オラー!
今回はアルゼンチンのエル・カラファテからエル・チャルテンに移動して、そのまま2泊3日のロス・グラシアレス国立公園トレッキング1日目です!
今回の移動。210kmくらい。
宿でパンとチーズとハチミツの朝食を食べて、7時半にエル・カラファテのバスターミナルへ。
やっぱりこう・・・周囲の何も無さがすごい。ゆくゆくはこの周辺まで町を発展させる計画なのかな。
バスは7時40分にやって来ました。
予定通り8時に出発。席の埋まり具合は8割ってところでした。
10時50分、もうエル・チャルテンに着くかな、と思っていた所で、乗客全員小さい建物の前に降ろされました。
この建物はロス・グラシアレス国立公園のビジターセンターのような物でした。
ロス・グラシアレス国立公園って「聞いたことあるな?」って思いません?昨日行ったペリート・モレノ氷河と同じ公園です。陸路で210kmも移動して来たのにまだ同じ公園。雰囲気は全然別物なんですけど。
ここでは公園内での注意や、人気のトレッキングルートの説明を聞いた後、最後に地図が配られます。説明が長くてかったるいですが、ちゃんと最後まで聞きましょう。
トーレス・デル・パイネ国立公園のような立派な地図ではありませんが、あるに越した事は無いのでありがたいです。入場料とか無いのに。
再度バスに乗車して、11時10分にエル・チャルテンのバスターミナルに到着。
まずは次の移動、1月10日のロス・アンティグアス行きのバスチケットを購入。3,300ペソ(≒6,064円)。
たたたたた高い(;゙゚’ω゚’):ヒィィィ
もしかするとこれ、カード払いだから高いのかもしれません。パタゴニアに来てからバスチケットは現金でもカードでも値段が変わらない事が多かったので聞き忘れましたが、そう言えばアルゼンチン北部なんかはカードか現金かで値段が3割くらい違うんでした。くそぅ、値段が同じかどうか聞いておけば良かった。
これまでのパタゴニアのバスターミナルには、たいてい荷物預けサービス(有料)があったので、エル・チャルテンにもてっきりあるものと思っていたら、ありませんでした。総重量30kg越え(食料があるので今は多分33kgくらいある)持ってのトレッキングはさすがに無理なんですが。
トレッキング後に1泊だけ予約している宿があるので、とりあえず宿に向かって歩きます。
小ぢんまりしたキレイな町です。
まぁ予約しているのは宿っつーかキャンプサイトなんですが・・・えーとこの辺に・・・
え、これ?空き地に掘立て小屋(失礼)とテントがみっちり並んでるだけなんだけど?
キャンプサイトと言うにはあまりにも小さくてショボいので不安でしたが、掘立て小屋(失礼)に入るとちゃんと居間とキッチンがあり、スタッフがいました。
ぼく「明後日予約してるんだけど、荷物置いて行っても良いですか?」
スタッフ「明後日?オゥケェーーーーイ!もちろんさぁーーーーーぁ↑↑」
ラテン系のステレオタイプみたいなノリなのが気になりますが、置いて行っても良いようで助かりました。ただし、階段下(部屋でもなんでもなくて本当にただ階段の下)のガラクタ置き場に積み上げるだけなので、パソコンを置いて行くのが不安で仕方ありませんけど。
トーレス・デル・パイネ国立公園の時は、ザックから荷物を全部出して、必要な物だけ詰めなおす、と言うパッキングをしましたが、今回は掘っ立て小屋が狭かったため、現状のザックから重量物だけを抜き出して置いて行く事に。つまり荷物を置いてもまだ重い。結局、前回の初日と同じく20kg以上ありそうな感じです。
便利な事に、このキャンプサイトの向かいがもうトレッキング道の入口です。
知らずに予約したけど、これは便利。
まずルートの説明をするとですね、エル・チャルテンを起点としたトレッキングコースは何本かありますが、その中でも人気なのがラグーナ・トーレへの道(Senda a Laguna Torre)と、フィッツロイへの道(Senda al Fitz Roy)の2本。
それぞれの道は片道10kmくらいなので、エル・チャルテンを起点に日帰りで往復する事も可能ですが、いずれもゴールの手前にキャンプ場があるため、のんびり1泊して帰って来る事も可能。
そして、地図を見たら気付くと思うのですが、この2本の人気コースを繋ぐ道もあるわけです。もうわかりますね。キャンパーには2泊3日で2本の人気コースを歩いて帰って来るのが定番ルートなのです。
