オラー!
今回はキューバの世界遺産トリニダードの旧市街地を観光・・・のつもりが全然パッとしませんでした!
世界遺産トリニダードとは
トリニダードは16世紀初めごろにスペインによって造られた町です。スペイン人が入植と同時に持ち込んだサトウキビにより、トリニダードを含むロス・インヘニオス渓谷ではサトウキビの生産から運搬、加工まで行うようになり、砂糖産業は19世紀末までこの地域を潤しました。
トリニダードとその周辺には今でも当時の建物が残っていると言う事で「トリニダードとロス・インヘニオス渓谷(Trinidad and the Valley de los Ingenios)」と言う名称で世界遺産に登録されています。
朝8時過ぎ、食べる物も無ければWi-Fiも無いので、とりあえず外出。
あと実はお金も無い。まずは現金を手に入れないと。
宿の人にATMのある銀行の場所を2軒聞いて来たのですが、1軒目はATMからお金が出て来ず。ボクだけでなく地元の人っぽいおにーさんもおろせていなかったので、ATMが悪いんだと思います。
キューバでは、商店なんかにはドアマンみたいな人が必ずいて、入店する人を人数制限する決まりみたいなのがあるみたいです。なので、よく商店などの前には、ああやって人がごちゃっとひとかたまりになっている光景を見かけます。
誰も並ばない&我先に入ろうとするのでああなる。
あとキューバ人はどうも朝一で家の前やバルコニーを水洗いするのが習慣らしく、朝は道路に水たまりがいっぱい出来ます。
ハバナだと建物が高いから上から清掃した水が降って来るし、また水たまりは臭くて仕方なかったんですけど、トリニダードは人が少ないせいか、排水がいくぶん綺麗です。
でも車が通るとバシャ―っと水を跳ね散らかすので、注意して歩かないと水をかけられます。
教えられたもう1軒の銀行にやって来ました。
この銀行のATMからはちゃんとお金が出て来ました。まずは40CUC(≒4,248円)を引き出し。
次にCUPに両替します。この銀行も大きくないながらも番号札制度でした。
番号札は手書きですけども。
10CUC(≒1,062円)を両替して240CUP(≒1,019円)を手に入れた!
ところでこのCUP、店などでの表記はCUPだし、両替所の表記はCuban Pesoなのに、口頭で言う時はなぜか「モネダ」しか通じません。キューバって謎ルール多過ぎです。
次は朝食。ハバナでは至る所でハムやチーズを挟んだだけの簡単なサンドイッチが売られていましたが、今朝銀行に来るまでの道では見つかりませんでした。
24時間営業らしい、ファストフード店にやって来ました。
店内にはなぜかデパートの屋上にある系の遊具。
メニューは3つしかありません。
大きいハムチーズピザ、小さいハムチーズピザ、ハムとチーズの盛り合わせです。つまりピザ生地とハムとチーズしか無いんですね。メニュー数がびっくりするほど少ないのも、キューバ特有の物です。
小さいハムチーズピザ。0.7CUC(≒74円)。
思ったより小さかったですが、アツアツなのでぼちぼちおいしいです。
次は公園でWi-Fiを拾います。
もう29日にはハバナに戻って、30日の朝には出国してしまうので、その1泊の宿をネット予約しに来たのです。
次はハバナ行きのバス予約へ。なんだか朝からやる事が多過ぎです。キューバの不便さが際立ちます。
車はクラシックカーばかりですが、バイクは割と普通な気がします。まぁバイクの知識ゼロなので分かりませんけど。
昨日降り立ったばかりのバスターミナルにやって来ました。昨日は気づきませんでしたが、建物がだいぶショボいですね。
Viazulのトリニダード⇒ハバナは8時、10時、15時の3本あるとの事でした。またお昼の空腹をビスケットでごまかすのがイヤなので、早めの8時発のを予約・・・予約と言うか、長いメモ用紙に名前を書くだけ終わりでした。
料金の支払いは当日朝チェックイン時で良いらしい。すごく不安ですが、往きも満席にはなっていなかったし、万が一なんかうまく行ってなくても当日で乗れるんじゃないでしょうか。
はい、ようやく今朝やる事は終わって、トリニダードの歴史地区にやって来ました。ここは大広場。
広場と言うか庭園みたいでびっくり。
あてもなく周囲をうろうろします。
歴史地区の外と内の違いがわからんのだけど。
強いて違いを挙げるなら、1つ目、歴史地区の方が大きい建物が多い。
大きい建物はたいてい、農園主の邸宅だった建物みたいです。
