【ウルグアイ】世界遺産コロニア・デル・サクラメント町歩き!(2019年11月29日)

オラー!

今回はウルグアイの世界遺産コロニア・デル・サクラメントを歩きました!

 

コロニア・デル・サクラメントとは

コロニア・デル・サクラメント(Colonia del Sacramento)は1680年にポルトガル人が建設した町です。対岸のブエノスアイレスがスペイン領だった事もあり、コロニア・デル・サクラメントはたびたび攻め落とされ、また条約の締結で返却されたりなどして、17世紀から19世紀にかけて領有権がスペインとポルトガルの間を7回も行ったり来たりしました。

最終的にはスペイン領になった後、ブラジル領になったりなどもしながら、1828年にウルグアイ領になり今に至ります。

今でも町にはポルトガルやスペインが建てた建物が残っていると言う事で、世界遺産に登録されています。




朝はパン、ツナ缶、ドゥルセ・デ・バタタ

 

ツナ缶・・・なんかそぼろ肉みたな見た目

味は普通にツナ缶でした。でもぜったい製法か何かが違うと思う。

ツナ缶を開けたら10秒以内にネコが現れました

貴様どこで見ていた・・・!?

ドゥルセ・デ・バタタは、直訳すると「サツマイモの甘いやつ」。アルゼンチンを中心によくスーパーに置いてあります。

ドゥルセ・デ・バタタ

先日、これのカボチャ版を食べて「羊羹みたい!」とコメントしましたが、どうやらこれはパンに塗って食べる物らしいのです。

なので今日はパンに塗ってみましたが、固すぎるのでパンの上にころんと乗っかる感じで、とてもミスマッチな見た目。ちょうどカメラの電池が切れたので写真が無いのが残念です。

うーん、やっぱり日本人ならドゥルセ・デ・バタタはお茶請けとしてそのまま召し上がりたいところですな。逆に何も言わずにアルゼンチン人に羊羹渡したらパンに塗ってしまいそうなので試してみたい。※羊羹を持っていない

 

8時20分、コロニア・デル・サクラメントの世界遺産エリアの方角に歩いて行きます。

最短距離で向かっちゃうと10分足らずで着いてしまうので、とりあえずグルっと海の方へ遠回りしましょう。

海辺。

 

やっぱり海が・・・茶色い。

解説するとですね、実はボクが先日から海だ海だと思っていたこの茶色いの、実は川でした

ウルグアイ南部は、厳密には海ではなくラ・プラタ川の広大な河口に面しているのです。グーグルマップにもラ・プラタ川の表記があります。

どんだけスケールでかいねん!川幅70~100kmくらいあるわ!

この川、北はボリビア、東はブラジルと非常に広い範囲の川が集まって最後に海に出る部分なので、こんなに茶色くなるそうです。ボクがなかなか渡れなかったアルゼンチン―ブラジル国境を流れていたウルグアイ川、イグアスの滝があるイグアス川、パラグアイの日本人居住地から片道9km歩いたイグアス湖これらの流れ着く先は全部このラ・プラタ川の河口と言うわけです。壮大すぎる。

 

ただまぁいちいちラ・プラタ川って打つのめんどくさいんで、やっぱり海って呼びます。コロニア・デル・サクラメントは小さい半島のようになっているので、海沿いにてくてく歩きます。

釣り人がいたり家族連れがいたりライダーがいたり。

これ絶対ケリ(日本の畑とかによくいる鳥)の仲間だと思う。

鳴き声がうるさいし歩き方がソックリだし、外見は茶色いのに羽を広げると真っ白なところもソックリ。地球の裏側なのにこんなに似た鳥がいるのが不思議。

この辺から世界遺産エリア。

公園みたいだけど、普通の民家やお店もあります。

人が窓に寄りかかってると思ったら、犬でした

もっこもこでかわいい。

灯台。

 

この道は古くからある道みたい。

 

これは昔のコロニア・デル・サクラメントの敷地に入るための門。

今でも小さい町ですが、今より更に範囲の狭い町で、城壁で囲まれていたみたいです。

ジャカランダも見ごろだし、

 

アジサイも見ごろ。

ジャカランダ、アフリカのイメージが強いからカラッと良い気候の中で咲くイメージがあったけど、アジサイと同じ時期なのか。イメージの違う花が同時に咲いていてびっくり。

モンテビデオには放し飼いの犬はいませんでしたが、コロニア・デル・サクラメントにはちょいちょいいます。

 

