ハロー!
今回はアラスカ鉄道(Alaska Railroad)でフェアバンクスからアンカレッジに移動・・・一応移動はしました!
今回の移動。確か東京から大阪くらいの距離だったと思います。
朝は4時半に起床。ドミトリーだったんですが、同室の宿泊客はボク以外には1人しかおらず、その1人はリビングでテレビ付けっぱなしのままその場で寝ていたので、実質一人部屋。気兼ねなく出発の準備。
下に降りて朝食を・・・と昨日買ったチーズを取りに冷蔵庫を開けると、
ボクのチーズ無くなっとるやんけぇぇぇぇぇクソガァァァァァァ/(^o^)\ウワァァァァァァァ
本旅行2度目、1年4ヵ月ぶり(ジンバブエぶり)の冷蔵庫盗難に遭いました。
とりあえず大音量のテレビの前でいびきかいているおっさんを起こして聞いてみましたが、知らんとの事。くっそー、個室の客はどこに部屋があるかすら知らんし。5時台じゃスタッフも含め誰も起きてねーし。
むなしくパンと、ちょっとだけ残っていたハチミツのみで朝食。幸いパンが単体でも美味しいパンだったのが救いでした。
チーズなー、昨日冷蔵庫に入れるかどうか一瞬悩んだんですよねー。寝室があまり室温高くなかったし、冷蔵庫に入れておくより常温の方が美味しいし。超絶後悔。
6時に出発。
そう言えば昨夜も「オーロラ可能性あるかも」とウェブカメラを時々見ていましたが、一晩中全面の曇りでした。今も曇りです。ぜんっぜん晴れねー。誰だよ冬のアラスカは晴天率高いとか言ったやつ。
宿からアラスカ鉄道(Alaska Railroad)の駅は約4km。バスが走ってるとバスで近くまで行けるんですけど、フェアバンクスのバスは日曜は一切走りません。一方、アラスカ鉄道のフェアバンクス⇒アンカレッジ線は、冬季は日曜しか走っていないため、駅への移動は必然的にタクシーか徒歩になるわけです。もちろんボクは徒歩なんですが。
暗いのと雪が心配で、4kmに1時間半くらいかかるんじゃないかと見積もっていましたが、街灯はあるし雪も深くないし、意外と普通に歩けます。
この写真の中に、
トヨタと
スバルと
ホンダが入ってるって言うミラクル。
こんなに広大なフェアバンクスの地で、なんでこんなに隣接して建てたんだろう。仲良いの?
途中ちょっと歩きづらい場所もありましたが、1時間ちょうどでフェアバンクスの駅(Alaska Railroad Depot)に到着。
・・・駅をDepotと言うのを初めて知りました。
温度差で曇った。
駅舎内は広いですが、奥半分は実質使ってない感じ。
出発時刻8時半に対してまだ7時なんですが、ボクより先に3組ほどの客が既に来ていました。
アラスカ鉄道イラスト展みたいな。
アラスカの地図。
南西方向にのびている列島もアラスカ領で、南東方向のカナダ領にちょっと食い込んでるのもアラスカ領なんですね。知らんかった。
もうチェックイン出来るようだったので、空いているうちにチェックインしてチケットをもらいました。
飛行機みたく、大きい荷物は預ける事が出来ました。
注意書きが、英語の他にドイツ語、日本語、韓国語、中国語、スペイン語。
東アジア勢多いな?と思っていたら、30分もすると理由が分かりました。
東アジア勢の客の多い事多い事。ここ写ってる人は確か全部東アジア勢です。
結局、乗客の4割くらいが東アジア勢だったかなぁ。そしてその半分は日本人でした。
土産物の中に、アラスカ鉄道のガイドブックがあったので買ってみました。5ドル(≒549円)。
中は、道中のスポット解説。数マイルおきに何かしらの解説があります。めっちゃ細かい。アラスカ鉄道の歴史も学べる代物です。
8時10分に乗車開始。
内部。
ぶっちゃけ200ドル(≒21,958円)ちょっとする鉄道だったんですが、さほど座席が良いわけではありません。
車掌さんが切符をもぎりに来て、更にパンチで穴をあけて行きました。穴の形が星形。
列車は予定通り8時に出発しましたが、乗客は総勢30名程度。客車は1両しか使っていないのに、それでもまるで埋まらない人数です。週に1便でこれじゃぁ、1人200ドルでも採算とれなさそう。
まずは探検。カフェテリア。
カフェテリアにはヒマつぶしのおもちゃがいろいろあります。カードゲームとかボードゲームとか。
列車内でジェンガは無理じゃねぇ?
