【レバノン】世界遺産カディーシャ渓谷とレバノン杉を見れるか!?&トリポリ観光(2019年1月18日)

あっさらーむあらいくむ!

今回は世界遺産カディーシャ渓谷とレバノン杉にリベンジ!?とトリポリプチ観光です

 

はい、今日はてんこ盛りです。まるで短期旅行者のような密度で活動しました。




朝ゆっくり7時半くらいに起きて、ゆっくり朝飯。昨日テイクアウトした薄いパンとチーズ。

また新しいチーズ買って来ちゃった。安いしパンに合うんですよ。冬だから別に冷蔵庫に入れなくても良いし。

さて今日はそんなにやる事ありませんからね、ゆるゆるとトリポリに移動してのんびりトリポリ観光して・・・

めっちゃ晴れとるやんんん!(;’∀’)そ

ものすごく良い空ですよ。雲もほとんど無いですし。なんですかこの天気は。

でも昨日もうカディーシャもレバノン杉もあきらめたし・・・

いやこの空はじっとしてられないでしょう

急いで荷物をまとめて、チェックアウトだけしてザックを置いて、昨日行こうとしていた所に行く事にしました。9時半出発。

 

そうは言っても、さすがに歩いては行きません。晴れても積雪は相変わらずだし、今日のトリポリ観光もあきらめてませんから。ヒッチハイクでさくっと行ってさくっと帰って来るのです

実は、世界遺産「カディーシャ渓谷と神の杉の森」の、レバノン杉が群生している森は、すぐ横がスキー場なのです。なので大通りに出ると、車が次々とスキー場に向かって登って行っていました

ヒッチハイクすると、5台目くらいで乗せてもらえました

 

一気にスキー場到着!

これが昨日だったら、時間あるからスキー場でちょっと遊んでも良かったんですけど、今日は後ろの予定がつかえてますから。スキー場はスルーです。

これが『神の杉の森(Cedars Forest)』!!

ちょっと遠いですね。でも雪でこれ以上近付けないんですよ。積雪1メートルはあると思います。

地図で言うとここ。

 

道路沿いにも1本生えていました。これがレバノン杉

レバノン杉

杉と言いつつ、実は松に近い種類らしいです。見た目もどっちかと言うと松っぽいですね。

レバノン杉を撮るのは冬の方が良いかもしれませんね。雪が無いとちょっと地味過ぎる気がします。

昨日の日記でちらっと触れた通り、レバノン杉は良質な木材ですが、乱伐によって今はここに1200本が残るのみになっているらしいです。

 

更に車道を1kmほど歩きます。スキーリゾート地を通り過ぎます。

ゴミ収集車が雪にハマって、除雪車に引っ張ってもらってたりしました。

カディーシャ渓谷は、あの十字架のある場所からが一番よく見えるらしい。

 

地図で言うと十字架はこの辺にあるらしいんですけど。

が、車道から十字架の方に分かれる道が見つからない。多分完全に雪に埋まっています

もう一本の道を見つけました。

十字架までは1km弱あるんですよね。

うーん、とりあえず行ける所まで行っ・・・

5歩目で膝まで埋まりました

・・・うん、行った行った。行ける所まで行った。もうやめよう(TωT)

仕方ないので、車道から一番よく見える場所を探しました。

これこれ、ほぼこの景色!この景色が有名なのです。右下の雪の斜面がちょっとジャマですけど。多分、十字架の所まで行ったら障害物が無いんだと思います。

冬のカディーシャ渓谷の写真撮った日本人なんてなかなかいないんじゃないでしょうか。これで満足です。

でもレバノンに興味があるみなさん、レバノンは冬以外に来ましょう!!!

 

下りの車は少なかったですが、10分ほどでヒッチハイク成功。地元の方の車で、ブシャリより1.5kmほど手前まで乗せてもらえました。残り1.5kmは車道を歩いて下ります。

この辺の景色でもじゅうぶん綺麗。

 

宿に戻って来ると11時10分。1時間40分で行って帰って来れました

ザックをピックアップして、昨日来た教会へ。

ここの前からトリポリ行きのバスが出発します。周りの人に訊くと「トリポリ行きは12時だよ~」と言っていたので、やっぱりレバノンの長距離ミニバスは時間が決まってるんですね。すばらしい。

来る時に乗ったようなマイクロバスが11時45分にやって来て、12時ジャストに出発しました。定刻通りなのもすばらしい。

 

トリポリには13時20分くらいに到着しました。料金は往きと同じ5,000ポンド(≒364円)。

下りだったからか、雪が降ってなかったからか、往きよりだいぶ早かったです。

宿はHaddad Pensionと言う所にしました。

ネットでドミトリー17ドルと書かれているのを見た気がするのですが、来てみるとなぜかドミトリー10ドル(≒1,098円)でした。ネットの情報が間違っていたのか、それともオフシーズン価格なのか。他の客は誰もいませんでした。

