ぼんじょるの!
今回はシチリア島パレルモにあるペレグリーノ山の洞窟教会に行って来ました!
ペレグリーノ山の洞窟教会とは
ペレグリーノ山(Monte Pellegrino)はパレルモの市街地北側にある、標高550メートルの山の事です。
この山には伝説が残っていて、12世紀に聖ロザリアと言う聖人が、ペレグリーノ山にある洞窟で隠者として暮らし、そこで死んだとされています。
17世紀にペストが流行した際は、パレルモの猟師の前に聖ロザリアが姿を現し、洞窟にある聖ロザリアの遺骨をパレルモに運ぶように命じ、猟師がその通りにしたところ、ペストの流行が終息したんだとか。
その後遺骨があった洞窟には教会が建てられ、聖ロザリア教会(Santuario Santa Rosalia)や洞窟教会と呼ばれています。
この洞窟教会、思った以上に洞窟と言うか、洞窟の中をそのまま教会にした感じでおもしろそうだったので、ハイキングがてら歩いて行ってみる事にしました。
グーグルマップさんによると、宿から洞窟教会までは8kmちょっとらしい。歩ける距離ですね。
9時45分に出発。町中を歩いて行きます。
見えてきましたペレグリーノ山。
あの一番目立つところにある建物はもともとは城だったらしいのですが、今は何かの専門学校だそうです。
ふもとから歩行者用の道が始まります。
めちゃ整備された真っすぐな道。もっと登山道っぽいのを想像していたので、ちょっとがっかりです。
ものすごい人工的な道。
いやまぁ、道はたいてい人工的な物ですが、なんかこう、道の土台から人工的と言うか。あれもう橋やん。
ほこら的な何か。
歩行者も時々いますが、それよりもマウンテンバイクで上から下って来る自転車が多いです。こんな道走るくらいなら車道でええやんけと思わないでもない。
木が無くて直射日光がツラいですが、眺めは非常に良い。
あっつぅ・・・。
・・・そしてひたすら整備された坂道なのでつまらないw
雲がめっちゃ低い所にある。
唐突に土産物屋が並ぶ道に出ました。
宿を出てから約2時間半、洞窟教会に到着。
外観は普通ですね。
標高はたぶん350メートルくらい。ずっと整備された道でした。
途中けっこう暑かったので、教会内で涼む事を楽しみにして登って来ましたが、なんとまぁ結婚式をやっていて入れませんでした。
えぇー・・・。これだけを目的に登って来たんですが・・・。そっちも結婚式は人生で1回かもしれんけど、こっちだってわざわざここまで来るのなんて多分人生に1回なんだぞ。
と言っても仕方ないので、遠くから眺めます。天井とか壁は洞窟の岩そのままで、内装が教会。
上を見上げると岩山。落石防止ネットが張られています。
ちょっと待って終わるなら中に入りたいけど、結婚式はどうも今始まったばかりみたいで終わりそうもありません。残念過ぎる・・・。
小さい博物館、と言うより展示室が併設されていました。入場は無料。
はぁ、帰るか。
洞窟教会自体は、ちょっと山に埋もれた場所にあるので、見晴らしはあんまり良くないです。景色の写真撮るなら道中ですね。
シチリア島、このちょっとキモイのがシンボルみたいで、あちこちにあしらわれています。
日本だとこれがきっと”シチリたん”みたいな、泣く子も怯えて黙る系のゆるキャラになるんじゃないですかね。
わざわざ歩いて登って来ましたが、実はパレルモ市内直通の市バスがあります。往きでも退屈だった道をまた戻るのは苦痛なので、帰りはバス。他の市バスと同様、1.8ユーロ(≒219円)で90分チケットを購入。
バスからも景色は楽しめます。
あっと言う間にパレルモに戻れました。車って偉大。
暑かったのでグラニテ(シャーベット)を購入。2.5ユーロ(≒304円)。
たったこれっぽっちで2.5ユーロはぼったくり過ぎだろ。もっと大きなコップで来るかと思った(´・ω・`)
今日のご飯はスーパーで買ったインスタントリゾット(ミラノ風)。1.5ユーロ(≒183円)。
弱火で15分くらいぐつぐつするとこうなります。
別で買ったチェダーチーズをいっぱい入れてみました!お手軽ですげーうまぁーい(*´ω`)
あとサラダとトマト。チェダーチーズと一緒に。
昨日も食べたけど、トマトがすごくうまい。しっかり赤いのに身が固くて好みです。
チョコムース的なデザート。0.25ユーロ(≒30円)と言う驚きの価格でした。
30円だけど普通においしい。
明日はシチリア島の東、カターニアに移動します。では今回はこれにて(=’ω’)ノ
コメント
大河ドラマ「いだてん」のロゴはシチリアのシンボルを真似してる!
ていうかそちらには昔から三脚巴って伝統的なデザインがあるんですね。
いだてんのロゴもなかなか気持ち悪いですよ。
>>すなかけさん
あのロゴ、あんまり日本人っぽいデザインじゃないなぁと思っていたので、シチリアの土産物屋見て「あー元ネタこれかぁ」と納得しましたw
人体の一部(リアルなやつ)をモチーフにしたデザインはヨーロッパでは割と多いので、センスや発想が微妙に違うんだろうなぁと。