オラー!
今回はメキシコの世界遺産テオティワカンに行ってきました!
世界遺産テオティワカンとは
「古代都市テオティワカン(Pre-Hispanic City of Teotihuacan)」は紀元前2世紀から紀元後6世紀まで繁栄した、テオティワカン文明の中心となっていた宗教都市の遺跡です。当時のアメリカ大陸では最大規模の都市だったと言われています。
テオティワカンの名前は12世紀にこの土地にやって来たアステカ人が名付けた名称で、アステカ人はテオティワカンを崇拝したそうです。
テオティワカンが滅びた理由はハッキリしていませんが、森林破壊による環境の変化や干ばつ、内乱など複合的な理由とされています。
天気がー天気がーってずっと先延ばしにしてきましたが、メキシコシティで観光できるのは今日が最後なので、今日はようやくテオティワカンに行きます!宿で朝食を食べて、8時に出発。
よしゃー、バッチリ晴れ。今の時期のメキシコシティがこんなに連日天気が悪いのは珍しかったらしいです。
地下鉄3番線と5番線を乗り継いで、
北バスターミナル(Central de Autobuses del Norte)に到着。
・・・・・で?
他の旅行者から口頭で行き方を聞いただけで分かったつもりになっていて、何も調べていませんでした。バスターミナルちょっと広いし。分かったつもりってこわーい。
人に尋ねたら、「8番ゲートだよ」と教えてもらいました。バスターミナル入って左手の突き当りまで進んだ所が8番ゲートでした。
ボクは8番ゲートの2つ手前にあるバス会社でチケット購入。往復104ペソ(≒610円)。
片道でも買えますけど、メキシコシティからテオティワカンに日帰りで行くにあたって、往復で買わない理由は無いと思います。往復でもお得にはなりませんけど。
バスは小さめのバスでした。
いつ出発なのかよくわかっていませんでしたが、ボクがバスに乗り込んで約5分後、8時45分くらいに出発しました。ほとんど待たなくてラッキー。
出発して約55分でテオティワカンのゲート前に到着。
メキシコシティから日帰りで来れる一番人気の遺跡だと思うんですが、ゲートはものすごく地味です。
入場料は80ペソ(≒469円)とお手頃価格。なんとなくエジプトで言うところのギザの三大ピラミッドくらいのイメージだったので、もっとべらぼうな入場料だと思っていました。
遺跡の敷地はそこそこ広いですが、中央のにメインの大通り(“死者の大通り”)が走っており、その沿道にピラミッドや遺跡がパラパラある感じなので、迷う事はなさそうです。
入ってまず正面に見えるのが月のピラミッド。
めっちゃ逆光やん。
左右に”死者の大通り”が伸びていて、入って左手の一番突き当りにあるのが太陽のピラミッド。
あっ、これはあれ、近くに見えていても遠いパターン。あせらずボチボチ歩いて行きましょう。
はい、ボクはボチボチ歩きましたが、読んでるみなさんは一歩も歩かず到着しました。ちょっと悔しいので表を5分ばかり歩いて来てもらって良いですか。
テオティワカンもメキシコシティと同じくらいの標高(2,300メートルくらい)ですが、日が差しているせいか暑い気がします。
太陽のピラミッドに上る前に、隣の小さい台に上ってみました。
台のてっぺん。なんかアフリカ南部でよく見るゾウ避けみたい。
台の上はゾウ避け(違う)以外は特に何もありませんでした。
次に太陽のピラミッドへ。
遠くから見ると緩そうな傾斜なんですが、近付いてみると割と急な階段。パタゴニア帰りのボクはちゃちゃっと上ります。
柵があって、てっぺんまでは上れませんでした。
太陽のピラミッドからの景色。
なぜかこんな所で寝ているわんこ。
ピラミッドから降りて、周囲を散策。
ここは柱の広場。
鳥の頭を持った神様的なのって全世界にいますよね。鳥に憧れるのは人類共通なんでしょうか。
柱にある、携帯ストラップを付ける穴みたいな窪みはなんだろう。
こういう時ガイドがいれば良いな~って思うんですが、ガイドを付けたところで全体の時間の97%くらいは鬱陶しいとしか感じないのは分かっているので、ボクがわざわざガイドを付ける事はありません。
室内の壁画が、色まで残っていて良い感じです。
彫刻も良き。
この室内エリア、案内も何も無いし通路も分かりづらかったので、他の観光客が誰もいませんでした。警備のおっさんがポリポリとナッツか何かを食べる音だけが部屋に響いています。テオティワカンは壁画的なのが他にあまり無かったので、ここをアピールしないのはもったいない気がします。
周囲の台に上ったりしつつ、月のピラミッドを目指します。
到着時より逆光が若干マシになった月のピラミッド。
なお、太陽のピラミッドが高さ65メートル、月のピラミッドが47メートルだそうです。
