オラー!
今回はボリビアのラパスを走っているミ・テレフェリコに乗って空中散歩しました!
ミ・テレフェリコとは
ミ・テレフェリコ(Mi Teleferico)は直訳すると「私のロープウェイ」。交通渋滞がひどく、しかも市内の標高差が激しすぎて地下鉄を引く事が出来ないラパスに導入された都市交通です。文字通り普通にロープウェイです。
2014年に最初の路線が開業してからよほど好評だったのか、ものすごい速度で路線が増えて行き、今では10路線とかよく分からないくらいあります。
朝はトイレがヤバくて起きました。大の方です。
たぶん、標高5,000メートル以上で食べた物、何一つ消化してなかったと思うんですよ。絶対活動してなかったですもん胃。
それでも高い場所では腸も活動してなくて出て来なかったモノが、活動再開と同時に降りて来てしまった感じでしょうか。キッチリ1時間に1回出て来て、午前中に合計4回出て来ました。もちろん未消化の形態で。
朝はチーズと、ワイナポトシの残りのお菓子を食べました。
ワイナポトシ、いっぱいお菓子持って行ったんですけど、山で食べたのは2口サイズのチョコバー1.5個だけでした。よって、お菓子が激余りしました。
そう言えば、日本にいる時トレイルランの大会でも、自分で用意した補給食の半分も食べないみたいな事がよくあって、大会後に超余ったお菓子類(くちゃくちゃ)の処置に困ってたんですよね。適切に補給できるようになりたいものです。
昼近くなるとようやくお腹の調子も収まって来た(と言うか出すモノが無くなった)ので外出。ラパスに来てからどうしても乗りたかったミ・テレフェリコの駅に向かいます。
10月20日には運休していた駅も、今日はこの通り。
そう言えば、筋肉痛はまるでありません。マチュピチュ翌日の方がまだ痛かったです。
ミ・テレフェリコの路線図。
ミ・テレフェリコは路線ごとに色の名前が付いていて、この駅はLinea Morada(紫の線)のUtjawi駅。なので駅の外観もロープウェイのゴンドラも紫色。とてもわかりやすい。
チケットは窓口で購入。1回乗車で3ボリビアーノ(≒47円)。
ボクは試してないのですが、ネットの話によるとこのチケットはどの路線のどの駅で買ったチケットでも使えるようです。
話は前後しますが、乗換駅のチケット売り場の配置がすごく不親切で、「乗り換えは2階であるのにチケット売り場が1階にしか無い駅」や「乗り換えで2階から3階に行ったらチケット売り場が1階で、3階から1階まで往復する羽目になる駅」などがあったので、ボクみたいに1日でミ・テレフェリコに乗りまくる人は3枚くらい一気に買った方が良いかもしれません。責任は取りませんけど。
乗客も多いですが、ゴンドラもバンバンやって来て、乗客は次々とゴンドラに吸い込まれていきます。
中は至ってシンプルで、向かい合った木製の長椅子と、カベに緊急連絡用のボタンが付いているくらいです。
大きさ的には詰めれば10人くらい座れそうに見えるのですが、どうやら定員は6人と決めているようでした。
では出発!
さんざん歩き回った地区の真上を通ります。
これは・・・楽しい!(;゚∀゚)-зムハー
RPGで初めて空を飛ぶアイテムや呪文を手に入れて、今まで冒険してきたマップの上を飛ぶような快感があります。これは楽しい。
斜面を上り切って平地エリアに入ってしまいましたが、1つ駅を挟んで、まだロープウェイは続いています。
よく見るとゴンドラ上部にはソーラーパネル。
あれでロープウェイの動力の一部でもまかなっているんでしょうか。
Linea Moradaの端の駅まで来たので、またチケットを買い直して折り返し。
それにしても、人んちの庭や屋上、上層階のベランダなどが丸見えなので、何か問題が起きないのかと心配してしまいます。
今度はLinea Plateada(銀の線)に乗り換えます。Linea Plateadaはラパス中心部を見下ろす盆地の縁を沿うように走っている路線。
すげぇ・・・都市交通を利用しているだけとは思えない絶景。
絶景を背景に、乗客は全員スマホをいじっています。
そうか・・・慣れるとこれが当たり前になってしまうのか・・・。日常の風景なんだよな・・・。
Linea Plateadaの端、Mirador(展望台)駅に到着。その名に違わず、ラパス中心部を見下ろせる駅です。
これがただの駅の風景か。
次はLinea Amarilla(黄色の線)に乗り換えて中心部に向かって下ります。
Mirador駅がけっこうな崖の上にあるので、ゴンドラが駅から出た時に下腹部がヒュンとしました。ちょっとしたアトラクション。
遠くに見えるシルエットが、最初に利用したLinea Morada(紫の線)。
Linea Moradaの方は比較的緩やかな尾根の上を走る路線だったので、長い時間のんびり景色を楽しむならあっちの方が良いです。Linea Amarillaはアトラクションっぽいのですが、傾斜が急過ぎてあっと言う間に降りてしまいます。
中心部のビル群を横に見ながら通り過ぎます。
スポーツ施設が見えたり、
軍事施設が見え・・・えっ!?
