なますてー!
今日はムンバイ中心部を散策しました!
まずムンバイをざっくり説明すると下図のようになります。
ムンバイの中心部は、どうやらボクがいる空港の近くではなく、もっと半島の先端の方らしいのです。鉄道の「ムンバイ・セントラル駅」ってのも、半島の先端に近い所にあります。
今日は行っていませんが、海を挟んで東側にある「ナビムンバイ」は計画的に作られたムンバイの衛星都市で「ニュー・ムンバイ」とも呼ばれているらしいです。ナビムンバイは2015年の「インドのキレイな都市ランキング3位」に輝いたらしいです。ムンバイは147位、デリーは379位。首都が379位ってなんなんだw
ちなみに1位はマイソールだったそうです。そんなに言うほどキレイだったかな・・・確かに道路の端にゴミは落ちていなかったかもしれませんが、路上駐車だらけで結局歩きづらい/走りづらい事に変わりなかったような気がします。
なんかナビムンバイの話ばっかりになってしまいましたが、今日行ったのは半島の先っちょの方のムンバイです。
朝はいつものキチュリ屋さん。4種類中の3種類目、ウプマ15ルピー(≒25円)。
これは!マイソールのガガナチュッキ滝に行く途中のバス停で食べたやつだ!
その時は違う名前言われたような気がしなくもないですが、ウプマ(upma)が正しい名前のようです。
ウプマの原材料は、めちゃくちゃ粗挽きの小麦粉だそーです。検索すると「卯の花に似てる」と表現している人がいました。確かに、卯の花にめっちゃ水分を含ませられたらこうなりそうです。ちょっとプルプルしています。
カレーリーフやマスタードシードが入っていて、ちょっとピリッとしますがベースは淡い味付けです。ライムを絞ってくれたので、時々酸っぱいです。ウプマ、けっこー好きな部類です( *´艸`)
ただこの屋台、1皿が小さくて量がちょっと物足りない・・・って事でスイーツ屋にも立ち寄り。
スイーツかと思って頼んだら、なんか辛いソースが添えられて4切れも出てきてしまいました(´・ω・`)
な、なんだろう、不思議な味です。ふわふわ蒸しパンでパンそのものにあまり味はなく、マスタードシードとパクチーはやたら香っていて・・・よくわからんw
もう一種類。こっちはインド定番の激烈甘いお菓子。
やっぱりあまぁーーーーい(((;´Д`)))
ただ、ハチミツ+ライム果汁で味付けしているようで、柑橘系の酸味が意外とイケるお味です。カラッと揚げてあるのでサクサク。まだ熱いです。
昔食べたのはただただ油っこくて甘いだけで食べれたもんじゃなかった気がしますが、これはそれなりにおいしかったです。喉が痛くなるほど甘いですけど。
昨日チャイの作り方の違いに気づいて、今日ムンバイのチャイ屋をよく見てみましたが、やっぱりムンバイは1つの鍋で煮込んで濾す方式ばっかりでした。
南インドでよく見た泡立て式は技術が必要そうでしたが、この煮込み式なら自分でもできそうな気がします。
さて、ムンバイ中心部に行くため電車に乗ります。駅の階段に人座りすぎ。
電子マネー式で誰にも使われずに寂しそうにする自動券売機と、混みまくる有人窓口。
長距離鉄道のミニバージョンみたいな切符でした。
現在時刻は8時41分なのですが、案内ディスプレイに28分や39分の便がまだ表示されている所を見ると、時刻通りに来ないのが平常運転なんでしょうね。
崩壊した階段がホームに放置されているのがインドらしいです。
8時42分の便は45分くらいにやってきました。
チェンナイで乗ったローカル線と似た内装ですが、こっちの方が断然新しいですね。
乗り換え。あきらかにキャパシティオーバー。
乗り継ぎを待っている時に話しかけてきた子供。
後ろのおっさんが密かにピースしようとしてるのに注目w
乗り換えた車両は古かったです。
そして相変わらずドアは開けっ放し。
インドの鉄道のドアが開けっ放しなのは、「ドアが閉まらないと発車しないシステムにすると、いつまで経っても発車できなくて列車が運行できなくなるから」だそーです。
駅のホームでどうしても気になるジュースがあったので購入。
「ジール(Jeeru)」と言う、クミン(インドでは「ジーラJeera」と言う)を使った炭酸ジュースです。
・・・もわっとした何とも言えない甘さでしたw
クミンがきいている分砂糖が控えめなのか、それともクミンの効果なのかは分かりませんが、口の中を通り過ぎた瞬間口の中の甘さがスッと消える不思議な体験ができます。よくジュース飲むとしばらく口の中が甘くて気持ち悪かったりしますが、そう言うのが一切ありません。今までジュース飲んでたことを忘れるレベル。
でももう飲まないなw
Chhatrapati Shivaji Terminus駅に到着。
外に出るといきなりイギリス風の建物でびっくり。
寝るにゃーんこ。
歩き出してさらにびっくり。どこもかしこもイギリス風の建物ばっかりです。