 

さて、のんびりしているヒマはありません。すぐ外出です。

トリポリは、また一気に中東の町に戻って来た感じです。車が多くて、ゴミも多くて、ちょいちょい臭い。でもローカルな商店や食堂がいっぱいあって、ベイルートよりもここの方が過ごしやすそうです。

 

てくてく歩いて、トリポリ城にやって来ました。

正式名称はRaymond De Saint-Gilles Citadelとか長い名前が付いてるんですけど、城内の案内板にはトリポリ城って書いてあったのでトリポリ城で良いのです。

何も気付かずにトリポリ城の外観を撮ったつもりだったんですが、手前にある赤白のレバノン国旗の塀のむこうに、装甲車が4台並んでいました。よく見ると周囲も迷彩服を着た兵士が歩き回っています。写真撮ったのが見咎められなくて良かった(;゙゚’ω゚’):ヒィィィ

これ入って良いんか・・・?と城の前で突っ立っていると、濃い緑の車に乗った兵士が、「城かい?そこから入れるよ」と言ってくれました。

 

トリポリ城の入り口。

中に入ると、「Ticket」と書かれたカウンターに誰もいませんでした。またしても突っ立っていると、どこからか職員っぽい人がやって来て、「無料だよ無料!」と言いました。え、じゃああのチケットカウンター何さ・・・?

 

トリポリ城入場!

見えている場所は、城と言うより公園みたいに整備されています。

が、ちょっと階段を下りると、地下のような場所に入り放題

階段が崩れてたりして危なそうなんですが、どんどん降りていけるんですよ。これはすごい。

真っ暗だったので写真は無いんですが、ほとんど光が入らない牢獄のような所もありました。ちょっと怖かった。

城の上部の方は、割と殺風景です。

 

城の屋上からは、トリポリの町が一望できます。

 

展示物はあまり無いけど、博物館エリアもありました。

 

比較的自由に散策できるな~と思いながら歩いていると、城の奥の方はロープが張られいていて立入れず、迷彩服を着た兵士がぞろぞろ出入りしていました。な、なんだなんだ!?Σ(‘ω’)

よくわかりませんけど、いろんなことを総合して考えると、

  • 今は軍が特殊警戒態勢
  • トリポリを見晴らせるトリポリ城の一角を本部にしている
  • 一部見学できないから、一時的に入場料が無料になっている

こう考えるとスッキリしますかね。そう言えば旅レジ(日本の外務省が最新情報をメールで知らせてくれるシステム)で、1月19日~20日はベイルートでアラブ経済社会開発サミットがあるから気を付けろってメールが来ていたので、それが何か関係あるのかもしれません。

この顔センスあるw

 

城を出てぶらぶら街歩き。

大きなモスクも行こうと思ったけど、ちょっと疲れたしお腹空いたので、観光終了。

見た目豪華なレストランに入りました。

見た目は豪華ですが、メニューは意外と良心価格。シーシャが人気みたいで、老若男女問わずシーシャをぷかぷかやっています。エジプトではシーシャって男ばっかりやってたイメージですが、この店はむしろ女性の方が多かったです。

マンサフ(Mansaf)10,000ポンド(≒728円)。

マンサフ(Mansaf)

マンサフはヨルダンでお祝いの日に食べる料理。スパイスとかで濃い目に味付けしたお米の上に、肉やナッツをトッピングした料理です。確かヨルダンではヨーグルトで煮込んだ肉をトッピングするとかだったはずですけど、ヨーグルトが添えられてるって事はマンサフにヨーグルトかけて食べろって事なんでしょう。レバノン式はそうなの?

マンサフうまーーーーい( *´艸`)

米にしっかり味が付いているので、ヨーグルトをかけるとさっぱりして丁度良い感じ。米の味付けは独特で、何とも形容しがたいです。インド料理とも違うし・・・。

鶏肉とカシューナッツのトッピングも存在感バツグンで素敵です。これは大満足の一品。

 

時刻は16時。さて宿に戻ろう。

「藤原とうふ店(自家用)」と書かれたスクーター。

これめっちゃイカシてるやん・・・!と思って写真撮ってたら、後ろに持ち主のおっちゃんがいて、(*´∀`)bグッってしてました。顔が「イカスやろ!」って言ってました。

 

と言う事で、今日はブシャリの世界遺産を見て、ブシャリからトリポリへ移動して、トリポリを観光しました。まるで短期旅行者のような詰め込みっぷり。満足の一日でした。

さて、明日はトリポリに滞在して遠出します。では今回はこれにて(=’ω’)ノ

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