ぼんじゅーる!
今回はフランスの世界遺産カルカッソンヌの城塞都市を見て来ました!
世界遺産カルカッソンヌの城塞都市とは
カルカッソンヌの町には、『歴史的城塞都市カルカッソンヌ(Ville fortifiee historique de Carcassonne)』と言う名称で世界遺産登録されている現役の城塞都市があります。
もともとこの場所には紀元前3世紀ごろには古代ローマ帝国が城塞都市を形成していたと言われています。地理的に、地中海と大西洋を結ぶ経路上にあった事から重要視され、また中世以降はスペインとの領土争いの前線にあった事から、この地でたびたび戦争が起こりました。この間に城塞はどんどん発展し、高い城壁に二重に囲まれる堅牢な城塞都市になりました。
しかし、17世紀にフランスとスペインの国境が定まると(ピレネー条約)、戦略的に重要でなくなったカルカッソンヌは放棄され、どんどん荒れ果てて行きました。現在の形は、19世紀にヴィオレ=ル=デュックと言う建築家によって修復された姿です。
なお、カルカッソンヌと言う現在の町の名前は、この城塞都市にまつわる伝説が由来です。
8世紀ごろにカルカスと言う女性がこの城塞都市の領主だった頃、フランク王国に5年間も囲まれた戦争で勝利し、その勝利を祝って町中で鐘を鳴らしました。
これを聞いた、撤退中のフランク王国軍の1人が「Carcas sonne(カルカスが鐘を鳴らしている)」と書き記したのが、町の名前の由来になったと言われています。
ってWikipedia先生が言ってます![外部サイト]Wikipedia(歴史的城塞都市カルカソンヌ)
朝はフォアグラの缶詰・・・ではなく、昨日つい買ってしまった、賞味期限切れで半額になったチーズです。
賞味期限が2月3日(昨日)まで。お値段は3.98ユーロのところが2ユーロ(≒251円)でした。これは買うしかないでしょう。そして出来るだけ早く消費しないと。
パンは良いのが買えませんでした。なんか小さな食パンみたいなの。
昨日は日曜で大きなスーパーは2軒とも閉まっており、個人商店のバゲットはすべて売り切れてしまっていたのです。ヨーロッパで小さい町の日曜日は要注意です。
あと缶に入ったマロンペーストとやら。
ジャムやチョコレートペーストと同じ棚にあったので、多分そう言う系。初めて見たのでつい。
綺麗に皿に盛ろうとしたけど30%くらいの進度で放棄した図。
チーズはおいしいですがめっちゃ固い。古くなって少し乾燥したのか、それとも元々こういうチーズなのか。あと匂いもけっこう強い。
マロンペーストは思ったよりゆるゆるでした。
普通に栗のジャムみたいでおいしい。でもこれ缶なので、フタを開けるともう封ができません。こんなゆるゆるのザックに入れたくないんですけどどうしましょう(何も考えてなかった)。
9時過ぎにお出かけ。良い天気だけど、今日も鼻がつーんとするくらい寒いです。
城塞都市は、現在のカルカッソンヌ中心部から川を隔てて1kmくらい離れた所にあります。バスもありますが、もちろん歩いて行きます。
川を渡る橋がこれまた良い雰囲気。
古くからある橋みたいで道幅が狭いので、歩行者用です。
ちょっと離れた所に車用の橋があります。
川を渡るとすぐ、城壁が見えてきました。予想よりえらく高い場所にあります。
日が高くなると暖かくなって来ました。天気に恵まれて良かった。
暖かくなってきたとは言ったけど、短パンで歩き回るほど暖かくはない断じて。
ヨーロッパの人ってなぜか短パン好きな人多い。でも脚が白いし長いので、必要以上に目立つというか、生々しいと言うか、強調され過ぎて脚だけ妖怪みたいというか、端的に言えば全く似合っていない気がします。
城塞都市の城門に到着。
えっ・・・これが女領主カルカスの像・・・?(;・ω・)そ
なんか・・・すごく残念な感じなんですが・・・特に首回りとか。顔やおっぱいなんか古代の土偶みたいです。像を作った人の作風の問題だと思いたい。
二重の城壁の、内側の城壁。城郭内に入る入口がめっちゃ狭いです。
城塞だから仕方ないけど、こんな間口が狭かったら不便だろうな。
中に入ると、普通の町が広がっています。
現役の城塞都市ってアツい!このステータスだけで5歩くらいリードしている気がします。
誰が買うんやこの土産物w
・・・ちょっと欲しい気もするけど。
城塞都市の中に、更に宮殿兼要塞だった城があります。
ここは入場料あり。9ユーロ(≒1,129円)。
オーディオガイドもあったんですが、入場料と別料金で12ユーロ(≒1,505円)もしたので、ビビってやめました。5ユーロ以下ならオーディオガイド付けるんですけど。
ここの主な楽しみ方は、広い城塞都市の城壁の上をひたすら歩く事みたいです。
城から出発し、町を囲む城壁の西側(図の水色部分)と、北側(図の黄色矢印)を歩けるようです。
