【アルバニア】ジロカストラ城と旧市街をちょろっと歩く(2019年6月9日~14日)

みらでぃた!

今回は世界遺産のジロカストラの街を歩きました!

 

ジロカストラとは

ジロカストラ周辺に人が住み始めたのは鉄器時代(紀元前1000年前後)と言われており、かなり古くから街が形成されていたと言われています。

3世紀頃に町に城壁が造られ、6~12世紀は城塞が建設されました。15世紀からはオスマン帝国の一部になり、今も旧市街にはオスマン様式の建物が残っています。世界遺産に登録されたのはこのオスマン帝国時代に造られた街並みです。

と言う事で、今回はジロカストラ城と旧市街を歩きました。



まず6月9日~13日の話をすると、能動的な事は何もしてません。ずーーーーーーーっとアニメ見てました。

ジロカストラに着く前はゲームしようとか思ってたんですけど、ゲームやる気力すら無かったです。最初の3,4日はツイッターもほとんど開かないくらいで、本当にずっとアニメ見てました

もちろん外出も最低限。宿から徒歩2分のスーパー以外の場所に行ってませんし、スーパーにすら行かない日もありました。なおこの間の外食はゼロ。ひたすら自炊で健康的な食事をしてました。人とあいさつするのすら最低限にしたかったのです。

 

外界との関りを断ち続けて丸5日、6月14日にようやくジロカストラの観光に出てみようかな、と言う気になったのでお出かけ。

ジロカストラは山の斜面に張り付いているような街で、宿はその一番ふもとにあります。旧市街やジロカストラ城はもっと上。1kmほど急坂をのぼります

ただの民家なのに、えらくゴツくて高さのある家が多いです。

石造りで3~5階建てと言うのがアルバニア南部の伝統的なスタイルのようで、新しい家もその形に引っ張られてるんじゃないかなと思います。そう言う今滞在している宿も、家はそんな古くなさそうだけど3階建てです。

 

ジロカストラ城に着く頃には頭から汗びっしょりでした。湿度が低いからさほど暑さは感じないのですが、意外と気温が高いのかもしれません。

 

どこから入るんだろう。この坂かな(絶対違う)。

 

違いました。

 

ちゃんと車が通れる道が入口でした。

 

入場料は200レク(≒201円)。

 

城は洞窟の中みたいにひんやりしています。風通しも良い。

唐突に小さい庭みたいなスペース。

 

庭の中には小さい小屋。

中には棺が2つあって、嗅いだことないお香の匂いがしました。

屋内の大半は軍事博物館になっていますが、照明が暗過ぎてほとんど写真に写りません。

 

屋外へ。

 

なぜか米軍のジェット練習機(T-33)も展示されています。※日本語のジロカストラ紹介サイトには「戦闘機」と表記されている事が多いですが、T-33は第二次世界大戦後、主流になり始めたジェット戦闘機に慣れるために広く使われた練習機であって戦闘機ではない。

1957年、アルバニアの首都ティラナ近郊の空港にある日突然この機体が着陸し、パイロットは機体を置いてアルバニアから帰国機体はそのまま・・・と言う出来事があったらしい。

アメリカの説明は「フランスのシャトールー(フランスの中央付近に位置する街)からイタリアのナポリに飛行中、濃霧で方向を見失って燃料も尽きたので着陸した」と言う事ですが、アルバニアでは「アメリカのスパイではなかろうか」と言う憶測も飛んだりしたそうな。(アルバニアは第二次世界大戦後、共産主義の時代があった)

アルバニアに着陸した理由も、パイロットが機体を置いて帰った理由も不明ですが、まぁ仕方ないので軍事博物館にでも置いておこう、と言う事で、ここジロカストラ城に移されたようです。

機能品はすべて取り去られていて、残っているのは外側と車輪だけです。

中身はどこに行ったんだろう・・・。

城は高い場所にあるので、ジロカストラの街が一望できます。

本当に山の斜面にある街です。

 

城は街の端なので、反対側は山々しています。

 

城は意外と雑草が生い茂っていて、これはこれで情緒があります。

が、歩き回っているうちにいつの間にかふくらはぎを変な虫にさされていたみたいで、この記事を書いている時点でものすごく腫れてるわ痛いわで悩まされています。

遠くから見てドームの骨組みかと思いましたが、よく見たら舞台ですね。

 

あれが城の端、時計台。

 

なぜか下の建物と時計台が微妙にねじれているのが気になる。

 

時計台の中には入れませんが、下に降りる事は出来ました。

 

あ、ここはボクが最初間違って登って来た門ですね。

 

城のエントランス方へ戻って、途中でジロカストラ城博物館へ。

ここは入場料が別料金でまた200レクかかります。

1階は民族衣装やジロカストラの歴史の展示。

 

わかりにくいですが2階への階段があり、2階は軍事博物館の続きになっています。

銃とか剣とか人が持って使う武器や装備がメイン。

更にわかりにくい場所にありますが、監獄エリアも見れます。

第二次世界大戦後、共産主義政権だった頃に政治犯が収容されていたそうです。

 

ジロカストラ城を出て、旧市街に降ります。そこに見えている石屋根のあたりが旧市街

 

旧市街は、思ったより観光地観光地していました。

道路は石畳の全面貼り換え工事中

だいぶ風変りな・・・見ていて不安になる建物があちこちに。

ポキッと折れて落ちて来そう(;・∀・)

ただ、空き家も多かったです。

世界遺産に指定されたエリアに住むって言うのはいろいろ面倒なんだろうなー。

旧市街は狭くて、まぁ旧市街の外にもいろいろありそうではあったんですけど、引き上げて帰る事に。

 

ジャガイモとパプリカとキノコと鶏肉とミックスベジタブルをオリーブオイルで炒めた物。

こういう食事が体調的には一番良い。

 

さて、明日は次の行動の予定を立てて、6月16日には移動かなぁと思っています。気が乗らなければもう1日延長するかもしれませんが。では今回はこれにて(=’ω’)ノ

コメント