ぼんじゅーる!
今回は1日中パリのルーブル美術館を見学してました!
昨日に引き続きパリのド定番スポット。ルーブル美術館は絶対1日割きたいスポットだったので、意識高い感じで張り切って行って参りました。
ルーブル美術館は宿から片道3.5kmくらいなので、これまた歩いて行きます。ルーブル美術館は朝9時開館なので、8時10分くらいに宿を出ました。8時過ぎの冬のパリはまだちょっと薄暗さが残っています。
上の写真もそうなんですが、パリ信号多いです。言うても東京をあまり知らないので、東京と比べるとどうかと言われるとちょっとわからないですが。
天気予報通り天気は悪く、降ったりやんだりしていました。
ルーブル美術館に到着。
ルーブル美術館の事を何も知らずに来てしまったのですが、ルーブル美術館ってただの美術館ではなく、ルーブル宮殿(Palais du Louvre)を美術館として使っているんですね。歩いている途中で“ルーブル宮殿”と書かれた案内板を見かけて気付きました。
ルーブル宮殿は1682年まではフランス王宮として使われていたそうです。1682年にみなさんご存知のベルサイユ宮殿に遷宮されました。
有名な透明ピラミッド。
ルーブル美術館にはいくつか出入口があり、ピラミッド口はどちらかと言うと混雑する出入口らしいんですが、やっぱり初ルーブル美術館はここから入りたいですよね。
開館直後(9時10分)だと言うのに既に大混雑です。
ここでは荷物チェックをしているだけなので、列はすぐに捌けました。
チケットは券売機で購入しましたが、クレジットカード決済のみでした。15ユーロ(≒1,871円)。ボリュームと内容を考えると、15ユーロってかなりお得感あります。
インフォメーションには日本語の案内パンフレットがありました。
「ルーブル美術館は広いうえに案内が不足していて、何がどこにあるかわからない」と言う話を聞いていたのですが、この案内パンフレットはけっこうしっかりしていて、各フロアの有名作品の場所も書かれていました。最近用意されたパンフレットなんですかね。
ルーブル美術館は地下2階~地上2階(日本的には3階)の合計5階層あり、地下2階がチケット売り場や荷物預け、地下1階、0階、1階、2階が展示場と言う感じ。
めちゃくちゃざっくり言うと、地下1階と0階は古代エジプトや古代オリエント、古代ギリシャなどの展示が主。1階と2階が中世~近代ヨーロッパって感じだったので、一番上の2階(日本人的には3階)から攻める事にしました。
はい、地下2階から一気に2階にやって来ました。
下の階から攻める人が多いのか、はたまた有名どころに一直線の人が多いのか、朝イチの2階はガラガラです。
2階は16世紀~19世紀ごろのヨーロッパの絵画がメイン。
絵画はどちらかと言うと好きなんですが、宗教画はいまいち見方が分からないので困ってしまいます。聖書の知識があると面白いんでしょうけど。
宗教画では頭に後光や光の輪が描かれている事が多いですが、こんなラクガキみたいな星が描かれているのは初めて見ました(´゚c_,゚` )
もう少し何か描きようが無かったのかなw
写実的な絵画ってほとんど写真みたいなんですけど、不思議な事に、写真だと”ダメ”とされる事が、絵画だと違和感無く描かれていたりするんですよね。例えばこれとか。
これ、写真でやってしまうと露出がアンダー過ぎるし空の占める割合が広過ぎる。もっと構図を絞れ。と評されそうな気がします。
これなんかも、写真でこの構図をやると真ん中の木が目障りになりそうですが、絵画だとそんな印象は受けません。
それとも、これは偉大な画家が描いてるから上手く見えるのであって、写真でも偉大な写真家が撮るとちゃんと良い写真になるんですかね。単にボクがこういう構図をうまく使えないと言うだけの話なんですかね。
この“暗い建物内から外を見る”構図は、遺跡や教会でたびたびチャレンジしていますが、カメラにとっては明暗差があり過ぎるので、まともに写ったためしがありません。うまく撮れると良い写真になると思うんだけどなぁ。
絵画って描くのは楽じゃないかもしれませんけど、制約が無いと言う面では写真より楽じゃないかなと思う事があります。
と、主に風景画を見ながら写真の事ばっかり考えていました。
ルーブル美術館は数百年前からルーブル美術館だったようで、当時のルーブル美術館の絵も何枚か見かけました。
美術館を描いた絵がその美術館に展示されてるって、良いセンスだなぁ。
けっこう駆け足でまわったつもりでしたが、2階だけで2時間半かかりました。
続いて1階(日本人的には2階)に降ります。1階はモノの展示が増えました。
こう言う、昔の部屋(王宮時代?)の再現とか
あと高価そうな家具や小物とか。
ルーブル美術館ってこう言う物も展示されてるんですね。絵画と石膏像ばっかりかと思っていました。
なんだかめちゃくちゃ腹が減ったので、1階を1時間くらいまわった所でいったん地下1階に降りて、フードコートに来ました。
ルーブル美術館は再入場が可能なので、このまま外のショッピング街に出て食べてもOKなんですが、外に出るとまた荷物検査をして入って来ないといけない(=並ばないといけない)のが面倒なので、館内フードコートで済ませる事に。
サーモンサラダ6.5ユーロ(≒812円)とチキントルティーヤ7.5ユーロ(≒937円)。
まぁやっぱり街中で食べるより割高感ありますが、これはまだ常識の範囲内。500mlの水がなんと3.2ユーロ(≒400円)でした。富士山の山小屋と同じくらいの値段で売ってんじゃねぇよ(ヽ´ω`)
チキントルティーヤは温めてくれるのかと思ったら、温めてくれませんでした。なので冷蔵のままの冷たい状態で食べました。でも冷たくても不味くはないあたり、さすがパリと言ったところでしょうか。サーモンサラダは意外とサーモンが多くてリッチでした。
あと、ルーブル美術館では、全館ではないですが少なくともフードコートではフリーWi-Fiが飛んでいました。
冷たい飯を食べ終わって、また1階のセーブポイントまで戻ります。
これは懐中時計。
懐中時計ってちょっと憧れますよね。ジャマそうですけど。
これは製図道具!!