これも世界遺産エリア内にある教会。

 

中は誰もいませんでした。白っぽくてシンプルな教会。

 

教会の脇には、植民地時代の政府施設の跡地があります。

写真に写ってる範囲でほぼ全部なので、政府施設と言ってもかなり小さい。何かと重要な拠点の割には規模を大きくすることは無かったんですね。

んー・・・。

見終わってしまった(; ̄ω ̄)※9時45分

マジで狭かったコロニア・デル・サクラメント。写真撮りながらめちゃくちゃゆっくり歩いても1時間半しかもちませんでした。

近くに市博物館もあるみたいですが、そこまで見たいわけでもないし、11時15分の開館まで待ってられません

やる事無いし、明日のフェリーチケットでも買いに行くか。

たぶん当日でも乗れるんですけどね。やる事無いですからね。

コロニア駅

と言う事は、昔は鉄道が走ってたのかな?今は線路の影も形もありませんけど。

フェリーターミナルにやって来ました。

 

小さい空港みたい。

 

フェリーチケット、ブエノスアイレスまで1,609ペソ(≒4,647円)。

うぇ、なんかすげぇ高いな!と思ったら、

後から写真を見返すと、窓口ごとに会社が違って(現地では気付かなかった)、

フェリー会社ごとに料金も違いました。ネットでのチケット検索によると、ボクが買ったのは3社の内、まん中の値段の会社(Buquebus)でした。一番安い会社(Seacat)なら1,000円以上安かったっぽい。まぁ良いか・・・。

次は北にてくてく歩いて、

 

ビーチに来てみました

わぁ茶色ーい(棒)

水が茶色くても海水浴客?は一応いますね。

ていうか川なんだからビーチって名乗らないでほしい。都合の良い時だけ海のフリしおって!

なんだかんだで12時だし、いったん宿に戻るかー。

またカメラカバーが裂け始めていたので、宿に戻って裁縫しました。

 

14時、昼飯を食べに外出。今日は宿の近くに良さげな飯屋を見つけておいたのです。

歩道に面した車道に、改造コンテナのお店が置かれている感じ。

座席は歩道に並んでいます。

 

チビート・プラート(Chivito Plato)。240ペソ(≒693円)。

チビート・プラート

すんげぇボリュームの皿が出て来た!

チビートと言うのはウルグアイ料理で、肉やベーコン、オリーブなどを挟んだ、ボリューム満点のハンバーガーのような食べ物の事らしいんですが、全然ハンバーガーではないですね

薄切りの焼肉、厚切りハム、ベーコン、チーズ、目玉焼きが重なり合っています。

力こそパワーとでも言いたげな組合せ。最高かよ!

肉だらけに見えますが、肉の下には生野菜(レタス、トマト)や野菜の酢漬け(パプリカ、ニンジン、カリフラワー)、オリーブの塩漬けなど、野菜も豊富。フライドポテトもあります。

こう言う肉肉したチビートはウルグアイ限定の料理みたいなので、食べられて良かったです。大満足でした。

 

明日はウルグアイ出国。フェリーでアルゼンチンのブエノスアイレスに移動します。では今回はこれにて(=’ω’)ノ

コメント

  1. mountaingoat より:

    そのケリに似た鳥、イギリスではLapwing、またの名はPeewit(鳴き声から)。湿地でよく見る。わたしは日本のケリは見たことなかったんで(それとも気づかなかった)調べて見ました。正解、ケリはGrey-headed Lapwingだって。でも良くわかりましたねー!Lapwingを知ってるわたしが日本のケリを見ても仲間だとは気づかなかったでしょう。Lapwingよりずっと地味だし、冠もないし鳴き声だって全然違う。ケリは結構嫌われてるみたい?日本に帰ったらよーく気をつけてみよう。桂川にいるかなあ?

  2. wolt より:

    >>mountaingoatさん
    イギリスにもいるんですね~。滞在中気付きませんでした。
    たぶん、実物のケリを見たら仲間と気付くと思いますよ!例えるならアジア人は顔が見えてなくても後ろ姿で「あ、アジアンだ」と分かるように、鳥も種類によって体格や仕草に特徴があります。
    それにしても、あんまり長距離を飛びそうな鳥ではないのに、大西洋のあっちとこっちにいるのがつくづく不思議です。