[雑感]ある中国人と話して思ったこと

レポートと言うよりは、着地点の無い雑感です!

中国、珠海のユースホステルで、宿泊していた中国人と会話した時の話です。

30代前半の女性で、漢民族ではなく少数民族で、南国系な顔立ちで浅黒い肌の人でした。

珠海のユースホステルに宿泊中、壊れてシャワーのお湯が出ないことを教えてくれたり、なにかと親切にしてくれたのですが、3泊目に話しかけてきてこう言いました。
「日本人には初めて会ったけど、あなたが良い人で驚いた」と。

聞くと、彼女の伯母は日本の大学を出たものの日本では就職せず、今は中国で働いているそうです。いわく、『日本で生活するのは難しい』と。

ボクは「生活するのが難しい」の意味が分からず、「生活費が高いって事?」と聞き返しました。

彼女は「それもあるけど」と、それ以上言いはしませんでしたが、前述の「あなたが良い人で~」と合わせて考えると、きっと彼女の伯母さんは日本で嫌な思いをしたんじゃないでしょうか。

ボクは7年半ほど愛知県小牧市に住んでいました。小牧市には外国人が非常に多く、中国人はもちろん、フィリピン人や南米系も多く住んでいます。

彼らはたいてい団体で行動し、
スーパーのフードコートで大声で話しながらたむろしていたり、
団体で業務用スーパーで買い物していたりしていました。
朝、歩道が狭いのに、中国人女性が十数名でぺちゃぺちゃしゃべりながら、のらくら自転車をこいで通勤しているのなんかは本当に迷惑で、いらいらする事もしばしばでした。


彼らも


『日本で生活するのは難しい』と思っていたんでしょうか。


いつも同じ国の人同士でかたまっているのは、


『日本で生活するのは難しい』からだったんでしょうか。


『難しい』の意味は、漠然とはわかる気がしますが、具体的な事は掴むことができていません。一周して帰ってきたら来たら、少しはわかるようになるでしょうか。


今なら、彼らの事を違う目で見られる気がします。


まとまりも着地点も無いこの記事を書こうと思ったのは、日本のニュースサイトで「千葉県でベトナム国籍の女の子が殺害」された事件の記事を読んだからです。
「自宅はいつも雨戸を締め切り、町内会に入っていないこともあって近所との付き合いはほとんどない。隣人も家族構成を知らないくらいです。」と報道されていました。

事件の全容が明らかになっていないので、家族の近所付き合いで事件が防げたのかと言うと微妙な所ですが、わざわざベトナムから移住してきてるのに悲しすぎます。家族の状況も女の子も。

多分、日本には他にも同じような外国人の家庭があると思います。

この記事を読んで、もし近くに住んでる外国人が思い当たる人がいたら、少しでもいいから気にしてあげて、少しずつでもいいから付き合ってほしいです。

コメント

  1. 道草亭ペンペン草 より:

    Wootさんのその優しい感性、いつまでも持ち続けて欲しい。
    私の世代ですと、もっと直接的に日本人に恨みを持っている人もいたし、ただ同時にそういう教育を受けて二次的に、或いは間接的にそういう思い方をしていると感じる人もいた。
    それは戦争をしていた国同士だから、やむを得ない一面もあったろうし、はたしてそれだけだったのか、それ以上の事もあったかもしれないし、当事者でないと分からない部分だってある。

    ただ、特に中韓の人達は後天的な教育、プロバガンダで、日本人=残虐だと思っている人達も少なくない。
    でも、自分の日本人イメージと現在の日本人イメージのギャップから、考えを変える人も増えるかもしれない。

    Woltさんも私も海外に出る機会が多い。
    そういう時に優しく接して、日本人に対する悪いイメージに疑問を持つ人を一人でも多く増やしていくことは、とても大切な事だと思う。

    お互いに、それぞれの方法でやってみましょうよ!

  2. wolt より:

    >>道草亭ペンペン草さん
    ここで話した方は、思い込みやプロバガンダと言うよりは、「伯母さんが日本で嫌な目に遭った話」を具体的に聞いた事で、悪いイメージを持ってしまった感じですね。
    実際、日本の外国人労働者に対する扱いは目に余るものがあるので、このケースは多分日本人の方が原因を作ってしまった感じなのかなと思います。