列車の揺れまでがゲーム要素なんでしょうか。ゲームとして成り立つのかどうか、やってみたいような気もします。
食堂車。
食堂車は勝手には入れず、朝食・昼食・夕食とそれぞれまずスタッフが「いるorいらない」を1人1人聞いて回って、前の座席から順に、一度に食堂車に入りきる人数をスタッフが連れて行く、と言う流れ。食堂車に入ってからメニューを見て注文するみたい。もちろん食事は別料金。
あんまり探検し甲斐が無かったので、座席に戻って外を眺めます。
明るくはなって来たけど、天気わっるぅ・・・。
雪が積もってるのは当たり前としても、天気が悪いと完全にモノクロの世界です。
この路線、本来は景色が良くて観光鉄道としての意味合いが強いんですが、これじゃ何にも良くありませんね。
ガイドブックを読んだり、景色を見たり、寝たり、また景色を見たり、を繰り返しますが、あんまり変わり映えしません。
ここはデナリ国立公園のホテルが固まっているエリアみたい。
ここはなんか標高が高い山らしいんですが、ガスっていてまるで見えません。
なんかもうどうしようも無いなこれw
雪の中で立ち往生してしまっているトナカイ。
がんばって歩いているんですが、時々ずぼっと首まで雪に埋もれたりしてました。過酷だ・・・。
トナカイが埋もれるくらい雪深いのはなんとなく察していましたが、14時くらいにアナウンスが。
「積雪が多すぎるのでこの先で停車します。ただいまバスを手配中です。スケジュールは追ってお知らせします。」
ちょwwwwうわぁwww
冬季、アラスカ鉄道は毎週土曜日にアンカレッジ⇒フェアバンクス、翌日の日曜日にその車両が折り返してフェアバンクス⇒アンカレッジに戻ると言う運行をしているため、この車両が今日ちゃんとフェアバンクスを出発したと言う事は、土曜日(昨日)はちゃんと同じ線路を通ってアンカレッジからフェアバンクスまで走って来たと言う事。昨夜の内にドカッと積もったって事ですか・・・。運が悪すぎる。
しばらくするとスケジュールがアナウンスされました。列車は一応行ける所まで行って、だいたい16時半頃にストップ。そこへバスが18時に到着予定。アンカレッジには22時頃に着くでしょうとの事。
予定通り、16時半くらいに小さい駅に止まりました。
駅名:ハリケーン(Hurricane)。
あー・・・天候が荒れやすい地域なんですかね。そんな名前が付くって事は。
しかし、詫びとして、夕食がタダで食べられる事になりました。
メニュー。
ボクは朝食も昼食も来ませんでしたが、どれも思ったより良心的な値段です。夕食なんか20ドル30ドルとかするのかと思っていましたが、一番高いのが18ドル(≒1,976円)です。
その一番高いのを頼みました。
確かメニューには「牛肉のワインソース、マッシュポテト、パン、ブロッコリー」と書かれていたと思うんですが、ブロッコリーがボクの知ってるブロッコリーじゃなくてちょっと動揺しました。
量は少なめですが、塩ゆでのブロッコリー(?)はおいしいし、肉なんかプラスチックフォークでも切れるくらいホロホロ柔らか。
良いねこのハイクオリティ!量が少なくても満足できるくらい良い。
夕食自体はタダになりましたが、さすがにアレなのでチップは多めに置いてきました。
更に座席でぼんやり待っていると、車掌さんがピンバッジを配り始めました。
あ、土産物屋でピンバッジ買おうかどうしようか悩んだんですよ。ラッキー。
まともに買うと5ドル(≒549円)もします。
