北マケドニアのスコピエからギリシャのテッサロニキに鉄道&バス移動(2019年6月28日)

ヤーサス!(ギリシャ語のこんにちは)

今回は北マケドニアのスコピエからギリシャのテッサロニキに鉄道とバスで移動しました!

 

今回の移動。230kmくらい。

 



朝は3時50分起床。昨夜は早く寝ようとしたんですけど、なんだか全然寝付けなくて結局0時近くまで起きていました。めっちゃ眠い。ザックに荷物を詰めて4時15分に宿を出発。

4時15分でも薄明るい。20時でも明るいくせに。さすが夏至過ぎたばかりのヨーロッパ。

バスターミナル横のファストフード店がもう開いていたので、残ってたディナールでパンを買って、そのまま鉄道駅へ。

外が暗い分、昼間よりもいくぶん陰気さがマシな鉄道駅。でも人はほとんどいません。

改札とかそういう物は一切無く、そのままホームに上がって来れました。ボクより先に旅行者らしき一団が4人ほど待っていました。時刻は4時30分。

 

ボクのすぐ後にやって来た女性が、同じベンチに座って話しかけて来ました。名前はアボナさん。年齢的には40台かもしかしたら50台くらいなのにほっそりしたスタイルで、ド派手な露出度の高いワンピースを着てらっしゃる。テッサロニキから飛行機でドイツに飛ぶらしいんですが、なぜか荷物はビニルの買い物袋1つ。なんだか職業不詳ですがとりあえずマケドニア人らしい。

ドイツ語が得意みたいだけど、英語はそんなに話せないみたいなので細かい意思疎通はできません。会話の途中でドイツ語と、たまにフランス語らしき単語も混ざります。ヨーロッパの人ってこうやって混ぜこぜで話したりするので、会話の難易度が高いです。

朝食にさっき買ったパン。またふわっと温かい。40ディナール(≒80円)。

 

外側はパイとパンの間みたいな生地で、中身はチーズ。

朝から食べるにはちょっとくどいけど、まぁおいしい。

 

4時45分発と教えられた列車は5時になっても来ません。朝焼けが見え始めました。

 

5時を少しまわって20分ほど寝落ちしましたが、まだ列車は来ていません。朝日は昇ったようです。

5時くらいからホームに乗客が増えて行っている所を見ると、時間通りに来ないのがむしろ定刻みたいですね。それなら時刻表の方を直せちくしょう

 

6時ちょうどにようやく列車が来ました。

ボクあと1時間寝れたじゃん!もう最初から6時発にすれば良いのに。

暗くてよく見えませんが、車体はラクガキだらけに見えます。イタリアの鉄道みたい。

車両編成は、先頭の牽引車の他に客車が3両。

こんなんだからてっきり中身もボロイのかと思えば、なぜか全席コンパートメントタイプ

 

各コンパートメントにはどっしりしたシートが6席ずつ。車両は少し古そうですが、汚くはありません。

えぇ・・・何この唐突なリッチさ?

客が少ないので、1人1コンパートメント使えます。めちゃ快適じゃないですか。

列車は6時10分くらいに出発。すぐに車掌さんがチケット確認に来ました。まぁ3両しか無いし客も少ないですからね。チケットを見せたらもうジャマは入らないので、靴を脱いで思いっきり足を伸ばして三度寝に入りました

 

2時間ほどガッツリ寝て起きると、見渡す限り緑になっていました。

ごくたまに農作業をしている人が2,3人。人口密度めちゃ低そう。

で、アボナさんが同じコンパートメントにいました

どうやらもうすぐ列車から降りて乗り換えがあるので、ボクが寝過ごさないように見に来てくれたらしい。乗り換えがあるのは人のブログなど見てなんとなく知っていましたが、気にかけて頂いてありがたいですね。

 

