オラー!
今回はチリのトーレス・デル・パイネ国立公園のOサーキットトレッキング!2日目です!
朝は6時15分に自然に起床。据え付けテントと寝袋はめちゃくちゃ快適で、ぐっすり9時間寝ました。
あーよく寝たよく寝た・・・と外に出ると、
プゥ~~~~ン
ウゥ~~~~ン
プゥゥゥゥ~~~~ン
ああぁあぁぁぁあ!蚊だらけやないかい!なんだこれ!?ヾ(`Д´)ノ”ムキィ
日本の田舎の湿った藪の中くらい蚊が多い。昨日の夕方はこんな事無かったんだけど・・・?
とてもじゃないけど外で食べられそうもなかったので、トイレだけ行って駆け足で戻って来て(歩くと刺される)、仕方なくテントの中で朝食。パンとハム、ハチミツ。
新しいテントに申し訳ないので、パンくずは出来るだけ清掃。
どうでも良いんですけど、ロンドン治験でもらって以来シャワーに着替えを持ち込む用に使っていた袋が、ここで大きくやぶれました。
直してもいいけど、そろそろ裁縫糸が残り少ないんだよなぁ。どうせ日本じゃ使いそうもないし、あきらめるか。
一通り出発の準備をして、蚊よけスプレーもバッチリ塗ったんですが、なんとなくトイレ(大)に行きたいようなそうでもないような微妙な感じだったのでまたトイレへ。
プゥ~~~~ン
プゥゥゥゥ~~~~ン
うわぁぁぁぁぁぁ!トイレの中も蚊の大群やないかい!ヾ(`Д´)ノ”ムキィ
ボクの脳内アメリカ人「冗談だろ!?俺はケツの穴にまで蚊よけスプレーをしなきゃいけないのかい?」
いや誰だオマエ!?
大はあきらめましたが、ズボンをおろした僅かな隙に腰を刺されていました。ドラゴンボールを集めて神龍に蚊を滅ぼしてもらいたい。
はい、今日はディクソンキャンプ場(Camp Dickson)に向かいまーす。7時50分に出発。
持参テントエリアを覗きましたが、やっぱり満員には見えませんでした。
でもまぁ、こんな蚊だらけの中でテント片付けたくはないですね。
すっごい爽やかな朝に見えますけど、この道も蚊だらけですからね。爽やかさ皆無です。
しっかし、昨日着いた時は全然いなかったのに、なんで今朝こうなったんだろう。朝方活動するタイプの蚊なのか、それともたまたま昨夜の内に大量にボウフラから蚊になったのか。
しばらくは白い花の道をてくてく。
尾根を越えると、
一気に景色が変わりました。
緑のもこもこした植物には、よく見ると小さくて黄色い花がびっしり付いています。
ちょっと密度が高過ぎて、このつぶつぶ感がなんか嫌だ。
白い花のエリアは白い花ばっかりだったし、この辺にはこの黄色い花の植物ばっかり生えているように見えます。なんだか極端と言うか、植物が領土争いしてるみたい。
更にもうひとつ尾根を越えると・・・
写真じゃ全然伝わりませんけど、息が出来ないくらいのド強風。向かい風。
前向いていると息が出来ないので、時々山側(左)を向いて息継ぎしながら歩きます。水泳かよ。さすがに蚊はいなくなりました。こんな強風じゃ飛べんわな。
何やら唐突に柵が。「キャンプ場の予約が無い人はこの先進むな」。
こちらは・・・関門時刻ですね。
この先はチェックポイントがあり、遅い時間になるとチェックポイントで止められてしまうようです。よく見ると、最初にもらった地図にも各チェックポイントのクローズ時刻が記載されていました。トレランの大会みたいだな。
ボクはこの先のキャンプ場もちゃんと予約しているので進むと・・・あ、野良キャンプ者発見。
いーけないんだーいけないんだー。てか、こっそりキャンプするならもっと早朝に撤収しろよ・・・。(もう11時過ぎ)
ここがチェックポイント。地図には”Guarderia”などと記載されています。
キャンプ禁止ではあるんですが、関門時刻に間に合わなかった人なんかはここにテントを張って泊まるようです。
ここを通過する人は全員、名簿に名前、国籍、パスポート番号、今日の目的地、現在時刻などを記入します。登山名簿みたいなもんなんでしょうね。こう言うチェックポイントはこの先いくつかありました。しっかりしてます。
こんなに管理に人と金をかけてるなら、入場料3千円はめちゃくちゃ安い気がしてきました。
この辺りからは風がだいぶ常識的な範囲になって、また白い花が復活しました。今度はタンポポ混じりで、白と黄色のまばら具合が綺麗です。
良い感じの傾斜と広さの岩があったのでゴロンと寝ころがって休憩。空気は冷たいけど日差しはポカポカで最高。危うく寝るところでした。昨夜9時間も寝てるのに。
遠くに見えていた岩山の連なりが、だいぶ近くなってきました。
方角と距離的に、4日目にあの連なりのどこかを峠越えするはず。
湿地帯にはキレイな通路が。これはうれしい。
本日のキャンプ地、ディクソンキャンプ場が見えてきました。
14時25分、ディクソンキャンプ場に到着!
