はろー!
今回はスコットランドのエディンバラにあるエディンバラ城を見に行きました!
まずは朝ラン。昨日の日記で宣言した通り、Holyrood公園に再訪。
昨日見えた山、“アーサー王の座”と呼ばれる山の方向に進みます。
日々観光客や市民が登っているので、道幅は超広いです。
頂上!標高250メートルくらいでした。
街中にある山とは思えない景色です。霧がまた良い雰囲気出してる。
頂上付近を少しウロウロ。
街中にある標高250メートルの山とは思えない景色(2回目)。「標高2千メートルでトレッキング4日目!」とか言ってもバレなさそう。
今日は距離もペースも気にせず、1時間ちょっと気楽にぶらぶらしました。ちょー楽しかったです(*’ω’*)
宿に戻ってシャワーを浴びて洗濯して。
さて、朝食ですが、今日は実質イギリス最終日。超豪華に行きましょう。
そもそもイギリスって「飯がまずい」事で有名なんですが、一方で「イギリスで美味しい食事を食べたいなら3食とも朝食を食べれば良い」とも言われており、とにかく朝食が非常に人気。特に「フル・ブレックファスト」と呼ばれる豪華な朝食があり、中級以上のホテルやカフェでよく提供されています。
更にスコットランドには「スコティッシュ・フル・ブレックファスト」と呼ばれるメニューが有り、朝食でスコットランド料理を堪能できるとして人気です。
と言う事でですね!実質スコットランド滞在最終日(明日は飛行機に乗るだけ)なので、今日は豪華にスコティッシュ・フル・ブレックファストを食べに行きます!!!
選んだ店はこちら。『Grand Cru』
このお店はこちらの在住者の方のブログを見て選びました。
店の雰囲気はバーとカフェが半々と言う感じ。
Grand Cru Breakfastをオーダー。8.95ポンド(≒1,302円)。朝食と思えない値段ですが、フルブレックファストはたいてい8~10ポンドくらいなので、妥当な値段です。
すげぇ肉肉してる!Σ(‘ω’)
左上から、トースト、焼きトマト、ウインナー、目玉焼き、豆の煮物、ハギス、ブラックプティング、ベーコン、ポテトスコーン、きのこ。全10品。すげぇーえ( *´艸`)
きのこはやっぱり肉厚でジューシーで安定のうまさ。
こちらはハギス(ハンバーグバージョン)。
このハギスはコショウが辛いくらい入っていていまいち。
てっきりハギスが2枚重なっているのかと思えば、下はブラックプティングでした。
ブラックプティングもスコットランド料理の1つ。豚の血を固めて作ったソーセージの事を言います。
説明だけ聞くと完全にゲテモノですが、お味はスパイスと塩の利いたレバーみたいな感じで、思ったより食べやすい。
これ以上無いくらい鉄分を直接摂ってる気分。
あとは食べるのに夢中になってたから写真無い!ちょっと塩辛い物が多かった気はしますが、とても満足度の高い朝食でした( *´艸`)
朝食後は通り道にあったCOSTAコーヒーでまったり。
山走って豪華な朝飯食べてコーヒー飲んで、最高に幸せな朝だわー( *´ω`)
さてエディンバラ城へ・・・と思ったら、通り道に国立美術館があったので寄りました。入場料無料。
13世紀~19世紀のヨーロッパの絵画が展示されていました。
ただの風景画なのにファンタジーRPG感がほとばしっています。
これは説明見なくてもわかりますよ!Holyrood公園のあたりから見たエディンバラの風景です。
こうやって見ると、エディンバラは地形も街も個性的だなぁと思います。
と思ったけど、これも一目で分かりました。イタリアのヴェネチアです。
18世紀とほとんど同じ町並みだと思うと不思議な気がします。
この絵モネっぽくない?と思ったら本当にクロード・モネの絵でした。
モネやゴーギャンなどボクでも知ってるド有名画家の絵も何点かありました。
美術館を出て坂をのぼって・・・
ようやく本命のエディンバラ城です。
予想はしてたけど人多い(|||´Д`)そ
チケット売り場は長蛇の列。
時刻は12時過ぎ。昼飯時は人減るんじゃないかと思ったんですが、全然そんな事無いですね。
それにしても、今日はめちゃ暖かいです。天気予報で暖かそうなのは分かっていたので、もう半袖シャツに薄手の長袖ジャケットを羽織っただけで出て来たんですけど、それでも日向を歩いていると暑いくらいです。観光客の中にはノースリーブ姿でアイスを食べている人もいます。いや、さすがにそこまで暑くないだろ真夏どうするんだアンタ。
入場料は大人19.5ポンド(≒2,837円)。
日本語パンフレットももらえました。
有料だけどオーディオガイドも付けちゃうぞぉ!3.5ポンド(≒509円)
中も人混みがすごい!
