マチュピチュへの全行き方を図解!初めて検索した人必見

マチュピチュへの行き方を全力で分かりやすく図解した

世界一周中のwoltです!2019年10月にマチュピチュに行ったので、その時の経験をもとにマチュピチュへの行き方を紹介します。

クスコからマチュピチュへはどう行こう?と思って初めてネットで情報を検索した時、おそらく95%くらいの人が「水力発電所?コレクティーボ?マチュピチュ村?こいつら何言ってんの?」と思うと思います。ボクもそうでした。

拠点の街クスコからマチュピチュ遺跡への行き方は数パターンあり、またどんな手段を使おうとも直通では行けません。しかも聞いた事が無い単語や日本人特有の呼称があり、更にはそれらの単語を勘違いして使っている人達もいるため、あちこちの個人ブログの情報をかき集めても「こいつら何言ってんの?」と思ってしまうわけです。

そこで、この記事では「マチュピチュ遺跡までの行き方を初めて検索した人に直感的に理解してもらえる」事を目的として、図をメインに解説します。

 

目次
  1. マチュピチュへの行き方を全力で分かりやすく図解した
  2. 勘違いが多い単語の意味解説
  3. 一目でわかるマチュピチュ遺跡への全行き方図解
  4. 具体例①最速で行くパターン
  5. 具体例②最安値で行くパターン
  6. 具体例③ボクのパターン
  7. 図には無い行き方
  8. 詳しい行き方を知りたい時にオススメのブログ
  9. マチュピチュへの行き方図解まとめ

 

勘違いが多い単語の意味解説

マチュピチュは人気スポットなだけに、検索すると山ほど情報が出て来ます。その分、割とテキトーな人や、単語を勘違いして使っている人も散見され、初めて検索した時にボクはこれらに踊らされました。マチュピチュ遺跡への行き方を知るのに非常に重要な単語ですので、まどろっこしいですが初めての人はちゃんと読んでください。

 

コレクティーボ

あちこち検索した中で最も勘違いされている単語がこれです。

コレクティーボ(Colectivo)はペルー国内で「乗り合いバス」を指す単語です。車体はハイエースからマイクロバスまで様々ですが、およそ以下のような運用をされています。

  • 市内~近くの町間の決まったルートを走っている
  • ルート上のどこからでも乗れ、どこでも降りられる
  • 定刻運行はしていない(客が集まったら出発)
  • 予約制度は無い
  • 利用するのは主に地元の方
  • 距離にもよるが料金は1~10ソル程度

コレクティーボとはこのような物ですが、マチュピチュ遺跡への行き方を検索すると「ツーリストバス(観光客用バス)」と「コレクティーボ」の区別が付いていない人がいて、ツーリストバスの事をコレクティーボと連呼しているブログが一定数あるため、非常にややこしいです。

 

マチュピチュ村とアグアス・カリエンテス

まず、マチュピチュ遺跡マチュピチュ村は別物で、この2つの間は距離3.5kmと標高差500メートルあいています。

また、マチュピチュ村(Machu-Picchu Pueblo)は正式名称アグアス・カリエンテス(Aguas Calientes)で、地図や現地の案内板ではアグアス・カリエンテスの方が多く採用されています。どちらの呼称を使うかは人によってバラバラですが、マチュピチュ村もアグアス・カリエンテスも同じ村を指しています

なお当ブログでは「アグアス・カリエンテス」の方を採用しています。

 

マチュピチュ駅

鉄道の終点マチュピチュ駅(Estacion de Machu-Picchu)があるのは、アグアス・カリエンテスです。マチュピチュ遺跡までは行きません。前述の通り、アグアス・カリエンテスとマチュピチュ遺跡の間は距離3.5kmと標高差500メートルあいています。

 

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一目でわかるマチュピチュ遺跡への全行き方図解

とりあえず図を貼ります。

「全行き方」と言いましたが、インカトレイルなど、クスコからマチュピチュ遺跡まで2泊以上かかる移動手段や、所要日数が読めない手段は図に記載していません。それらは「図には無い行き方」の項で軽く紹介しています。

この図だけを漫然と見ていても行き方を決められないと思うので、この図を使いながらいくつか具体例を紹介します。

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具体例①最速で行くパターン

先程の図で言うと、このルートになります。

拠点となる街クスコからアグアス・カリエンテスまで鉄道で行き、アグアス・カリエンテスからマチュピチュ遺跡までバスで行くと言う方法。理論上、マチュピチュ遺跡を見るだけならクスコから日帰りも可能です(推奨はしません)。

最速な上にもっとも労力がかからない手段ですが、当然お金は一番かかります。片道で100$前後です。鉄道は便によって大きく値段が異なり、またプロモーションで値下げしている時もありますので、ご自分で検索して下さい。

鉄道の時刻表&料金検索は以下の公式サイトからどうぞ。鉄道会社は2社あります。

ペルーレイル公式HP(英語サイト)
インカレイル公式HP(英語サイト)

 

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具体例②最安値で行くパターン

先程の図で言うと、このルートになります。

日本人旅行者の間で“スタンドバイミーコース”と呼ばれているのがこのルート。クスコから観光客向けバス(何故かこれをコレクティーボと呼ぶ人がいる)で水力発電所(Hidro Electorica)へ行き、そこから10km歩いてアグアス・カリエンテスに行き、アグアス・カリエンテスからマチュピチュ遺跡までは徒歩。

