アルゼンチンのサルタからパラグアイのアスンシオンにバス移動&国境情報(2019年11月5日~6日)

オラー!

今回はアルゼンチンのサルタからパラグアイのアスンシオンにバスで移動しました!

 

今回の移動。1,140kmくらい。

 




 

今日のバスは16時なので、日中はサルタをぶらぶら。

 

ショッピングセンターに行ったり、

 

グーグルマップ上は「遊園地」とあったので、中央アジアによくあるようなショボくてエモい遊園地を期待して行ってみたら、ただの高級ショッピングセンターでがっかりしたりなどしました。

 

町中を線路が通っていはいるけど、どうも廃線になってるっぽい。

 

そんなかんじで時間をつぶして14時半、宿に置かせてもらっていたザックをピックアップして、サルタのバスターミナルに向かいます。

 

途中のファストフード店でエンパナーダをテイクアウト。

ちょうど客が少ない時間帯だし、エンパナーダなんてすぐ出てくるだろうと思っていたら、オーダーしてから25分も待たされました。注文受けてからオーブンに放り込んでるのかな。良いと思うけど、今日はそういうの求めてなかった

バスターミナルに着いたのは15時35分。エンパナーダのおかげでちょっと焦りました。

いったん外に出てバスを探しましたが、まだ来ていませんでした。

バスターミナルのベンチで先ほどのエンパナーダを開封。

小学校卒業以来見る事が無いような、黒い藁半紙に包まれています。

エンパナーダハム&チーズ。6個で140ペソ(≒256円)。

エンパナーダ

1つ1つはかなり小ぶり。

買ってから10分持ち歩いたので心配でしたが、外側のサクサク感は失われてませんでした。

薄皮でパリパリでうんまぁーい(*´ω`)

このくらいの薄皮が好みです。ボリビアのエンパナーダは外側がちょっと重すぎました。

バスターミナルにあったアイス屋さんでアイス。チョコラト・パタゴニコ。70ペソ(≒128円)。

パタゴニコって名前付いているので気になって頼んでみましたが、なんかフルーツジャムが混ざったチョコレートでした・・・。いらない・・・。普通のチョコレートにしときゃ良かった。

 

15時50分に外に出てみると、バスはもう来ていました。

昨日買ったチケット、よく見ると「手荷物・預け荷物各1個、15kgまで」と書かれていたので、ボクのザック(今日は水が1.5Lほど入っているので推定28kg)はどうなるんだろう、なんて心配していましたが、何も言われませんでした

ただ、荷物係のスタッフからなぜか10ペソ(≒18円)請求されました。先日の蛍光シャツオヤジと違って正規のスタッフっぽかったし、何よりボクには制限重量の2倍近いザックを預ける引け目があったので、黙って10ペソ払いました。

席は2階の最前列

わーい気分良いねここ。でもこのポジション、前に愛知あたりの高速道路でバスに乗用車が突き刺さる事故があった時に、乗用車が突き刺さってた場所ですね。

バスは16時3分に出発。時間厳守で大変けっこうです。

 

始発(サルタ)から終点(国境の町クロリンダ)まで全区間乗る乗客は意外と少なく、町に停車するたびにごっそり人が乗り降りします。でも席はだいたいガラガラで、たぶん常に乗車率30%未満でした。

が、ボクの隣(通路側)はクロリンダに行く人だったんですが、通路の向こうの席とかが空いても動こうとしないので、なんかずっと狭苦しかったです。動いてくれりゃ良いのに。

20時過ぎた頃にサンドイッチが配られました。

ボクは食べずに取っておきました。

 

バス車内は暑くも寒くもない温度でしたが、夜中もけっこう頻繁にバスターミナルに停まって乗降があるので、騒がしくて意外と寝づらかったです。

朝5時、バスターミナルで長めの停車。

地図を見るとここはレシステンシア。写真に写っているバスと乗り継ぎがあったようで、各バスの乗客が10人近くバスを乗り換えていましたし、バスのドライバーが乗客1人1人を起こして「どこに行くの?」と確認していました。

昨夜取っておいたサンドイッチを食べて、もう一寝入り。

 

起きると明るくなっていましたが、フロントガラスがめちゃくちゃ汚くなっていました

夜中に虫がペチペチ当たる音が聞こえてたんですよね。こんなん掃除嫌だな。

9時20分、アルゼンチン側の国境の町クロリンダに到着

17時間の移動がほぼ予定通り。時間厳守すばらしい。でも朝飯はありませんでした。ボクは取っておいたサンドイッチを食べたから問題ありませんが、無かったら空腹がしんどそう。

 

クロリンダ―アスンシオン国境は3箇所ある!