みんな1列に並んで座ってますけど、ここベンチとかそう言うのじゃないですからね。砲台に登るためのただの段差ですよ。ちょっとジャマです。
大砲に座る人までいます。あなたそれは展示品でしょう。
日本で地べたに座る若者を揶揄して「地べたリアン」なんて言葉が流行った時期がありましたけど、ヨーロピアンの方がよっぽどその辺に座る率高いですよ。ショッピングセンターの階段なんかにも座ってますもん。日本の若者とか行儀良い方だと思います。
眺望はかなり良い。
眺望が良いと言う事は、攻め落としにくい城だったと言う事です。
エディンバラ城は過去に数度、スコットランドとイングランドの戦争の際にイングランド軍の手に落ち、スコットランドは2回エディンバラ城の奪還に成功していますが、2回とも正攻法ではなかったようです。
1回目は、子供の頃エディンバラ城に住んでいたスコットランドの王族が、その昔町に住む恋人に会うために使っていた抜け道を通っての奇襲。2回目は、物資を運搬する荷役夫を装って城内に侵入しての奇襲。いずれにせよ、正攻法ではそうそう落ちない城だったと言う事です。
この大砲はOne-o’clock Gun。その名の通り、毎日1時に時を知らせる号砲を撃つ大砲です。現在も日曜を除く毎日1時に鳴らしているそうです。
時計を見るとちょうど12時50分だったので大砲を鳴らすところ見られるかも!と思いましたが、よく見たらイースター前の金曜(聖金曜)とクリスマスは鳴らさないらしい。聖金曜ってまさに今日じゃないですか(|||´Д`)そ
エディンバラ城の一部には今でも軍事施設としての役割が残っているので、入れない建物もちょいちょいあります。
ロイヤル・スコッツと言う、スコットランドの精鋭部隊の拠点でもあったらしく、近世の戦争系の展示も多いです。
イギリス軍に混ざって南アフリカやインド、スリランカなど世界各地に行ったらしい。
ボクが今まで他国の博物館などで見ていたのは占領される側の視点で、漠然とした「強大で冷徹なイギリス軍」のイメージがあったんですけど、イギリスはイギリスでちゃんと民族があって人の顔があるんだなぁ、と、当たり前の事を実感しました。
エディンバラは街中も坂だらけですが、城内も坂や階段だらけです。
イギリスに「禁固刑」の制度が出来始めた頃に慌てて建てたと言う、小さな牢獄。
2階建てで、1フロアに独房が6部屋+シャワー室トイレ2部屋しかない、ボロアパートくらいのサイズの牢獄。
「これ独房っていうよりシングルルームだよね」と思ってしまった人は貧乏旅行者。ボクの事です。
ベッドは狭いけど、窓も暖房も付いていて普通に住めそう!
シャワー室。
アフリカの安宿のシャワー室より清潔そうなんですが!!!
