【アラスカ】フェアバンクスのダウンタウンとノースポールをうろうろ(2020年2月5日)

ハロー!

今回はアラスカのフェアバンクスを徘徊した後、ノースポールの宿に移動しました!

そもそも情報が少ないアラスカ個人旅行

今回アラスカにはオーロラを見に来たわけですけど、実はオーロラ以前にちゃんと旅行できるのか自信がありません。と言うのも、個人でしかも格安でフェアバンクスでオーロラを見に行ったと言う情報が、どこにも無いんです。

フェアバンクスでオーロラ鑑賞するにあたり、一番ネックとなるのが移動。フェアバンクス市内では夜が明るすぎてオーロラが見えづらい(らしい)ので、どうしてもフェアバンクス市内から離れて郊外へ行く必要がある(らしい)んですが、個人旅行だとその郊外への移動が一番ネックになってしまいます。

そのため、個人旅行の場合、多いパターンは以下の3つ。

  1. オーロラ鑑賞を目的とした郊外の高級ホテルに宿泊(ホテルからの送迎がある)
  2. オーロラ鑑賞を目的とした郊外の安価~中級ホテルを予約し自力(レンタカー)で移動
  3. フェアバンクス市内のバックパッカー宿に泊まり、別途オーロラ鑑賞ツアーに参加

①は1泊200~300ドルもするため却下。②はレンタカーを借りれない(ボクは日本の免許証すら既に失効)のため却下。③は悩んだんですが、毎晩深夜までオーロラ鑑賞ツアーに参加する労力を考えると憂鬱にしかならなかったので却下。

と言う事で、おいおい説明しますが、ボクはボクのやり方でオーロラ鑑賞に臨むことにしました。ボクが探した限り日本語の情報は無いので、どうなるかはお楽しみです。



フェアバンクスの空港のベンチで、朝6時20分くらいに目が覚めました。スーツケースの高らかなホイール音で。時々やたら音のうるさいスーツケースあるけど、なんなんでしょうね。

腹減った。さっそく昨日機内でもらったおやつ。

どれも素朴で美味しいスナック菓子でした。

 

6時50分、防寒着フル装備で外へ。

さむーい・・・けど思ったほどでは無いかな。今のフェアバンクスの最低気温はだいたいマイナス17℃前後くらい。厚着すりゃ全然大丈夫な感じ。

さて、移動の足が無いボクの作戦のかなめは、フェアバンクスの市バス。MACSバスって言うらしいんですけど。フェアバンクスには平日通年走っている市バスがあるので、まず空港からもその市バスで出ようと思います。

・・・と思ったら、空港のバス停の場所がわからなかった(今思うと、出て右に歩いて行き、空港の建物の端あたりがそう)ので、1つ空港から離れたバス停まで来てしまいました。

ボクの常識では「雪国のバス停はしっかりしている」なんですが、屋根もベンチも無い歩道にバス停の看板がピョッと立っているだけでした。鬼か

 

・・・あれ?カメラが起動しない

あぁ、バッテリーがちょっと減ってたから、この気温だと動かないのか。バッテリー交換・・・っと。

・・・『カードが異常です』

そう言えばSDカードの動作保証温度はマイナス10℃だったか・・・。メーカや個体によっては普通に動作したりもするらしいですけど、このカードはダメみたいです。

つまり、5分以上写真を撮らない場合は、バッテリーとSDカードは外して体温で温めておかないといけないって事ですね。めんどくさいな!

