぇ値段のうどん。

肉ひやあつ

つけ汁が熱くて、麺が冷たい。うどんでこのスタイルは初めてです。いただきまーす。

出汁がぁぁぁぁぁ!関西風の出汁の味を感じれるタイプぅぅぅぅ!ボクは別に関東の黒い汁のうどんをディスりはしませんし、出てきたら文句言わずに食べますけど、やっぱり自分が食べるとなったら関西風の方が良いに決まっています。

麺もねー、めちゃくちゃコシがあるんですよー。さいこーにうまい( *´艸`)

肉も、日本によくある肉うどんに入ってるような薄い肉だったんですが、アキさんいわく、こっちにはこう言う薄切りの肉を食べる習慣があんまり無いらしい。

まぁとにかく美味かったです( *´艸`)

まだ全然話し足りませんでしたが、ボクが明日早いので9時半くらいにはお開き。やっぱり在住者の話は旅行者と全然違うので面白いです。

 

さて、明日はいよいよ治験の入所日!入所はしますが、実際に投薬に至るかどうかは明日の検査結果次第です。ドキドキ。では今回はこれにて(=’ω’)ノ

 

 

ウィンザー城への行き方(旅行者向け)

身もフタも無い事を言えば、グーグルマップの経路検索を使うのが一番良いです。ウィンザー城へは電車やバスがいろいろあるので、ロンドンのどこに宿を取っているかで最適な行き方が異なります。

代表的な行き方は電車です。以下に電車2通り、バス1通りを紹介します。

 

ウォータールー(Waterloo)駅から行く

ロンドン中心部に近いウォータールー駅から行く方法。乗り換えが無く、起点がロンドン中心部なので、おそらくこれを利用する方が一番多いんじゃないでしょうか。所要時間は、電車1時間+徒歩7分程度

  1. Waterloo駅からSouth Western Railway線のWindsor & Eton Riverside行きの列車に乗り、終点で下車
  2. 徒歩500メートルほどでウィンザー城到着

 

パディントン(Paddington)駅から行く

ロンドン市中心部のやや北西部のパディントン駅から行く方法。パディントン駅の近くに滞在してるならこっちの方が早い。所要時間は、電車40分+徒歩6分程度

  1. Paddington駅からGWR線OXford行きの列車に乗り、Slough駅で下車
  2. Slough駅からGWR線Windsor&Eton Central行きの列車に乗り、終点で下車
  3. 徒歩400メートルほどでウィンザー城到着

 

ビクトリア(Victoria)駅からバスで行く

ビクトリア駅からウィンザー城近くまで、直通のバス「Green Line」が走っています。電車よりややお高いし所要時間もかかりますが、ダブルデッキ(二階建てバス)で乗り換えも無く、ウィンザー城のすぐ前まで行けます。所要時間はバス1時間半程度。本数が少ないので利用する際は時刻表(グーグルマップでも見れる)の確認要。ウィンザー城が終点ではないので降り忘れに注意。

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