カジュアル系カフェもちょこちょこあります。
ヒンドゥー教はアルコール類禁止なのですが、ムンバイでは割と堂々とバーがあります。数も多いです。
ハイネケンの看板が似合う建物だなぁ。
とりあえず、ムンバイのシンボルと言われるインド門(Gateway Of India Mumbai)に来てみました。
意外と大きい。
インド門は海に面して建っており、インド門のすぐ下からエレファンタ島と言う世界遺産の島に行けるのですが、
ひ、人が多い・・・
人がてんこ盛り乗った船が次々と出て行く様子を見て、めげてしまいました(´・ω・`)そっかー土曜日かー
まぁ、街歩きが楽しそうなのでエレファンタ島は諦めて街をうろうろする事に。
図書館のカッコよさが半端ない。
古銭売り。結構真剣に見てる人が多かったです。
普通のおもちゃ屋に見えますが・・・
向かって右側には子供用のおもちゃが並んでいますが、左側にはしれっと大人のおもちゃが並んでいます。
この周囲の店はほとんど、店の一角に大人のおもちゃが置いてありました。中国(主に蘇州)ででかでかと看板を出して売っているのにもびっくりしましたが、ムンバイではオープンな路上の店で売られていてさらにびっくりです。ていうか子供のおもちゃと並べるセンスはちょっとひどいw
取って付けたような二階建てバスが時々走っています。
もげるのが先か、倒れるのが先かって感じですかね。
まるで置物のようなにゃんこ。
美術館や博物館にも入ろうとしましたが、どっちも入場料が高かった(500ルピー)ので諦めました。1ヶ所だけ無料の美術館を見つけたので、そこだけ入って来ました。
けっこう歩き回りました。
さて、昨日のナンが納得いかなかったので、お高そうなレストランに入って再挑戦です。
豆腐カレー342ルピー(≒576円)
高えええぇぇぇΣ(‘∀’;)
入ったのがベジタリアンレストランだったのですが、英語メニューなのに固有名詞がヒンディー語(要するにヒンディー語のアルファベット表記。「煮魚定食」を「NIZAKANA-TEISYOKU」っつってるようなもん。)だから、何が何だかさっぱりわからんので、店員に相談して選んだのが豆腐カレーです。
で、気になるバターナン83ルピー(≒140円)
熱々だけどやっぱり薄っぺらいような・・・。いただきまーす!
豆腐カレーが思いのほかうまい!ぱっと見わかりませんが、グリーンピース、いんげん、ピーマン、タマネギがふんだんに入っていて、ほぼ野菜を食べてる感じです。野菜不足だったのですごくありがたい。
カレーはほとんど辛くありません。こってりしていてくどい感じが、完全に北インド風ですな。
予想外にうまいのが豆腐。固めで、チーズみたいにねっとりした濃厚な食感です。自宅でぬか漬けにハマってた頃、試しに漬けてみた豆腐がこんな感じの味と食感でした。
ナンは見た目よりもちもち、熱々でちゃんとおいしかったです(`・ω・´)
あ、でもやっぱりボクは高級店のナンより安食堂のパラタの方がうまいと思うのです。もし日本でインド料理屋行く人はメニューにパラタが無いか探してみて下さい。無いならメニューに加えてもらって下さいw
帰りは、行きと違う駅(チャーチゲート駅)から乗って
マハラクシュミ(Mahalaxmi)駅で途中下車。この辺は高層ビルが建ってるのか。
ムンバイ、地域によって雰囲気がまったく違って面白いです。
ここで降りた目的で、実は今日一番見たかったのがこちら。
お洗濯階級の人達が暮らす集落。
ヒンドゥー教の古くからある決まり、カースト制度の「洗濯をする階級」の人達が暮らしている場所です。
今はもうカーストは法律で禁止されているのですが、こういう集落も未だに存在すると聞いて来ました。想像以上に迫力がある・・・
世界遺産や観光地はずっと残るでしょうが、こういう場所はいつ消えるかわからないので、一目見ておきたかったのです。
集落内の人はけっこうテキパキと洗濯をしていました。カースト制は廃止されているから、出ようと思ったら外で他の仕事もできるはずだけど、ここにいるという事はちゃんと満足して仕事をしてるんだろか。それとも、カースト制廃止と言いつつ、やっぱり外で違う職業に就く事は困難で、仕方なく仕事をしてるんだろうか・・・。
一応、集落の入口付近に原付バイクがたくさん停まっていたので、それなりの水準の生活は送れているんだと思います。
さて、明日はキレイだと評判のナビムンバイ(ニュームンバイ)に行ってみようと思います!では今日はこれにて(=’ω’)ノ
コメント
>ウプマ
(´・ω・`)これも知りません。格上のマニア様なら知ってそうです。
検索に引っかかってきましたが、
僕がはまっていた10年前よりも情報が多くでてるのかもです。
>豆腐カレー
じつはカッテージチーズの「パニール」だったりしませんか?
