アルゼンチンのエル・チャルテンからチリのプエルト・リオ・トランキーロに移動(2020年1月10~11日)

オラー!

今回はアルゼンチンのエル・チャルテンからチリのプエルト・リオ・トランキーロに夜行バス+ミニバス移動しました!

今回の移動。860kmくらい。遠っ!




フィッツロイから帰って来た翌日。昨夜は20時くらいに寝て、今朝は6時半くらいまで寝てました。

えらい薄暗いですな。風が強くて小雨のぱらつきそうな天気。これだと、今朝のフィッツロイは全然ダメでしょう。昨日の絶好の天気が未だに信じらんない。

昨日買ったパンがあんまり美味しくなかったので、チェダーチーズを溶かしたスープに沈めてしまいました

これならどんなパンでもうまくなる。

エル・チャルテンから国境のロス・アンティグオス(Los Antiguos)行きのバスは夜21時発なので、まだ12時間以上あります。とりあえずまったり荷物を片付け。

もう帰国までキャンプはしない予定なので、空気漏れが直らないエアマットはここで捨てて行きます

 

あと中南米では(放し飼いの犬問題のせいで)もう走る事は無いと思うので、タイで買ったランニングシューズもここで捨てて行きます

実は先日マテ茶セット1組とマテ茶葉1kgを買い貯めたおかげで、荷物の容量がカツカツなのです。RPGで言う所の「もちもの が いっぱいで これいじょう もてない!」と言う状態。

 

10時にテントを畳んでチェックアウト。キャンプサイトの掘っ立て小屋は宿泊客でごった返していて座る場所すら無く、また昨夜からずっとWi-Fiも死んでいるので、パソコンを持って外出。Wi-Fiのあるカフェを探しに行きます。

 

めちゃくちゃ風が強いんですけど。なんだこれ。

エル・チャルテンの町は主要道以外は未舗装路なので、風上を向くと砂ぼこりと言うか砂利が顔に当たります。痛い痛い痛い!!!

実は天気が良ければエル・チャルテンの町からもフィッツロイが見えるようなんですが、全然見えません

 

で、あちこち歩きまわってWi-Fiのあるカフェを探したんですが、3軒見つけて内1軒は休業、残り2軒は旅行者で中も外も満席。満席どころか床に座ってる人すらいました。

ボクと同じくパソコンを持って作業している人だらけです。この町、Wi-Fi完備のカフェのキャパシティが全然足りていないのでは???

カフェを探して強風の中を1時間半歩き回りましたが、座れるカフェは見つからず。

仕方ない、キャンプサイトに戻ってオフラインでひたすら文章を打つか・・・とキャンプサイトに戻ると、Wi-Fiはしっかり復活していました。ボクの1時間半の放浪は何だったんでしょう。

 

半日たっぷり作業(ブログ)をして、17時にザックを全て持ってキャンプサイトを出発。

お、風が弱まってるし晴れています。

午前中に来て満席だったカフェは、17時台は誰もいませんでした

あまりにも誰もいないから閉店間際かと思いましたが、営業時間は21時まででした。

今日はまだ朝食以降何も食べていないので、まずは腹ごしらえ。レモンタルト200ペソ(≒367円)とエンパナーダ4個240ペソ(≒440円)。

エンパナーダは3つって言ったつもりだったのに、なぜか4つになっていました。

エンパナーダ・カルネ(肉)。

外側が揚げないタイプなのであっさり美味しい。

エンパナーダ・ハモン・イ・ケソ(ハムとチーズ)。

ハム&チーズのエンパナーダはたいていチーズがみっちりパターンが多かったですが、ここのはハムの割合の方が高いです。

で、お楽しみレモンタルト。

酸味と甘みとタルトの重厚感が最高。注文する時はケーキ2個行っちゃおうかなどと一瞬思いましたが、レモンタルトの上のクリームがなかなか重くて後半きつかったので、レモンタルトだけにして良かったです。

食後はまた作業して、20時に出発。バスターミナルへ向かいます。

 

フィッツロイは・・・見えそうで見えない。

 

5分足らずでバスターミナルに到着。

 

左に見えているバス会社が、3日前にロス・アンティグオス行きのチケットを買ったバス会社Chalten Travel。ロス・アンティグオス行きはこの1社しか扱っていないようでした。

歯磨きしたりトイレに行ったりしながら待機。

バスはなかなか来ず、出発予定の21時を過ぎてもまだ現れません。このバスターミナルが始発のはずなのに、どこで何をやってるねん。

ぼんやりと暮れ行く外を見ながら待っていると・・・バスターミナルの敷地の端に4,5人の客が突っ立って遠くを見上げています。まさか・・・

 

あぁぁぁぁぁ!フィッツロイ!!!

だいぶ遠いはずなのに存在感すごいなぁ。標高3,405メートルらしいので、確かにそこそこ高くはあるんですけど。

バスは21時20分にようやくやって来ました。バスが遅れたおかげでフィッツロイをまた見れたので、むしろグッジョブです

 

バスの車内に、チレ・チコ(チリ側の国境の町)行きのバスの時刻表が貼られています。根回し周到。

 

出発前に食事が配られましたが、ボクはもう寝るので明日の朝用に保管。

バスは21時45分に出発。窓からは最後までフィッツロイが見えました。つくづくフィッツロイに愛された滞在でした。

フィッツロイが見え無くなり次第ボクは就寝。眠かったのであっと言う間に眠りに落ちました。

 

 

1月11日。5時30分に目が覚めました。

いやー、約8時間の間に1度も起きませんでした。夜行バスでしかも隣に人がいて狭いのに、ものすごい熟睡しました。夜行バスでこんなにしっかり寝たのは初めてかもしれません。身動きすらしなかったようで背中と肩がカッチカチですが。さっそく昨夜もらったサンドイッチなどをもそもそと食べます。

