でなね!
今回はエチオピアのハワサから首都アディスアベバに移動しました!
本日の移動。
3泊4日かけた、ナイロビからアディスアベバへの大移動、最終日です。
朝は5時20分くらいに宿を出て、真っ暗な中をてくてくとバス会社に向かって歩きました。
大通りに出ると、バスステーションに向かって歩く人達がいっぱいいたので、その流れに乗って行きます。
バスステーションに近付くと、客引きがわらわらいて騒がしくなって来ました。
客引き「HEYフレンド!どこへ行くんだ?」
ぼく(うわー来た来た。しつこくて面倒なタイプと見た)「・・・アディス」
客引き「そうか!アディス行きのバスならこの奥だぜ!」
うざい客引きは、勝手に引っ張って行ってチップを請求したりマージンを取ったりするのですが、そんな様子はありません。
ぼく「うん?あ、ありがとう。アディスっていくらくらいで行けるか知ってる?」
客引き「うーん、130ブル(≒524円)くらいだったと思うな。」
ぼく「わかった、ありがとう」(客引きだけど普通に良い人や・・・)
バスステーションの奥の方に行くと、「アディスアディス!」と言っているバスが2台いました。客がいっぱいいる方は、ドア周りに群がっている乗客たちだけでもう満席になりそうな感じだったので、まだ7,8人しか乗っていないバスの方へ。
バスに近付くとすぐに、まだ成人にもなってなさそうなくらいの男の子が、バスのトランクを開けてくれました。
また荷物代とかなんとか言われるのかなと思いつつザックをトランクに入れましたが、何も言われませんでした。
バスに乗車すると、前のバスからあぶれた乗客がドドっと乗って来て、15分くらいで満席になりました。この時間帯、アディスアベバ行きの客はめちゃくちゃ多そうです。
バスは5時50分くらいに発車しましたが、バスステーションの出口でバスが詰まっていて、実質出発できたのは6時10分。
バス車内はまだ暗いですが、さっきの未成年に見える男の子(正式なバス乗務員だったみたい)が、チケットを配り始めました。暗くて揺れる車内で、手書きで1枚ずつ、チケットに日付や料金を書き込んでいます。
あれですよ、こう言う手書きチケットは不正ができてしまうので、たいていボクにだけぼったくり価格を・・・
134ブル。
チケットには134ブルと書かれていました。隣の乗客のチケットを覗き込むと、同じ料金が書かれています。交渉も何もなしで、いきなり適正料金だと・・・(;・`Д・´)
150ブル払うと、きっちり16ブルのお釣りを返してくれました。エチオピア恒例と思っていた早朝のバスバトルはありませんでした!!!
少し明るくなると、近くの乗客がお菓子の袋を開封して、ボクにもちょっと分けてくれました。
ナッツと・・・この小さいのは何だろう?とよく見ると、
_人人人人人人人人人人人人人_
> 小さいコーヒー豆!!! <
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄
色が薄いし小粒ですが、コーヒー豆の形をしています。炒ってあるだけで何も味はついていませんが、食べるとごくごく僅かにコーヒーの香りがします。
すごいですね、さすがコーヒーの産地エチオピア。育ってないコーヒー豆はおやつとして食べるようです。
昨日はうんざりするほどあった検問は、ハワサからアディスアベバ間には1つもありませんでした。
道路も良くなり、アディスアベバには10時半に到着。善良なバス乗務員には10ブル渡しました。
アディスアベバのバスステーションは、街からかなり離れた場所にありました。今日行きたい宿までは20kmくらいあります。
しかし、宿までの移動にはアテがあるのです。それは“アディスアベバ ライトレール”。2015年に開通した、アディスアベバのメトロです。
Googleマップで探すと、最寄りのKality駅まで5kmでした。
バスステーションの出口付近には、やっぱりタクシードライバーがいっぱい待ち構えていました。
ドライバー「HEYフレンド!どこへ行くんだ?」
ぼく「Kalityのトレイン・ステーション」
ドライバー「タクシーはいらないか?」
ぼく「ミニバスはあるかなぁ?」
ドライバー「トレイン・ステーションならそこの道を渡ったミニバスステーションから行けるぜ!」
ぼく(めっちゃ良い人やん!?)「ありがとう!」
驚くほど華麗な引き際です。むしろ彼の生活が心配になってしまいます。
ミニバスステーションで周囲の乗客に「ここからトレイン・ステーションには行ける?」と尋ねると、何人かが「行けるよ」と答えてくれましたが、その中の背の高いおじいさんが、通り過ぎようとしていた乗合タクシーをさっと止めて、ドライバーとちょっと会話した後、「これに乗りなさい」と言ってくれました。
ちょうど、後部座席に乗客が3人乗っていて助手席が空いており、今からトレイン・ステーションに向かう所だったようです。
トレイン・ステーションまでは荷物代込みで50ブル(≒201円)でした。タクシーを止めてくれたおじいさんは40ブル(≒161円)と言ってたので、そっちが地元民価格だと思うのですが、せっかく止めてくれたのだし、10ブルくらい目をつぶる事にします。
