【ペルー】ナスカからアレキパに夜行移動。あの動物を食べる!(2019年9月29日~30日)

オラー!

今回はペルーのナスカからアレキパに夜行バス移動。まさかのあの動物を食べました!

 

今回の移動。ルートが合ってるかわからないけど、多分570kmくらい。

 




 

ナスカの地上絵づくしの1日を終え、21時45分くらいにCruz del Sur社へ。

宿から700メートルほど歩いてきましたが、治安的な不安は感じませんでした。人通りは多く、他にも似たような旅行者がパラパラ歩いてましたし。

ボクの乗るバスは22時45分。まだもう少し時間があります。歯磨きなどをして待ちます。

預ける荷物はカウンターに持って行って預ける方式。ボクの荷物は重量オーバーで9ソル(≒289円)余分にかかりました。水も食料も入っていない状態で26kgもあったとはビックリです。

 

バスは外観からして、謎のゴージャス感にあふれています。

おそらくペルーでは一番ランクの高いバスではないでしょうか。

22時になると職員が「アレキパ!アレキパ!」と言って乗車が始まりました。「ちょっと早いな?」と思いながら列に並ぶと、「キミのバスは次!」と言われました。あ、アレキパ便2本あるのね。

 

乗客の預け荷物は、カウンターでカートに載せられた後、まとめてバスに積み込まれる方式。バスに向かってゴロゴロ押されていくカートをなんとはなしに見ていると・・・ん?なんかあのカートにボクのザックっぽいのがちらっと見えたような?向かっているのは、現在進行形で乗客が乗り込んでいる、先発のバスです。

うーん、ボクのザックっぽい物が前のバスに積み込まれているような気がするけど、定かじゃないし、どうせアレキパ行だから別に良いか。何より走って確認しに行くのめんどくさいし(疲れてる)。

 

先着のバスは出発し、22時25分くらいにまた職員が「アレキパ!アレキパ!」と言い始めたので、再度列に並ぶと、「キミのバスは次!」

えぇ!?アレキパ行きのバス何本あるの?

 

22時40分、3本目のバスにようやく乗車。座席は指定されていて、ボクの席は2階でした。

うっ、空気が悪い(|||´ω`)

たいして乗車率高くない(6割程度)なのに、人の体臭と、食べ物の臭いがむわっと充満しています。エンターテイメント設備(各座席のパネル)なんか充実させてないで、バスの換気能力を強化しろよ

ちなみに、ボクが乗るバスに積み込まれる荷物の中に、ボクのザックらしきものは見当たりませんでした。やっぱり2便先のやつに乗って行ってしまったか・・・。アレキパで会おう!

 

幸い隣には誰も乗って来なかったので、横になって寝る事が出来ました。でも空気が悪くて気持ち悪いのと、道が悪くて左右にわっさわっさ振られるのとで熟睡できず、ほぼ2時間おきくらいに目を覚ましてました。

9月30日。朝ー!

めっちゃ砂漠。

昨夜、乗車直後にもらって食べなかったパンを食べます。

素のコッペパンかと思えば、中にごく少量のツナマヨみたいなのが入っていました。

7時を過ぎると朝食も配られました。なんか似たようなのが来てしまった。

中身はハムでした。

バスは山道をゆるゆる進みます。

 

9時15分、アレキパの町から3,4kmほど離れたバスターミナル(Terrapuerto)に到着


1つのターミナルにバス会社がずらっと並んでいるタイプ。トルコを思い出します。

微妙に不安でしたが、ボクのザックはちゃんと先に来ており、荷物受け取りカウンターの向こうに転がっていました。再会を喜びました。

ターミナルの外へ。

 

タクシーの料金表がありました。こう言うのすばらしいですね。ちゃんとしていて。

ボクの行きたい地域はタクシーで8ソル(≒258円)。全然乗っても良い額なんですけど、早く着いたって今日はもう昼飯食べる以外の予定は無いし、ひんやりと涼しくて良い気候なので、のんびり歩いて行く事に

アレキパ自体が既に標高2,400メートルなんですが、周囲を5千~6千メートル級の山々が取り囲んでいるので高い気がしません。

なんとなく長野にいるような錯覚を覚えます。規模が2倍くらい違いますけど。

公園で休憩したりしつつ、のんびり歩きます。

アレキパは都会だなぁ。

 

10時半くらいに宿に到着。チェックインはまだなので、ザックを置いて屋上へ。

やった!ハンモックがある!寝不足だったので、チェックインまでハンモックで寝ました。

 

チェックインして、昼から外出。

アレキパの中心部は、碁盤目の整然とした町です。朝は寒かったですが、昼は日向なら半袖でちょうど良いくらいです。

アルマス広場(Plaza de Armas)にやって来ました。

観光の中心でもあるのですが、前述の通り今日はもう昼飯食べる以外のミッションはこなしません。アルマス広場に来たのは、宿のスタッフオススメのレストランに行くためです。

Chira Dulce Fusionと言うレストラン。入口分かりにくい。


 

アルマス広場を見下ろすテラスのレストランなんて、なんだかすごく高級そうですけど大丈夫でしょうか。

 

メヌー(2品と飲み物などが付いて来るセットメニューの事。ペルーではいつもメヌーを頼んでる)は15ソル(≒482円)とお手頃価格でした。

何食べようかな・・・せっかく高めのレストランだからあまり見た事無い物を・・・ロモサルタードはよく見る・・・エスパゲッティはスパゲティの事か・・・チュレタ・デ・アルパ・・・・・・・・アルパカ!?