ただし、太陽のピラミッドは途中までしか上れませんでしたが、月のピラミッドは頂上まで行けるので、実質月のピラミッドの方が高い場所まで上る事が出来ます。
周囲をぐるっと。
思ったより近い場所に町があります。
月のピラミッドの南側。なんかボコボコしてるけど意味あるのかな。
敷地内には犬が多くて、そこらじゅうに犬が落ちています。
観光客が多くて騒がしいだろうに、なんでわざわざ遺跡の敷地内に集まるんだろう。
“死者の大通り”を、太陽のピラミッドから離れる方角に歩いて行きます。
太陽のピラミッド~月のピラミッド間がやはりメインのようで、月のピラミッドを通り過ぎると一気に整備が雑になるし、人も減ります。
適当に蛇行しながら散策。
また室内エリアを見つけたので入ってみましたが、
こちらは壁画の類は無くて、地下(?)を歩けるだけでした。
これはこれでちょっと楽しいけど。
今まで見てきたユーラシアの遺跡とちょっと違うのは、宗教施設であったピラミッドのすぐ周囲に都市があった事で、その遺構もあちこちに残っている事。
ユーラシア側だと、大きな宗教施設は街の郊外にあって、周囲にある住居はせいぜい王家や貴族のものってパターンか、あるいは都市の中に小さめの宗教施設があるパターンが多かった気がします。両方同時って今まであったかな。
この神殿は妙にだだっ広い、四角く囲われたエリアにあります。
これは、ケツアルコアトルの神殿だそうです。
太陽/月のピラミッドには装飾の類はほとんどありませんでしたが、この神殿にはいろいろくっついています。いろいろと言うか主に首が。
神殿の向かいは競技場の観戦席みたいになっていて、心行くまで神殿を見る事が出来ます。
よく見ると、龍みたいなのが描かれているような。
“鳥の頭をしたヒト”も世界中にありますが、”龍らしき生き物”も世界中にありますね。
これで”死者の大通り”を端まで来たから終わりかな?と思っていたら、月の神殿に戻る途中で博物館を見つけました。
もちろん行ってみます。800メートルって何気に面倒ですけど。
これが博物館。月のピラミッドの裏手あたりにありました。
中には出土品がいっぱい。
壺に手足が生えていてしかも胡坐をかいている・・・。発想が楽しすぎる。
テオティワカンの都市の復元模型が大きく造られているのがナイス。
月のピラミッドに戻って来ました。時刻は13時過ぎ。逆光ではなくなりました。
これで多分ひと通り回ったかな。入場してから休憩ゼロで3時間半歩き回りました。けっこう広い。さすが最大の都市。
太陽のピラミッドの方を向くと・・・朝と同じアングルから撮ったとは思えないくらい、人も土産物屋も増えていました。
ごちゃごちゃしてるし騒がしいし、朝早めの時間に来て良かったです。さて帰るか。
テオティワカンのゲートの外、やや右手に進んだ所でバスを待ちます。
30分くらい待つつもりでいたら、なんと5分足らずでバスがやって来ました。今日は運が良いな!
帰りは1時間10分ほどかけてメキシコシティの北バスターミナルに着き、また地下鉄で宿の近くまで戻りました。
地下鉄の改札の矢印、人が持っててなんかかわいい。
宿の近くで昼飯。もう15時なので超腹減った!
ちゃんとした食堂で食事するのはメキシコ初。
60ペソ(≒352円)のメヌー1品目、クレマ・エロテ(コーンクリームスープ)。
濃くて美味しいスープ。後ろにある水差しに入っている蛍光色の液体はレモネードらしい。レモネードは薄くてそんなに美味しくはない。
1品目を持って来た時、店員が「2品目はコメ?スパゲッティ?」と聞いてきたのでコメを選んだのですが、本当にコメだけがやって来ました。
どう・・・食えと・・・(;・ω・)
店員が2品目(コメ)を持って来る時、メインを聞かれたので適当にオーダー。コメは何か風味が付いていたのでそのままでも食べられました。
メイン、ポジョ・エントマタード。
さっきのコメ残しておけば良かった。そもそも、なんで別々に持ってくるんだろう。メキシコではそういう物なんだろうか。
鶏肉は甘辛い味付けで、肉が柔らかくて美味しい!鶏肉の左側は酸っぱい&ピリ辛の野菜の煮物、右側の豆の煮物(フリホーレス)はほんのり甘い。全体的に美味しいけどやはりコメか、せめてパンが欲しかったです。
帰りに食堂の隣のインターネット屋で航空券を印刷したら、パソコンの使用料15分3ペソ(≒18円)、印刷1枚1ペソ(≒6円)と言う衝撃価格でした。印刷するならメキシコだな。
明日はようやくメキシコシティを出て、タンピコに移動します。では今回はこれにて(=’ω’)ノ
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