2つ目、道路が雑な石畳で歩きにくい。
暗い中歩いたら捻挫しそう。
3つ目、一般の地元民が少なくて、観光客と観光客相手の商売の人しかいない。
土産物屋台の真下を、まったく綺麗でない水がピャラピャラと小川のせせらぎのような音を立てて流れているのがちょっとシュール。
なんでただの小道が沢になりかけているのか。
歴史地区をぐるっと歩きましたが、ここは今まで見た中でも2,3番目に意味がわからない世界遺産でした・・・。意外と何も無い。
もっとしつこく歩き回れば何か見れるのかもしれませんが、歩き回るほどの興味も湧きません。むしろ歴史地区の外の方が、活気があるし、人の生活感があって面白いです。
と言う事で歴史地区をさっさと出てしまいました。
やっぱり歴史地区の中と外の違いが分からないw
お菓子屋の前。なぜかケーキが野ざらしです。
一応ラップはかかっているものの、こんな気温の高い屋外に野ざらしのケーキとかお金もらっても食べたくないな・・・。
ソフトクリーム。3CUP(≒13円)
観光客向けの高い店ばかりのトリニダードですが、アイスは安定の安さ。
ここ数日、髪を切りたくて仕方なかったので、散髪へ。
7CUC(≒743円)と言われて悩みましたが、もう1日も我慢できないくらい髪がうっとうしかったし、ハバナみたいに至る所に理髪店があるわけでもないので、切ってもらいました。本当なら2CUCくらいで切ってそう。
トリニダードは小さい町なのに、ハバナよりも「観光客から金を取ってやろう」的な意思が感じられます。ハバナの方がまだ普通の商売の人が多かったです。あんまり良い町じゃない。
そう言えば、明日はロスインヘニオス渓谷鉄道に乗りたいんだった、と、ついでに時刻表の確認をしに立ち寄ったのですが・・・
何あれ?バス停?(写真中央の屋根)
線路沿いに反対側を見ると・・・こっちの方が駅がありそうな雰囲気。
こっちの方が駅なのかな?とも思いましたが、閉まっています。
列車が来る時以外は閉まっているタイプの駅でしょうか。閉まっているタイプの駅ってのもなんだかおかしいですけど。一応朝9時半に列車に乗ったと言う人のブログを見たので、明日はとりあえず8時半くらいに来てみましょう。
時々いる、タマネギ&ニンニク売りの人。
アクセサリーみたいにいっぱい身に付けているのがなんとも言えない。
もう昼なので何か食べたいのですが、今日かなり歩き回ったのに、観光客向けのレストランしか見なかったなぁ・・・と思っていたら、今朝お金を降ろした銀行の近くの四つ辻に、すごく地味なレストランがあるのが目に留まりました。
この四つ辻、朝から4回くらい通過していたのに、全然気づきませんでした。
チキンプレート的なの。50CUP(≒212円)。
48時間ぶりの人間らしい食事来た!!!
チキンはニンニクが効いているし、お米の味付けも程良い塩加減でおいしい。レタスは苦味が強い。あーうまい。
暑くなってきたし、水でも買って帰るかな、と思いましたが、今日歩いている最中に2回ほど見かけた水売りの屋台は、その時いた場所から消えていました。代わりにジュース屋台がいる。
仕方ないので商店を探しましたが、キューバの商店ってなぜか水を置いてない所が多い。ようやく見つけたと思ったら、1.5Lが1.5CUC(≒159円)、5Lが3.6CUC(≒382円)でした。どっちも高い。5Lなんか先日ハバナでその半額で買っているので、あほらしくて仕方ありません。結局買いませんでした。
キューバほど飲料水が買えない国も初めてです。もしかして水は観光客価格なのでは?とも思いましたが、現地の人が水を買って歩いている姿もほとんど見ない。5Lの空ボトルを持ってうろうろしている人が時々いるくらいです。みんな水道水飲んでるんだろうか。
あと缶ジュースも買えなかったので、結局宿に戻って買いました。1CUC(≒106円)
高いなぁ。トリニダード過ごしにくい。
キューバに来てから、暇な時間は速読アプリで読書しています。ネットが無いと生活が文化的になりますね!
夕方は宿の屋上に上ってみました。
いつの間にか雨が降っていたようで、水たまりが出来ています。
じっとりと全然涼しくなくて、どこからか米を炊く香りが漂って来ています。なんだか夏っぽい。
明日は列車に乗れたら日帰りで遠出。乗れなかったら1日中読書です。では今回はこれにて(=’ω’)ノ
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