オラー!
今回はドミニカ共和国のサントドミンゴでバスチケットの購入をしたり旧市街地を歩いたりしました!
朝は7時くらいに起床。サントドミンゴ、日中は蒸し暑いですが朝は意外と涼しいような気がします。蚊も少ないし。割と快適に寝られました。
この宿は朝食が付いてるので、7時半に朝食を食べにキッチンへ。
!!期待していなかったのに温かい食事がある!!!
これは良い朝食!
卵は正義。
大きな犬がやって来ました。あげないよ( ˘•ω•˘ )
小さな犬(小さくはない)もやって来ました。こいつは昨日ボクの顔に向かってクシャミして鼻水をひっかけて来た犬です。
ネコもやって来ました。動物大集合かよ。これでボクが寝そべったら涅槃図になるよ。
犬もネコもものすごくかわいいんですが、人んちの動物に勝手に食べ物をあげるのも気が引けるし、人が作った料理を犬ネコに与えるのもなんだか失礼な気がして気が引けます。なので何もあげません。気にし過ぎなのかもしれませんけど。
今日はサントドミンゴ観光・・・のつもりだったんですが、そう言えば2日後のハイチ行きの足を確保しないと、と思い出してバスを調べると、意外とバスターミナルが遠く、グーグルマップさんによると市バスで小一時間かかります。チケット買いに行くのめんどくせぇ・・・。
ちなみにキャピタルコーチライン(Capital Coach Line)と言う会社なんですが、よく見ると公式HPからオンライン予約が出来るようになっています。良いじゃん!よっしゃオンラインで・・・
ハイチ行きのバス会社が遠い(市バスで片道小一時間)
→2日後のチケット買っておきたいけど面倒や…
→オンラインチケット買える事判明(歓喜)
→オンラインチケットは3日後以降じゃないとダメです(消沈) 今ココ pic.twitter.com/RW5D762XYV— wolt@がんばらない世界一周中 (@wolt556) September 8, 2019
3日後以降じゃないとオンライン予約無理でした(;ω;)
バスの出発時刻は判明しているので、当日それっぽい時間にぶっつけで行く手もありますが、すでにドミニカ共和国⇒ペルーの航空券を買ってOUTの日が決まっている以上、バスに乗れないと後ろの予定がどんどん詰まるのでイヤです。
はぁめんどくさ・・・と思いつつも、驚いた事にグーグルマップさんの経路検索でちゃんとルートが出て来たので、それに従ってバス会社に行ってみる事に。
数日前に見たサントドミンゴの天気予報だと、向こう一週間毎日雨だったはずなんですが、普通に晴れですね。まぁ雨よりは晴れの方が良いんですけども。
グーグルマップさんの指定するバス停までは1.5kmほどの徒歩だったんですが、けっこうゴチャゴチャした地域を通ります。道端がなぜかゴミで埋まってるタイプのゴチャゴチャです。
あー、アフリカを思い出すなぁ・・・。
人の感じも車の感じも、ちょっとザックを持って歩きたくはない感じの地域です。
グーグルマップさんが言うくらいだから普通の市バスかと思えば、バス停に来るバスは全てマイクロバスorハイエース。
逆にこのバスが経路登録されている事にびっくりします。
バス番号とかも全然書かれていないので、適当に停まったバスに「テラバス?」(Capital Coach Lineの近くにあるバス会社。こっちの方が現地の人に馴染みあるっぽい)と聞くとアタリでした。マイクロバスに乗車。
30分ほどでテラバス近くの交差点に降ろされました。運賃は1回乗車で一律25ペソ(≒52円)のようでした。
あった。ポルトープランス行きのCapital Coach Line。意外と新しい建物でびっくり。
歩いている時もいくつかバス会社を見ていて気づいたんですが、どうもドミニカ共和国の長距離バスは、1つのバス会社で1or2路線しか扱っていなくて、市内のあちこちにバス会社が点在しているようなのです。何その乗り継ぎ効率最悪なシステム。
Capital Coach Lineはサントドミンゴ⇒ポルトープランス(ハイチ)の便しか扱ってないらしい。1日3便。それで1つの会社がもつのがすげぇわ。
サントドミンゴ⇒ポルトープランスのバスチケット購入。40USD(≒4,276円)。
さすが1日3便で会社を支えてるだけあって高いですね。距離は300km程度のはずなんですが。日本で4千円の高速バスチケット買ったらどこまで行けるよ?まぁバスが快適だと評判なので、バスに期待しましょう。
あとバスチケット購入くらいは全部スペイン語でいけるようになりました。簡単な要望は言えて、相手の重要な指示くらいは理解できる、くらいのレベルです。
さて、また宿&旧市街地の方に戻りたいんですが、おそらくグーグルマップには全てのバスの路線は網羅されていなくて、本当はもっと宿から近いバス停に行く路線があるんではないだろうか、と言う気がして来ました。だって走ってるバスがめちゃくちゃ多いのです。
とりあえず、1本隣の大通りにバス停を探しに行ってみる事に。