対応はしっかりしているし、お詫びサービスもあるし、まぁ最後まで乗れないのは残念だけど、ボク的には言う事無しです。
バスは18時には来ず、結局来たのは19時半でした。
まぁ想定の範囲内ですよね。
バスは2台来ていたので、てっきりゆったり2台に分かれて乗るか、あるいは客とスタッフで各1台ずつかと思えば、なぜか1台に全乗客とスタッフがみっちり乗る事になりました。もう1台どうするんだろう。
預け荷物の載せ替えなどもあったので、バスの出発は20時でした。
23時半、アンカレッジの鉄道駅に到着。
なんか自己顕示欲がウザい日本人のおばさんが、今日の深夜発のフライトどうなるんだろって心配してるのを車内で聞いたけど、23時半に着いて間に合うのかな。ウザかったんでどうでも良いけど。もし明日ボクが乗るのと同じルートだとしたら、23時35分発なのでもうアウトですね。
鉄道駅の周りは静まり返っていて、動く物はボクらバスから降りた乗客しかいません。もしかしたら通常列車が着く時刻(20時)ならタクシーくらいうろうろしているのかもしれませんが、23時半には1台もいませんでした。
乗客はめいめい、電話したり所在無さげにうろうろしたりしています。迷い無くスタスタと歩き去ったのは4,5名程度。
さて、ボクは郊外の最安値宿ではなく、鉄道駅から徒歩圏内のやや高めの宿を取っていたので、自力で行く事が出来ます。本来の20時着なら、宿が郊外でもバスで行けたはずなんですけど、それなのになんで高い宿を取ったんだっけか。あんまり覚えていません。
うわぁぁぁぁぁぁぁ!
あああ危ない!滑って転ぶところだった!セーフセーフ!
よく見ると、路面がどこも凍ってツルッツルです。フェアバンクスは雪は多かったものの、どんだけ踏み固められても「雪が圧縮されているだけ」って感じで滑る事はほとんど無かったんですが、アンカレッジはフェアバンクスより10℃ばかり気温が高い(それでもマイナス10℃より高くはなりませんが)ぶん、踏まれた雪がとけて氷になるようです。びっくりした。
相変わらず現在地を検出してくれないスマホですが、アンカレッジの街もちゃんと通りの名前が書かれていて分かりやすかったので、特に迷う事なく予約していた宿にたどり着けました。
ただ、歩道がどこもめちゃくちゃ滑るので、駅からここまで1.5km歩くのに30分かかりました。もう0時です。
この宿はチェックイン時間が23時までなんですが、事前のメールで「万が一トラブルなどでチェックインが23時を過ぎる場合」の指示がちゃんと来ていたので、誰もいなかったけどカードキーをゲットする事が出来ました。
1泊60ドル(≒6,587円)もするだけあって(?)用意周到ですわ・・・。
道路の向かいにあるガソリンスタンドに、24時間営業の売店が入っていたので、ジュースを買って来ました。
アラスカは北欧みたくジュースがやたらと高いので手が出なかったんですが、今日は飲んでも良いでしょ。長かったし。ちなみに2.35ドル(≒258円)です。
明日は日中アンカレッジ観光。深夜の便でいよいよ日本に向かいます。では今回はこれにて(=’ω’)ノ
コメント
いよいよ帰国!!
なんか自分の旅が終わるようで、勝手ながら寂しさを感じております…
最後?の記事楽しみにしてます!!
>>maxさん
日記はもうあと3つくらいですね~。
ボクがあんまり寂しがってないので、代わりにいっぱい寂しさを感じてください!