ぐぐってもインド在住の日本人が作った豆腐の話か、
日本人の創作レシピくらいしか出てこないす。
パニール:
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%91%E3%83%8B%E3%83%BC%E3%83%AB
パニールが豆腐に似ているって話:
https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q10167493015
今回インパクトあったのは集落の話ですね。
インパクトはあるけど上手く言葉に出来ません(´・ω・`)
時々こういう社会問題を抉り出すのは他のサイトではみられないですね。
学生時代、家庭教師やってましたが、
体力もあったので時間の合間に即金目的でいわゆる派遣労働もやってました。
労働環境は酷かったですが中身は普通の人のほうが多かったです。
金があっても腐ってる奴がいるので、
”階級””身分”と人間の中身は余り関係ないかもしれません。
凄すぎる❗️クリーニング村‼️
たまたま昨日、洗濯物の写真がないなぁ〜と…つぶやきましたが、今日の街レポの中に答えがありました^ ^でも下着や靴下も洗濯階級に出すんだろうか?
>>ログボさん
パニールはまた別のメニューで「パニールなんちゃら」ってのがたくさんありました。
今回食べたのはsで始まるスペルの長い名前でした^^;
(高いレストランは即メニュー持ってってしまうので忘れてしまった・・・)
お洗濯集落は全体が高い塀で囲まれておりました(´・ω・`)
今はどうかわからないけど、少なくとも塀で囲まれるほどの差別を受けていた事があるんでしょうね・・・
>>baumさん
干されている洗濯物は、大物や、同じものが何着もある物(多分ホテルやレストランの制服)が多かったです。
洗濯物干している様子は時々道端で見かけるので、多分一般家庭では普通に洗濯しているんだと思いますが、確かに中国みたいにやたら干している感じではなく、かなり少ないですね^^;
考えられるのは、「暑くてすぐ乾くから干してる時間が短い」「見える所で干さない」可能性があるのかなと。洗濯物する人たちが隔離されているあたり、「洗濯=人に見せたくない作業」って意識があるのかもしれません。聖職者が自分で出したゴミをゴミ箱に捨てる行為も避けるのがカースト制ですから(´・ω・`)
m9(´・ω・`) ソイパニール(soy panir)
ttp://true-ability.com/post-458/
ttp://seasons-carving-my.blog.so-net.ne.jp/2015-10-09-1
>>ログボさん
いや、なんかhとかdとか入っててとっさに読めんかったんですよー。
デリーってDelhiって書くけどそんな感じ。
(´・ω・`)ショボーン
(´・ω・`)ゴメンナサーイ
街の匂いはどうですか?空港、駅など懐かしい匂いとかありますよね。ネコ、イギリス風なのかな。
ボンベイと言えば、黄金航路の最後に某ポルトガルのトップランカーが一人でイングから取り返そうとした(成功したかは忘れた)インパクトが強すぎて、私の中でそのイメージしかないですが、本当はイギリス領だったんですね。
建物がかっこいい!
>>y.kujimeさん
ムンバイに関しては、たいがいゴミか排泄物(牛・犬・人)の匂いがしますよ^^;
あまり深く考えないようにしています。
町の匂いが良かったのは、カニャークマリですね。潮と森の香りがしました。電車から降りた瞬間、嬉しくなったのを覚えています。
>>雷震子さん
トップランカーさんはそんな事してたんですか・・・w
ボクもあんまり記憶に残ってないという事は、成功しなかったか、ボクもバタバタしていた最後の15分くらいで成功したかって感じですかね~。
ボンベイは英領の期間が長いですが、欧州で最初にこの土地を手に入れたのはポルトガルなんですよ。ボンベイと言う名前も、ポルトガル語の「ボン・バイア(良い港)」が由来と言う説があるそうです。