隣の大通りにはバス停は見つかりませんでしたが、おきれいなショッピングセンターは見つかりました。
特に用事はありませんが中が気になります。入ってみましょう。
中はカルフール(フランスのスーパー)などが入った、小さめだけどピカピカのショッピングセンターでした。
実はボクはまだ現地通貨をちゃんとゲットできてないんですよ。昨日宿代をアメリカドルで払って、そのお釣りでもらった現地通貨をちまちま使っているのですが、そろそろちゃんとおろしたい。
ショッピングセンター内にATMが6台並んでいるエリアがあったので片っ端から試してみましたが、6台中2台が「今は現金出せません」で、残り4台は手数料が200~400円かかるATMでした。200円はちょっと悩みつつ・・・やっぱりやめましたw
カルフールには冷凍魚介類の量り売りコーナーがありました。え、これ好きな具材で冷凍海鮮ミックス作れるじゃん。買いませんけど。
ショッピングセンターを出て、また元の大通りに戻ります。
バス停に立ち止まるや否や、マイクロバスがひゅっとやって来て止まりました。集金係が「どこに行くんだ?」って顔でこっちを見ています。え、ちょっと待って、まだ何も考えてなかった。宿の近くで一番バスが停まる可能性が高そうなのは・・・
ぼく「チャイナタウン?」
集金係「???」
チャイナタウンは英語だよボクのBAKA。ちょっと待って、チャイナタウンってスペイン語で何て言うか知らないぞ・・・ヤバいバスが行ってしまう・・・ん?そう言えばハバナ。ハバナのチャイナタウンは確かチャイナタウンって書かれてなくて、えーとえーと・・・
ぼく「ば・・・バリオチーノ?」
集金係「バリオチーノ行くよー」
おぉ合ってた・・・!英単語テストでどうしても分からない単語を、それっぽいCMや商品名から勘で推測して当てたみたいな感覚。学校のテストで「何が何でもここの点を取りたい」みたいな執念って、こういう時に活きるのかもしれないな、などと思いました。
チャイナタウン、もといバリオチーノに到着。帰りも25ペソでした。
バリオチーノなら宿から近いし、あの妙にゴチャゴチャしたゴミだらけのエリアを歩かなくて済みます。明後日の朝もこの路線を使おう。
日曜日なのに、バリオチーノの店は割と営業していて、活気がありました。
中国人は日曜日休まないのかな?
バスのチケットを買いに行っただけでどっと疲れたし、GPSをずっと起動していたせいでスマホの電池も残り20%です。とは言えこれだけで宿に戻るのもあれなので、少し旧市街地を散策します。
公園にハトがわらわらいるのは、地球上どこでも同じみたい。
ハトの群れに囲まれるわんこ親子。
なんか史跡っぽいけど、どこから入るか分からない。少なくともこっち側からは入れない。
旧市街地のメインの通り、エル・コンデ通りに来ました。
全然旧市街地っぽくない。ただの商店街みたい。とりあえず端まで歩いてみましょうかね。
店は7割方閉まっている感じ。
観光客もそんなに多くはなく、土産物の露天商やタクシードライバーがすごくヒマそうにしています。日曜日に来るところではないのかもしれません。
エル・コンデ通りの端、独立公園にやって来ました。
あの奥に見えている門はボクが今入って来た門で、「コンデ門」と言います。エル・コンデの通りの名前はこの門から来てるんですね。あるいは逆か。
独立公園の中にはAltar de la Patriaと言う祭壇があります。
割と安易に中に入っちゃっても良さそうだったので、入ってみました。
中は狭くて、3人の像が立っています。
左はフランシスコ・デル・ロザリオ・サンチェス。ドミニカ共和国独立戦争の第2のリーダー。
中央はフアン・パブロ・ドゥアルテ。ドミニカ共和国独立の指導者でもあり作家でもある人。
右はマティス・ラモン・メラ。ドミニカ共和国独立戦争のリーダー。
建物の中央は吹き抜けになっていて、地下を見下ろすとお墓みたいなのがあります。
ここには上記3人の英雄の遺骨が納められていると言う事なので、たぶんあのお墓みたいな所に入ってるんじゃないでしょうか。
ボクはふーんって感じだったんですけど、入れ替わり立ち替わり観光客が入って来るし、みんななかなか良いテンションなので、少なくとも「学校の教科書にめっちゃ出て来た人」以上には人気なんだろうな。
さっきのエル・コンデ通りはもういいや、と思ったので、隣の通りを歩いて戻ります。
ここも旧市街地のはずなんですが、割と普通と言うかなんと言うか。キューバやプエルトリコで植民地時代の旧市街地は見飽きてしまった感があります。
開いている博物館を見つけました。ドミニカ抵抗運動博物館だそうです。
入場料は150ペソ(≒313円)で、音声ガイドが付いてきます。英語ガイドを選択。
展示は全てスペイン語です。
頼りになるのは英語音声だけなんですが、あきらかに音声ガイドの内容よりも書かれている内容の方が多いです。
と思っていたら、展示の1/4くらいまで来た所で音声ガイドのバッテリーが切れました。そんな事ってある???普通切れないよねバッテリー???