 

市バス(イエロー・ライン)の始発バスは、時刻表通り7時12分にやって来ました

「どこに行くの?」と聞かれたけど、降りるバス停がいまいちわからなかったので、「レッド・ラインかブルー・ラインに乗り換えたい」と言うと、1DAYチケットを発行してもらえました。3ドル(≒329円)。

フェアバンクスの市バスは1回の乗車で1.5ドルなので、2回以上乗るなら1DAYチケットを発行してもらった方が良いです。

“UAF Wood Center”と言うバス停で降りました。

暗くて周囲の様子が分かりませんが、どうも大学の敷地内?かすぐ外かのバス停みたいで、暖房付きのしっかりしたバス停がありました。

熱源が見当たらないので不思議でしたが、たぶんこの天井の板がもわっと暖かいんだと思います。

 

あった、バスの路線図や時刻表。こう言うのが欲しかったんですよ空港で。3週間前に公式HPで見た記憶を頼りにここまで来る事になるとは思いませんでした。

 

路線は全部で8路線(レッド、ブルー、イエロー、グリーン、パープル、グレー、オレンジ、ブラウン)あり、各路線のルート図と時刻表がそれぞれパンフレットになっています。

ここで全路線のパンフレットをゲット。なお、各路線のパンフレットはバスの中にも置かれていました。

ブルーラインだったかレッドラインだったか(どっちでも良い)に乗り換え。

イエローラインはあまり乗り降りがありませんでしたが、この路線はちょいちょい客が乗り降りしていました。

空港から1時間20分ほどかけて、とりあえずの目的地「トランジット・センター(Transit Center)」に到着。



 

ここは、フェアバンクスの市バスの8路線中6路線が集まるバスターミナルで、なおかつフェアバンクスのダウンタウンにあります。ベンチもトイレも暖房もあります。神か

今日予約している宿はAirbnbの民泊で、18時以降でないとチェックインできないため、とりあえずダウンタウンに出て来て策を練りたかったんです。

まずは喉乾いたから水が欲しいんですよね。スーパーは近くにあるかな・・・。無いね。ダウンタウンなのに大きいスーパー近くに無いね???

唯一、小さめのCOOPが600メートルほどの所にありそうだったので、COOPに行ってみましょう。

8時半でようやく空が明るくなり始めました

てっきり雪深くて歩行困難かと思っていましたが、普通に歩けます

車道と歩道の間に人の背より高い雪の壁があるんじゃ・・・とも思っていましたが、それも全然無いです。だた、雪がめちゃくちゃ細かくてサラサラだからか、踏むと「キュシッキュシッ」っと高い音がして、ちょっと寒気がします

ただの町中なのに、なんだか幻想的に感じるのは雪のせい・・・?

雪が空の色に染まって、上も下も青くてすげーきれい

COOPに到着

中は普通の食品スーパーなCOOPではなく、例えるなら駅にある成城石井のような、ちょっとこだわりの品を揃えましたみたいな小さい食品店でした。

入店しようとしたら入れ違いに出て来たおじさんから「おはよう!」と声をかけられてびっくりしました。

入店したらすぐに店員が「何かお探し?」と話しかけて来たので、せっかくなので水売り場に案内してもらいました。

うろうろしているとまたすぐに別の店員が「何か手伝う事ある?」と声をかけて来ましたが、もう何も探してなかったので断りました。

店内にイートインスペースがあったので椅子に座ると、隣でコーヒーを飲んでいた初老の女性が「フェアバンクスに住んでるの?」と尋ねて来ました。

・・・・・この5分くらいの間にめちゃくちゃ話しかけられてるんだけど???客引きでもない一般人にこんなに話しかけられるのは、たぶんギニアとかそのくらいです。なんなんだこの密度は・・・?

 

さっきお菓子食べたのでお腹空いていたわけではないんですが、昨日1日お菓子しか食べてないようなもんだったので、なんだか人間らしい食事がしたくなりました。ただしこの巻いたサンドイッチは7.99ドル(≒877円)もしますけど。

あー、でも値段高いだけあって美味い。ローストビーフとチェダーチーズがみっちり入っています。これは値段分の美味さ。

さっき話しかけてきた初老の女性、ふと見ると、テーブルに眼鏡とポシェット(貴重品入ってるのでは・・・?)を放置して、トイレかどこかに行ってしまっていました。日本の地方のコンビニだって、イートインに貴重品置いてトイレに行く人はいないですよ。アメリカってそんなんで大丈夫なんだっけ・・・?

