【チリ】トーレス・デル・パイネ国立公園トレッキング5日目!疲れが取れない(2020年1月2日)

オラー!

今回はチリのトーレス・デル・パイネ国立公園のOサーキットトレッキング!5日目です!



朝は3時40分に目が覚めました。超ド強風の音で。どっちみち4時には起きるつもりだったから良いか・・・とそのまま起床。

それにしても夜が暑くてビックリしました。1晩目はキャンプサイト設置の寝袋が超ゴツかったので寝袋だけでしたが、2晩目、3晩目は上下ダウンジャケットを着た上で寝袋に入るくらいでちょうど良かったのが、昨夜は同じ格好で寝たら暑すぎて、ダウンジャケットは全部脱いで更に寝袋すら体半分しか入らなくてちょうど良いくらいでした。峠1つ越えただけでこの気候の差は何・・・?

朝食は、いいかげんパンとチーズが尽きたので一気にショボくなりました。クラッカー、ツナ缶、ハチミツ。

味気無いのう。まぁ仕方ない。

なお、キャンプサイトの炊事場は7時オープンとの事で、しっかりカギがかかっていました。Oサーキット上のキャンプサイトは「7時から」と書いてありつつも24時間カギは開いていて使い放題だったのですが。

「テント畳むまでに風止まないかな~」と思いながら、のたくさテント内を片づけましたが、あと片付ける物がテントだけの段になっても一向に風が弱まる気配が無かったので、超強風の中でテントを畳みました。

昨日チェックイン時に「テントに付けておくように」ともらったタグはテントに取り付けておいたのですが、強風のどさくさで畳む際に無くなってしまっていました。結果的にポイ捨てになって申し訳ねぇ・・・。でもこんなタグ無い方が良いと思う。

5時40分、出発

なんかホラー映画のポスターに出て来そうな不気味さ。原作がスティーブン・キングとかのやつ。

相変わらず風は強く、生暖かくて湿っているので、なんだか台風の前みたいな気候です。

そして残念な事に、昨日の疲れがバッチリ足に残っています。特に下りが最悪。ただの階段とかでカックンカックンするほど。これは・・・今日はダメやで・・・。

薄暗い不穏な空気の中を歩きます。

 

背後(グレイ氷河の方角)はけっこう明るいんですけど。

 

雨が降っているわけでも、たいして日が差しているわけでもないのに虹が・・・。

グレイキャンプ場まで一緒に来たOサーキット組のほとんどは、今日はゆるゆる予定らしく、誰も活動していませんでした。なのでほとんど誰にも会うことなく、黙々と歩くのみ

9時くらいになると、対向してくる人が現れ始めました。

 

天気も少し良くなってきました。

 

道がなだらかになってきたと思ったら・・・目に痛いくらい鮮やかな水色が前方に現れました。

「彩度設定を間違えたのかな?」と思ってしまうほどビビッドな水色。写真よりも実物の方が眩しい色だった気がします。

トイレに行きたかったので、パイネ・グランデキャンプ場(Camp Paine Grande)に立ち寄ることに。

 

9時45分、パイネ・グランデキャンプ場に到着。すでに足が終わっていてヨレヨレです。

なんか、立派過ぎてトイレ借りにだけ入るのが気が引けるキャンプ場。今まで見た、トーレス・デル・パイネ国立公園のキャンプ場の中で一番立派だと思います。

ちなみにここは、最初の解説で「西側のスタート地点」と紹介した場所です。なので、Oサーキット組の一部は今日ここで終了の人もいるはず。終了じゃない人も今日はほとんどここに泊まるんだと思います。うらやましい。

ボクは今日まだ先に進まねばならないので、トイレと休憩を挟んで、重い足を引きずって再出発。

 

水色の湖はLago Pehoe。やっぱりすごく水色です。

 

一方、行く手はどんよりで色彩に欠けています。

パイネ・グランデで泊まりたかった・・・

Wコースと合流してから変な格好のトレッカーが多いのですが、斜め掛けカバンはさすがに異質です。

 

変わった形の山はクエルノス・デル・パイネ(Cuernos del Paine)

標高2600メートルらしい。登れはしないみたいですけど。

クエルノス・デル・パイネをずっと見ながら歩きます。

 

