旅行者が少なく、ローカル色が濃い西アフリカ!ボクが訪問した西アフリカ(モーリタニア、セネガル、ギニア、コートジボワール、ガーナ)の旅行を通して食べた料理の中で、お気に入りの食べ物を5つ選びました!
西アフリカのお気に入り食べ物5選
5位_ファタヤ
食べた場所:セネガル
セネガルのファーストフードの代表がこちら、ファタヤです。たいてい100円以下で食べれます。セネガルのレストランや安食堂に三角形の揚げパンが置かれていたら、ファタヤと思って間違いありません。
揚げパンを割って、間にひき肉やスクランブルエッグ、フライドポテト、トマトケチャップをあふれるくらい挟んだ食べ物。
具はお店によってちょっとずつ違いますが、共通するのは外も揚げ物、中も揚げ物と言うジャンキーなおいしさ。毎日はキツイですが、週に1回くらい食べたくなるクセになるお味。
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4位_ヤッサ
食べた場所:セネガル
セネガルの代表的な料理。ご飯の上に煮込んだタマネギソースをどばーっとかけた料理(別皿で出てくる事もある)。たいてい上に魚か鶏肉がのります。
タマネギの甘みとコショウなどのスパイシーさのバランスがナイスな料理。ベースはたいていマギーブイヨンなので、どこで食べても外さないお味です。タマネギ好きなら絶対気に入ります。
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3位_グレン・ソース
食べた場所:ギニア、コートジボワール
グレン・ソースは「ヤシ油で煮込んだ料理」の事なので、厳密に言うと1つの料理を差してるわけではないです。
ギニアを中心とした地域では、「ヤシ油」と呼ばれるオレンジ色の食用油がよく料理に使われます。ボクが見た中では一番使うのはギニア、その次がコートジボワール、セネガルではあんまり見かけず「セボン」と呼ばれる料理で唯一使用されていました。
ボクが特に好きだったのは、ヤシ油で菜っ葉(たぶんイモ類の葉)を煮込んだ料理。ギニア各地、田舎から都会に至るまで路上のあちこちで食べられます。て言うかそれしか選択肢が無い事もあります。
油にどっぷり浸かっていますが、不思議とくどさはありません。ヤシ油の独特の風味が一番良く感じられる料理。ボクはかなり好きでした。
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2位_ワチ
食べた場所:ガーナ
ガーナの代表的な路上ファーストフード。
豆ごはんの上に、生野菜、ガーリックパウダー、なぜかパスタ麺、辛味噌のようなタレ、魚の煮物orフライ、ゆで卵等をのせた料理。豆ごはんや生野菜で健康志向かと思いきや、ガーリックパウダーをどばっとのせるので、一気にジャンキー度が上がります。店によっては魚の揚げ油をかけてくれて、更にジャンキー度が上がります。
全部のせてセットではなく、のせてほしい具を注文して、それによって値段が決まります。例:豆ごはん(2セディ)+ゆで卵(1セディ)+生野菜(1セディ)=合計4セディ
路上に、ガラスケースにパスタ麺と生野菜を置いてる露天食堂があれば、それは間違いなくワチ屋さんです。割と朝から晩まで営業しているので、ボクみたいに変な時間に食事する人にはとても便利。
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1位_アチェケ
食べた場所:コートジボワール、ギニア
実を言うと、ボクの中で2~4位は大差無いのですが、1位のアチェケはぶっちぎり。
アチェケはコートジボワール料理ですが、ギニアの中部より東でも時々見かけます。
アチェケはキャッサバを粒状にして発酵させたものを、米のように炊いたものの事を言います。飲食店で「アチェケ」と言うと、アチェケの上に生野菜(定番はトマトとタマネギ、店によっては+アボカドや青唐辛子)、辛みそやタマネギの煮物、魚のフライをのせて、最後に魚の揚げ油をまわしかけて塩を振った物が出てきます。
シンプルな料理なんですが、ボクはこれが最高に気に入りました。今まで旅行中に食べた料理の中でも五指に入ります。
このアチェケ、単体ではほのかな酸味があって、うまく炊けてる店ではもちもちと弾力があり、何より油・魚との相性がバツグン。
1回、素のアチェケを買って帰って、缶詰のオイルサーディンをのせて食べたんですが、これだけでもかなり旨かった。とにかくアチェケそのものに油と魚が合いまくるのです。最初に考えた人は天才過ぎる。