アルパカさん。※宿の黒板のイラスト

アルパカって食べる物だったのか・・・てっきり毛を取るためだけの家畜かと・・・。もちろんアルパカで即決です。

 

席からの眺めが良い。

往来を上から眺めるってけっこう好きです。

さっきからちょいちょい撮ってるこの回廊、写真だと全然わからないんですが、実物だと、パースが歪んでいるような、自分の立ってる場所が傾いているような、すごく気持ち悪い錯覚を覚えます。

 

よく見ると、画面奥側に行くにつれ、柱を挟むごとに手すりや梁が少しずつ低くなっていってるんですね。

地面の傾斜に合わせてるんでしょうけど、地面の傾斜は上から見て分かるほどではないので、なんだか全体として奇妙な印象を覚える形状になっています。

 

カトラリー入れがペルーっぽい柄でおしゃれ。

それにしても、料理が全然来ません。安食堂だと、メヌーの料理はたいてい大鍋に作られていたり、下準備は出来ていて焼くだけだったりするので、数分で出て来るもんなんでが。

20分ほど待って、ようやく飲み物が出て来ました。チチャ・モラーダ

チチャ・モラーダ

紫トウモロコシから作った、ペルー名物の飲み物。トウモロコシ感は無くて、ほんのり甘酸っぱいです。

結局、オーダーからたっぷり30分以上経ってから1品目が来ました。クレマ・キヌア

クレマ・キヌア

直訳すると「キヌアのクリーム」なので、どんな料理が来るか想像できていなかったのですが、クリームスープの事だったみたいです。

すくってみたら、ただのスープじゃなかったです。

キヌアがどっさり入っています。感覚的には汁多めの雑炊くらい。柔らかいプチプチ感がなんとも言えない。

クリームスープは濃厚で、チーズも入っています。これはおいしい。そして今までの人生で食べたキヌアより、今日このスープで食べたキヌアの方が多いと思います。キヌア茶碗半分くらいは食べた

 

そしてこちらが、チュレタ・デ・アルパカ

チュレタ・デ・アルパカ

ほほう、これがアルパカか・・・。いただきまーす。

この味は・・・あれ?記憶が・・・記憶の彼方から何かの歌が聞こえる・・・「・・・かん・・・くな・・・ばんばん・・・・」

 

「ばんばんばんばん晩餐館!焼き肉焼いても家焼くな!!!」

味付けが焼き肉のタレやぁぁぁ!(; ̄ω ̄)そ

 

醤油っぽい濃い味に強めの甘味、僅かな酸味、そしてニンニクと胡椒。焼き肉のタレ以外の何物でも無いわ。自家製なのかな。日本の焼肉屋さんにこのタレ置いてあっても、誰も違和感を感じないと思う。

肝心のアルパカはと言うと、食感は弾力があってきめ細かく、噛み切りにくい感じ。焼き肉のタレに隠れて味がいまいちわかりにくいですが、牛肉に似ている気がします。脂身は無くてあっさり。

全体としては、焼き肉のタレの存在感が大半で、終盤アルパカが後ろから追いかけて来る感じです。気にしなかったら牛肉と思ったまま食べ終わってしまうと思います。

まだアルパカ食べ終わってないのにアイスが出て来ました。

散々待たせた割には後半急がせるんだなオイ

このレストラン、宿のスタッフが勧める割にはグーグルマップの評価が最悪なので不思議でしたが、やっぱり提供が遅い事が低評価の理由みたいです。

ボク的には、料理はおいしいし、ドリンクとアイスまで付いて来るし、アルマス広場を見下ろすロケーションのレストランを500円以下で利用できるなら全然アリだと思います。スタッフも良かったです。ただオーダーから食べ終わりまで1時間以上かかるのは確実なので、時間に余裕が無い人はやめた方が良いです。

 

夕方のおやつはキヌアのガレット。

 

中に入ってる黒いプチプチがキヌアなのかな。

昼にスープに入っていたキヌアとはずいぶん違うみたいだけど。甘くなくてザクっとおいしいガレットでした。

 

さて、明日はまた夜行移動。日中はアレキパ観光します。では今回はこれにて(=’ω’)ノ

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