地図ではこんな感じ。
本日の記録。
思ったより細かい上り下りが多かったと思っていたら、累積の登りが863メートルあるじゃないか。ぼちぼち疲れたと言うか肩と背中が痛いやっぱり。
管理棟のスロープ、よく見ると右上に車椅子マークが付いています。
いや、こんな車も入れない山奥に車椅子の人どうやって来るん?馬とかで?
今日は持参のテントを張りました。キャンプサイト利用9ドル(≒973円)。お安い!
そして感動したシャワー室。
めめめめめちゃくちゃキレイやんか!!!ホットシャワーもバッチリ出ます。キャンプ場でこのクオリティは神!!!
そうそう、ここはトイレもキレイで蚊がいなかったので、安心して用(今朝の続き)を足す事が出来ました。
シャワー室はまだ人がいなかったので、ちょっと服を洗濯。
“洗濯物は低い木に広げて乾かせば良い”と言うのはアフリカで学びました。よく乾きます。
ディクソンキャンプ場はめちゃくちゃ広いキャンプ場で、どこまでがキャンプ場かよくわからないくらい。
キャンプ場側が設置しているテントエリアと、客が持参するテントエリアの区別も無いので、みんな好き勝手な場所に張っています。黄色いテントが、キャンプ場の常設テントです。メーカはNORTH FACEでした。
今日のご飯は、コメと玉ねぎを一緒にクリームスープの素で炊いて、最後にチーズを加えた物。
つまり昨日のやつからピーマンが無くなっただけです。
あと、トマトは今日が限界そうだったので、一気に2個食べました。まだ大丈夫でしたが明日はもうダメだろうなと言う熟し具合でした。この高めの気温はちょっと誤算だったなぁ。
食後は周辺を散歩。
湖、水はキレイなはずなんですが透明度はほとんど無く、キャンプ場に水を引いているホースが1メートルほどで見えなくなっています。
よくわからないけど、きっとこう言う水質なんだろうなと。キャンプ場の「飲料水」って書かれている水道の水も、ペットボトルに移すと思いっきり白濁していてちょっとビックリします。味は普通なんですけど。
寝る時間まであまりにもヒマだったのでザックを点検していると・・・ん?
背面の骨が・・・ポッキリ逝っとる・・・(lll゚∀゚)そ
いやー道理で最近、「置いた時の座りが悪いなぁ」とか「腰ベルト締めても肩の負担が減らないなぁ」とか思ってたんですよ。そりゃ背面の骨が真っ二つになってたら荷重が肩にしかかからんよねーHAHAHAHA。冗談じゃないぞオイ。
まぁ、3年の過酷な使用によく耐えたと思うよ。でもせめてパタゴニアまで耐えて欲しかったなぁ・・・。おかげで2日目にして肩と背中上部がバッキバキですよ。
夜はもうやる事が無いので、19時半くらいには寝てしまいました。まだ日がさんさんと降り注いでいましたが、疲れていたのか普通に寝られました。
順調かと思いきやザックの破損に気付いて不安になった2日目でした。では今回はこれにて(=’ω’)ノ
コメント
読んでると、またカミーノシリーズも読みたくなっちゃいますね…
>>maxさん
ありがとうございます!自分で読み返すとたぶんまた歩きたくなっちゃいます。
雄大な景色ですなぁ\(^O^)/
関門メモ?! 筆記具が差してあるのって
骨のようですが なんの骨だろう….(/–)/
>>沙門さん
何の骨かは知りませんが、書きづらかったので筆記具としてはダメダメでした。