【チュニジア】ドゥイレットのクサールを見に行く。廃墟探検楽しい!(2019年5月27日)

あっさらーむあらいくむ!

今回はチュニジアのドゥイレットにあるクサールを見に行きました!

 

クサールとは

クサール(ksar)はアラビア語では本来“城”を意味する単語らしいのですが、チュニジア南部にあるクサールは“穀物倉庫”の事です。

チュニジアは地中海に面しているため、度々他国に侵略されて来ました。そういった侵略から穀物を守る為に設けられたのがクサールです。

クサールは10世紀前後くらいから造られており、一部は今でも使われていたりします。チュニジア南部にはそういったクサールが残る町や村が150もあるらしい。

と言う事で、今回はクサールが残る村の1つドゥイレットに行って来ました。



朝食は昨日のパンの残りとトマト味のサーディン。

 

8時20分くらいに宿の朝食も来ました。

やっぱりこう・・・つつましい感じw

さて、ボクが行こうと思っている村はシェニニ(Chenini)ドゥイレット(Douiret)の2つ。いずれもタタウィンから20kmくらいの距離で、今でも住民がいる村のため、個人でも比較的行きやすい村なのです。

タタウィンからツアーを組むと、砂漠のど真ん中にあるクサールとかあちこち周ってくれるらしいのですが、まぁ自分のペースで周りたいですし。個人でも行けるなら個人で行こうと言う話です。

 

9時に外出。タタウィン近郊の村に行くルアージュ(乗り合いミニバス)乗り場は、宿からすぐ近くにありました。

ルアージュ乗り場と言うか、ただ道路脇にいっぱいルアージュが停まってるだけです。

シェニニとドゥイレット、どちらに先に行こうか悩みましたが、観光客が多い(らしい)ぶん、シェニニの方が行くのが簡単そうな気がしたので、まずは難しそうなドゥイレットの方に行ってみる事に。

ドゥイレット行きのルアージュは、案外すぐに見つかりました。

しかもボクが乗りこんだ時点で空席残り3。その空席もあっと言う間に埋まって、9時15分くらいには出発。えー移動楽勝じゃーん( ・´ー・`)

ドゥイレットで商店でもやってる人なのか、途中のパン屋で大量にパンを積んできました

なんか汚そうな段ボールにそのまま詰めてるんだけど・・・(;・ω・)

買い出しによる2回の停車も込みで、45分くらいでドゥイレット新村の入口に到着。

実は、クサールがあるのはドゥイレットの旧村。ドゥイレットの旧村は1974年に放棄されて、今は1家族しか住んでいないらしい。今のドゥイレットの住民は全員新村で降りるので、ボクは旧村と新村の分岐である、新村の入口で降ろされたと言うわけです。

タタウィンからここまで約20kmでしたが、料金は1.5ディナール(≒55円)でした。本気で感謝の念をおぼえるくらい安い。

 

実は旧村がどこにあるか皆目見当が付かないまま来てしまったのですが、きっとこの「DOUIRET ANCIENNE」と言うのが旧村の事を指しているんですね。

看板の指す方角に向かって歩きます。

歩き始めてすぐに、それっぽい山が遠くに見えました。

 

見えてるけど意外と近付かないな!

 

周囲は、砂漠に放り出された気分になる景色です。

 

ふもとに着きました。新村の分岐から1.5kmくらいでしょうか。

 

ドゥイレット新村から旧村に行きたい方は、このドゥイレットのホテルマークを目指すと良いです。ちょうどここがふもとくらい。

 

意外ときれいに整備されてる。

 

通路沿いに電球が並んでるって事は、夜来る事も出来るんだろうか。

 

ドゥイレット旧村は、言ってみれば廃墟の村です。

崩れ過ぎててクサールなんだか住居なんだかよくわからないけど、この「自己責任で廃墟のどこでも好きに歩いていいよ」感はすごいです。

これはなんとなく住居っぽいですね。突撃となりの晩○は~ん!

 

この辺のはクサールでしょうか。中ほとんど埋まってますが。

 

山の中腹にズラッと並ぶ・・・たぶん住居じゃなくてクサール。

 

クサールは形がわかりづらいのでだんだんどうでも良くなって来て、あのてっぺんにある廃墟に登りたくなってきました。

 

ちゃんと階段がありました。

放っておいたら階段なんか残らないだろうから、ちゃんと観光用に整備してるんでしょうね。

 

てっぺんの廃墟到着。

これは・・・穀物倉庫じゃないわ。山城だわ。

実際、ドゥイレット自体が防衛の役割を果たしていたらしいので、これはもう村を含めた山全体が砦みたいなもんだったわけですね。そう言えばモロッコに似た形の世界遺産があったな。

ここは下の住居エリアよりもガレキが多いですが、あきらかに「あ、クサールだ」って思う形状をしています。

こういう、上部が半円の入口が、上下に何段も重なっているのが典型的なクサール(たぶん)。

しかしまぁ、あの辺のカベなんかが崩落して下敷きになったら誰も気づいてくれないと思うので、あんまり深入りしたくはないですね。

 

と言いつつ入れる所には入る。

いやほんと探索が楽しい。勝手に廃墟探索してる感じが最高。

でも、通路を抜けたらそこは断崖絶壁とか普通にあったので、個人で探索する人はマジで気を付けたほうが良いです。

満足して下山。多分その一番キレイな建物が、唯一人が住んでいると言うお宅ですね。ニワトリの声が聞こえますし。

 

ドゥイレットの新村に戻る道中、墓地がある事に気付きました。

 

え・・・あのエジプトの棺桶を真似て手作りしたみたいな形状、もしかして土葬ですか・・・?

