【ギリシャ】カランバカからアテネに鉄道移動!シュールなキノコ博物館がハイライト(2019年7月2日)

やーさす!

今回はギリシャのカランバカからアテネに鉄道で移動しました!

 

本日の移動。270kmくらい。





昨日朝食を買ったパン屋で、今日はホウレン草パイを買って来ました。1.5ユーロ(≒182円)。

ホウレン草パイ

このホウレン草パイうんまーーーーい( *´艸`)

外側がザックザクで、中はたっぷりのホウレン草とフェタチーズ。これは最高に贅沢な朝食っすわ。

宿のロビーに置かれていた雑誌。表紙が冬のメテオラ!

こんだけ雪が積もってるって事は、冬はかなり寒そうですね。でもこれはこれで良いなぁ。

 

さて、今日はカランバカからアテネに鉄道で移動するんですが、なぜかこの人気観光地カランバカと首都アテネを結ぶ直通列車1日1本しかありません。乗り継ぎ便なら更にもう2本あるんですが、それだとなぜか値段が1,800円くらい高くなるのです。

そして、その唯一の直通列車は17時15分発。つまり夕方までヒマ。宿のロビーはチェックアウト後も使えるのですが、夕方まで籠ってるのもアレなので外出。

メインの通りの1本隣、住宅街を歩きます。

やって来たのがこちら。メテオラ自然博物館



 

・・・・・キノコ博物館!?

なんでしょう、この「看板の端にいれられずにはいられなかった感」が伝わって来るぶっこみ方は。ヒマつぶしに来ただけなんですが俄然楽しみになって来ました

入場料は5ユーロ(≒608円)。

1階が自然博物館、2階がキノコ博物館だよ、と言う簡単な説明を受けました。

1階は、とにかく剥製がたくさん並んでいます

ちなみに剥製の大半がです。これだと鳥類博物館の方がしっくり来るんじゃないかなってくらい鳥ばっかり。

剥製自体がいまいち好きではないのであんまり写真撮りませんでしたが、素人目にもここの剥製は状態が良いなと思いました。どれもつやつやしていてキレイな物ばかり。

 

そして2階に移動。

キノコめっちゃ並んどる

模型だと思うんですけど、なぜか断面まであります。

作ったのか・・・?あふれんばかりの愛を感じます。

更に、実際のフィールドを再現したコーナーもありました。

キノコマニアが見たら、「そうそう、このキノコこう言う所に生えてるんだよね~よくて見てるわ~上手いわ~www」ってなるんでしょうか。この再現度がいかほどの物なのか、ボクごときには見当もつきません。

妙に愛おし気にキノコに触れるウサギの剥製

フィールドにはキノコだけでなく、ここぞとばかりに鳥や動物の剥製も置かれており、昔の”探偵ナイトスクープ”風に言うなら『パラダイス』です。クオリティ自体はだいぶ高いんですけどね。2階に上って来たあたりからボクの脳内に現れた小枝さんがずっと「パ~~~ラダ~イス!!」と連呼しています。

細かく区切られたフィールド(おそらくそれぞれテーマがある)ごとに、そこに展示されているキノコの種類が表示されています。

右下のマークは「食べられる/食べられない」でしょうね。赤十字マークはなんだろう・・・。薬用?

土産物コーナーにはかなり本格派のキノコハンドブック

 

そして目に痛いほど鮮やかなキノコマグネット

誰が買うんや・・・?

あと食用キノコの瓶詰がありました。土産物ショップのお姉さんがにこやかに出してくれた試食を断れずに食べたところ、けっこう美味しかったので、5ユーロくらいなら買っても良いかな、と思いながら瓶の底の値札を見たら、8ユーロ(≒973円)もしたので無理でした。ごめんなさい瓶詰キノコに千円は出せません。

 

博物館は小さいものの、展示からはものすごい愛を感じるし、けっこうなシュールさで非常に好みでしたが、終始ボク以外に客が現れる事は無く、この博物館やって行けるのだろうかと本気で心配になりました。みなさんカランバカに来たらキノコ博物館に5ユーロ落としに行って下さい。そして財力に余裕があればキノコの瓶詰を買って下さい。美味しいです。

 

もう一つEducation Museumってのを見に行きましたが、こちらは閉まっていました

キノコ博物館だけじゃ時間的には全然ヒマつぶしにならなかったので、夕方乗る便のチケットを買いにカランバカの鉄道駅に寄りました。

日本によくあるハイツみたいな大きさの駅。

非常にシンプルな時刻表。左上がカランバカ→アテネ、左下がカランバカ→テッサロニキ、右上がアテネ→カランバカ、右下がテッサロニキ→カランバカ。

・・・・・ちょっと待て、なんでカランバカに入って来る便数と出て行く便数が合ってないの?!(; ̄ω ̄)そ

カランバカは終点駅なので、カランバカを通り過ぎてどこかに回るって事は無いはずなんですが、カランバカに入って来る列車は1日9本あるのに、出て行く列車は6本です。残りの3本は空のままカランバカから出て行くって事なんでしょうか。ギリシャ鉄道が謎過ぎます。

あ、鉄道チケットは無事購入。二等車の指定席で18.3ユーロ(≒2,226円)。

 

暑くなって来たのでおとなしく宿に戻って来ました。

 

昼食は、スーパーで買って来たレンチンのムサカ。3.95ユーロ(≒480円)。

ムサカ

 

上部は固めのホワイトソース、中間がひき肉とナス、下部がスライスしたジャガイモ。

ムサカ

レンチンだけどおいしい!ナスがしっかり入ってるのがポイント高いです。

デザートはギリシャヨーグルト。

少し固めの無糖ヨーグルトでした。ギリシャのスーパーはヨーグルトだらけなので選定に困ります。いろいろ試そう。

 

ブログ書いたり昼寝したりして過ごして、16時半に出発しようとしたら、宿のオーナー?スタッフ?が、「暑いから駅まで車で送るよ!」と言って下さったので、お言葉に甘えました。あっと言う間に駅に到着

既にホームに車両はありましたが、まだ開いていませんでした。

車体はラクガキだらけ。

 

16時45分くらいに車両が開きました。

二等車だけど、クーラーは効いてるし、普通にキレイで快適そうな車内。車両の両端に大きい荷物置き場もありました。

列車はほぼ定刻通りに出発。ネットではめちゃくちゃ遅れるとか車両が汚いとかいろいろ言われていたので、拍子抜けです。最近劇的に改善されたんでしょうか。

ただ、途中でどんどん人が乗って来て座席が満席になると、クーラーが効かなくなって来ました。暑い。ボクの隣の乗客が、通りかかった車掌に文句を言ったくらいです。ギリシャ語はわかりませんが、車掌と乗客の表情を見るに、車掌は「いやこれでMAXだから仕方ないでしょ」みたいな事を言ってました多分。

 

夜21時40分、アテネに到着!

到着時間も定刻(21時25分)から大きくは遅れませんでした。ありがたい。23時半に着いたと言う話も聞いてたので覚悟してたんですけど。

ステッカーだらけで読めない駅の案内。やめんかい。

 

宿までは1kmほどだったので徒歩。ずっと登り坂だったので汗びっしょりになりましたが、無事到着しました。

上の写真、本来は物置かクロゼットだったと思われる小部屋に、強引にベッドが置かれていてビックリしたの図。暑そう。

 

明日はアテネでお買い物予定!では今回はこれにて(=’ω’)ノ

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