最安値で行く事が出来ますが、必ずアグアス・カリエンテスで1泊はする必要があります。最短プランだと以下のスケジュールになります。

  • 1日目:朝7時~8時半クスコ出発⇒14時~15時水力発電所到着⇒10km徒歩(2~3時間)⇒夕方17時~18時アグアス・カリエンテス到着
  • 2日目:朝アグアスカリエンテス出発⇒徒歩(1時間~1時間半)⇒マチュピチュ到着・観光⇒昼頃下山開始&10km徒歩⇒16時~18時水力発電所出発⇒22時~23時クスコ到着

クスコ⇒水力発電所の観光客向けバスは、旅行会社にもよりますが朝7時~8時半発のみ水力発電所⇒クスコは夕方16時~18時発のみのようです。クスコ―水力発電所間は6~7時間かかるため、この手段で往復すると帰りは必ず夜遅くになります。

体力的にはきついですが、移動にかかる費用はクスコ~水力発電所間の往復のみで、往復だと割安になり合計60ソル(約1,900円)程度になります。

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具体例③ボクのパターン

先程の図で言うと、このルートになります。

行きだけ具体例②の”スタンドバイミー”、帰りは途中のオリャンタイタンボまで鉄道、オリャンタイタンボからクスコはコレクティーボと言うルート。

これだと具体例②のデメリットの深夜帰りを避けられます。最短1泊2日で帰って来る事ができますが、ボクは2泊して以下のスケジュールになりました。

  • 1日目:朝7時~8時半クスコ出発(観光客用バス)⇒14時~15時水力発電所到着⇒10km徒歩(2~3時間)⇒夕方17時~18時アグアス・カリエンテス到着
  • 2日目:朝アグアスカリエンテス出発(徒歩)⇒7時半マチュピチュ到着・観光⇒14時下山⇒15時アグアス・カリエンテス到着
  • 3日目:朝8時50分アグアスカリエンテス出発(鉄道)⇒11時オリャンタイタンボ到着⇒11時オリャンタイタンボ出発(コレクティーボ)⇒13時クスコ到着

時間的に余裕があってゆっくりできたのは良かったのですが、鉄道が別に良くもなんともなく、景色も大した事無かったので、値段を考えると帰りもスタンドバイミーコースで良かったな、と思いました。

もし次行く事があれば、往復ともスタンドバイミーコースでアグアスカリエンテスに2泊します。3日目は温泉に入ったりカフェでまったりしたりして午後帰路に着くパターン。

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図には無い行き方

インカトレイル

クスコから完全に徒歩で数泊かけてマチュピチュに至る手段。ただ、かなり人気で数か月前からの予約が必須だそうです。

 

水力発電所経由のトレイル

クスコの北にある町ウルバンバ(Urubamba)から徒歩でスタートし、水力発電所⇒スタンドバイミーコースを辿るトレッキングコース。4泊5日でマチュピチュまで行けるそうです。

こちらはインカトレイルよりマイナーで、クスコで数日後のツアーを申し込む事も可能だし、コースさえ知っていれば個人で行く事も可能だそうです(山小屋などが無いので野営装備は必須)。

ボクがクスコ滞在中に会った日本人がたまたまそのツアーに参加しようとしていたのですが、レンタル道具込みで200$前後とか話していました。

 

コレクティーボで水力発電所まで行く

観光客向けバスではなく、本当にコレクティーボでクスコから水力発電所まで行く方法

まずクスコ⇒オリャンタイタンボまでコレクティーボで移動、その後はウマスバンバ(Umasbamba)、ワヨパタ(Huayopata)などの小さい村を経由して乗り継ぎつつ、水力発電所最寄りの村サンタ・テレサ(Santa Teresa)まで行きます。

サンタ・テレサから水力発電所へのコレクティーボはありませんので、6,7kmほどの徒歩になります。そこから先はスタンドバイミーコース同様。

この手段の一番の問題が「所要時間が読めない事」。前述の通りコレクティーボは人が集まったら出発する方式のため、いつ出発していつ到着するかが読めません。朝早く出発しても明るいうちにアグアス・カリエンテスに着かないんじゃないかな、と言う気がします。運次第ですが。

もしこの手段で行く場合は、サンタ・テレサで1泊、アグアス・カリエンテスで1泊するスケジュールで行くと確実だと思いますが、余計に1泊するくらいなら観光客用バスで水力発電所まで行った方が安く上がります。要するにあんまりメリットが無い手段です。

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詳しい行き方を知りたい時にオススメのブログ

このページでは、初めての方がマチュピチュまでの行き方をざっくり把握できることを目的に解説したため、具体的な事は何もわからないと思います。

こちらの方のブログが、各手段の情報が一番よくまとまっているので、こちらを参考にすると良いです。

クスコからマチュピチュ遺跡への行き方・全費用・所要時間まとめ!入場チケット購入に注意

このブログを作成されている方にはアフリカのナミビア旅行中にお世話になりましたが、かなり真面目で優秀な方なので、情報の信頼度も高いです。

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マチュピチュへの行き方図解まとめ

ボクが初めてマチュピチュへの行き方を調べた時に混乱したので、この記事は初めての方が出来るだけ悩まないように図をメインにまとめました。この図さえ頭に入っていれば、他の方のブログを読んでも理解しやすいと思います。

また、今回紹介した具体例以外にも「鉄道で行ってマチュピチュへは徒歩」「スタンドバイミーコースで行ってマチュピチュへはバス」など、個人の好みや都合によっていろんなパターンを組む事ができます。あれこれ考えて自分に合った方法で行きましょう。

ボクが実際に行った時(スタンドバイミーコース)と帰った時(鉄道&コレクティーボ)の日記は以下のリンクからどうぞ。

【日記】マチュピチュへの道!クスコからアグアス・カリエンテスに移動(2019年10月4日)
【日記】アグアスカリエンテス朝さんぽ。クスコに高級列車で戻る(2019年10月6日)

 

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