まずは西側城壁へ。本当にひたすら城壁を歩くだけなんですが、形が全然一定じゃないし、景色が良いので飽きずに歩けます。
壁の内側は普通の町です。
サン・ナザレ聖堂(Basilica of Saint Nazaire)。
これも19世紀に修復されたもので、世界遺産に含まれる建築物。
円形劇場。
これも外側は古そうですが、座席は新しそうに見えるので、今でも現役で使ってそうです。
なかなか階段が多い。
塔を通るたびに、上って下っています。ハイキングくらいの運動量はありそうです。
なお、城壁を歩いて行ってもどこかに行けるわけではなく、ただの行きどまり(退場専用のゲートはある)なので、またアップダウンの激しい城壁を歩いて戻る事になります。
またお城に戻って来ました。
次は逆向き、北側の城壁を歩きます。
こちらはこれと言った大きな建物は無いのですが、民家が近く、西側とはまた違った景色が見られます。
しかし、観光客が朝から晩まで城壁を往来するのは、住民的にはどうなんだろう。庭なんか丸見えですし。
北側城壁も途中で行き止まりなので、また同じ道を引き返します。これ城壁1周まわれたらすごく楽しそうなんですけど。
またお城に戻ってきて、最後にお城の中を見学。とは言っても、お城に関しては重要な建物はほとんど残ってなくて、今ある建物は主に博物館になっています。
城塞都市の全体模型。この写真の左側が北です。
本当にキッチリ囲まれています。
この円形劇場のあたりは、さっき西側城壁の上から見ましたね。
昔の建物の装飾の一部だと思うんですが、顔芸がすごい。
こっちの動物まで顔芸。
これが当時の流行だったんかなw
城から見る城壁もまた一味違います。
どこをどう撮っても絵になる。
城を出て、城塞内の町歩き。
土産物屋や観光客向けの店もあるけど、ほとんどが普通の住居に見えます。
城壁から見えた、サン・ナザレ聖堂の中にも入れました。
今でも現役の聖堂で、日曜の午前中はミサがあるらしいです。なので日曜は観光客は12時からしか入れないみたい。
13時近くなったところで引き返しました。
雲がマンガの集中線みたいになってるの図。
天気が良くて良かったです!ここしばらく綺麗な青空を見てませんでしたからね!
また歩いてカルカッソンヌ中心部へ戻ります。
この辺りは、昔はフランスの中でも自治区扱いだったらしい。そのせいか、建物とか街並みがフランスの他の町とは少し異なる気がします。
取り返しのつかない曲がり方をしている自転車。
絵心が無い人に”自転車が角を曲がっている絵”を描かせるとこうなりそう。
中心部に戻って来ました。
サン・ミッシェル教会。
なんか、ほとんどの町に「サン・ミッシェル教会」がある気がします。日本で言う所の「稲荷神社」みたいなもんでしょうか。
スーパーで袋ラーメンを探していたら、日清の袋麺がありました。
焼きそば(カレー味)でしかも袋乾麺なんて日本で売ってないでしょう日清さん。それともボクが知らないこの2年の間に発売されたりしてる?なんでヨーロッパ独自の商品を作るんだろう。こっちの方がウケが良いんだろか(;・ω・)
せっかく部屋に綺麗なキッチンがあるので、今日は自炊。
- 鶏肉100g・・・1.47ユーロ(≒184円)
- 袋ラーメン・・・0.95ユーロ(≒119円)
- 卵4個パック・・・1.7ユーロ(≒213円)
- ニンジン(小)1本・・・0,08ユーロ(≒10円)
- タマネギ(大)1個・・・0.28ユーロ(≒35円)
- マッシュルーム(巨大)2個・・・0.62ユーロ(≒78円)
マッシュルームはこんなんです。こんなお化けマッシュルーム初めて見ました。
袋ラーメンは、日清の変な焼きそばよりも中国っぽいパッケージの袋ラーメンの方が美味しそうだったので、これを買いました。
いつも通り、これらを1つの鍋で加熱するだけのテキトーな物が出来上がり。
お化けマッシュルームは水分が多かったのか、最初は具の半分くらいがマッシュルームだったはずなのに、出来上がるとほとんどいなくなっていました。どこに消えたんや。
せっかく快適な宿だし、ここ最近ずっと移動続きだったので、午後はのんびり過ごしました。
あ、そう言えば、一切姿を見せなかった宿の管理者ですが、昨夜どこかの部屋のブレーカーを上げにやって来ました。なぜかこのフロアのブレーカーが全部ボクの部屋にあるのです。挨拶だけして、本当にブレーカー上げただけで去って行きました。人見知りが激しいタイプなんでしょうか。なんだか親近感わきますね。
さて、明日はまた移動。いったんフランスを出て、スペインのバルセロナに行きます。フランスは物価が高すぎてのんびりしづらいので、バルセロナではのんびり過ごすのが目的です。では今回はこれにて(=’ω’)ノ
コメント
>朝はフォアグラの缶詰・・・ではなく
(`・ω・´)!
ではなく( *´艸`)