がまるじょば!
今回はクタイシの世界遺産ゲラティ修道院と”世界遺産だった”バグラティ大聖堂に行って来ました!
いやぁ、よく寝た。酔ってたおかげでぐっすり寝た。
メディコ・スリコの家は朝食も出してくれます。朝食はグルジア料理のヒンカリと、手前のは名前忘れた・・・。
ヒンカリはグルジア風小籠包。前にレストランで食べた時は冷凍モノ感がすごかったですが、メディコのヒンカリは外側がぷるぷるしていてうまーい(*´ω`)
手前の名前忘れた方は、中身はチーズでした。かかってるのはヨーグルトソースと言うよりそのまんまヨーグルト。別でヨーグルトも出てきましたが、濃くてめちゃうまかったです。
この細長いのも中身はチーズ。これもうまし。ていうかチーズは正義。
この宿、日本人がめちゃ多いようなイメージだったんですが、居合わせた日本人は1人だけでした。アキさんと言う、今ロンドンに住んでらっしゃる女性でした。アキさんの言うには、最近欧州各地からグルジアへの航空券がすごく安いんだとか。
それで欧州の人達が多いのか。アキさんも3泊4日だったかな?の短期旅行で来ていました。国内旅行みたいにひょいと来れるんですね(;・ω・)
朝飯の後で、メディコから世界遺産ゲラティ修道院への行き方を教えてもらいました。メディコによると、ゲラティ修道院と同じ方角にあるモツァメタ修道院がオススメとの事。
ただし、ゲラティ修道院への直通マルシュは1日3本、11時・14時・17時のみとの事。まずは11時の便でゲラティ修道院へ行き、歩いてモツァメタ修道院に寄って、いったんクタイシに戻って来てからバグラティ大聖堂に行く事にしました。
アキさんは今日は鍾乳洞に行くと言う事だったんですが、バス乗り場の方角が同じだったので、一緒に市場をうろつきました。
グルジア名物「チュルチヘラ」はどこにでも大量にぶら下がっています。
ボクはトビリシで買って割と好きだったんですが、アキさんは試食してあまりお気に召さないようでした。まぁぬちゃっとした食感が好き嫌い分かれるかも。
本の陳列の仕方が雑いwww
手すりに挟まってるのとかなんなのw
11時前にマルシュルートカ乗り場へ。場所はここ。
ピンはスーパーマーケットに立てましたが、この前の通り(Mari Brosse Street)にマルシュルートカが並んでいます。「ゲラティゲラティ」と訊くとすぐ見つかります。
11時に出発して、11時20分にゲラティ修道院の駐車場到着。2ラリ(≒83円)でした。
確かメディコは「マルシュを降りてから少し歩く」と言っていたような気がしたのですが、マルシュを降りたらもう目の前がゲラティ修道院でした。
ゲラティ修道院とは
ゲラティ修道院(Gelati Monastery)は12世紀初頭に、当時のグルジア国王ダヴィド4世によって建築された修道院だそうです。この修道院にはアカデミーがあり、グルジアを代表する哲学者、科学者、神学者を世に送り出したそうな。
世界遺産に登録されたのは、優れた建築技術が認められたからだそうです。期待大!!また、12世紀から17世紀にかけて多くの壁画や写本が収蔵されているのも見どころらしい。
と言う事で、こちらがゲラティ修道院でー・・・
また改修中やんか(|||´Д`)そ
外観が美しいと言われているエチミアジン大聖堂に続き、ゲラティ修道院も改修中でした・・・(´・ω・`)
なんですかね、ハイシーズンを避けて、なおかつ雪が降る前に改修してしまおうとすると今の時期になってしまうんでしょうか。
建物周囲をぐるぐると。
屋根瓦(瓦とは言わんのだろうけどw)が綺麗な色です。
山の中腹に建っているので、景色が良いです。
外は改修中で残念でしたが、中の壁画が圧巻でした!
今まで見た教会の中で一番すごい。入った瞬間壁画に圧倒されたのは初めてです。
でも、部屋のど真ん中に立ってる脚立がちょっとシュールw
よく見ると脚立のてっぺんにライトが乗っかっていて、要するに天井画を照らすと言う重要な役割を担っている脚立なのですが、やっぱり教会のど真ん中に脚立が立っていて周囲にコードリール(でっかい延長コード)が転がっているのは違和感ありまくりです(;・∀・)
ちょっとツッコミどころはあるものの、ゲラティ修道院は確かに良い雰囲気です。
さて、では歩いてモツァメタ修道院へGO。
ゲラティ修道院から来た道を下って国道に降り、国道をクタイシの方角へ歩いて行き、線路を渡って700メートルばかり進んだ所の分岐を左に曲がるとモツァメタ修道院です。場所はこちら。
途中で振り返ると、高い所にゲラティ修道院が見えました。
あんな山の上にアカデミーって、なんて不便な所に造ったんだろう。
国道沿いには野良ブタさんがいます。いや、野良じゃないかもしれないけど、近くに人がいなくて勝手に道を歩いてました。
モツァメタ修道院(Motsameta Monastery)の少し手前にはモツァメタ駅がありました。
ホーム崩れかけてるけど・・・廃線になってるのかな?
