はろー!
今回はイタリアのジェノバからイギリスのロンドンに飛びました!
旅行者の間では入国審査がめちゃ厳しいと言われているロンドン。特にバックパッカーに厳しいらしい。入国審査での回答をミスると本国に強制送還されると言う、すごろくで言う所の「ふりだしにもどる」イベントが発生してしまいます。と言う事で、けっこうドキドキしながら臨みました!w
今日のフライトは14時10分なので朝は結構のんびり。昨日と同じ朝食を食べました。
今日はなぜか、割れチョコ的なのも置かれていたのですが、チョコレートはカフェインを含むため、治験の事前検診に備えて摂取できません。イタリアのチョコ食べたかった(;ω;)
10時にチェックアウトして、プリンシペ(Principe)と言うバス停へ。
ここから出ている市バス(3番)で空港に行けるらしい。
地図で言うとここ。
チケットはなぜか近くの売店で買うシステム。
チケットは1.5ユーロ(≒188円)。
でかでかと「100分」って書いてあるので、もしかして100分以内なら何度でも乗降できるのかな。ヴェネチアの船の一回券も確かそういう制度(75分乗り降り自由)だったので、あり得る話です。
3番バスはもう待機していました。
中に入って、オレンジ色の打刻機にチケットを入れて打刻。
バスは、なんと乗降口が4つあります。先頭に1つ、最後部に1つ、中央に2つです。その分座席が少なく、手すりだらけでアスレチックみたいになっています。立ち乗りメインのバスなんですな。
乗る前に見たバスの路線図に「空港」ってあったので、てっきり空港の近くまで行くのかと思えば、バスは空港から500メートル以上離れた道をそのまま通過して行ってしまいました。なんかこう言うパターンよくあるな。
それでも、停まるバス停に「空港行き」って表示があるので、「もしかしたらどこかで折り返して空港に向かうのかもしれない」と思ってしばらく乗ってみましたが、結局全然違う場所で完全に停まってしまいました。
空港から2.5kmくらい離れてしまいましたが、時刻はまだ10時50分。まぁまだ余裕です。またバスに乗るよりも歩いた方が早そうなので、歩いて向かう事に。
・・・と、先ほどバスが通り過ぎた、空港から500メートルほどの所まで来たのですが、鉄道と港と高速道路が交差しまくっている為、高架とトンネルだらけで、歩行者が歩ける状態ではまったくありません。
近くの通行人(ややハイテンション)に訊いて、教えてもらった道がこちら。
ものすごいローカルな道ですやん。国際空港に続く道に見えない(;・ω・)
この道を少し進むと、なぜか後ろから中国人のおっさんが走ってやって来て、中国語で何かを言って来ます。なんとなく「そっちに行っても空港に行けない」と言っている気がするのですが、代わりに彼の指す道は、ボクがさっきウロウロして断念した道なので絶対に違います。
なんだかえらくしつこいので、面倒になってきた所で、後ろからスーツケースを引いた白人が現れました。彼はグーグルマップの経路検索を見ながら歩いてきたようです。グーグルマップさんはこの道(ハイテンションな通行人が教えてくれた方)で正しいと言っています。
スーツケースを引いた白人がグーグルマップを開き出してるあたりで、中国人のおっさんはいつの間にか去っていました。怖えーよ。何を企んでたんだ奴は(;・ω・)
歩道は途切れたり車道を渡ったりと、えらく歩きにくかったですが、空港に到着。
「お見送りのキスは最大20分まで」
ハートマークまで出ちゃってるよwすげーイタリアらしい。
チェックインカウンター前に到着すると11時40分。時間的にはまだ余裕ですが、汗かくくらい歩きました。自分の汗に気になりつつもチェックインは滞りなく通過。
空港の売店の本屋に、「家計簿」が売られていました。
なぜ日本語・・・?一般家庭で帳簿を付ける習慣があまり無いのかな。
イミグレーションはさらっと通り過ぎてボーディングへ。
Wi-Fiも電源もあって快適でしたが、小学生の旅行とかぶってしまったようで、後から小学校高学年くらいの子供が40人くらいわらわらやって来ました。
2時間のフライトで、ロンドンのガトウィック空港に到着。いよいよ難関の入国審査です。長い列に並んで、ボクの番が来ました。入国審査官は、いかにもイギリス人って感じの、金髪に青い目の、がっしりした若そうな男性でした。ボクより年下じゃないかな。
