【チュニジア】タタウィンからシェニニのクサールを見に行く!(2019年5月28日)

あっさらーむあらいくむ!

今回はチュニジアのシェニニにクサールを見に行きました!

 

クサール自体の説明は昨日の日記参照



朝はモコモコした形のパンとサーディン缶。

サーディン缶1.3ディナール(≒47円)、パン0.2ディナール(≒7円)。パン7円って何。パン屋さんありがとう。

と、宿の朝食。

頑なに毎日同じジュースとお菓子です。

 

そうそう、昨日の解説だとクサールのイメージがよくわからなかったと思うんですが、ボクのイメージしていたクサールはこんなのです。宿に写真が飾ってありました。

 

さてさて、今日は昨日行けなかったシェニニ(Chenini)に行きます。昨日と同じルアージュ(乗り合いミニバス)乗り場へ。

どうでも良いけど、グーグルマップはここ「Chenini Station」って名称なんですよね何故か。シェニニだけじゃなくてタタウィン周辺の各地の村へのルアージュもここから出ています。

 

今日は9時くらいにルアージュ乗り場に行って、その時点でまだシェニニ行きの客は2人だけ。満席になるのを待って、出発は9時25分くらいでした。

グーグルマップ上はCheniniって村が2つ並んでいるんですが、クサールがあるシェニニはタタウィンから行って遠い方のシェニニです。

乗客は7割方、手前のシェニニで降りて行きましたが、ルアージュは普通に奥のシェニニまで行ってくれます。タタウィンから所要時間30分程度、料金は1.4ディナール(≒51円)でした。

 

シェニニとうちゃーく。

ドゥイレットとは違い、現役の町の上がもうクサール。

降りたところですぐに、青ターバンを巻いた私設ガイド?が「ツアー!?」と声をかけて来ました。いいえ、要りません。こういう人がいるって事は、やっぱりシェニニは観光客が多いんですね。

 

適当に上ります。登り口と人ん家の庭が区別付かないから、最初はちょっと悩みました。

 

少し登ると、分かりやすい道になります。

 

ドゥイレットは高い山の周りにクサールと民家が張り付いていたのに対し、シェニニは山の谷部分に抱かれるように村が形成されています。

これはこれで全体が城に見えますね。見張りも防衛もしやすそうですし。

多民族からの侵略が多かった時代は山の上のクサールに暮らしていて、こうやって山の下の方まで村が降りてきたのは近代になってからみたいです。

あの白いのはモスク。

 

なぜか通路脇に壺が埋め込まれている。

 

山に登って、シェニニから反対側の景色。

ひ、広い!

なんか、山が全部似た形になってるのが不思議。

地質学の事はよく分かりませんが、何億年も前から地殻変動がほとんど無くて、ただただゆっくり砂が堆積していって、ただただ風雨に削られたら、ああやって同じ形の山が並ぶ事に・・・なるんでしょうか。なるような気がします。

あきらかにあの辺りの地層が固そうですよね。

 

あ!だからこっちの山も、あの微妙な高さに道路が引かれてるのか。

 

でも、中間が柔らかくててっぺんがまた固そうだから、あんな風になると怖いな

明らかに最近の土砂崩れですよねアレ。中間の柔らかそうな部分が浸食されたら、自然にてっぺんの岩部分が落ちて来るんじゃ。

この辺りから完全に遺跡なエリア。

 

しかし、昨日のドゥイレットとは違い、きれいな歩道がありますし、崩れそうな所はしっかり固められています

 

・・・あれだけ落ちて来そうでちょっとコワイ。

 

歩道の縁かと思いきや、昔のクサールだか住居だかのカベでした。

 

昨日のドゥイレットもそうでしたけど、シェニニもあんまり「クサール!」って感じの形は残ってないですね。これなんかけっこう良い感じですが。

まぁ、普通に遺跡探索として楽しいので良いのです。

細い山の稜線上に遺跡がずらーっと並んでる感じなので、どっち側もすごい景色

足元も「これ落ちたらヤバくね?」って箇所が多い。昔ここで住んでた人達は落下事故とか無かったんだろうか。

それにしても暑い。35℃とか叩き出してる日本に比べたら暑くないでしょうけど、最近まで朝晩寒かったのが嘘みたいに暑い。

せっかく景色が良いので、日陰で休憩しながら30分くらい景色を眺めていました。

 

下山。民家の前にナチュラルにラクダ

 

更にロバ

シェニニは古くからベルベル人(北アフリカのサハラ砂漠地帯に住む民族)の村なので、文化もチュニジアよりベルベル人寄りなのかもしれません。モロッコやモーリタニアでもあきらかにベルベル人は別民族扱いでしたし。

入れ違いで、ツアーワゴンがいっぱい来ていました。

他の旅行者のブログを見ていると、シェニニで昼飯を食べるツアースケジュールが多いみたいなので、個人でシェニニに行くなら昼時は避けた方が良さそーです。なおツアー客用のレストランはラマダン中でも通常営業していました。

あと、シェニニにはホテルもありました。ガッツリ観光地なんだなぁ。

 

帰りのタタウィン行きのルアージュは、このレストランの東側、道路を渡ったあたりで待ちました。

タタウィン行きのルアージュは30分ほど待ちましたが、その間にドゥイレット行きのルアージュが通りかかりました。確かに地図上はその2村間に道路が通っているのは知っていましたが、まさかルアージュがあるとは・・・。

運が良ければ、いちいちタタウィンを挟まずにタタウィン⇒シェニニ⇒ドゥイレット⇒タタウィンの移動も可能かもしれません。運が良ければ

帰りは、お釣りが無かったのかなぜか1.5ディナール(≒55円)でした。

 

昨日のパスタが油っこかったせいか(おごってもらって申し訳ないけど)、朝から腹の調子が悪いので、今日はもうヨーグルトと、残り物のピスタチオや変なクッキーなどで済ませました。あと暑かったので炭酸水。

チュニスに戻ったら・・・まともなチュニジア料理食べるんだ・・・_(:3 」∠ )_

 

と言う事で、明日は一気にチュニスに戻ります。直通のバスもあるらしいのですが、おそらくスファックス乗り継ぎのルアージュの方が速いので、ルアージュで行きます。8時間くらいで着くと良いなー。では今回はこれにて(=’ω’)ノ

コメント

  1. y.kujime より:

    この廃墟はガウディもみたのかな?

  2. wolt より:

    >>y.kujimeさん
    そんなん知りません。図書館で伝記でも探してはいかがでしょう。