近年目覚ましい発展を続けているベトナムですが、公共交通機関は経済発展にいまいち追いついていないイメージでした。強いのはツアー会社や個人など、民間が運営する交通手段ばかり。そんなベトナムの交通機関レポートです。
ベトナム統一鉄道
◆基本◆非常に古い歴史を持っている国有鉄道です。一部は1910年に開業、現在とほぼ同じハノイ―ホーチミン間を結ぶ南北線は1935年に開通。ベトナム戦争中に多くの施設が破壊されたが、1976年に運行再開。ベトナム戦争中は鉄道も分断されていたため、再開後はベトナム統一を記念して「ベトナム統一鉄道」と呼ばれています。運行されている本数が少ないため、時刻表と路線は非常に単純です。停車駅と時刻表はこちら(ベトナム語サイトです)ハノイ―ホーチミン間の所要時間は、便にもよりますが31~37時間です。オンライン予約もできるそうですが、クレジットカード番号を入力するのが嫌でボクはやっていません。◆座席の種類◆金額が高い順に、ソフトベッド、ハードベッド、ソフトシート、ハードシート、があります。列車内探検中に、偉くお高そうな車両を見つけた(すぐに乗務員に見つかって追い返された)ので、一等席みたいなものもあるのかもしれません。ソフトベッドは2段ベッド、ハードベッドは3段ベッドです。下の段ほど値段が高く、ソフトベッドの上段とハードベッドの最下段の金額差はあまりないようです。ソフトベッド
長距離バス
市内バス
公共タクシー
最近だと思うのですが、緑色の公共タクシーが多く走っています。(2008年頃は無かったと思う)ボクは使いませんでしたが、欧米人がよく利用していたのでぼちぼち良いのだと思います。
民間タクシーとバイクタクシー
観光地や都市部のどこにでもいるので、使い方によっては最も便利で安く上がります。が、その多くはぼったくりで未だにトラブルが絶えないようです。中には普通の人もいるので、行き先をしっかり確認する、金額をしっかり交渉する/確認する(紙に書いたほうが良い)などしてうまく使いましょう。個人的な経験としては、英語が通じないくらいのバイタクの方が適正料金で走ってくれます。(2008年の時ですが、観光地から離れたところでバイタクを捕まえたら「Airport」すら通じず、「ごぉー」と言いながら手を広げて飛ぶ真似をして伝えたのは良い思い出です。)なんとなくベトナムで移動できそうな気がしてきましたか?ベトナムは乗り物関係のトラブルが多いですが、それも旅行の楽しみと思ってめげずにがんばりましょう!余談ですが、ホーチミンでは地下鉄建設中でした。数年後には便利な乗り物として使えるようになっているかもしれません。
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