 

30分ほど温まって、再度外へ。

やっぱり綺麗だ。単にボクが雪を見慣れていないだけなのかもしれませんけど。

今度はダウンタウンの中心に向かって歩きます。

ダウンタウンと言いつつも、そんな言うほど都会じゃないと言うか。なんか銀行の建物ばっかり目立つんですけど。フェア”バンクス”(Fairbanks)だもんね?

そして地元の人達は、割と薄着です。

上着は厚めのを着てるんですけど、下がスカスカジーパンの人も多いです。

そういやメキシコで会った北海道在住50年の人が「マイナス20℃くらいまでならみんなジーパンさぁ。ヒートテック下に着たりもするけど。女の子なんかミニスカート履いとるしね~」って言ってたけど、確かにそんな感じみたいです。なおボクは今、タイツ、ダウン、トレッキングパンツの3層です。北国の人つおい。

アイス・ミュージアムとやらが地図上にあったので来てみましたが、冬季は閉館しているようでした。

 

チェナ川まで来てみました。

雪でみっちり埋まっていて川ではないw

何度でも言うけど綺麗。

しょっちゅうSDカードとバッテリー取り出して温めてるので、撮るのはすんごい面倒ですけど。

ネットで「フェアバンクス市内だと明るすぎるのでオーロラは観測しづらい」と読みましたが、この町ってそんなに夜明るいのかなぁ。これが一番建物が密集している場所。

そんな明るくなりそうな要素が見当たらないんですけど。もしかして、郊外のロッジに客引きしたいツアー会社の方便なんじゃないのか。

歩いている分には体は寒くないのですが、30分を超えたあたりで足先がジンジン冷たくなってきました。市バスのトランジット・センターに戻り。

トランジット・センターは暖かいしベンチもいっぱいあるので、寒けりゃとりあえずここに戻って来れば良いです。

フェアバンクスのダウンタウンが意外と時間潰せないので、隣町のノースポールに行ってみようかな。と言う事で、45分後のグリーン・ラインを待ちます。

 

トランジット・センターの掲示物を見ていると・・・あっ、フェアバンクス⇔アンカレッジ間のバスあるじゃん!

いくら検索しても、「冬季はフェアバンクスとアンカレッジ間のバスは無いので、鉄道(週末のみ)か飛行機しかない」と言う情報しか出て来なかったんですが、ちゃんと通年のバスあるじゃん!

ただし直通ではなく、途中のTokと言う町で乗り換えみたい。ちゃんと乗り継げるタイムスケジュールになっているので、朝出発して夜にはフェアバンクスからアンカレッジ(あるいはその逆)に到着する事が出来ます。料金は通しで買うと160ドル(≒17,570円)。高いけど、鉄道より5千円ほど安い。でももう鉄道予約しちゃったからな。

グリーン・ラインに乗ってノースポール(North Pole)へ向かいます。

 

ノースポールの中心部で降りようと思っていたら、がっつり寝過ごしてしまい、なんだかよく分からない所で降りてしまいました。


んん。どこだここ

ただ、同じところで降りた観光客らしき夫婦は、何か目的の場所があるようでスタスタと歩いて行ったので、少し離れて付いて行ってみる事に。

 

うぉぉぉぉ!トナカイ!トナカイが飼われてる!

初めて実物見た。でかい。何あの体格。野生のイノシシよりも強そうなくらいです。

トナカイを通り過ぎると・・・巨大なサンタさん。

 

その向こうにあるのは、サンタクロースハウス(Santa Claus House)


観光客夫婦はこの建物に入っていきました。

外観から中が想像できないな。なんだろうここ・・・とドキドキして入ると、大きな土産物屋さんでした。

 

ミッキームース

 

年がら年じゅうクリスマスまでのカウントダウン(0.1秒単位)をやっている、クリスマスカウンター。

クリスマスまであと323日11時間59分47.6秒。楽しみだな~(棒読み)。

サンタグッズはともかく、アラスカグッズがいっぱいあり、パーカーのデザインが良かったので買おうか悩みつつ・・・何も買わずに出て来ました。ここはグリーン・ラインのバスで宿からすぐ来られるので、ちょっと冷静になってからまた来よう