質問は簡単な所から始まって、今日出発した空港や、イギリスに渡航の目的、イギリスへの渡航歴、職業等を訊かれました。軽いジャブですね。
審査官「イギリスには何日滞在しますか?」
ぼく「10日です」(。╹ω╹。)←誠実な顔のつもり
イギリスは、観光目的ならビザが無くても6カ月まで滞在できますが、ここで「6カ月!」とか答えてしまうと日本へ強制送還エンドを迎えてしまいます。ていうか、2週間以上と言ってしまうと一気に質問が厳しくなるようです。なんじゃそりゃ。
審査官「イギリスの後はどこに行くつもりですか?」
ぼく「ダブリン(アイルランド)に渡航します」(。╹ω╹。)←誠実な(略
実際、10日後のアイルランドへの航空券は買ってあります。治験の案内に「イギリス入国の為の、出国の捨てチケットの購入」まで指示されていて、捨てチケット代まで交通費として後で出してもらえるのです。
審査官「イギリスではどこに滞在するつもりですか?」
ぼく「えー・・・ロンドン、プリマス、オックスフォード、エディンバラ、リバプールです」
審査官「何を見るつもりですか?」
ぼく(何を!?)「えー・・・エディンバラ城と・・・オックスフォード大学・・・プリマスの・・・あ~w英語の名前わかりませぇんwww」
審査官「いつ日本に帰るつもりですか?」
ぼく(帰国日!?)「5月を考えています」
ロンドンの入国審査が厳しいのは、ロンドンに不法に長期滞在したり、不法に就労したりする人を入国させないようにするためらしいので、「帰国日がわからない」とかもアウトな回答のひとつのようです。バックパッカーはよくここで引っかかるらしい。
逆に、帰国日が近すぎると「帰国の航空券を見せて」とか言われます。と言うか、「5月」ですら「帰国の航空券は?」と言われました。「3カ月も先なのでまだ買ってないです」と答えたら、渋られましたがまぁOKだったようです。
審査官「アイルランドにはどのくらい滞在?」
ぼく「1週間ほど」
審査官「アイルランドの後は?」
ぼく(アイルランドの後!?イタリア⇒イギリス⇒アイルランドと来て自然なルートは・・・)「マドリッド(スペイン)です」
よく考えたら、ボクのパスポートには2017年11月にマドリッドからEU入りしたスタンプがあるので、これを見つけられるとまずかった気がします。まぁアフリカのビザだらけのボクのパスポートから探すのは困難ですが。
審査官「スペインにはどのくらい滞在?」
ぼく「3週間ほど」
審査官「スペインの後は?」
ぼく(最早UKじゃないじゃん!あんたの知ったこっちゃないだろ!?)「ポルトガルです」
審査官「ポルトガルにはどのくらい滞在?」
ぼく「10日ほど」
審査官「ポルトガルの後は?」
どこまで追いかけて来るのこの人!?怖いよぉぉぉぉΣ(;ω;)
これはもしかしたら、EUを出るまで追いかけて来るんじゃないかと思ったので、EUから出る事にしました。
ぼく「またスペインに戻って、モロッコに行きます」
審査官「モロッコにはどのくらい滞在?」
ぼく「1カ月ほど」
審査官「モロッコから日本の航空券は取ってないんですよね?」
ぼく「ええまだ買っていません。」
あっ、こいつ、聞いた日にちを足して「5月に帰国」と合うかどうか計算してたな・・・。全て場当たり的に回答した割には、日数の帳尻が完璧に合っていた自分を褒めたいです。
と、質問しながらパラパラとボクのパスポートをめくっている彼の手元で、でかでかとおされた1年前のモロッコのスタンプが通り過ぎて行くのが見えて、「モロッコは去年行ってるじゃないか」と言われたらなんて答えようと内心ハラハラしましたが、特に何も言われませんでした。
モロッコのスタンプ、でかい上に反対側のページにくっきり写るくらいのこってりインクなので、ボクのパスポートの中でもかなり目立つページの1つです。ボクなら、他人のパスポートでもモロッコスタンプがおされていたら見逃しません。若い審査官がモロッコの入出国スタンプを知らなくて良かったですマジで。
\\\ガチャコン////(入国スタンプの音)
この音を聞くとホッとします。えらく時間がかかりましたが48カ国目イギリス入国\\\└(‘ω’)┘////
入国審査で時間がかかったので、いつもなかなか出てこないボクの預け荷物も、すでにコンベア上を寂し気にグルグルと回っていました。
空港内には「手数料無料!」とでかでかと書かれたATMがあちこちにあったので、お金はすぐにおろせました。400ポンド(≒57,737円)をゲットした!