さてここで国境情報。ボクは今日、アスンシオンにある日本人経営の宿「民宿らぱちょ」に泊まりに行くんですが、事前に予約のメールを送った際、らぱちょのオーナーさんから詳しい国境情報を頂いておりました。

それによると、クロリンダ―アスンシオンの国境は3箇所

  • プエルト・ファルコン・・・年中無休、24時間営業の最も大きな国境。国際バスも通る。
  • ナナワ国境・・・平日7時~19時営業のローカル向け国境。
  • プエルト・ピルコマヨ・・・平日のみ(営業時間不明)のローカル向け国境。

他の旅行者のブログを見ていると、だいたいみんな上2つのどちらかを通っているようです。

が、経験上大きい国境は徒歩だと面倒(イミグレとイミグレの間が遠かったり)だし、ナナワ国境はパラグアイに入国してかららぱちょに行くまでが面倒そう。と言う事で、ボクはローカルな国境でなおかつパラグアイ側の移動が楽そうな「プエルト・ピルコマヨ」を通る事にしました。

国境情報は変わりやすいですし、らぱちょに向かう方は予約ついでに事前に情報を教えてもらうのが良いかと思います。他の2箇所の国境についても詳しく教えてもらえます。

 

頂いた国境情報によると、クロリンダからピルコマヨへは1時間に1本程度の市バスがあるらしい。が、市バスがどこをどう通ってピルコマヨに行くのかは分かりません。

バスを降りて群がってくるタクシードライバーは無視して、バスの荷下ろしの人に「ピルコマヨ行きのバスどこ?」と尋ねますが、「ピルコマヨへのバスはない!タクシーだけ!」と言われます。タクシードライバーとグルかよこのやろう。

横でそれを聞いていたタクシードライバーが3人ほどやって来て「バスはない!ピルコマヨなら400ペソ(≒732円)!」「350ペソ(≒640円)!」と言います。うるせぇバスはあるんだよ嘘つきゴミ野郎どもが

などと不毛なやり取りをしていたら・・・向こうから「PILCOMAYO」と書かれたバスが走ってくるのが見えたので、ゴミ野郎どもを押しのけてバスを停めて飛び乗りました。

1時間に1本のバスに当たったとしたら、超絶ラッキーです。

バスがどこから出発しているのかは不明ですが、ピルコマヨ行きのバスはクロリンダのスペイン通り(Av Espana)を通ってサン・ビセンテ・デ・パウル通り(San Vicente De Paul)に入り、そのまま南下してピルコマヨに向かうルートでした。

Tigre Iguazuのバスはスペイン通りに着くので、そのままバス会社の前で待っていればピルコマヨ行きの市バスが通ると思いますが、前述の通り嘘つきゴミ野郎共がしつこいので、スペイン通りを歩いてSan Vicente De Paulのあたりで待つ方が良いかもしれません。

ピルコマヨまでは40ペソ(≒73円)。先払いで乗車時にドライバーに払います。

 

クロリンダから30分ほどでアルゼンチン側イミグレーションに到着します。

ここで降りたのはボク以外2人だけ。人通りが多い国境ではないようです。終点ではないので乗り過ごさないように注意。

国境を通る人の人数に対して国境警備員の数がやたらと多く、めちゃくちゃヒマそうにしているので、キョロキョロオロオロしていると「あっちあっち!」「次はあっち!」と、みんなして行き先を教えてくれます。

パスポートに出国スタンプを押されますが、それとは別で出国スタンプを押した別紙をもらいました。

荷物をX線スキャンに通したら終了。先へ進みます。

国境の川を渡る船着き場へ向かっていると、ちょうど出ていく船が見えました。

あちゃー。まぁピルコマヨ行きの市バスで今日は運を使い果たした感がありますからね。船は仕方ありません。

イミグレーションを振り返ってこっそり撮った写真。中央遠くに見えるのがイミグレーション。

船に乗る前に、左側(船着き場に向かう時は右側)にある白い小さな建物にいる職員に、先ほどもらった”出国スタンプがおされた別紙”を渡す必要があります。何の意味があるかは知りません。

この国境はどうやら、“車で国境を越える人””大荷物で国境を越える人”が主に使う国境のようです。

荷車に大量に載っているのは「Aceite Girasol(ひまわり油)」。食用油をこんなに大量に持って帰っていると言う事は、今やアルゼンチンの方が物価安いんですかね?