9時ちょうどくらいに国境の町ゲウゲリヤに到着。

悪の組織が作った怪獣みたいな町名だなぁと失礼な事を思いながら降車。

アボナさんや他の乗客がぞろぞろ歩いて行く(と言っても10人もいないくらい)ので付いて行くと、駅を出た所にバスが待機していました。

運転手が名簿みたいなものを記入するのにパスポートは見せましたが、どうやら人数確認はしていなかったようなので、確かに列車で10分も寝過ごしたら置いて行かれますね。初見を振るい落としに来る移動です。

 

バスに乗って15分ほど走った所で国境。コソボや北マケドニア入国時と同じく、乗客はバスから一切降りずにパスポートだけ回収されて出入国審査完了。楽ちん。

そう言えばアボナさんはあの隠す所が少なすぎるワンピースのどこにパスポートを持っているんだろう、と思っていたら、手に持っていたビニルの買い物袋からパスポートが出て来ました。戻って来たパスポートはまた買い物袋に投げ込んでいました。いちいちセキュリティポーチからパスポートを出し入れする自分がアホらしくなってきます。

 

ギリシャ時間11時40分(北マケドニア→ギリシャで+1時間)、テッサロニキのバスターミナルに到着。55カ国目ギリシャ入国\\\└(‘ω’)┘////

アボナさんとはここでお別れ。彼女はあの超軽装とビニル袋1つでこのまま空港に行くんだろうか。結果的に良い人だったけど謎が多過ぎる。世の中にはいろんな人がいるもんだなぁ。

 

ギリシャの都市と言うと、てっきりまたイタリアみたいに360度歴史ある建物に囲まれるのかと思えば、かなり普通の街でした。

なぜかバイクが歩道を走って来たりするので、ベトナムあたりの都市をものすごく綺麗にしたみたいだなと思いました。

 

宿には12時くらいに着きましたが、チェックインは14時からなのでザックを置いて外出。

 

宿から400メートルほどの所に、旅行サイトでえらく高評価のギリシャ料理レストラン「Kanoula」があったので来てみました。高評価な割には客が誰もいません。

 

グリークサラダ。3.5ユーロ(≒429円)。「グリーク=ギリシャの」サラダ。今まであちこちで食べて来ましたが、本場のグリークサラダはいかに。

グリークサラダ

・・・チーズが塩辛くない!

今まで食べたグリークサラダにのっているチーズは、たいていビックリするほど塩辛かったのですが、このチーズは単体でも食べれるくらい上品な味。そして見た目じゃわからないけどオリーブオイルの量がすごい。お椀の底になみなみ溜まるくらいです。これが本場の味・・・(;・`Д・´)

こちらがオススメされたメイン。うっかりメモを消してしまったので名前がわかりません。5.5ユーロ(≒675円)。

左側がナスと豆のペースト?積極的に味は付いていないので、おそらくマッシュポテトみたいな位置づけです。右側が牛肉のシチュー。肉がホロホロ崩れるくらい煮込まれていてうまい(*´ω`)

食後に「Check please(会計お願いします)」と言ったら、ケーキが出て来ました

オーナーが英語苦手そうだったので、チェックとケーキを聞き間違えたのか・・・?と内心動揺しましたが、まぁケーキ代くらい払えばええわ!と思い、動揺を隠してさわやかに(※当社比)お礼を言って食べました。シンプルですが間にふよふよしたパイ生地みたいな層があっておいしいケーキでした。

が、ケーキを食べ終わるタイミングで持った来られたレシートには、ケーキ代は入っていませんでした。え、これランチサービスか何か?10ユーロ以内でサラダとメインとケーキまで食べれるなんてすごいレストランです。人に勧めたくなるのも分かる。

 

帰り道見つけた何かの遺跡。

町中に唐突に遺跡があるのはさすがギリシャ。

あと何故か車止めの上に卵が放置されていたり。

現代美術並みのシュールさが漂っています。あんな忘れ方する?

 

明日は軽くテッサロニキ観光です。では今回はこれにて(=’ω’)ノ

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