徒歩でノースポールの中心部に戻って来ました。

フェアバンクスよりも雪が深めなので、ザックを持って歩くとそれだけでトレーニングです。昼でもマイナス10℃前後のはずなんですけど、なんか汗かいてきた。もう昼過ぎだし、どこかに落ち着きたい。

マクドナルード♪

本場アメリカのマクドナルト、せっかくなので入ってみましょう。

バターミルクチキンのセット。12.17ドル(≒1,336円)。出て来るの超早くてびっくりしました。

なお飲み物はドリンクバー制。紙コップをもらって自分で適当に入れに行きます。お茶なんてヘルシーな飲み物は無くて、ファンタ、コーラ、ゼロコーラ、スプライト、ドクターペッパー、トロピカル何とかみたいなフルーツジュースでした。

これがバターミルクチキンらしい。どんな巨大なのが出て来るかと思えば、普通に小さかったです。

 

中身ズレ過ぎやん。

あっ、でもこれかなり美味いですよ。外側のバンズが高級バターロール並みに柔らかくて香ばしい。バターミルクってバンズの事だったのか。揚げチキンも柔らかくてジューシー。野菜もフレッシュ。マクドナルドの中では、フランスと同じくらいレベルが高い

美味しかったけど、日本と比較するならビッグマックの方が良かったかな。でも美味しかったな。こんなマックなら時々来るわ。

 

マクドナルドのWi-Fiが快調だったし、ドリンクバーも利用できるので、ここで夕方まで居座る事に。日記などをポチポチ書いたりしました。

びっくりしたのが、客のマナーの良さ。みんなキッチリ自分のゴミはゴミ箱に捨てて行くのはもちろん、テーブルや床もさほど散らかさないため、ホールの掃除がほとんど入りません

結局このマックに5時間居座り、その間にホールの清掃(テーブル拭きも含む)は1度しか入りませんでしたが、それでも十分キレイな状態でした。思ってたアメリカと違う・・・!

 

18時5分、マクドナルドを出るととっぷり日が沈んでいました。

宿の周りは何も無さそうなので、ここでマック正面のスーパーマーケットに入って買い物

買い物を終えて、バス停へ。

ベンチはあるけど屋根は無くて、雪に埋もれかかっています。なかなかスパルタなバス停です。

イルミネーションはまだクリスマス仕様・・・

と思ったけど、サンタクロースハウスが近いから、もしかしたら年中ああなのかもしれません。

 

バスに乗って、宿の近くで下車。バス停から更に800メートルほど歩いて本日の宿に到着

Airbnbのホストは留守で、それは事前のメールで連絡が来ていたんですが、「犬が2匹いて吠えると思うけど、私の部屋かガレージに入れておくので安心してください」って書かれていたはずなのに、来てみると1匹が玄関前にいて、猛烈に吠えて追いかけて来るので、家にまったく近付けないと言う苦労がありました。

さいわい、ボクの他に客(長期滞在っぽい)がもう1人室内にいて、その人が吠えまくる犬を中に入れてくれたので、19時30分くらいにようやく入れました。犬のせいで20分ほど為すすべもなく外に突っ立っていて寒かったです。

 

19時時点で月が高い位置で煌々と照っていたので、オーロラが見れるとしたら深夜だなと思い、目覚ましを2時にセットして20時半くらいには就寝。長い一日だった。

 

明日から昼はぶらぶら、夜はオーロラ待ちです。では今回はこれにて(=’ω’)ノ

コメント

  1. アキ1 より:

    おおおおフェアバンクス!!!
    アルバート・ナップさんというヒゲで日本語喋れる方いらっしゃいませんでしたか!!???

    • wolt より:

      >>アキ1さん
      フェアバンクスのどこにですかw
      いくら地方とは言え村じゃないんだから、適当に歩いて特定個人に会うのはそうそう有る事じゃないでしょう。