本当にのんびりした国境で、むしゃむしゃ飯を食べるおばちゃんに話しかけられたりなどしながら、船を待つこと約50分。ようやく船が戻って来ました。

おそらく1隻の船がアルゼンチンとパラグアイを行ったり来たりしているんだと思います。

遠くから見て、こんなにだだっ広いだけの船のどこに歩行者が乗るんだろう、と思っていたら、端の方にベンチが並んだ細長いエリアがありました。

 

料金は、乗船中に集金係が集めに来ます。アルゼンチン・ペソでもパラグアイ・グアラニーでもどちらでも払う事が出来ます。110ペソ(≒201円)

多分この額は、このままアルゼンチンペソの価値が暴落し続けるとペソの価格的には増える事になると思います。

船はあっと言う間に車でいっぱいになり、すぐに出発。約15分ほどで対岸のパラグアイに到着しました。

船から降りて100メートルほど歩いた所にイミグレーションがありました。ここでもキョロキョロオロオロしていると「あっちあっち!」と教えてもらえます。人が少ない国境は親切な人が多くてありがたい

無事にパラグアイの入国スタンプをもらって外に出ると・・・

あまりにも何も無かったので、いったんイミグレの敷地内に戻って両替商探し。門の所にいた守衛さんに尋ねると、イミグレーションの建物横に座っている地味な両替商を紹介されました。

100ペソ(≒183円)が9,000グアラニー(≒152円)になりました!

9000グアラニー

公定レートの17%落ちなんですけど、ペソの信頼度の低さから考えて40%落ちくらいまでは想定の範囲内だったので、これは“思ったより良いレート”でした。

68か国目パラグアイ入国!\\\└(‘ω’)┘////

イミグレーションの敷地を出て、数十メートルほど歩いて右手にあるガソリンスタンドに、9番バスがいっぱい停まっているのが見えました。9番バスに乗れば良いと言うのも、メールで頂いていた情報。

ガソリンスタンドの入り口で待っていると、15分ほどで9番バスが1台出てきました。枝番で9-2とか9-4とか微妙にいろいろありますが、どれに乗っても良いです多分。

このバスも先払いでドライバーに支払い。2,400グアラニー(≒41円)でした。

 

ペルーのリマにあったような機械式改札のあるバスでしたが、改札は何の役目も果たしていませんでした

ボクのような大荷物の人が通りづらいだけ。

12時過ぎ、民宿らぱちょに到着

 

テレビでは普通にNHKが流れています。

テレビから日本語が流れて来る事に違和感を感じる・・・。

少し休憩してからお金をおろしに行きましたが、銀行3つまわって全部ATM手数料が25,000グアラニー(≒424円)だったのであきらめておろしました。1,500,000グアラニー(≒25,413円)を手に入れた!

1,500,000グアラニー

久しぶりにケタがわけわからない通貨。ただし「100MIL」と表記してゼロを3つ省略しているのは好感。

「そんなに大きくないけど一番近くにあるスーパー」と教えてもらって来てみたら、普通に大きいスーパーでした。

もう少し歩くと、もっともっと大きいスーパーがあるらしい。アスンシオン都会や・・・!

ニッシンが出しているインスタントスパゲッティ(ボロネーゼ)と言う謎のインスタント麺があったので購入。3,000グアラニー(≒51円)。

 

野菜と卵炒めと、インスタントボロネーゼ。

ボロネーゼ・・・?ただトマト味なだけなような。麺は袋ラーメンと同じのをそのまま太麺にしたような感じの。

 

今年6月かららぱちょにいると言うハナちゃん。

よくわからないタイミングでテンション爆上がりする子で、ボクが到着した時はビョンビョン跳ねる謎の動物と化していました。

 

急激に暑い所にやって来たので、暑い所用の服が足りません。明日はお買い物かな。らぱちょに小説がいっぱいあるので、誘惑に負けると読書日になります。では今回はこれにて(=’ω’)ノ

コメント

  1. max より:

    一週間ほど更新がなかったので、少し心配してました!(余計なお世話ですね)移動日記は何気に面白くて好きです。

  2. wolt より:

    >>maxさん
    ブログ側の問題で投稿ができなくなっていました!
    移動は読んでる人はあんまりおもしろくないんじゃないかと思っていたので、意外です。