【ボリビア】コパカバーナのセロ・カルバリオに登ったり教会に行ったり(2019年10月14日)

オラー!

今回はボリビアのコパカバーナを見下ろすセロ・カルバリオに登りました!

 




 

宿泊には朝食が付いていました。

1泊48ボリビアーノ(≒752円)で、ダブルベッドの個室にバスルームが付いていて、しかも朝食まで付いて来るなんてすごい宿です。でもパンは2個欲しかったかな

食後は向こう2週間の予定を立てたり、バスのチケットを取ったりしていました。10時半くらいに外出。

 

公園のような広場には地元民が憩って・・・憩ってる人数がちょっと多過ぎる気もします。みなさん何をなさってるんでしょう。

 

さて、今日はコパカバーナの北側にあるこの山に登りまーす。セロ・カルバリオ(Cerro Calvario)と呼ばれていまーす。

目測だと、コパカバーナの町との標高差は150~200メートルってところですかね。コパカバーナが標高3,800メートルを超えているので、こんな小さい山でも頂上は4,000メートルくらいになってしまうわけですけども。

なんだろうこのウンk・・・変な宗教施設みたいなの。

 

登るルートはいくつもあるみたいなんですが、ボクは地図アプリMaps.meに載っていた、一番近いルートを登って行く事にしました。この安易な判断は大失敗だったことがすぐに分かりますが。

ちょっと上がるとこんな感じ。

 

湖にはボートがいっぱい浮いています。

昨日からちょいちょい画面に写っていつつも説明するタイミングを逸していたんですが、この湖はチチカカ湖(Lago Titicaca)と言って、ペルーとボリビアの国境にまたがる巨大な古代湖です。

どのくらい巨大かと言うと、琵琶湖の12.5倍の面積と、32.5倍の貯水量を誇ります。しかも湖自体の標高が3,810メートル。なんだかもう想像を絶するスケールの湖です。

ちなみにボクの好きな音楽アーティストである“猫叉マスター”“Tree in Lake~消えたチチカカの木~”と言う曲を作っており、名前の通りチチカカ湖をイメージした曲と言われています。異国感あふれる良い曲です。旅に出たくなります。検索して聴いてみて下さい。

 

さてガシガシ登ります。山の中腹までは道も分かりやすくて良かったんですが、

 

感覚的に七合目あたりから、よく分からなくなって来ました。

 

ちょっと上ったり下りたり、平行移動したりしながら、登れそうなルートを探します。

 

感覚的に八合目。異変に気付き始めました

ゴミ多くね?

もう少し歩くと、ルートはハッキリ見えるようになりました。ルートがきらきら光るゴミの道になっているので。

いや・・・これおかしくね?

しかも、ゴミの半分以上がビール瓶なのです。

丸ごと転がっているのはまだしも、当然割れている物もいっぱいあります。かなり急な登りですが、うっかり岩を掴む事もできません。ましてや転んで手なんか付こうものなら病院行きなので、慎重に歩きます。

しかもビール臭い。こんだけ転がっているので、おそらく中身が残ったまま捨てられている物も多いんだと思います。

もう引き返そうかどうしようか悩みつつも、頂上が目の前に見えているので進みます。

ようやく頂上に到着。疲れた・・・精神的に疲れた。

セロ・カルバリオは7つの十字架が並んだキリスト教の宗教施設です。造られたのは1946年ごろと比較的最近。

しかし、もともとのアンデスの宗教と混ざっているので、参拝の仕方はけっこう風変りみたいです。なんか祭壇に登ってますし

ふざけてるようにも見えないので真面目に何かやってるんだと思いますが、ちょっとビックリしました。

敷地の縁に黒い箱がいっぱいならんでいたり。

どうやら中にローソクを立てるみたいで、近くにローソク売りの露天商がいました。

これなんか完全に初見です。棒の先に石がいっぱい入った小袋をぶら下げています。

いったいどんな意味があるのかさっぱり分かりませんが、キリスト教の施設で見た事無いのは確かです。

頂上は狭いですが、露天商の占める面積が意外と広い。今はブルーシートで覆われていますが。

ここは夕陽を見るのに有名なスポットなので、夕方から人が増えるんじゃないでしょうか。

で、おそらくあの山の斜面に落ちていた大量のビール瓶は、サンセット~夜景を見に来た観光客や地元民が頂上から投げ捨てた物だと思います。

ゴミ箱ちゃんとあるのにねー

あのビール瓶投げ捨てた人達の家にその10倍のビール瓶投げ込んでやりたい。んで家の中で全部割れろ。

 

昼間でもじゅうぶん景色は良い。

 

コパカバーナはこの画面に収まっている範囲でほぼ全てです。小さい町。

 

