「がんばらないバックパッカー」のキューバ旅行総費用

カリブ海の風変りな社会主義国家キューバ!!

今回はがんばらないバックパッカーがキューバで結局いくら使ったのか?を大公開&分析!

 

キューバ旅行総費用と内訳

※滞在日数は9日です。
※レートも物価も2019年8月時点のものです。
※2019年8月時点で1CUC≒106.35円です。
※計算のためCUPで払った分も全てCUCに換算して計算しています(後述)。

  • 飲食費計: 34.92CUC (3,714円)
  • 宿泊費計: 90.45CUC (9,619円)
  • 交通費計: 50.56CUC (5,377円)
  • 観光費計: 26.00CUC (2,765円)
  • その他計: 14.00CUC (1,489円)
  • 合計: 215.93CUC (22,964円)

これを円グラフで表すとこうなります。

1日の平均は23.99CUC(≒2,552円)になりました。物価が安かった割には意外と出費が多かったな?と言う感じです。




キューバ旅行費用の分析&考察

食費について

食費は1日あた3.88CUC(≒413円)になりました。

キューバはローカル食堂での外食は非常に安く済むのですが、飲料水やジュースが高いです。その辺の商店で買うと500mlが1CUC、1.5Lが1.5~2CUCなどです。食事なら2CUCもあると1食食べれてしまいますので、いかに水が高いかです。

ボクが見た最安値はハバナの大きなショッピングセンターで買った「5Lで1.9CUC」です。ここ以外はどこも高くてげんなりしました。

缶ジュースも物価に対して高く、0.6~1CUCくらいです。暑い時期に行くと飲み物でどんどん出費します。

 

宿泊費について

宿泊費は1日あたり11.31CUC(≒1,203円)になりました。全泊ともカサ(Casa)と呼ばれる民泊の個室です。

キューバでは高級ホテルに泊まる人以外はたいていカサに泊まります。たいてい10CUCくらいからで、街の至る所にあります。

ちなみにボクは全泊Airbnbで予約しました。ハバナには有名な日本人宿が3軒ほどありますが、3軒とも10CUCでドミトリーだそうで、お得感皆無です。Airbnbだと11CUCくらいから個室、専用バスルーム、タオル・シャンプー付き、Wi-Fi付き、エアコン付きなど、不安になるくらい条件の良い宿がいっぱい見つかります。日本人と群れたくて仕方ない人以外はAirbnb一択でしょう。

 

交通費について

交通費はかなりかかりました。が、これは旅行の仕方次第で大きく変わる部分があります。キューバでの陸路長距離移動は、高いバス(Viazulなど)、安いバス、カミオンの3パターンがあり、ボクは滞在期間が短かったので時間優先で、高いバスしか使いませんでした。

ちなみにViazulのバスは日本の高速バスよりも高いくせに、バスはまるで手入れされていないし、途中の休憩が高級レストランだしで割とクソです。ただ時間だけはちゃんと守ります。

カミオン(乗り合いトラック)だと時間はまるで読めませんが、金額的にはViazulの1/4~1/5程度で済むと思います。時間のある人はいろいろ試せばいいと思います。

 

観光費について

観光費は割高です。外国人料金が設定されており、たいていキューバ人の25倍です。

正直たいした事ない観光地でも、平気で7CUCとか取って来ます。

 

その他について

その他は、Wi-Fiカードや散髪代などでした。

キューバでネットに接続するには、Wi-Fiカードと言う、ユーザ名とパスワードが書かれたカードが必要です。1枚のカードで1時間利用できます。

このカードはETECSA(キューバの通信会社)で直接購入すると1枚1CUCですが、公園にいるWi-Fiカード売りや宿で買うと1.5~2CUC取られます。急を要していないのであれば、ETECSAの店舗を探して直接購入しましょう。外国人でも買えます。

 

キューバの物価目安

旅行していて、大体こんなもんだったなーと言う感じで物価をまとめてみました。※2019年8月時点。変動する可能性あり。

 

キューバのお金事情~CUCとCUP

キューバには2種類のお金がある

キューバには、外国人用のCUC(クック)と、キューバ人用のCUP(カップ、モネダ)の2種類があります。

使い分けとしては、ホテル代や空港タクシー、観光地の入場料などはCUC払い、ローカル食堂や市バスではCUP払いです。

なお、CUPは表記すると”CUP”ですが、口頭で言う時は「モネダ」しか通じません。銀行で「CUP」と言うと「モネダ?」と何回も聞き直されます(初めて両替した時は”モネダ”と言う言葉を知らなかった)。

 

CUCとCUPのレートと両替事情

1CUC=1USドル=25CUPと言う固定レートになっていますが、銀行ではUSドル⇒CUCでは3.5%の手数料CUC⇒CUPでは4%(1CUC=24CUP)の手数料がかかります。銀行以外だともっと取られる場合もあります。

空港などで外貨(ユーロやドル)から両替してもらえるのはCUC、ATMから出て来るのもCUCです(ATM手数料は3%)。外国人がCUPを手に入れようと思うと、二重で手数料を取られなければならないと言うクソ制度になっています。

 

CUPは必要?

ボクが旅行した範囲では、ローカル相手でもCUCで断られる事はありませんでした。市バスは1CUPですが、0.04CUCでも普通に乗れます。

ただし、個人商店やローカル食堂では独自の換算レートを適用している所もあり、CUC払いだと思いっきり損する場合もありますので、やはり多少のCUPは持ち合わせておいた方が良いでしょう。

 

キューバ旅行費用まとめ

キューバは物価は安いのですが、国ぐるみで外国人から金をむしり取ろうと言う姿勢ですので、ガツガツ動いて観光すると思いのほか金が飛んでいきます。

以上、「がんばらないバックパッカー」のキューバ旅行費用まとめでした!

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コメント

  1. hajime より:

    はじめまして。24日から30日までキューバに行く予定なのですが石油不足は大丈夫なのでしょうか。返信いただけますと幸いです。

  2. wolt より:

    >>hajimeさん
    はじめまして。旅行中に石油関係のものを買うことが無かったので、石油不足の状況は分かりません。ガソリンなら、車はいっぱい走っていたのでキューバ人は入手が難しくないんだと思いますが、配給制度や外国人が買えないものなどの話も聞きますので、実際どうかはわかりません。

  3. hajime より:

    返信ありがとうございました。大変参考になりました。とりあえず行ってきます!!