コートジボワールにはもうそんなに用は無いのですが、アチェケ食べる為だけに再訪しても良いと思えるレベルでした。
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番外①_西アフリカの共通料理:ピーナツソース
西アフリカはとにかくピーナツが多い。そしておいしい。
そのまま食べてもおいしいんですが、どう見てもあり余るほどあるピーナツは、当然料理にもよく使われます。セネガルからガーナまで、どこでも出てくるのがピーナツソース。
セネガルではマーフェと呼ばれ、比較的粘度の高いピーナツソースが白ご飯にかけられたり添えられたりして出てきます。
ギニアではさらっと薄めで、ヤシ油を混ぜたピーナツソースが白ご飯にかけられて出てきます。
コートジボワールでは、ピーナツソースで煮込んだ魚が、白ご飯に添えられて出てきます。
ガーナではちょっとピリ辛のスープのようなピーナツソースに、オモトゥオなどのもちもち系主食を放り込んだ物が出てきます。
こうやってまとめてみると、セネガルから南下するほどピーナツの濃度が薄くなっていました。理由は分かりませんが気温の影響か、ピーナツの生産量(セネガルが異様に多い)に関係しているんじゃないかなと勝手に推測しています。
ピーナツ系料理は5位以内にのせるほどではありませんでしたが、どこの料理もピーナツのコクがしっかりあっておいしかったです。国によって微妙にアレンジされているのも楽しく、他の西アフリカ諸国のも食べ比べたいと思いました。
番外②_ガーナの練り物系主食
ガーナにはとにかく主食のバリエーションが多いです。
米、パン、麺類に加え、ガーナの伝統的な穀物を粒状or潰して練った練り物系主食がやたら種類が多いのです。
ボクは全部食べ切れていないと思うのですが、とりあえず滞在中に食べる事ができた練り物系主食を表にまとめました。
「おいしい」と感じたのは、フフとオモトゥオ。「おいしくはないけどまぁ食べれる」のがトゥオザーフィやバンク―。「完食がツラい」と感じたのがケンケです。ケンケはびっくりするほど酸っぱく、とてもじゃないけどおいしいと思わなかったのですが、おそらくガーナ人が一番よく食べているのはケンケです。
ケンケ以外はスープ系の食べ物と一緒に食べます。ケンケだけ焼き魚or魚のフライと、生トマトとタマネギ、トウガラシを混ぜた物と一緒に食べます。
コートジボワールでも似た料理があり、コートジボワールのフトゥがガーナのフフ、コートジボワールのプラカリがガーナのケンケに近いです。
「アフリカっぽいものを食べたい!」と言う旅行者は、そこまで強烈な味では無く、見かける頻度の多いバンク―あたりを探してみると良いと思います。
西アフリカ食べ物総評
ボクはこの記事を書いている時点でまだ東アフリカに行っていないのですが、食についてあんまり良い評判を聞かない東アフリカに比べて、西アフリカはおいしいローカルフードが多いように思いました。唯一の問題は、いざと言う時に頼れる外資系チェーン(マックやKFCなど)がほとんど無いので、西アフリカ料理が好みに合わなかったとしても逃げ道が無い事です。
ギニアとモーリタニアはちょっとバリエーションが少なくて困りましたが、それ以外の国はパンや軽食類も充実していますので、朝はパン類をあれこれ食べるのも楽しいです。
どこでも米が食べられると言うのも、日本人的にはやっぱり嬉しいものです。ランキング内にはモーリタニアが一切出てきませんでしたが、モーリタニアはお米に肉じゃがをかけたような料理など、「おいしい!」って感じではなくとも親しみやすい料理が多かったです。
と言う事で、西アフリカのお気に入り食べ物まとめでした!旅行する際は参考にどうぞ(=’ω’)ノ
コメント
西アフリカ、モロッコからガーナまで自転車で旅した者です。料理まとめを作成中この記事にたどり着き、共感しすぎてコメントしてます。個人的なトップ3もアチェケ、ワチ、プラサスだったのでなんか嬉しいです。私も東アフリカは未経験ですが、ストリートフードが口に合えば西アフリカはめちゃめちゃ楽しいエリアっていう所も同意です。
>>Heroes Asahiさん
モロッコからガーナをチャリ!良いですね!
料理の好みも合っていてうれしいですw
東アフリカもおいしくないことはないのですが、西アフリカの多様なローカルフードを知ったあとだと、東アフリカは少し単調(かなり広範囲が似た食文化)なので、物足りなく感じてしまうかもしれません。