オラー!
今回はペルーのクスコからモライ遺跡&マラス塩田ツアー参加、その後オリャンタイタンボ遺跡へ行きました!
今日の朝食。パン、ハチミツ、チーズ。
この朝食一番好きかもしれない。楽だし。日本に帰ってもやってるかも。
さて、今日はモライ遺跡&マラス塩田ツアーに参加です。昨日自力で行こうとして失敗したやつですね。まだ失敗した話を読んでない方は、わざわざ読まなくて良いです。
8時35分、昨日ツアーを申し込んだツアー会社の前に到着。ピックアップは8時40分予定。
・・・と言いつつ、この辺りは似たような外観のツアー会社が何軒も並んでいるので、昨日申し込んだのがどこだか分からなくなりました。昨日もらった領収書に記載の住所のツアー会社に行き、一応確認。
ぼく「この住所ここだよね?」
ツアー会社の人「住所はそうだけど、うちじゃないよ」
ぼく「は?じゃどこ?」
ツアー会社の人「知らない」
ぼく「住所ここじゃん。」
ツアー会社の人「うちじゃない」
なんだそれ。隣は閉まっているし、隣の隣は開いてるけど誰もいないので、確認しようがありません。
うーん、これは変なチケットつかまされたか・・・?と思いながら待っていると、8時50分頃、向こうから歩いて来たおばちゃんから名前を呼ばれました。ピックアップっててっきり車かと思っていたら、まさかの徒歩お迎えでした。
徒歩のおばちゃんにピックアップされてアルマス広場へ。
どうやらツアー会社の職員が手分けして徒歩で迎えに行っているようで、職員に連れられた観光客があちこちから集まって来ます。
まさかの人海戦術。いったい何人で集めてるんだろう。すごく効率悪そう。
客が全員集まって、ツアーの車が来て、出発したのは9時20分頃。
早速モライ遺跡へ・・・と思ったら、途中の土産物屋で降ろされました。ツアーあるあるですね。
糸を染める染料は、全部天然の物由来ですよ、みたいな解説を聞きました。英語とスペイン語で交互に話してくれるので意味は分かるのですが、長い話を聞くのが好きでないボクは、途中からネコを目で追いかけていました。
途中ですごく薄いお茶が出て来ました。
外側が素焼きのままで、内側だけ釉薬が塗られています。おもしろい。
ひととおり話を聞くと土産物タイム。
ペルーの民芸品は何かしら買うつもりではあるんですけど、今このタイミングじゃちょっとなぁ・・・。
なぜか土産物屋の一角でクイが飼われていました。
クイは少し大柄なモルモットみたいな見た目。とてもかわいらしいですね。だがしかし食用だ。ペルーでは割と一般的な食材だそうです。
土産物の中には、アルパカのぬいぐるみやクイのぬいぐるみがあって、とても癒されます。
だがしかしクイは食用だ。アルパカさんも時々食肉になってますし、なんだか複雑です。
モライ遺跡に着いたのは11時20分くらい。もうほぼ昼やん。
ここで複数の遺跡(聖なる谷)共通チケット(Parcial Ticket)を購入。70ソル(≒2,243円)。
このチケットは2日間有効で、以下の4つの遺跡に入れます。
- モライ遺跡
- オリャンタイタンボ遺跡
- チンチェーロ遺跡
- ピサック遺跡
2日間で4つ全部まわるのはしんどそうなので、ボクはチンチェーロはあきらめて、1日目でモライ&オリャンタイタンボ、2日目でピサックをまわる事にしました。
モライ遺跡は、全部こういう段々の円形の遺跡です。
ガイドさんが微妙にへっぽこなのか周囲に気を遣うタイプなのか、写真を撮りたい場所で全然立ち止まってくれません。
いろいろ話を聞きながら、似たような段々の遺跡を見て回ります。
これらはインカ帝国が造ったもので、造られた理由はハッキリしていないらしいのですが、気象条件によっては段々の一番上と一番底でなんと15℃もの温度差ができるそうです。
なので、農作物の実験場として使われていた説もあるらしいです。
実際、インカ帝国は地形と段々畑を利用して温度をコントロールし、本来なら(温度的な問題で)育たない作物まで作っていたという話もあります
それにしても、やっぱりツアーってイライラしますね。行きたい所に行けないし立ち止まれない。モライ遺跡の敷地内も全部まわれませんでした。
次はまた土産物屋。
塩専門の土産物屋でした。
この辺り(マラス)には塩田があり、ペルーでも有名な塩の産地になっています。ちなみにマラス塩田にはこの後行きます。
マ・ラ・ス・の・塩!※各々適当に節を付けて下さい。
100gで1ソル(≒32円)のゴリゴリ美味しそうな調理用塩があったので購入。あとあんまり関係ないけどソラマメ(多分)の揚げ菓子2ソル(≒64円)。塩は自炊の時に使うつもりですけど、1人で旅行中に100gなんてそうそう使わないので、たぶん日本までお持ち帰りします。