頼みの綱も無くなったので、なんとなくスペイン語を眺めながら歩きます。
これはスペイン語読めなくてもわかりますね。1937年10月のハイチ人大虐殺。
後で調べたら、ドミニカ共和国はトルヒーヨと言う独裁者を大統領にしていた時期があって、この人はドミニカ共和国の耕作地の1/3を一族の所有にする、サントドミンゴを「トルヒーヨ市」に改称する、サントドミンゴ市内にトルヒーヨ像を1200体も設置するなど、ちょっと笑っちゃうくらいとんでもない大統領でした。
で、この大統領がやった笑えない事の1つが、ハイチ人大虐殺。当時ドミニカ共和国内の農園にはハイチからの出稼ぎ労働者が多くいましたが、このハイチの労働者たちのストライキを理由にトルヒーヨは軍を投入。わずか1日の間に17,000~35,000人ものハイチ人を虐殺したと言われています。人数の幅が大きい事に闇を感じます。
それにしても、虐殺された側の国の虐殺博物館はよくありますが、やってしまった側でちゃんと展示する国はあんまり見た事ないのでちょっと好感が持てます。
このトルヒーヨ、なんと31年も政権を維持し続けましたが、次第に悪行は国内だけにとどまらなくなり、ドミニカ共和国から亡命した政治家をニューヨークで抹殺したり、ドミニカ共和国を非難した当時のベネズエラ大統領の暗殺を企てたりとどんどんエスカレート。国際的な非難が高まりました。
トルヒーヨは結局、1961年に側近に暗殺されてしまいましたが、暗殺にはCIAが絡んでいたとか言う話です。なんかもう最初から最後までフィクションみたいな悪者です。
と言うドミニカ共和国の歴史は後で調べてから分かる話で、この博物館にいる間はほとんど何もわからんので、あーこれリアルな人形だなーとか、そんな小学生レベルの感想を抱きながら歩くだけでした。
昔のパスポートらしい。
大半はパネルの解説と写真。これが読めるほどスペイン語出来ないのがつらい。
拘束椅子・・・?
唯一まともに楽しめたのが、中南米の写真展。
場所はチリらしいんですけど、顔がアジア系なような。
すごいもんおもちゃにしてるw
展示の大半が全然わかりませんでしたが、まぁ300円だし、ドミニカ共和国の近代史を勉強するきっかけにはなりました。
外に出て、また旧市街地をてくてく。
ここはコロンブス公園。
真ん中に立っているのはやっぱりコロンブスでしょう。
サントドミンゴはクリストファー・コロンブスが到着した場所の1つ。サン・サルバドル島⇒キューバ⇒イスパニョール島(サントドミンゴ)の順で来たみたいです。なのでサントドミンゴにはコロンブスゆかりの場所みたいなのがいくつかあります。まぁこの人発言がいちいちアレなので、個人的には嫌いなんですけどね。
コロンブス公園の周りは、一番にぎやか。周囲にはヨーロピアンが好きそうな店が並んでいます。
さてそろそろ帰るか。
宿に戻って自炊。昨日買った野菜(パプリカ、ニンジン、オクラ)と卵を炒めて、袋ラーメンを添えました。
いっただっきまー・・・
・・・なに?(;´・ω・`)
切なげな顔で何かを訴えている・・・。
犬ってパプリカとか卵とか食うんかなぁ。なんかがっつり味付けちゃってるのも体に悪そうだし・・・。やっぱり勝手に餌付けするのは気が引けるからあげられないよ・・・。
バスチケットを買って憂いが無くなったので、明日は観光のみの予定。では今回はこれにて(=’ω’)ノ
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