はろー!
今回はヨハネスブルグのソウェトとコンスティテューションヒルに行ってきました!
カタカナばっかりでなんのこっちゃって感じですね。
ソウェトとは
ソウェト(Soweto)は、South Western Townshipの頭2字ずつを取ってSoWeToと呼ばれ始めたのが語源で、その名の通りヨハネスブルグの南西にあるタウンシップ地区の事です。
タウンシップと言うのは、アフリカ南部で白人優位の政策が取られていた頃、非白人を居住させていた地域の事です。南アフリカ共和国だけでなく、ナミビアのウィントフックにもありました。タウンシップは都市部から追い出されて仕事も家も失った黒人が流れ着く先でもあったので、全体的に貧しい地域になってしまう事が多かったようです。
ただしソウェトはちょっと特別で、ネルソン・マンデラの家がソウェトにあったり、反アパルトヘイト運動やデモ抗議などの活動が起こったりと、歴史的に重要な町なのです。
今はソウェトの人もけっこう裕福になって、ヨハネスブルグのベッドタウンとなりつつあるようです。
朝10時、カールトンセンターの前で待機。
1ヶ月前にも乗ったCitySightSeeingって言う観光バスに、また乗るのです。前回乗った時の日記はこちら。
この観光バス、ソウェトはルートに入っていないのですが、追加料金を払うと別ルートのソウェトツアーにも参加できるのです。バス1日券+ソウェトツアーで合わせて430ランド(≒3,350円)でした。ボクはネット予約しました。現地購入だと480ランドなので、ネット予約が50ランド(≒390円)もお得なのです。[外部リンク]CitySightSeeing公式サイト(ネット予約はここから)
ネット予約のチケットは印刷する必要はなく、バスの運転手に電子チケットのバーコードに書かれた番号を伝えると、その場で紙を発券してくれるシステム。
10時にバスに乗車。
カールトンセンターからだと、始発が10時ってのがちょっと遅すぎるw
ソウェトツアーが出発する、ゴールドリーフシティ・カジノホテル(Gold Leaf City Casino Hotel)で下車。
ソウェトツアーまではまだ20分くらいあるので、周辺をうろうろ。
噴水の中にシカがいっぱいいたり
女性の抱く魚の口から噴水の水が出ていたりします。
このよく分からないセンスがカジノ!って感じします。
ゴールドリーフシティは、もともと金の採掘場。今はテーマパークになっています。
テーマパークを覗いてみたけど、屋根と木しか見えんw
観覧車とジェットコースターが走ってるのは見えました。
11時くらいにバスから降りた場所に戻ると、間もなくめっちゃ分かりやすいワゴン車がやって来ました。
観光客への配慮MAXですね!スタッフが着ているTシャツまでソウェトです。
ソウェトツアーは、ボク以外にロシア人やイタリア人、イギリス人家族など計9名で出発。
ヨハネスブルグを代表する名所のひとつ、サッカー・シティ・スタジアム(Soccer City Stadium)。
言われないと何かわからない外観・・・。2010年のワールドカップで決勝戦が行われたらしい。
ガイドさんによると、今はサッカーだけでなくラグビーとか他のスポーツの大会や、イースターの時はクリスチャンのイベントにも使われているらしい。
WELCOME TO SOWETO
ソウェトは、主に住宅地を車でうろうろ走る感じでした。
こういうのが、割と代表的な形のソウェトの住宅らしい。
政府が一斉に整備した家らしいです。寝室2つとキッチン、リビングがあって、バスルームは外と言う造りだそう。
しかし、屋根に大量のアスベストが使われているのが問題になったんだとか(;^ω^)
ソウェトは地区ごとにまるっきり雰囲気が違います。日本の住宅街みたいな所もあったし(取り損ねた)、ハイツみたいな家がいっぱい並んでいる地域もあります。
で、整備された地域の合間に、勝手に建てたような家が並ぶ地域があります。
こう言う場所をちょっと歩かせてくれるのかなーと期待したんですが、全部車で通るだけでした。残念(´・ω・`)
ガイドさんは、ソウェトは安全だと言っていました。なので、家に高い塀や電気柵が無いんだとか。
まぁ確かに南アの都市部は電気柵や有刺柵のある家ばっかりですからね。こんなにオープンな光景はめずらしいです。
ソウェトへの電力供給線。密度がすごい。
車は、ヘクター・ピーターソン博物館に停車。
が、自由時間はわずか10分。博物館見られへんやん(;´Д`)
仕方ないので博物館前の広場をうろうろ。学生の社会見学や観光客がすごく多いです。
1976年、アパルトヘイト政策真っただ中の南アで、ソウェトの学生が立ち上がって抗議デモを行いました。デモは警官との衝突により暴動化。更に白人警官の発砲により、当時13歳のヘクター・ピーターソンが死亡。
瀕死のヘクター・ピーターソンが運ばれる写真は南ア全土に衝撃を与え、反アパルトヘイト運動は各地に飛び火しました。
写真出典:Archive for Justiceより
そういう背景の場所なので、学生がやたら多いんでしょうね。
しかし、周囲の道路には土産物屋がひしめき合っていますw
たくましいよね・・・うん・・・(;^ω^)