次はそのマラス塩田に移動。バスの中から見えた塩田が思いのほか大きくてびっくり。
マラス塩田は先程の共通チケットに含まれていないので、別途10ソル(≒320円)かかります。
はい、これがマラス塩田です。
すげー、塩でゴリッゴリやん。
塩分を含んだ地下水を引いて、それを棚田にゆっくり流しながら水分を飛ばしていくと、塩が出来ると言うシステムらしい。
棚田じゃなくても、水が流れてる水路の周りが既に塩だらけです。どんな地下水やねん。死海よりも塩分濃度高そうです。
ツアーに付いて来たマラス塩田でしたが、むしろモライ遺跡より圧巻でした。
さて、ツアーは塩田で終了してクスコに戻るのですが、ボクは事前にマラスの近くの国道で降ろしてもらうように頼んでおきました。ここからは自力でオリャンタイタンボ遺跡に行くのです。
14時、予定通り国道(昨日コレクティーボを降りた分岐点)でツアーバスを下車。すると、チリから来たと言う家族連れ3人もオリャンタイタンボに行くと言う事で一緒に降りて来ました。
「タクシーシェアしよう!」と言われたので、その提案に乗っかる事にしました。4人で50ソル(≒1,602円)と、コレクティーボと比べると高いですが、出来れば早くオリャンタイタンボに着きたかったので、シェアタクシーの方がありがたかったです。
14時40分、オリャンタイタンボに到着。
昼飯を食べたい所ですが、オリャンタイタンボ遺跡は17時に閉まってしまうので、あんまり時間の余裕がありません。さっきマラスの塩と一緒に買ったソラマメスナックを食べて空腹をしのぐことに。
オリャンタイタンボの遺跡は、町から見える所にありました。
入場するとアルパカさん。
このアルパカさん、なんか小さいし、もこもこ感もいまいち。
下から見えた段々(もともとは段々畑だったらしい)を登って行きます。
やー、天気最高ですね。
段々畑を登り切ると遺跡があります。
遺跡の更に奥まで進むと・・・何やら16時で閉まってしまうエリアが。
時刻は15時20分。あぶね、昼飯食べてたら間に合わないところでした。
扉を抜けると・・・山道!
どこまで続いてるんだこれ・・・。
段々畑のエリアは観光客でごった返していましたが、この山道を登る人は少ないようです。往復して3組しかすれ違いませんでした。ツアーじゃなくて自由に動けるのって最高。
10分ほどで頂上に到着。
この山の上は、インカ帝国の宗教施設が建っていたらしいです。
遺跡は説明も何も無くてよくわからないので、とりあえず景色を楽しみましょう。
さて降りるか。
段々畑を降りる途中で、北側の山肌に抜ける道がありました。
この道をずっと北に進んでいくと、貯蔵庫が建っています。
急斜面に建っている、変わった形の貯蔵庫です。
上の窓から穀物を入れ、下の出入り口から取り出す運用をしていたそうです。上の窓からのぞいたところ。
確かにその方が楽そう。よく思いついたなぁ。
下山してふもとの遺跡もちょっと覗きます。
この辺はよくわからないし、お腹減ったのでもう良いです。
遺跡の外に出ましたが、オリャンタイタンボはどこも食事が高い・・・。辛うじて9ソル(≒288円)で食べれるところを見つけました。
メヌー1品目、サラダ。
普通のサラダ。ブロッコリーがちょっとうれしい。
2品目、タジャリン・サルタード。
めっちゃ醤油味でびっくりしました。麺はスパゲッティ。肉は少ないけど野菜たっぷりでまぁまぁおいしい。でもこれ、日本人がテキトーに家である物で作ったみたいな料理。
さー後はクスコに帰るだけだ。先日利用した鉄道駅近くのコレクティーボ乗り場に行くと、ちょうどマチュピチュからの列車が着くところでした。
しかし、クスコ行きのコレクティーボに値段を尋ねると・・・みんな10ソル(≒320円)。
数日前は6ソルだったけど?としつこく尋ねると、どうやら6ソルはペルー人価格で、ペルー人向け車両が多い便の鉄道が到着した時はどさくさに紛れてペルー人と同じ価格で乗れるけど、今到着した便は観光客しか乗っていないので、観光客価格でしか乗せない、と言う事らしい。それってつまりぼったくりやないか。
しかし鉄道駅にいたコレクティーボ全部に尋ねても10ソルだったので、仕方なく乗車。
クスコに到着したのは19時。寒い。
途中で買ったお菓子と宿のフリー紅茶で一服。
はー疲れた。長い一日でした。朝ツアー会社がわからなかった時はあせったけど、結果的に予定通り全部行けて良かったです。
疲れたけど、共通チケットは2日間しか使えないため、明日はピサックに行きます。では今回はこれにて(=’ω’)ノ
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