 

あんなにしっかり1人1体分のスペースを確保していたら、際限なく墓地が広がって行きそうなんですけど、まぁこんなに広い場所だから、墓地が広がり続けても支障無いのかもしれません。

 

ドゥイレットの新村に到着。

 

人に尋ねてルアージュ乗り場を探したのですが、どうやらルアージュが常駐しているような乗り場は無いようで、村民がタタウィンに行きたい時はドライバーに電話をかけると言う制度みたいです。

とりあえず通りすがりの人に電話をかけてもらい、「ここで待て」と言われたのでモスクの向かいで待ちます。

おそらく、ドライバー側で一定数以上の乗客からの連絡が集まったら、どこからともなく車を出してくれるシステムだと思うんですが、それはつまりいつ来るのかが全く読めないと言う事です。車がそこにあって満席になったら出発スタイルは、ある意味すごく分かりやすいですからね。

次の瞬間来るかもしれないし、2時間後かもしれない車を待ちます。

ヒマやぁー。

空が青いなぁ(意味:超ヒマ)。

 

待ち始めたのが12時ちょうどくらい。ちょっと疲れ始めた13時半、唐突にハイエースがやって来ました。

「タタウィン?」と訊くと「タタウィン」との事。英語が通じないので、さっき通りすがりの人が電話をかけたのがこの人なのかどうか確認しようが無いですが、これ以上待ちたくなかったので乗り込みました。

てっきり新村内で何人か客を拾って行くのかと思いきや、ボク1人を乗せただけでさっさとドゥイレットを出てしまいました。あれ、これ後で高い料金を請求されるやつでは・・・?

 

帰りはかなり飛ばしていたので、30分くらいでタタウィンに到着。気になる料金は1.5ディナール(≒55円)でした。え?満席の時と同じ料金で良いの・・・?ちょっとイマイチ仕組みが分かりませんが、大変ありがたいです。

朝と同じ場所に戻ってきたのですが、ルアージュの台数がめちゃ少ないです。昼はあんまり移動が無いのかな?

さて、次はシェニニに行きたい。周囲の人に「シェニニ?」と訊いて回ると、みんな周囲を見回して「まだ車がいないからここで待て」みたいなジェスチャーをします。

仕方ないので少しウロウロしながら待機。

 

・・・シェニニ行きのルアージュ、ぜんっぜん来ない

新たにやって来るルアージュを捕まえては「シェニニ?」と訊きますが、全部違いました

そうこうしているうちに、タタウィンに帰って来てから1時間が経過。時刻は15時。

もういい!疲れた!今日のシェニニはあきらめる!延泊して明日行く!!!(`皿´)ムキー

それに、ドゥイレットに行って帰って来るのに5時間かかっているわけで、もし今からシェニニにも同じくらいかかってしまったら真っ暗になってしまいます。それはしんどいからヤダ。

 

今日は日が暮れてから飲食店を探す予定なので、とりあえず今は市場で買って来たトマトと、昨日の残りのピスタチオ、新たに買って来たクッキーでしのぎます。

 

しかしこのクッキーはハズレでした・・・。

ていうか、多分クッキーじゃないです。すごく粉っぽい。和菓子のらくがんを更に脆くパサパサにしたような食感で、しかも味がほとんど付いてない。ただただ粉を食ってる感じしかない。全然食えん。これどうしようか・・・。

 

日暮れ直前の19時10分に外出。

毎日パンと缶詰orチーズと言う生活に嫌気が差したので、今日はどこかでちゃんとした物を食べたい・・・。

と思ったのですが、昼のうちに目を付けていた飲食店はすべて、相も変わらずシャッターが下りたままです。

なんかもう永久に開かないんじゃないかと思うくらいキッチリ閉まっています。

開店準備を始めた店は、ことごとくカフェでした。

ヨーロッパのカフェと違って、中東のカフェは本当にコーヒー、紅茶、シーシャ(水タバコ)だけですからね。腹の足しになりません。

宿の前に戻ってくると、斜向かいのレストランのシャッターが半分開いていました。

 

他に客はいませんが、夫婦(たぶん)が料理しているのは見えます。しかし、何が食べれるか尋ねると「サラダ、卵、パスタ」だけでした。パスタは別に食べたくないんだけど・・・でも仕方ありません。サラダとオムレツとパスタを頼みました。

オムレツの横にあるのは、ナスを潰してスパイスと和えたような感じの食べ物。トマトケチャップがかかってるように見えますが、トマト+唐辛子ソースでした。汗かくくらい辛い。

こっちはパスタ。

パスタも唐辛子がいっぱい入ってて辛いぃぃぃ(ヽ´ω`)

辛いだけでなく油こってりでニンニク多めの、強烈なパスタでした。これはチュニジア風なのかな。

辛い物が多くて汗かきましたが、数日ぶりにちゃんとした食事にありつけたのはやはりありがたい。

そして、会計をしようとすると「お代は要らない」と言われました。え・・・・・・えぇぇ!?Σ(‘ω’ノ)ノ

確かに、サラダとオムレツとパスタと言うのは、レストランのオーナー一家の今日の晩飯で、レストランの一角で一家4人で食事していたので、ボクの分もついでと言ってしまえばついでなんでしょうけど、それでもビックリです。ラマダン中は特に他者に親切にしなさいの精神でしょうか。ボクの知る限りアラビア風に一番丁寧なお礼(胸に手を当ててお礼を言う)をしました。

 

さて、明日こそはシェニニに行きます。では今回はこれにて(=’ω’)ノ

 

 

 

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