ぼんじょるの!
今回はイタリアのシチリア島からアルバニアのジロカストラへの大移動!前編です。
ツイッターではリアルタイムでつぶやいてたんですが、もうとにかく休みたくなったので、旅友さんに教えてもらった沈没地、アルバニアのジロカストラにまっしぐらに向かう事にしました。
おそらく飛行機を用いない移動経路としては最短最速です。2晩かけての大移動!今回はカターニアからイタリア東部のブリンディシまでです。
6月6日、タオルミーナから戻って来て、宿でちょっと休んで、19時に出発。まずはバーリ行きの夜行バスに乗るのです。
ボクが乗るのはBigBusと言う会社のバス。乗り場はタオルミーナ行きと同じバスターミナルの、5番乗り場でした。
日が暮れる。
待っている乗客が少なかったので不安でしたが、21時を過ぎるとぼちぼち集まって来て、バスもちゃんと来ました。
あんまり期待していないバスでしたが、4列シートではあるものの、前後の間隔がゆったりしたバスで、しかも特に余裕がある最前列の席に当たりました。ラッキーーーぃぃぃ٩( ‘ω’ )و
出発は、定刻の21時40分から遅れて22時くらいに出発。出発してすぐに500mlの水とお菓子が配られました。
バスに乗る前に買った水をうっかりザックとともにトランクに入れてしまったボクは歓喜しました。
出発してすぐに寝てしまって、23時半くらいにバスが停まったなーと思って外に出てみたら、変な場所にいました。
寝ぼけていてここがどこか2分くらいわからなかったんですが、あれです、フェリーの中です。シチリア島とイタリア本土は実は陸路で繋がっていないので、バスは途中でバスごとフェリーに乗るのです。話には聞いた事ありましたが、今まですっかり忘れてました。
フェリー乗船中はバスのドアは開いていたので、その気になれば船内をうろうろする事も出来たと思いますが、めちゃ眠いし最近フェリーが続いてるせいでわざわざ深夜に探検するほどのテンションにもなれないので、トイレだけ行ってすぐにバスに戻って寝ました。
あっさりぐっすり寝入ってしまったので、バスがフェリーから降りたのは全然記憶にありません。朝6時前、目的地のバーリから50kmほど離れたガソリンスタンドで休憩。
座席がフラットにならなくとも、足が伸ばせて隣に誰もいなかったので、かなり快適に寝られました。
なぜかバーの壁にルパン三世。
この前もルパン三世のイラストが描かれたバーがあったし、イタリアで人気なんだろうか。
もうイタリアも最終日ですし、イタリアらしいサンドイッチ。3ユーロ(≒369円)。
ハム、トマト、レタス、モツァレラチーズ。
他の乗客が食べてたチョコクリームが入ったパン。1ユーロ(≒123円)。
作りたてだったのかまだ温かくて、外側がサクサクハラハラでした。
7時、バーリの駅前に到着。
イタリアのバスって、たいてい出発時間は15分とか20分遅れるのに、到着時間はバッチリ定刻通りに着きます。不思議。
今度は鉄道。バーリからブリンディシへのチケット購入。8.6ユーロ(≒1,057円)
が、タイミング悪く前の便が出たばかりだったので、次の便は1時間半後。
この駅にはなぜか、待合室的な物どころかベンチがほとんどありません。柱の土台とかに座っています。
ちょっと探し歩きましたがやっぱりベンチが見当たらなかったので、ボクも柱の土台の一角に座りました。言わなくても分かると思いますけど座り心地はバッドです。
8時20分くらいにホームへ。
ホームと線路の段差がめっちゃ低い。
これならうっかり線路に落ちても普通に上がって来れそうで安全・・・なのか?
電車は15分くらい遅れた上に、直前になってホームが変わったので走る事になりましたが、無事乗れました。
10時、ブリンディシに到着。
ここから今夜フェリーに乗るんですが、フェリーの出港までまだ13時間半もあります。
一応、暇つぶしとして事前にブリンディシの観光地も調べてたんですが、なんか身体がだるくて全然やる気が出ません。広場のベンチでうだうだ。
広場には本が置かれていました。
せめて英語の本があれば読むんですけど、イタリア語はちょっとなぁ。
12時になって、「野菜と肉が食べたい」と思ったので、近くのスーパーでサラダとハムとチーズ、あとグミを買って来ました。
ここ数日アランチーネとかパンばっかりだったので、圧倒的に野菜も肉も不足してたんですよ!
このチーズの燻製がうまかった。
野菜と肉を食べて1時間ほど昼寝したら、劇的に体力が回復しました。やっぱり野菜と肉は大事だな!