良いのかそれで。軍事施設が観光客のカメラに収まっちゃって良いのか。強いなミ・テレフェリコ。
都市をこんな角度から見るなんてなかなか無いです。
次は最後の乗り換え、Linea Celeste(水色の線)。
そろそろ色のネタが尽きかけてませんかね。色シリーズは意外とネタが尽きて困るんですよね。シャーマ○キングの表紙タイトル色(毎巻違う色だった)でそんな小話があった気がします。「ネタが尽きて金色にしちゃったらその後が更に困った」みたいな話。
Linea Celesteはまたおもしろくて、なんと橋の下をくぐって谷のような所を通ります。
途中でLinea Blanca(白の線)と交差するのも立体感が楽しい。
最初に乗った駅の近くまで戻って来ました。
ミ・テレフェリコ観光終了~。
めちゃくちゃ楽しかったです。予想を遥かに上回って来ました。こんなに楽しい都市交通が他にあるだろか。
今回乗ったのはこの範囲。
もっと胃腸の状態が良ければ、丸1日かけて全路線制覇しても良いくらいです。もう本当に楽しい。今日は合計5回の乗車で15ボリビアーノ(≒236円)でした。アトラクションや観光と思えば破格の安さ。最高かよミ・テレフェリコ。
宿に戻りつつ、銀行が集まるカマチョ通り(Avenida Camacho)でUSドルを引き出せるATM探し。
思ったより見つからないな、と思っていたら、4軒目のBanco Mercantil Santa Cruzで手数料7USドルでUSドルをおろせるATMを発見。手数料が高いので悩みましたが、引き出し上限も高かったのでここで降ろしてしまいました。
800USドル(≒86,888円)を手に入れた。
個人的に、引き出し額に対して手数料が1%程度なら許容範囲。冷静に考えると1回のATM引き出しでカード会社の手数料110円がかかってくるので、引き出し上限額が1万円未満のATM(アフリカに多い)だと1%より高い手数料を取られてしまっているわけです。
南米はドルの偽札が多い(ATMから出てくる場合もあるらしい)ので、ちゃんとATMからのレシートは取って、お札はその場で念入りにチェック。8枚ともデザインに差異は無く、透かしもちゃんと入っていました。よほど精巧でない限り本物でしょう。
最後に宿の近くで昼食。この距離なら食後にお腹の調子が急変しても大丈夫なはず!
15ボリビアーノ(≒236円)の昼食で、サラダバーが付いていました。
お腹の調子がアレなので1皿だけしか取りませんでしたが、野菜うめぇ。
スープはCrema Verde。
“緑のクリーム”の名前の通り、緑がかった濃厚なスープ。何が入ってて緑なのかよく分からないけど美味しい。
メインはポヨ・オルノ。直訳”焼いた鶏肉”。
またこう・・・ちょっと予想と違うのが出て来ました。
チキンはわかる。イモ2種類もまぁ予想の範囲。バナナを皮ごと焼いたのは何ですかこれ。
この前のラパスプレートもそうでしたけど、ボリビアはとりあえず何でも丸ごとオーブンに放り込む習慣でもあるんでしょうか。
見た目に反してチキンは甘辛い味付けでかなり満足。イモもジャガイモの方はホックリしていて美味しいジャガイモでした。
しかし、小さいほうのイモは安納芋みたいなねっとり感と甘さだし、バナナはもちろん甘いしで、なんでチキンと同じプレートにのっているのかよく分からない感じでした。これがボリビア流なんだろか。
デザートはアロス・コン・レチェ。
あースペインによくあるデザートで・・・と思ったら、本当に甘いミルクに炊いた米を入れただけって感じでした。スペインとかで売られているのはもっとミルク部分がクリームっぽいのですが・・・。自家製だと確かにこうなりますよね。
宿近くの露店でふわふわしたスポンジケーキにクリームを挟んだお菓子を買って宿に戻りました。2ボリビアーノ(≒31円)。
カスタードクリームを半透明にしたみたいな。何のクリームか分からないけど甘さ控えめ。
明日はウユニに移動します。では今回はこれにて(=’ω’)ノ
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