あそこはさっき「憩う人たち多過ぎ」と思いながら通り過ぎた広場。

 

あの白いのは教会。後で行きます。

町との標高差が低いので、1人1人の動きまでよく見えるのがなかなか楽しい。視力2.0もあれば、知り合いくらい識別できるんじゃないかな。

町と反対側も見れますが、こっちは何もありません。

 

頂上にはなぜか犬がちらほら。

犬はこの景色を何だと思ってるんだろう。

下山は、山の東側のちゃんとしたルートを降ります。普通に階段でした。

こっちから登ってくりゃ良かった・・・。階段ルートは、子供連れの家族や、若いカップルが登って来るくらいイージーなコースでした。あのビール瓶の苦労はいったい・・・。

階段の途中にもちょいちょい十字架があるんですけど、なぜかラクガキだらけです。

ビール瓶もそうだけど、コパカバーナはあんまり住民のガラが良くないのかなぁ。歩いている分にはそんな感じはしないのですが。

キリスト像は柵で囲われているからか無事。

 

あっと言う間に町まで降りて来ました。

セロ・カルバリオに登る旅行者のみなさんは、くれぐれも南からのショートカットコースではなく、東からの階段コースを登るようにして下さい。ビール瓶だらけの道はシャレにならんです。

 

忘れないうちに、明日参加するツアーのチケットを取っておきます。

“太陽の島”と”月の島”のツアー。8時30分~16時30分のほぼ丸1日のツアーで35ボリビアーノ(≒549円)でした。旅行者の間ではけっこう評価が割れているツアーなので楽しみです。

 

次は、さっき上から見た教会へ向かいます。広場にはなんかカラフルな旗

 

これが上からも見えた聖母教会。意外と大きい。

残念ながら、建物内は完全に撮影禁止でした。

聖堂内の様子をボクなりの言葉で表すなら、「仏壇を巨大にしてキリスト教風にした感じ」です。なんか金ぴかでゴテゴテしていました。

あと、他の教会であれば観光客は立ち入れないであろう、奥にある普段使いっぽい小さい聖堂や、ちょっと事務的なエリアまで全て見学できたのが面白かったです。小さい聖堂ではミサ(?)をやっていました。

最後に扉だけ撮影。

 

次は通りすがりに市場へ。

 

肉とそれ以外の商品を同じ面に並べているのはちょっと・・・。(写真中央に巨大な生肉)

隣の店でも肉と他の商品を同じテーブルに並べて売っていました。このパターンは今までで初めてです。いくら気を付けていても、生肉を触った手で関係ない商品を触ったり、逆に他の商品を扱った手で生肉を触ったりもするだろうし、どちらにせよこの店では何も買いたくないな・・・

市場のほとんどの店にはシャッターが下りていました

月曜は休みが多いのか、祝日か何かなのか、それとも元々この規模なのか・・・。

犬が落ちてる

コパカバーナの町中はほとんど車が通らないので、道の真ん中で寝ていても轢かれないんでしょう多分。

 

看板に「trucha(鱒)」と書かれていた安食堂に入りました。

食堂内のテレビでは、エクアドルの暴動のニュースが流れていました。

けっこうな暴動をバックに、なぜか赤いノースリーブのワンピースを着た女性リポーター現地実況していて、「そんな装備で大丈夫か?」と聞きたくなりました。

ケガ人をズルズル引きずって道端で手当てしていたりと生々しい映像が流れていて、しばし釘付けになりました。エクアドルのキトはボクはすっ飛ばしてきましたが、中南米を縦断する旅行者がよく通る街でもあるので、今回の激しい暴動にはやや驚いています。

それはさておき、10ボリビアーノ(≒157円)のメヌー1品目、ソパ。

素麺みたいな麺やジャガイモがいっぱい入っていました。

2品目、トルーチャ。

えぇー!思ってたトルーチャじゃない(|||´Д`)

なんかよく分からん小さい魚です。日本で釣り道具とキャンプ道具持って自転車旅行していた時によく釣って食べたなこう言う魚。

やっぱり安食堂だとちゃんとした鱒は出て来ませんね。明日はケチらずに高めのレストランに行こうと思います

 

宿に戻る途中で買ったゼリー。1ボリビアーノ(≒16円)。

何味かよく分からないゼリー。冷やしたらおいしいかも。

 

夕方は宿の屋上からサンセット。

 

セロ・カルバリオの方に目を凝らしますが・・・そんなに人多くないような・・・数人しか見えません。

言うほど人気スポットでも無いのかな。

チチカカ湖に日が沈むのかと思えば、遠くの山向こうに沈んで行きました。

 

明日は太陽の島と月の島ツアーに参加してきます。では今回はこれにて(=’ω’)ノ

コメント