これはエディンバラに現存する一番古い建物と言われている、聖マーガレット教会堂。12世紀くらいの建築だそうです。
簡素な礼拝堂ですが、小さいステンドグラスが綺麗でした。
他の大砲よりひときわ大きなこの大砲は「モンス・メグ」。ベルギーのモンスで作られた大砲だそうです。
大砲自体の重さは6トン、砲弾は150kgと言う、15世紀当時の最先端技術で造られた化け物級の大砲です。
しかし、1発撃った後の発熱が激しすぎるためせいぜい1日8発くらいが限度な上、重すぎるためモンス・メグを移動させようと思ったら1日3kmくらいしか動かせないと言う、取り回しが非常に面倒なシロモノだったらしく、徐々にあまり使われなくなっていったそうな。
ボクの予想では、大砲技術者がロマンだけで突っ走ってしまったか、技術的な事を何も考えないお偉いさんが無理に造らせたかのどちらかだと思っています。いずれも現代エンジニアあるあるです。
エディンバラ城の一番中心っぽい広場。
大ホール。そろそろ疲れて飽きてきたので説明が一切頭に入っていません。天井がスゴイとかなんかそんな感じだった気がします。
大ホールの壁には武器がアートな感じに飾られています。
戦没者記念館は写真撮影禁止でした。
中には、第一次世界大戦で亡くなった兵士約14万人と、第二次世界大戦で亡くなった兵士5万人、その後の戦争などで亡くなった兵士達の名簿が置かれていました。
エディンバラ城、見終わるのに3時間半くらいかかりました。
敷地はさほど広くないんですが、展示物が多いのと、オーディオガイドのボリュームが多い。有料なだけある。
ただ、オーディオガイドの日本語訳が下手過ぎるので、集中しないと全然意味が取れませんでした。エディンバラ城を見た事が無い中学生が訳した日本語みたいな。それ、実物見てたらそんな訳には絶対ならないよね?と思う事がしばしば。訳の質は今まで聞いたオーディオガイドで一番残念な感じでした。
本当はもう一個くらい博物館行けるかと思っていましたが、もう16時近いし疲れたので終了。旧市街地を通って帰ります。
今日はもう食べたい物無いし、朝食がガッツリしていたので、サラダとポテチを買って来て宿で食べました。
あと甘い物が食べたかったのでクッキーと、スコットランドに来てからやたらと見かける「タブレット」と言うお菓子。
タブレットのお味は・・・
一言で言うなら洋風のようかん。水ようかんじゃなくてようかんの方。めちゃくちゃ濃くて甘い。少しシャリっとしています。
これは・・・このサイズは一気に食べれんわ(;^ω^)
ファッジもそうでしたけど、イギリスのお菓子って「登山用のハイカロリー携行食かな?」と思う謎のお菓子が多い気がします。端的に言うとおいしさが分からない。ボクはイギリスの飯がマズイとは思わないけど、イギリスのお菓子は確かにマズイ。美味しいのはクッキーくらいです(;^ω^)
さて、明日は早朝に空港に移動して、イタリアのピサに飛びます。イタリア旅行再開です。ピサには昼到着の予定。では今回はこれにて(=’ω’)ノ
コメント
おつかれさまでした
駄洒落なしのまとも( ´艸`)
大量の写真ありがとうございますm(__)m
思い出しました小雪の中の砲台や牢獄や
城の抜け穴…… 寒さで記憶が飛んでいた
んですかねヽ(#`Д´#)ノあほか~
なにしろスコットランドのウヰスキー
醸造所めぐりツアーだったのでそち
らが主(。_・☆\ ベキバキ
極悪レートの海外ATM増加中・・・・
と言うブログがあって海外旅行時の
お金確保時の参考にしなくてはと
http://www.card-user.net/2271.html
>>沙門さん
寒かったらのんびりオーディオガイドなんか聞いてられなかったろうな~と思うので、暖かくて良かったです。まぁ人が多くてうんざりはしましたが・・・。
>>匿名さん
そうそう、その記事は1年半ほど前に旅行者間で出回って共有されたやつです。
って、ツイッターの方をご覧になってこっちにコメントしてます?まだATMの話書いてないっすw