【ギリシャ】世界遺産ロードスの中世都市を歩く!ネコだらけやんここ(2019年7月11日)

やーさす!

今回はギリシャの世界遺産ロードスの中世都市を観光しました!

 

ロードスの中世都市とは

ロードス島には紀元前16世紀頃から人が住んでおり、地理的に地中海の要所である事から、古代からいろんな勢力に支配されてきました。

中世になり1309年、ロードス島は聖ヨハネ騎士団に占領されました。現在残っている中世都市はほぼこの聖ヨハネ騎士団の占領下で造られたものです。

騎士団はロードス島に巨大な城塞を造り、数度にわたるオスマン帝国からの攻撃に耐えましたが、1522年の攻撃で陥落しました。ちなみに、ここで落ち延びた聖ヨハネ騎士団はマルタ島に流れ、現在のマルタの基礎を造りました。

 




と言うわけで、今日はそのロードス島の中世都市に行きまーす。宿から歩いて行ける距離なので歩いて向かいます。

今日はやや雲の多い日ですね。心なしか涼しいような気がします

いきなりにゃーん。

 

こんもりした街路樹の奥に門が見えてきました。

ていうか、昨日宿に行くまでにこの横通りましたわ。街路樹が厚すぎて全然気づかんかったです。

石橋を渡って旧市街地に入ります。

 

城壁ごっついな!

これは・・・そりゃなかなか陥落しないでしょう。逆にどうやって攻め落としたんだ

複製っぽいですが、騎士団らしい紋章がかかっています。

 

城壁に囲まれた城塞内部はいまでも普通に人が暮らす町です。

えっ、あんまり期待してなかったけど、けっこう好きですこの雰囲気

この古い町とネコがすごく合う。

 

ネコと根っこ。

 

行き倒れてるのかと思ったけど、ちゃんとしっぽがふよふよ動いています。

 

城塞の真ん中より北側は観光地っぽくなっています。

 

アイス。ヨーグルトハチミツナッツ。1.5ユーロ(≒183円)。

うっま!これうっま!しかもちゃんとアイスをコーンの中まで押し込んでくれてる(ヨーロッパでは意外と珍しい)ので満足感も高いです(*´ω`)

まずは考古学博物館へ。

どっちかと言うと建物が考古学される側じゃないですかこれ。

この考古学博物館の建物は、15世紀に聖ヨハネ騎士団が建てた病院だそうです。500年以上残る病院の建物ってすごいな。

チケットは、考古学博物館含む4つの博物館共通パスが10ユーロ(≒1,217円)だったので、共通パスを買いました。

これら4つの博物館はバラバラで行くと全部で18ユーロかかるので、共通パスが圧倒的にお得です。

考古学博物館の中庭。

どんな病院だったんだろう。建物立派過ぎ、部屋数多過ぎです。ていうか15世紀の病院ってそんなにやる事あるんだろうか。簡単な外科治療くらいしかやってなさそうですけど。

各小部屋に展示品がちまちま並んでいる感じです。中はちょいちょい撮影禁止の部屋がありますが、こういう壺しか無い部屋は撮影OKです。

この辺は紀元前6世紀前後の物なんですけど、作品としてすごく安定感を感じます。

意図的に口が曲げられているとっくりみたいなの。

これは・・・もしかして水がいっぱい入っている状態でも注ぎやすかったりするのでは?知らんけど。

屋外にもあれこれ展示が・・・ん?左に何か乗ってる・・・

 

寝とるw

どうやってあそこまで行ったんだろう。確かに誰にも邪魔されなさそうではある。

立派な庭?みたいなエリアもあります。

 

大きなモザイク画。

 

と、モザイク画の近くで寝るネコ。

飼いネコじゃないか。どこから入って来たんだ。

 

次は共通券の2軒目、The church of Our Lady of the Castle(城の聖母教会)。

入口がめちゃ地味だったので1回通り過ぎました。

中もけっこう地味です。端の方にイコン画がちょろっと展示されています。

11世紀に建てられ、聖ヨハネ騎士団の占領下で何回か改修されている教会。その後オスマン帝国の統治下ではモスクに改修された為、教会らしい内装が残っていないらしいです。地味なのはそういう事か・・・。