多分ミニバスだともっと安く行けますが、どれもぎゅうぎゅう詰めだったので、ザックを持っていると多分キツイです。
Kalityのトレイン・ステーション到着。
道よりも少し低い所にホームがあります。
チケット売り場は、ホームから道路を挟んで東側にありました。
宿の最寄り駅“Atikilt Tera”へ行きたいと言って、チケットを購入。なんと6ブル(≒24円)。
ここから直線距離でも15kmくらいあると思うんですけど、そんな価格で運んでもらって良いんですか!?(;・∀・)
駅のホームに入る時に荷物検査があり、ザックの中身までえらく丁寧に検査されたのがちょっと面倒でした。
駅のホーム。
もう造られて3年経過しているはずですが、まだ全然キレイですね。アフリカは放っておいたらあっと言う間にゴミだらけになってしまうのが普通なので、この様子だとちゃんと維持されているようです。
予想はしていましたが、中国が建設した物みたいです。
電車がやって来ました。
2両しかありませんが、かなり静かで、ヒュイーンって音を立てて動きます。走行速度はゆっくりめ。
車内には液晶ディスプレイ。
この写真を撮った後、次の駅でどどっと人が乗って来て、あっと言う間にぎゅうぎゅう詰めの満員電車状態になりました。そりゃ、6ブルならみんな乗るわな。
久しぶりの満員電車はけっこうツラいものがありましたが、Atikilt Tera駅に到着。
ここから目的の宿までは1kmくらいなので、歩きます。
電車に乗っている途中は、バラックみたいな街並みが並んでいるのも見えましたが、この辺は都会です。
迷う事無く目的の宿Baro Pensionに到着。
欧米人がちらほらいました。外国人に有名な宿みたいです。
チェックインしてすぐに外出。まずは昼飯。インジェラセット45ブル(≒181円)。
そうそう!こう言うのが食べたかった!
昨日や一昨日の、炒めたひき肉ドーン!も美味しかったのですが、肉の量が多過ぎて胃もたれしたので、こうやって野菜多めのプレートの方が嬉しいです。発言が年寄りくさいですね。
中央のひき肉以外は、全部野菜でした。キャベツやビート、ジャガイモや豆、トマトやニンジンなど。なんとなく南インドのミールスを思い出しました。野菜も肉も摂れて満足度の高い昼飯でした。やっぱり都会は食事の質が高い。
飯屋を出て20メートルほどで、コーヒーを飲んでいるエチオピア人達に呼ばれました。
一緒にコーヒーを飲みます。5ブル(≒20円)。
昨日飲んだコーヒーは強烈に酸っぱかったですが、ここのコーヒーはそうでもありませんでした。店によってけっこう違うようです。
近場を少しうろうろ。
解体中っぽいビル。上が重そうな割には、柱が細くて不安な見た目です。
アディスアベバ、想像していたより都会です。
何か月も前から楽しみにしていた、トモカ・コーヒーにやって来ました。
外観は寂しいくらいシンプルですが、
内装がカッチョイイ!!!
右上の時計は8時を指していますが、エチオピア時間の8時です。通常の時刻だと今14時です。
育ち具合の違うコーヒー豆でグラデーションを作っています。
一番下の白っぽいのが、今朝食べたやつくらいですね。
コーヒー16ブル(≒16円)とブリオッシュ25ブル(≒101円)。
さて本格的なエチオピアコーヒーの味は・・・めちゃくちゃ濃くて複雑な味がする。
複雑な味と言うのは、よくよく味わうと”酸味らしき味”なのですが、なんかこう酸味が深く濃くなり過ぎて酸味と呼べない味になってしまった感じの味です。
キリマンジャロコーヒーは一口目で「これうまい!!!」と思う味でしたが、エチオピアコーヒーは一口目は「なんだこれ!?!?」と言う感じで、飲み終わり頃にようやく美味しいような気がしてくる味でした。ボクはキリマンジャロコーヒーの方がおいしいと思いましたが、もしかしたら、毎日飲んでるとハマってしまうのはエチオピアコーヒーかもしれません。
ちなみに、トモカコーヒーは東京の代々木上原にもあるので、興味がある方はぜひ行ってみて下さい。[外部リンク]トモカコーヒー(日本)
さて、明日はダナキルツアーの申し込みに行こうと思います。良いスケジュールで他のグループに入れてもらえると良いのですけど。では今回はこれにて(=’ω’)ノ
コメント
喫茶店で今日はどこどこのコーヒーです。と言われても?現地レポート付きだと判る気がする。現地で飲むコーヒーが一番だろね!
>>y.kujimeさん
ぼくも元々コーヒー詳しくありませんでしたが、これであと南米に行ったらかなり種類に詳しくなれそうです!
帰国したら飲み比べてみたいですね~。
解体中のビル?
外壁の仕上げが見えない事、中のスラブの下面がカビている感じに汚れている事などから、工事の途中で資金繰りがつかなくなって、そのまま現場が止まったまま少なくとも三年以上経っている・・・というイメージに見えますね。
フィリピンや中国に行くとこういう現場を散見します。
>>道草亭ペンペン草さん
建築途中で長年ほったらかされるケース、一瞬そうかと思ったんですが、こんな一等地であり得るのかと書くのを躊躇してしまいましたwあるんですねw