少し街をうろうろ。
暑い・・・。
イタリア最後のジェラート。2ユーロ(≒246円)。
濃いチョコレートでうまー。ていうか観光地じゃなければ2ユーロで食べれるのか・・・。
ブリンディシ中心部にある史跡をまわりました。
この柱はローマへ至る道の起点らしい。
日本の旧街道みたく、ローマに至る古くからの街道があちこちにあって、そのうちの1つの起点がこの柱なんだとか。
柱の向こうはもう海。
さて、もう聞き飽きたかもしれませんが、今日もまたフェリーターミナルの場所がよくわかりません。チケットとともにメールで送られてきたURLをクリックして出て来た場所はここ。
・・・・・なのですが、
こんなセーヌ川よりも幅が狭い湾が国際港なワケ無いだろ。
クリックして出て来たマップに指示された場所はここですが、その下に書かれた住所(地区名までしか書かれてない)は、ここと全然違う場所だったので、まぁまたどっちか間違いなんだろうなぁとは思ってました。なぜフェリーに乗るだけで試されるのか。ハンター試験か何かなのか。
もう一つ見当を付けていたフェリーターミナルは3kmほど離れているので、公園で少し休憩して、日がやや傾いてから移動。
3km歩いてまたフェリーターミナルが間違ってたら嫌だなぁ、なんて思いながら歩いていたら、案内板がありました。
「ギリシャ」「アルバニア」。いや、確かにそうなのかもしれないけど、道路の案内でいきなり海の向こうの国名がかかれてるのは違和感ありまくりです。神戸港周辺に「←中華人民共和国」なんて看板あったら「えっ?」ってなるじゃないですか。
なんだか工場地帯みたいなエリア。
本当にフェリーターミナルなんてあるのか・・・と不安になり始めたところで、地味な建物が見えてきました。
フェリーターミナル到着!暑かったー。
中はこんな感じ。
お、ありましたブローラ行きの窓口。閉まってるけど。合ってるみたいで一安心。
とりあえず冷たい炭酸水を買って休憩。
なぜか、フェリーターミナルの駐車場には衣料品の露天商が店を出していました。
長距離トラックがいっぱい停まっているので、意外と服の需要があるのでしょうか。
17時、腹が減ったのでフェリーターミナルのバーで食事。4ユーロ(≒492円)。
薄切りのポテトを何層にも重ね、その間に米が入っていると言う、炭水化物in炭水化物。ラザニアみたいでおいしいっちゃおいしい。立ったままカウンターで食べながら、店員に話しかけます。
ぼく「ブローラ行きのフェリーってここから出るよね?」
店員「え?ここじゃないよ。」
ぼく「え?あそこにブローラ行きのカウンターあるじゃない。」
店員「あれは閉まってる」
ぼく(Noooooooo!!!!)〣( ºΔº )〣
一瞬めちゃくちゃガッカリしましたが、話を聞くとすぐ近くの別の建物との事でした。全然違う場所とかじゃなくて良かった・・・。
教えられた建物へ。
なんだかすごく新しそうな、木の匂いがする建物です。
アルバニアとギリシャ行きは、全部こちらのフェリーターミナルに移されたようです。
なんとここには電源や、2時間限定のフリーWi-Fiがありました。もちろんトイレもあります。
ここならめちゃ快適に待てるやん!
唯一、全面窓ガラスなせいで日が傾いてくると直射日光が当たってツラかったです。17時半にはチェックインできて、チケットが手に入りました。
日が落ちて来て、
夜。
23時半出航予定で、チケットには2時間前までにチェックインと書かれていたので、21時半くらいから出国手続き開始かな、と思っていましたが、まだ周囲に動きがありません。カウンターで尋ねると「あと1時間くらい」との回答。遅延かぁ・・・と思いながらまた待ちます。
22時、なんだか徐々に周囲の乗客が減って行っている気がします。が、自家用車やトラックドライバーが多いため、もともと外の駐車場との出入りが多く、いまいち皆がどこに行っているのか分かりません。
再度カウンターで尋ねると、「イミグレーションはあっち」と言われました。もう出国できるんかい!しかも、この待合室から繋がってるんでは無く、いったん外に出て運動場みたいに広い駐車場を横切った所にある、全然違う建物がイミグレでした。放送も何も無かったと思うんですが、皆は何をもって動き始めたんだろう・・・?誰も何も言ってくれないので、危うく置いて行かれるところでした。
乗客が一気に殺到する上、深夜だからかイミグレーションの窓口は2つしか開いておらず、イミグレだけで40分くらい待ちました。もう23時。眠い。
真っ暗な中にビックリするくらい小さいフェリーがあって、徒歩で乗り込みました。
あまりにもスペースが無いので、通路と飲食スペースが兼ねられているほど。
一応バーはあります。
端の方には長ソファがあって、早く乗船した人はそこに陣取っていましたが、ボクは出遅れていたためスペースが残っていませんでした。
今日の寝床はこの隙間です。
いつもテントの下に敷くシートを敷き、薄いシュラフカバーをかぶって寝ました。おやすみなさい。
明日はアルバニア着&ジロカストラに移動です。では今回はこれにて(=’ω’)ノ
コメント
フランチェスカ
「イタリア東海岸のバーリよ
アイオワでは誰も知らない小さな港町なの」
ロバート
「バーリ!知っていますよ。ギリシャで仕事
があって、バーリを通って、ブリンデイジへ
バーリは、美しいところなので汽車を降りて、
数日滞在しました」
映画・マディソン郡の橋で主人公たちの会話
で「バーリ」に憧れ観光ツアーで訪れ旧市街
と新市街の落差に驚いた記憶が…..
うーーん素通りか(。_・☆\ ベキバキ
アルバニアはつい最近まで鎖国だったとか?!
旅日記・写真 楽しみですm(__)m
>>沙門さん
すみませんが新たに禁止事項を定めましたのでこちらをご一読ください。コメント欄の禁止事項