はろー!
今回はイギリスのリバプールを観光しました!
黄金航路―リヴァプールー
著作権元:株式会社アピリッツ出典:「黄金航路」「蒼海の武装商船」(いずれもサービス終了)
※黄金航路がよくわからない方は、こちらのページの真ん中あたりで説明していますのでご興味がありましたらご覧下さい。【リンク】はじめにご興味なければスルーして頂いても何ら支障はありません。
現在―リバプール
ゲーム的にはあんまり思い入れの無い港。イギリスが強かったからあんまりちょっかい出してない。
今朝は朝ラン。海沿いが走りやすいんじゃないかと思って行ってみましたが、
ものの見事に無骨な港湾地帯と言うか、コンテナ車やトラックがぶんぶん走りまくってるわ、工場や倉庫が並んでいて異臭がひどいわで、走れたもんじゃありませんでした。
結局大通りに逃げましたが、こっちはこっちで信号だらけ&待ち時間が長過ぎで走りにくい。
体調もいまいちで全然走れませんでした。
宿は朝食付き。とにかくシリアルとジャムがいっぱい。
シリアルとジャム、スーパーに行くとけっこう信じられないくらい安く売られてるんですよ。宿にシリアルとジャムが多いのも納得です。
朝飯を食べていると、宿のオーナーがやって来て話しかけて来ました。
オーナー「今日はどこに行くんだい?」
ぼく「そのあたりに行こうかと」(壁に貼られている観光マップを指差して)
オーナー「そういえば、ここにビートルズの記念館があるんだよ」
実はリバプールはビートルズの故郷。ファンなんかは聖地巡りにリバプールに来るらしいです。まぁボクは全然興味ないんですが。
オーナー「ビートルズは何の曲が好き???」
ちょっと待って。それは言ってみれば「好きなモビルスーツは何?」っていきなり質問するようなもんですよ。まずは「ガンダム好き?」から訊くでしょうと。
ぼく「あー、ビートルズはあんまり知らなくて・・・」
オーナー「そうかい・・・。僕は”Yesterday”が好きなんだ!」
ぼく(訊いてねぇよ!)「たぶん歌は聞いた事あります」
とりあえず、世界遺産のアルバート・ドック(最初から行くつもりだった)と、リバプール大聖堂をすすめられました。リバプール大聖堂は世界で5番目に大きな大聖堂だと言っています。※後で調べたら建築面積で世界7位でした。
と言う事で、アルバート・ドックとリバプール大聖堂に行く事にしました。
バス代節約のため、昨日バスで通った道を歩いてリバプール中心部に向かいます。
春らしい景色。
リバプール中心部を通り抜けて、マージー川沿いの世界遺産エリアに到着。
リバプールの川沿い(と言うかほぼ海)は『海商都市リバプール(Liverpool – Maritime Mercantile City)』の名前で世界遺産登録されているのです。
海商都市リバプールとは
リバプールは13世紀頃から都市建設が始まりましたが、当初はなかなか発展しませんでした。
転機を迎えたのが17世紀末。近郊のチェスター港に泥が堆積して使えなくなってきたため、港湾機能は徐々にリバプールに移動。
18世紀にはアメリカ大陸や大西洋諸島との貿易拠点としてどんどん発展しました。また、近くのマンチェスターでは綿織物が盛んだったので、19世紀になると産業革命も追い風になり、20世紀半ばまでは世界屈指の貿易港として繁栄を極めました。
ただ、第一次世界大戦・第二次世界大戦で大きな被害を受け、戦後の不況のあおりもあって20世紀半ば以降はしばらく低迷したようです。
この辺りの景色も世界遺産。
陸地から見るとよくわかりませんが、船から見ると綺麗な建物がズラッと並んでいるように見えるみたいです。
観光客用のクルーズ船。
ビートルズのショップを発見。
ビートルズ自体に特に興味は無いんですが、入ってみました。やっぱりと言うか、中高年が多かったです。
色とりどりの丸眼鏡w
確かにちょっと昔のイギリスってこの丸眼鏡のイメージあるw
海沿い?川沿い?を歩きます。よくある南京錠の縁結び的なあれ。
フランスにもスペインにもあったよなー。ヨーロッパ各地にある習慣なんですかね。
なんかジンバブエを思い出すオブジェ。
至る所におやつの販売カー。
けっこうソフトクリームが人気なんですが、天気が良いからってソフトクリーム食べる気候ではありません。今朝の気温は0℃、日中で11℃とかですよ(;^ω^)
ボクが見たかった、アルバート・ドック(Albert Dock)に到着。
アルバート・ドックは19世紀に建てられた倉庫群で、世界初の「完全耐火倉庫」と言われています。イギリスの建築って木材が多いなーと言うのは感じてましたけど、このアルバート・ドックは木を使わずに造ってみたいです。
地図で見ると、長方形に倉庫が並んでいます。
ボクはヨーロッパの貿易港と言うと全部こんなイメージだったんですが、意外とどこも綺麗にこの形になっていないんですよね。初めてイメージ通りの貿易港を見れて感激。
子供のボート教室みたいなのが行われています。水かけあってるw
一周歩いてみます。
今は、1階部分にカフェやギャラリー、土産物屋が入っていて、観光客で賑わっています。
入場料無料のアートギャラリーがあったので入ってみました。
パッと見で「ロンドンの地下鉄じゃん」と思いましたが、よく見るとスッキリしているような気がします。
1972年(だったかな?)の路線図らしいです。よく見てみると、駅名が今とほとんど違います。細かい駅はわかりませんけど、ボクが利用した事のある主要駅は全て名前が違っています。
なんでそんなにガラッと駅名変えてしまったんだろう。2003年に運行する会社が変わったから?