歩く順番はどっちからでも良いのですが、さきほどバスが立ち寄ったビジターセンターで「今日の夜と明日の朝は霧になります」と天気を教えてくれたので、ボクはメインのフィッツロイを後に回し、今日はラグーナ・トーレを目指す事にしたのでした。
と言う事で、今日はラグーナ・トーレの手前のデ・アゴスティーニ(De Agostini)キャンプ場を目指して出発。ちょうど12時。
看板左上の黒キツツキ、ほぼ実物大だな・・・。
ここは入場料も、キャンプ場の予約や料金も必要ありませんが、ルールはいくつかあります。焚火は禁止。バーナーの火のみ可とか。
エル・チャルテンを出て10分後の景色がこれ。
町が自然と隣合わせ。
腹が減って来たので昨日のチーズパンの残りをもぐもぐ。
登りは最初の3kmくらいで、あとは割と平坦。
展望台。
ここからセロ・トーレと言う岩山が見えるらしいのですが・・・
あー、あー、あれですね。たぶん。中央やや右のやつ。
トーレ(塔)らしき岩の下の部分だけが見えていますね。
ここから徐々に雲行きが怪しく・・・
この後けっこう強めの雨に降られて、レインウェアを取り出しました。カメラもザックにイン。
幸い雨は1時間ほどで上がりました。依然空には雲が多いですけど。
雨風にさらされると寒いし、日が出ると暑いと言う難しい気候。
道行く人の大半が日帰り客なので、下手すると荷物皆無(水ボトルだけor同伴者が持っている)の人もいます。
雨以外は特に何事もなく、15時30分にデ・アゴスティーニキャンプ場に到着。
時間的にも体力的にも楽なトレッキングって楽しいねぇ。
本日のルートと高低図。
キャンプ場は無料。無料なので設備らしきものはトイレだけです。
範囲内の好きな所にテント張ってねってスタイル。
トーレス・デル・パイネ国立公園のようなルールでガッチガチ感が無くて素敵です。トレッキングってこう言うもんだよねー。
おそらく客が造った、おおよそ枠らしき物はあります。
本日のキャンプ地はここ!
風もなく雨も止んだので、まったりとテントを張り・・・おっと水が残り少ないな。
・・・確かビジターセンターの解説では「この国立公園内ではどこの水でも飲めます」との事だったので、川に汲みに行くかな。
・・・・・えーと、もう一度思い出してみましょう。「You can drink water anywhere in this park(この国立公園内ではどこの水でも飲めます)」
そこにはこの川の水も含まれますか???めっちゃ白いし茶色いんですけど。
トーレス・デル・パイネ国立公園ではその辺の水をバンバン飲んでいましたが、さすがにこの白くて茶色い水には腰が引けてしまったので、キャンプ場の先にあるラグーナ・トーレ(トーレ湖)まで行ってみる事に。
水を探して歩き回るなんて初めてだなぁ。だいたい自分で場所を決めて野宿する時は、「飲料水が確保できる事(購入も含め)」を第一条件に選定するので、テントを張ってから飲み水に困るなんて事は過去にありませんでした。
ここがラグーナ・トーレ。
晴れていると湖の向こうに綺麗な景色が見えるそうですが、今日は無理そうですね。
湖の水を飲むのも・・・無理ですね、さっきの川の方が流れている分いくらかマシですね。引き返しましょう
うーん、水、水・・・。水と言えばこの道具。
勤めていた会社の同期達が餞別にくれたポータブル浄水器。
・・・いや、これは最後の手段にしたい。まだ明日朝までくらいの飲み水は残ってるから、明日の朝また考えよう。
とりあえず、調理用の水だけさっきの川から汲んで来ました。
鍋の底見えないじゃん。「You can drink」じゃねぇよ解説員。お前の家の飲料水にこの水混ぜるぞ!
今回は主食にマカロニを持ってきました。
緑黄色野菜が練りこまれているらしい、ちょっと意識高めのマカロニです。
マカロニチーズ(玉ねぎとピーマン入り)の出来上がり。
見た目はボリューミーなんですが、やっぱりコメと比べるとマカロニは食べ応えがいまいちでした。あと気温が低いのであっと言う間に冷めてチーズが固まるのも良くない。
明日はフィッツロイふもとのキャンプ場に移動します。では今回はこれにて(=’ω’)ノ
コメント
オーストラリア大火災で「煙霧」が南米=チリからブラジル
までたっしていて「太陽が赤みを帯びている」とのニュース
ですがそちらはまだ煙霧はかかっていないのでしょうか?
呼吸器系の疾患にご注意を(。╹ω╹。)
>>沙門 さん
全然無いですねぇ。普通の天気です。チリもブラジルもでかい(長い)ですからねぇ。