また移動して、次に停まったのはネルソン・マンデラの家。これもまたソウェトの有名な場所なんですが、
ガイドさん「ここでは時間取らないから、車はこのまま出発する。ここに滞在するならいったん降りて、1時間後の次のツアーバスを拾って」
!?(´・ω・`)
このソウェトツアー、1時間に1本出ているので、降りたとしても次のツアーに乗換えられるのです。
・・・が、ただでさえこのツアーは所要時間2時間。次のツアーに参加となると+1時間。バスの時刻表をどう見ても、ここで降りるとコンスティテューションヒルに行く時間がありません。
しかも、このネルソン・マンデラの家の周囲、観光地感がすごい。あきらかな観光客向けレストランと土産物屋がみっしり並んでいて、通りにはツアー客がごった返しています。あんまり降りたい雰囲気ではない。
と言う事で、降りずにそのまま車に乗っとくことにしたのでした。
で、13時過ぎにまたゴールドリーフシティ・カジノホテルに戻って来ました。
うーん、ソウェトツアーはもっとタウンシップにがっつり連れて行ってもらえるかと思ったけど、ちょっと違ったなー。
とは言っても、ソウェトは広すぎるので個人でパッと行ってもどうしようもなさそうですし、仕方ないですね。
また観光バス乗り換えまで時間があったのでカジノの中に入ってみると、ケンタッキーを見つけました。
カジノの中に入ってるケンタッキーなんて初めて見たよ。あとハンバーガー屋やピザ屋、ソフトクリーム屋なんかがありました。ショッピングセンターじゃないんだから。
オール・イン・ボックス。62ランド(≒483円)
じゃん。ハンバーガー、ポテト、もも肉2つ、胸肉(?)1つ、写ってないけどジュースのセットでした。
ハンバーガーの中身も揚げた鶏肉なので、なんかもうポテト以外すべて揚げた鶏肉って感じです。最後の方ちょっとくどかったw
またバスに乗って移動。ヨハネスブルグ中心部に戻って来ました。
コンスティテューションヒル(Constitution Hill)に到着。
ここは元監獄。ネルソン・マンデラやガンジーが、政治犯として収監されていた事もある監獄です。
監獄の周りには、裁判所や砦が併設されてたみたい。今は全部博物館になっています。
監獄エリアはかなり敷地が広いです。なんだこの中庭みたいなエリア。
トイレは半屋外で、ニーハオトイレを思わせる造り。
ここは独房エリア。
ふーん、狭いね。
ふと思いついて、独房に入って扉を少し閉めてみると、
なんかめっちゃいろいろ書かれてる(;゙゚’ω゚’):ヒィィィ
扉の内側には、囚人が表面を削って書いた文字が今でも残されているそうです・・・。ちょっと寒気した。
集団の牢屋の中には、なぜか毛布で作った人形がいっぱい置かれていました。
すごくよく出来てる!器用な人がいるんだな・・・w
と思ったら、戦車までありました。
ちょっと遊んでませんか!?Σ(-ω-;)
若き日のガンジーとネルソン・マンデラ。
若いwギリギリ面影がある。
更に若き日のガンジーとネルソン・マンデラ。
これはちょっと誰かわからないΣ(-ω-;)
元裁判所は、アートが置かれた建物になっていました。
この像・・・
どう見てもテラフォーマーズに出て来る、火星で進化したゴキブリの顔。
似過ぎだよ・・・どっちが先かによって著作権問題になるレベルで似てるよ・・・(;・`Д・)
砦の周囲の塀は、壁じゃなくて土手みたいになっていて、上を歩く事ができました。
塀の四隅には見張り小屋。
塀の内側を見張る為の小屋みたいで、窓が内側にしかついていません。
コンスティテューションヒルは1時間半くらいで駆け足でまわって、なんとか観光バスの最終便に間に合いました。
観光バス、運行時間が短すぎて難しいなぁ。ずっと駆け足でした。
帰りにスーパーに寄ると、なんとスーパーでBuff(薄い布で出来たネックウォーマーにも帽子にもなる便利なアウトドア用品)に似た物がワゴン売りされていたので、つい買ってしまいました。30ランド(≒234円)。
持っていたBuffをポートエリザベスで失くしてしまったので、どこかで買おうと思ってたんですよ。まさかスーパーで買えるとは思ってませんでしたけど。
さて、明日はヨハネスブルグで一番行きたかった所に泊まりに行こうかと・・・思ってたんですが、Airbnb(民泊の大手サイト)で申し込んで実はまだ返事が来ません。どうしましょう。どうしても行きたいは行きたいので、ちょっと考えます。では今回はこれにて(=’ω’)ノ
コメント
ゴキブリの顔?どう見ても黒人の顔に見える、凄いアートだね、これがアパルトヘイトなのか・・
>>y.kujimeさん
テラフォーマーズってマンガがあるんですよーw
火星にゴキブリを送ったら進化して人間みたいになっちゃったって話です。
>テラフォーマーズに出て来る、火星で進化したゴキブリの顔。
(´・ω・`)似てるわ。漫画の作者に教えてあげたら?
>>ログボさん
似てますよねーw
でもあのマンガ途中まで読んでおもしろかったので、そっとしておきます( *´艸`)
(´・ω・`)じょじょうじじょうじょう
じょうじ!!!(◉◞౪◟◉)
(´・ω・`)世界一周の次は火星だね
ついに宇宙進出!(◉◞౪◟◉)