これ・・・もう補給食これだけなんだけど、今開けて大丈夫だろうか。大丈夫じゃない気がする

食料、やっぱり微妙に足りなかった気がします。ビスケットあと1袋は必要でした

しばらくご無沙汰だった、白い花とタンポポがまた出て来ました。

一周してスタート地点に近づいてきている実感がわきます。

ひたすら我慢して歩いて、13時30分、イタリアーノ・チェックポイント(Guarderia de Italiano)に到着。

 

本来であれば、今日はここにザックを置いてミラドール・ブリタニコ(ブリタニコ展望台)に登ろうと思っていました。

「イタリアーノのチェックポイントに12時までに着いたらブリタニコに登れる」計算だったのですが、現在13時30分。ぜんっぜん間に合っていません。今から強引に登ると、日没までにキャンプ場に着けなくなってしまいます

と言う事で、ブリタニコはあきらめて、今日泊まるクエルノスキャンプ場を目指します

 

後ろを振り返ると、パイネ・グランデの山が見えます。国立公園内最高峰の3,050メートル

 

山の方からものすごい地響きがちょくちょく聞こえるので、どこかで雪崩でも起きてるんじゃないでしょうか。

人が登る山じゃないにしても怖い。

この湖は今朝の湖とは違いますが、やっぱり水は水色っぽいです。

水に含まれる成分が青っぽいんだろか。

水際まで降りて来ました。

水を舐めてみたけど味は普通の淡水です。まずくも美味しくもない。

あの辺りが今日のキャンプ場かな・・・と目を凝らしていたら・・・あのおっさん何も履いてなくね?

この時は「自分がちょっと疲れてるのかな、それとも視力が落ちたのかな」と思いましたが、後でパソコンでフル画素の状態で拡大すると、マジで何も履いていませんでした。おっさん何やっとんねん。湖の精かよ

16時、クエルノスキャンプ場に到着

5泊目はテントサイトが取れなかったので、据え付けテントです。森の中のキャンプ場でかなり広いんですが、テントは選ばせてもらえず、管理棟からもトイレからも超遠いテントをあてがわれてしまいました。いやもう足がこわばって動かないんですけど。どうやってトイレ行けと。

今日の記録。地図で言うとこんな感じ。

 

高低図。

標高的には0~250メートルの間をうろうろしただけなのに、累積で言うと登りも下りも1,200メートルくらいあると言う。足が筋肉痛だからしんどいのかと思いましたけど、数字で見ても普通にしんどいコースだったようです。

初日のような「寝袋無しを予約したのに寝袋あった」みたいなミラクル起きなくて、テント内にはマットしかありませんでした。

 

しかもテントは穴だらけ。テントの周り虫だらけなんだから、入ってくるじゃんこれ。

 

見栄え悪いけどテープでふさぎました。

穴のあいたテントを客に貸し出すのが悪い。

テントからはトイレ・シャワー棟が見えすらしなくて、半分くらい歩いたところでようやく屋根がちょびっと見えるくらいの距離。

勤めてる時に住んでたアパートから、最寄りのセブンイレブンのトイレに行く方がまだ近い気がする。しかもトイレ・シャワー棟まで登りでツラい。

炊事場はトイレ棟と別の方角で、これまた同じくらい遠い。

 

今日はコメと、貝の缶詰だけになりました。味付けはトマトスープの素。

貝がおいしいので具の寂しさを感じない。

 

あー、ヤバイ。今日疲れた明日歩けない気がする。とテントの脇でボンヤリしていると、頭上で小鳥がけたたましく鳴き始めました

なんだ?と思って後ろを振り返ると、

なんだ犬か・・・・・・・・・・・・・

・・・じゃねぇ。犬じゃねぇ!キツネだ!!!(; ̄ω ̄)そ

キツネはボクの二度見の勢いにびっくりして逃げて行きました。すんごい近かった・・・。何やってたんだろうこんな所で。

 

明日はどうなる最終日。では今回はこれにて(=’ω’)ノ

コメント

  1. 吉田優一郎 より:

    はじめまして
    お父様からの紹介でブログを楽しませて頂いております。
    私は今年で40歳になりますが、すごく羨ましく思います笑
    これから過去の記事も遡って読ませて頂きますね!!
    ちなみに私はお父様の性格に憧れてます笑

  2. wolt より:

    >>吉田優一郎さん
    はじめまして。ブログご訪問ありがとうございます!
    過去の記事は1,000件以上ありますので、深追いはしない事をおすすめいたします・・・。
    これからも父をよろしくお願いします!