全部20ポンド札で出て来たー!?(;-ω-)そ
大きくないお札は便利っちゃ便利ですが、全部小さいので出てくるとかさばるし、何よりその国の通貨を全種類並べて眺めるのが趣味のボク的にはちょっと困ります。小さいお札は崩せば手に入るけど、大きいお札はATM以外から入手できませんからね。ちょっと残念です。ちなみにレバノンもATMから最高額紙幣が出て来なかったので、静かにションボリしてました。
さて、ガトウィック空港はロンドン市内から50kmだか60kmだか離れているので、ここからまだまだ移動します。
ガトウィック空港からセントパンクラス(St.Pancras)駅へのチケット。12.1ユーロ(≒1,747円)。
さて行き先表示板は・・・・・・・どこを見ろと!?(; ̄ω ̄)そ
なんか、全ての路線の、全ての停車駅が表示されてるんですよね。これでも全部入り切ってないようで、チラチラと画面表示が切り替わりますし。どの路線に乗るかも分からない状態で、この中から1駅を見つけ出すのはけっこう難しい。
なんとか見つけると、2分後の便があったので、急いでホームに降りました。
間に合った。
乗客は超少ない。
16時4分とかに出発の便で、セントパンクラス駅には17時5分くらいに到着しました。ほぼ1時間。
まだだ、まだ終わらんよ。ここから更にメトロで移動です。
フランスでも見かけましたが、この駅にもピアノが置かれていて、えらく楽しそうな事になっていました。
2人でピアノを弾いて、更にタンバリンを持ってる人が1人。みんな結構な年齢の方々ですが、みんなノリノリです。
メトロにはオイスターカードって言う、交通系ICカードを購入して乗ります。
オイスターカードは券売機で買ってチャージも出来ました。当たり前っちゃ当たり前ですが、表示が何もかもデフォルトで英語なので、たいへん分かりやすいです。他の国だと、まず言語切り替えのボタンを探さないといけませんから。探しても無かったりしますし。
しかし、地下鉄がまた分かりにくくて、同じホームに複数の路線の車両がやって来るんです。次発はA路線、次々発はB路線、その次はまたB路線みたいな。
と言う状況を、その場で見極めて・・・乗車!あーこれであと2,30分で宿の最寄り駅に到着・・・と油断しちゃったんですよ・・・20分も乗った所で、逆向きの便に乗った事に気付きました。
すぐに降りて逆向きの便に乗りましたが、おかげで合計1時間もメトロに乗る事になりました。
最寄り駅に着くと真っ暗。19時近くです。
右上の月がえらく明るい。
駅から300メートルほど歩いて宿に到着。疲れたしお腹空いた・・・(ヽ´ω`)
宿の人に教えてもらって近くのスーパーに行くと、なんとCOOPでした。イタリアが追いかけてきた。
コープでレンチンの食事を買って来ました。
イギリスはレトルト食品すらマズイって話ですが、COOPならなんとなく質が良さそうです。パッケージにイギリスの国旗が付いてますが。
チキンシチュー。2.6ポンド(≒375円)。
奥のパンは、中東風のピタパンです。
期待通り(?)チキンシチューは普通においしかったです。まぁボクがお腹空いてただけかもしれませんが。
と言う事で、無事イギリス入国!長かった。
明日は早速治験の事前検診です。では今回はこれにて(=’ω’)ノ
コメント
(`・ω・´)なぜ中華・・・繁殖能力が高いのか
ttps://theryugaku.jp/1807/
ttps://gigazine.net/news/20180720-balti-birmingham/
>>ログボさん
ジェノバもめちゃくちゃ中国人多かったですからね~。観光客じゃなくてだいたい居住者っぽかったですけど。100メートル歩けば必ず出会うくらいの確率。
その下にしれっと書かれているURLw
審査官とのやり取りは臨場感あって面白ろかったo(^_^)o
でもよくスラスラと嘘ハッタリが出てきますね⁉️
伊達にに2年間も旅してない…と言うところですかね。
さーすが!woltさん^ ^
>>baumさん
やってる時は冷や汗たらたらでしたけどねw
ハッタリが上手なのは・・・そういう遺伝子なのでは・・・。