アートはあんまりピンと来るものが無かったんですが、動画作品でなぜか2006年の中国の蛍光管工場を撮影したものがあって、これがすごく面白くてずっと見ていました。蛍光管ってこうやって作られてるんやぁーと。
引き続きアルバート・ドックを撮りながらグルっと一周。
アルバート・ドックの北側に「海洋博物館」があったので入ってみました。入場料無料。
グリニッジ天文台近くの海洋博物館みたいに、大航海時代の博物館かなぁと思いましたが、展示内容がことごとく暗かったです。
2階はまず、ルシタニア(Lusitania)と言う客船の話。建造された20世紀初頭では世界最大の旅客船でしたが、第一次世界大戦中にドイツ海軍に沈められて1,198名が死亡したと言う悲しい船。
イギリスではよっぽど有名な話みたいで、ワンフロアの大半を使ってルシタニアの説明をしていました。
ルシタニアはさておき、船の模型が好きでした。船倉内に力が入っています。
3階は「タイタニック展」。どうも企画展っぽいです。
タイタニックが沈んだ時の航路にはリバプールは入っていない(イギリスは南部のサウザンプトンが航路に入っているのみ)んですが、タイタニックの運航会社がリバプールに拠点を置いていたホワイト・スター・ライン社だったため、資料などはここリバプールに残っています。
タイタニックの模型。
交信記録。
タイタニック内部の映像資料。
内部の映像は「全部見た事あるなこれ」と思う映像ばっかりだったので、映画はこの映像資料を元に作ったんでしょうね。
映画には一切出て来なかったシーンとしては、屋内プールの風景がありました。きっと映画の雰囲気には全くそぐわないから使わなかったんでしょうね。
2階:ルシタニア(沈没船)、3階:タイタニック(沈没船)と続き、4階はSlavely Museum。奴隷博物館でした。
まぁ、これに関してはイギリスに来て1回も目にしてなかった事がむしろ不思議だったので、あってむしろ良かった感じでした。ずっとノータッチだったらどうしようかと。
リバプールには第二次世界大戦までかなり大きな黒人コミュニティがあったらしいので、おそらくその辺の関係でここに展示があるんだと思います。
「アフリカの文化」とか「黒人の有名人」を並べてお茶を濁してる感が若干ありましたが、「これはひどいよなぁ」みたいな解説もちゃんとありましたので、まぁまぁ。
20世紀初頭の、アフリカの植民地図が視覚的にわかりやすかったです。※見づらいですが暗い赤⇒イギリス
植民地に色を付けるだけでほぼアフリカの形が出来上がってると言う。
と言う事で、海洋博物館は暗い展示が8割でした。こう言う博物館もめずらしい。
さて、また歩いてリバプール大聖堂へ向かいます。
あ、この辺ショッピングセンターじゃん。パソコンショップ無いかな・・・とGoogleマップで付近を検索してみましたが、関係無さそうな店がわらわら出て来て、全然役に立ちません。
結局、食料品から家電までなんでも置いてるスーパーで購入。15ポンド(≒2,197円)。
ワイヤレスを買ってみました。今回は断線で壊れましたからね。ワイヤレスを自分で買うのは初めて。不便な場所(山奥とか)で電池が無くなったらイヤだなぁと思って今まで避けてました。ちなみに静音タイプなので、ドミトリーの寝室で使っても大丈夫です(たぶん)。
ついでに、スーパーでクリスピークリームドーナツのドーナツを買ってみました。1.6ポンド(≒234円)。
5年前?10年前?に日本に初進出してきて、めちゃくちゃ行列が出来ている様がテレビで放映されていた気がしますが、イギリスではコンビニやスーパーにほぼ確実に置かれています。日本で言うなら山崎製菓の和菓子みたいな位置づけでしょうか。
一番オーソドックスなやつを買ってみましたが、お味は・・・ふわふわしてるなぁとは思うけど、ちょっと糖衣が甘すぎるし、食べ応えがいまいちだし、そんなに美味しくないなぁ・・・。100円以下なら買っても良いけどと言うレベル。この前の1.75ポンドのクッキーの方が美味しいし満足感ある。
リバプール大聖堂に到着。
うーん、まぁ確かに大きいな~と言う事が認識できるレベルの大きさ。例えばコートジボワールのヤムスクロ大聖堂は「あれ・・・大きいの?・・・うん?歩いても歩いても近づかないんだけどナニコレ」と言う、大きさが認識できなくて気持ち悪いと言う現象が起きましたけど、リバプール大聖堂は普通に「あぁ大きいなぁ」と思う大きさです。ちなみに高さは101メートルだそうなので、通天閣(103メートル)とほぼ一緒です。
内部は新しそうな感じで、大聖堂内にカフェや土産物屋、トイレまであります。便利で良いね!
巨大なステンドグラスが印象的。
意外と観光客は少ない感じで、ゆっくり写真を撮れました。
帰りはバスで宿へ。昨日と同じバス停から乗ったのに、今日はやたらと人が多かったです。
昨日ザックを持った状態でこんな混雑してなくて良かった・・・。
さて、明日は一気にスコットランド突入。グラスゴーに移動します。では今回はこれにて(=’ω’)ノ
コメント