ゲラティ修道院から6.5kmほど歩いてモツァメタ修道院到着。
なにこのファンタジー系RPG感。
この門なんか絶対ダンジョンに続いてるやつですよ!
近くで見てもすごいRPG感。立ってる人に話しかけると情報くれそう。「東の洞窟には魔物が出るらしいよ」とか、「最近グレタばあさんが落とし物をして困っているそうだ。聞いてやってくれないか」とか。
ただ、実はあまり静かな雰囲気ではなく・・・。なんでかと言うと結婚式ラッシュで、花嫁と客でごった返していました。
ボクがちょうどモツァメタ修道院に着いた時、入れ違いに1組出て行ったのですが、まだ敷地内に3組、内1組は教会の中で「誓いますか?」イベントの真っ最中でした。
グルジア語なので何言ってるかは全く分かりませんが、いくらボクの脳内RPG補正が強くても「勇者よ金3,000を授けよう。城下町で装備をそろえると良い」と言ってるようには見えませんね。
あちこちで花嫁撮影してるわ、歌う人たちはいるわでちょっと居心地悪かったですが、モツァメタ修道院そのものはとても良かったです。メディコがオススメするだけあります。
帰りは、モツァメタ修道院から元の国道に戻りました。
ゲラティ修道院行きの14時発マルシュルートカが折り返して来るであろう14時30分を狙って国道に戻って来ましたが、その前に別のマルシュルートカを拾う事ができました。あっと言う間にクタイシ到着。
中央アジアと比べて圧倒的に交通量が多いので、マルシュ拾うのも楽勝ですね。今よくよく思い出すと、中央アジアでかなり根気強くなった気がします。3時間半客待ちしたり、4時間ヒッチハイクしたり。なんかいろいろありましたね。
次の目的地バグラティ大聖堂は、クタイシ市街地から歩いて行ける距離にあります。
鎖橋(The Chain Bridge)を渡りました。
このチェーン・・・なんか意味あるのか???(;・ω・)
一見橋を支えているようにも見えますが、よく見るとだるっとしていて、手で押すと鎖が揺れるくらいテンションかかっていません。
ただの飾り?
ちょっと階段を上がって
バグラティ大聖堂(Bagratis tadzari)到着!
バグラティ大聖堂とは
バグラティ大聖堂は、1994年にゲラティ修道院とともに世界遺産に登録されましたが、世界遺産として認められない再建案が計画され、世界遺産委員会の忠告にもかかわらず再建計画は遂行。2017年に世界遺産から除外されてしまいました。
中に入るといきなり金属の柱と梁。
外側も、一部金属とガラスの構造物が飛び出ています。
なんでこういう修復してしまったんやろな・・・;
敷地内には、昔のボロボロの姿の写真が展示されていました。
17世紀にオスマン帝国の砲撃で破壊され、20世紀半ばに修復が始まるまで、バグラティ大聖堂はほとんど瓦礫の山だったみたいです。
世界遺産委員会から忠告されても金属で再建してしまったのは、元がボロボロ過ぎて維持が困難だったんじゃなかろか・・・と思ったり。
小高い丘の上にあって、世界遺産から外されても今なおクタイシのシンボルになっています。
この後はアキさんにオススメされた謎の公園(Kutaisi Botanical Garden)に寄りました。
撮ってないけど、キジが飼われいていました。何を目指したのかわからない不思議な公園でした。けっこう広くてあちこちに謎のオブジェ等があるので、人によって違う物を発見できると思います。アキさんは木の教会を見つけたらしいです。
帰りは川沿いにてくてく。
観光地でない教会もたくさんあります。興味はあるけど、観光地じゃない所までまわる元気がないw
宿の晩御飯は、昨日と似たメニューでしたが肉団子入りスープ(クフタと言うらしい)が出てきました。
繋ぎに米を使っていました。これ真似したい!
さて、まだ見たい所があるのでクタイシはもう一泊します。明日はちょっと遠出する予定。では今回はこれにて(=’ω’)ノ
コメント
写真上手いね。花嫁もきれいだ。
>>y.kujimeさん
お褒めいただきありがとうございます!
気に入った被写体だったので、めちゃ気合い入れて撮りました(๑•̀ㅂ•́)و✧