南米のバスはたいていバス車内にトイレが付いてるんですが、このバスはトイレは使用できない状態になっていました。ちょっと困るんですが

7時、途中のどこかの町に到着。

バスターミナルだったので「トイレトイレ!」とバスを降りましたが、バスターミナルの建物が閉まっていて入れませんでした。ガラス戸の向こうにトイレが見えているのに・・・。

8時、ロス・アンティグオスに到着

トランクに預けていたザックを受け取るより先に、トイレに走りました。セーフセーフ。

このバスターミナル、クリスマスの飾りつけが多くて、最初外から見た時に幼稚園かと思ったくらいです。

しかしもう1月も中旬なんですが、いつクリスマスモードを解除するんでしょう。

たった2人で椅子5つを占領するゴミクズ旅行者の図

どこにでもいるんですよね、こういうクソ旅行者。

あ、クエバ・デ・ラス・マノスへのバス、ここから出てるのか・・・。

気になっていたスポットではあったんですが、個人で行きづらそうなスポットで滞在日数が足りない気がしたので、パスしたのです。ロス・アンティグオスから往復バスが出てるなら、その気になればギリギリ行けたなぁ。高いけど。

ここまで来たのと同じバス会社、Chalten Travelでチレ・チコ(Chile Chico)行きのチケットを購入。250ペソ(≒459円)。チケットの他に紙を2枚もらいます。チリの入国カードとPDIでした。

実はボクは残りのアルゼンチンペソが225ペソ(≒413円)しか無かったんですが、「あとチリペソで良い!?」と500チリペソ(≒71円)出すと、「ふふっ」と笑われましたが受け取ってもらえました

8時40分、チレ・チコ行きのミニバスがやって来ました。

8時50分に出発。席は1つを残して全部埋まっていました。これ乗れなかったら結構困るよな・・・。

アルゼンチン側のイミグレもチリ側のイミグレも、朝だからかほとんど待つことは無く、すんなりパス。ただしチリ側はけっこうまともに荷物検査があり、果物は没収されるし、薬類はけっこうガッツリチェックされていたみたいでした。ボクは何もありませんでしたが。

自分が記入したPDIの用紙は、入国スタンプがおされて帰って来ます。レシートタイプのPDIと同じく、出国まで失くしちゃダメなやつです。

 

9時50分、チレ・チコのバスターミナルに到着。

ここでようやく、今日の目的地のプエルト・リオ・トランキーロ(Puerto Rio Tranquilo)へのバスに乗れます

バス会社はここ。

 

トランキーロまで15,000ペソ(≒2,130円)※ここからチリペソ

なんとボクが最後の1席でした。ギリギリやん。これ乗れなかったら結構面倒でした。危ねぇ。

やはりミニバス。出発は10時。

最後だったので、唯一空いている最後列の通路前の席に座りましたが・・・この席ゲロ臭ぇ・・・

座席は大丈夫っぽいんですが、ボクの席の前の床に、そう遠くない過去に誰かが致したんじゃないですかね。ゲロ臭ぇ。これだから余り物は・・・。

出発前にドライバーが「だいぶ揺れるよ」みたいな事を言っていたんですが、チレ・チコを出たらいきなり未舗装路でした。チリにもこんな主要道があるのか・・・!

ずっと山の上を走るので、景色はかなりナイスです。できれば右側の窓際の席を選びましょう。

もちろん、未舗装路で山の上と言う事は、縦にも横にもわっさわっさ揺れると言う事です。なるほど、これは弱い人はゲロるわ。もしエチオピア人なら95%くらいゲロるね

 

12時20分、休憩。

 

けっこう空腹だったので、エンパナーダ購入。1,000ペソ(≒142円)。

出来立てだったのか、温めなおしてないのに温かい。中身はハムとチーズ。

途中、景色の良い湖の近くで撮影タイム

 

13時50分、プエルト・リオ・トランキーロに到着

ふいー、長かった。昨夜からの大移動終了。

トランキーロはかなり小さい町。ホテル予約サイトだと安い宿が出て来なかったので、今日は久しぶりに現地で宿探し

 

かわいい消防署。

 

宿は、数としては多いんですが、どこも自宅の空き室を貸しているようなタイプで1軒あたりのキャパシティが少ないらしく、2軒当たって満室でした。

ボクはバスから降りて他の旅行者と違う方向(中心部から離れる方向)に歩いて来たのですが、あんまりうかうかしていると中心部の宿からあぶれた旅行者がこっちに流れて来て、いっそう宿探しが難しくなりそうです。早くどこか抑えないと。

3軒目で、ドミトリー15,000ペソ(≒2,130円)の宿に当たったので、ちょっと高いけどここに決めました。

 

2階の廊下の突き当りに謎のドアが・・・

 

ドアの向こうには何も無く、下の地面が見えています。

こえーよ。なんなのこのドア。

 

早速、明日のマーブルカテドラルのツアーを予約しにお出かけ。

明日の朝9時、10,000ペソ(≒1,420円)のツアーを予約。値段はもう全部の旅行会社で揃えているみたいでした。狭い町だからそうなるわな。

外食がどこも高かったので、今日は質素にパンとチーズ。チーズはさっきバスの休憩でエンパナーダを買った店で買った物。

 

そろそろ南米滞在も終わりなので、名残を惜しんでマンハル・ブランコ

これ好きなんだよなぁ。かなり甘いけど。

ここ数日野菜を食べてないので、せめてもの気休めにリンゴ。

 

と言う事で南米最後の国境越えと夜行バス移動が終了。南米はバスばっかり乗ってたイメージでした。明日はマーブルカテドラルのツアーに参加します。では今回はこれにて(=’ω’)ノ

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