やーさす!
今回はキプロス共和国の世界遺産パフォスの考古学公園とパフォス城を見に行きました!
世界遺産パフォスとは
パフォスは古代ではキプロスの首府であり、またギリシャ神話においては女神アフロディテが生誕した場所とされています。
中世までの間に、支配国が変わるたびに首都はニコシアに、港湾都市はラルナカに移され、パフォスの役割は減って行きましたが、そのぶん海岸沿いを中心に古代から中世にかけての遺跡が多く残る結果となりました。
世界遺産パフォスに登録されている建築物も範囲もやたら多いのですが、今回は考古学公園とパフォス城に行ってみました。
朝はレバノンパンとツナ缶。
宿からパフォス考古学公園までの約3kmは歩く事に。
市バスもバンバン走ってるんですけど、外に出たら「夏休みの朝」みたいな、ちょっと暑いけど爽やかさも感じる気候でワクワクしちゃったので、歩かずにはいられませんでした。
お、この歩行者信号用押しボタンはイギリスと同じやつです。さすが元イギリス領。と言うか、イギリスはこれを売りつけてるの?マルタもこれでしたし。
大きなショッピングモール発見。帰りに寄ーろう。
海辺に出ました。もうすぐ考古学公園。
海沿いは観光船の客引きだらけです。近寄りたくないのに、海の写真を撮ろうと思ったら近付かざるを得ないと言う。居座ってる場所がすげー迷惑。別に海側にいる必要無いと思うんですよね。
パフォス考古学公園到着。
入場料は4.5ユーロ(≒545円)。
今も発掘調査しているような遺跡なのでもっと高いと思っていたら、良心価格でした。
流れるような寝方してる。
よっぽど熟睡しているのか、近づいても全然起きません。ネコって眠りが浅いんじゃなかったっけ・・・?
考古学”公園”と言うだけあって、園内はキレイに整備されています。
見えている建物はビジターセンターで、発掘調査時の映像が流れていました。めちゃ地道で気が遠くなるな・・・と思いながら見ました。
この考古学公園のメインは、紀元前3世紀~紀元後4世紀に建てられた貴族邸宅跡に残された「床のモザイク画」。
邸宅自体はほとんど残っていなくて、遺跡(モザイク画)保護のために新しく小屋が建てられたりしています。
これは2~3世紀の物らしいんですが、絵がすごく細かい。
絵全体が大きいのに、影の付け方とか細かくてすごいなーと思います。どんな製作工程で作ったんだろう。
こちらは屋外。テセウスの家と言う名前が付いています。
別にギリシャ神話のテセウスが住んでいたわけではなく、この家の一番メインのモザイク画にテセウスが描かれているからそう呼ばれているらしいです。
テセウスの家は木の通路が張り巡らされています。
こちらがテセウスの家全体図。すげぇ広いな。さすが貴族の家。
これが名前の由来になったモザイク。テセウスとポセイドンのモザイク画。
中央の絵もさることながら、周囲の緻密な柄までモザイク画です。こんなん作ってたら発狂しそう。
こういう連続した模様を、一切のズレも無く、どうやってモザイクで作るんだろう。一部作ってコピペじゃ済まないんだぞ!
この柱もテセウスの家の一部らしい。
これは何故か考古学公園のど真ん中に建ってる、現役の灯台。
園内に記念撮影に適したスポットが少なすぎるせいで、この灯台が人気の記念撮影スポットになっています。
灯台の向こう側にも道が続いていたので歩いてみましたが、
行けども行けども何も無いんですが。
公園外のビーチは見えてきました。
公園の柵にぶつかるまで歩きましたが、開放されていない遺跡が2つあったっきりでした。
うん・・・戻るか。
アゴラと、
オデオン。
ここはちょっと構造物が残ってる、サランタ・コロネス城跡。少し新しめで7世紀の建物らしい。
と言っても形が残っているのは2つのアーチくらいです。13世紀の地震で倒壊したそうな。
こちらは一番大きいディオニュソスの家。
2,000平方メートルもある家だったらしい。さすが貴族さん。
ここも残っているのはほとんど床のモザイク画のみで、新しめの建物で囲われています。
モザイク画の面積は全部で556平方メートルらしい。製作過程を思うと気が遠くなるわ。
この絵の枠部分がすごく好き。
2~3世紀に作られた絵らしい。
これだけえらく粗い絵だなと思ったら、これは紀元前2~3世紀と書かれていました。
500~600年かけてモザイク画の技術が発達したんだなあ・・・。
出口に戻ると、でろーんとしたネコはまだ寝ていました。
微妙に姿勢が変わってるけど、相変わらず熟睡しています。こうも起きないと、見ていてニヤけてしまうw
海沿いの観光地観光地したエリアを歩きます。
ここは、1974年のキプロス分断時に、北キプロスに主要なビーチリゾートを取られてしまったので、キプロス共和国が慌てて整備したリゾートエリアだそうです。
個人的にはあまり用の無い観光客向けロードを歩いた先にあるのがパフォス城。
考古学公園にあったサランタ・コロネス城が13世紀に地震で倒壊した後、代わりに建てられたのがこのパフォス城らしいです。
入場料は2.5ユーロ(≒303円)。
正直、中はあんまり見る物無かったです。キプロスの自然とか観光地についての説明パネルがありました。
屋上にも上れます。
パフォス城が海につき出しているので、周りはほとんど海。
昼過ぎて腹減って来たし戻ろうかな。
途中でトルコ式浴場に寄ってみましたが、これは建物があるだけで中に入れたりはしませんでした。
あと謎の・・・天然のほこら?
住宅地の道端に唐突に建っていました。
位置が高くて見づらいですが、中にはイコン画みたいなのがいっぱい飾られていました。なんだろう・・・めちゃくちゃ小さい岩窟教会みたい。
朝通りかかった、大きなショッピングモールに来ました。
イオンモールと同じ匂いがします。
今日の昼食はフードコートで済ませようと思って来たんですが、あんまりめぼしい店がありません。
ここで良いや。メキシコ料理。
タコスなんとかみたいな名前のセット。6.6ユーロ(≒799円)。
ミニタコスが3種類(微妙に具が違う)とナチョス。そこそこ美味しかったけど、お菓子みたいで全然腹にたまらないな・・・。
キプロスで時々見かけるドアの表示「押す」。すごいがんばって押してる。
帰りもまた3km歩いて帰りました。
明日はどうしようかなー。まだ考え中ですがレンタサイクルでも借りて遠出しようかななんて思っています。では今回はこれにて(=’ω’)ノ
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