良いですね、こういうの好きです。
これはきっとなんかこう、天体をどうにかするやつ。※知識皆無
地球儀。
小物の道具類の中に、えらく大袈裟な像がぬっと立っていると思ったら、
像の上部には時計。
真ん中には太陽系の天体図?
下部には地球儀がはまっていました。
・・・この像ちょっと欲しいかも。
首がゴキってなったおっさんが保持している地球儀。
何が悲しくてこんなデザインにしてしまってんやろう。
1階は、室内の装飾がすごい部屋が多かったです。
すげぇ、部屋自体が展示物やんか!
どの部屋にもいちいち天井画が描かれています。
ただの扉なのに芸術作品。
柱や腰壁、床は、鮮やかな色の石をそのまま使ったデザインです。
こんな室内に更に展示品が置かれているので、どこを見れば良いのか分かりません。上も下も前も後ろも美しい。
古代エジプトエリア。
エジプトはもう良いやって感じでさくっと通りました。
よく見ると、天井画にファラオっぽいのがいます。
展示物に合わせて天井画を作ったのか、それとも天井画に合わせた展示物を置いてる・・・?
ルーブル美術館で見たかったものの1つ、サモトラケのニケ像を発見。
この像マジでカッコいい(*´ω`)
ただし、なぜか階段の踊り場みたいな所にいます。
台座がでかくて部屋に入れづらかったんですかね。写真を撮る人とただ階段を通行する人がごっちゃになって混雑していました。
モナリザの案内が唐突に出てきました。近くにあるようです。
印刷の濃淡の加減か、このモナリザめっちゃニマーってしてるように見える。
お、ここはなんか見覚えがありますよ。たぶん映画かなんかで出て来たフロアじゃないでしょうか。
ボクのルーブル美術館のイメージはこれでしたね。なので内装はどこも白っぽくて質素と思い込んでいました。実際はこんな質素な内装はここだけでした。
そしてモナリザの周囲は・・・人がいっぱい(|||´Д`)そ
動物園のコアラの檻の前みたいになってしまっています。
それに、他の絵は触れるくらい近くに寄れるのに、モナリザだけはえらく大きく柵で囲まれていて、全然近づけませんでした。
そもそも絵自体があんまり大きくないし、近くで見れないので、なんだかいまいちな感じでした。本とかで見た方がよっぽどハッキリ見えます。
モナリザ以外は有名な絵も間近で見れるので、実物を見る甲斐があります。
1階を見終わった時点で15時45分。昼飯の時間を差し引いても、美術館内を6時間歩き回った事になります。めっちゃ疲れた。
時間的にはもう少しいても良いんですけど、脳が飽和状態でこれ以上何かを見ても何も感じなそうなので、がんばらないバックパッカー的にはもう潮時です。後は0階にあるミロのヴィーナスだけを見て帰る事に。白い像の中をガンガン歩きます。
こう言ったギリシャの像の男性器はどれも皮をかぶっているので、遺伝的にギリシャ人のはたいてい皮をかぶってるんだと言う話をどこかで聞いたせいで、主にそこばっかり覗き込んで歩きました。本当にそうでした。
疲れてきているので思考がかなり低空飛行し始めています。記事タイトル?なんの話でしょうか。
このポーズ良いな。次のプロフ写真の候補ポーズだな。
モナリザほどではないですが、ミロのヴィーナス像も動物園のコアラ状態でした。
他のエリア、絶対こんなに人いなかったと思うんですけど、有名どころだけ記念撮影して帰っちゃう人とかいるんですかね。
ミロのヴィーナス・・・はボクはあんまりピンと来ません。
腕が欠けてしまっているのが神秘的で美しいとか聞きますけど、やっぱりちゃんと腕があった方が良いと思ってしまいます。
横から見ると、思ったより鼻が高いと言うかしっかりしていると言うか、全体的に骨格が太めで男性的な顔立ちだなと思いました。
こう言うのは実物を見ないと気付かないですね。像はやっぱりいろんな角度から見れるのが面白いです。
さて、有名どころも抑えたし帰るか。
逆向きの透明ピラミッドは、ルーブル美術館を出た所の地下にありました。
これも微妙に見たかったので、見れて良かったです。
帰りは地下鉄。
朝は雨がパラついていましたが、宿に帰る頃には青空が見えていました。
ずっと天気悪いから明日は晴れると良いなぁ。
ルーブル美術館はまともに全部見ると4,5日かかりそうでしたけど、展示の幅が広いので、あれら全てを興味を持って見学できるのはよっぽど興味の幅が広い人だけだと思います。ボクは装飾品とかチマチマした置物はほとんどパスしてました。「なんとなく美術館が好き」程度なら2日あれば十分だと思います。ボクはもう今日でお腹いっぱいです(;´∀`)
さて、明日は人と会う約束があるので、観光はお休みです。では今回はこれにて(=’ω’)ノ
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