 

次のスポットに向かって歩いていると、鉄格子に挟まってるネコ発見。

けっこう狭そうだけど、どうやって入ったんだろう。本人はものすごくくつろいでるように見えますけど

近くのベンチに座って休憩していたら、なぜか尻の横に鉄格子ネコが寄り添って来ました

そーか撫でてほしいんか!と撫でると、若干迷惑そうな顔で50cmほど距離を取られました。勘違いすんなとでも言いたげです。こっちから触っちゃダメでしたかそうですか・・・。

 

こちらが3軒目、Decorative Arts Collection(装飾美術展)。

またしても地味な入口。

中は完全に撮影禁止だったので写真はありませんが、カラフルな壺や皿などの陶器がいっぱいありました。ギリシャは古代の地味な展示が多いので、これはこれで新鮮。

 

もう昼をまわった頃ですが、意外と暑くありません

よく見ると、ギリシャ本土やサントリーニ島とは、空の色も雲の形も違います。ロードス島はもうほぼトルコの目の前なので、気候がだいぶ違うのかもしれません。

ここはただの道なんですが、右側にずらーっと続いている建物は、騎士の宿舎として使われていた建物だったそうです。

 

これが全体の解説。

フランスの騎士用の宿舎とかもあったみたい。確か遠くから見てフランスの国旗がかかってる場所があったな。

なぜかずっと首だけ出して通りを眺めている犬

繋がれてるわけではないのに、一歩も外に出ようとはしない。でも外は気になる。みたいな。

 

共通券4軒目にして中世都市のメイン、Palace of the Grand Master of the Knights of Rhodes(ロードス騎士団グランドマスター宮殿)。

その名の通り、ロードス騎士団のグランドマスターがいた宮殿。もともとはビザンチンが7世紀に造った要塞を、聖ヨハネス騎士団(ロードス騎士団)が占領してあれこて改築して今の姿になったそうです。

ここの中庭もこれまた広いですね。

先にこっちを見てたら、最初の考古学博物館はショボく見えただろうな。

建物の半分くらいが美術品展示でしたが、こちらはほぼ全て撮影禁止。残り半分は当時の内装の再現などで、こちらは撮影可能でした。

 

床のモザイク画がいちいち見事なんですよ。

石で出来たモザイク画って、何百年経っても残るのが良いですね。場合によっては数千年残る物もありますし。作る時は大変かもしれませんけど。

カベも、色の違う石をバランスよく配置している所にセンスを感じます。

 

無線LANのルーターが保護色・・・かと思いきや、白い石の所に配置されていてむしろ目立ってるっていう。

 

家具のある部屋も時々ありますが、全体からすると少なかったです。

宮殿の家具類って、たいていどこの国でも他国に占領された時に略奪されたり売り払われたりしているので、ここの家具もオスマン帝国の頃に無くなった感じですかね。

広くて散策し甲斐があって楽しかったです。人もそこまで多くないし。ロードス島来て良かった

 

あとは時計塔や、

 

モスクなどを見て帰りました。

 

今日の午後飯は昨日とほぼ一緒。野菜炒めにマッシュルームがプラスされています。

 

さて、明日はロードス島内で少し遠出します。では今回はこれにて(=’ω’)ノ

コメント

  1. 奈良miu より:

    ロードス島!聖ヨハネ!オスマン帝国との対決
    いいですねロマンですね!!尊い
    ムハー(*´∇`*)

    すいませんちょっと性癖がでました。オスマン帝国は斥候を使って聖ヨハネの内部崩壊画策しつつ落としたらしいです。

  2. wolt より:

    >>奈良miuさん
    な、なるほど・・・!>>内部崩壊
    素人目にも「これゴリ押しは無理やん」ってなりましたもん。オスマン帝国やりますなぁ。
    ロードス島は何も知らなくてもじゅうぶん楽しかったので、詳しいならぜひおすすめ!