はろー!
今回はマルタのゴゾ島にあるシタデルと世界遺産ジュガンティーヤを観光しました!
世界遺産ジュガンティーヤとは
ジュガンティーヤ(Ggantija)はマルタのゴゾ島にある神殿遺跡で、マルタの世界遺産「マルタの巨石神殿群」に登録されている建築物の1つです。
ジュガンティーヤの何がすごいかと言うと、「おそらく現存する世界最古の宗教建築物である事」でしょう。ジュガンティーヤが建設されたのは紀元前3000年~3600年と言われています。なんと5000年以上前です。
エジプトのピラミッドや、イギリスのストーンヘンジがいずれも紀元前2500年前後の建造と考えられているので、それより更に500年から1000年は古いって事です。上には上がいる感がハンパ無いっす。
朝は、昨日の残りのトルテリーニを温め直して食べました。あぁまるで一人暮らしのようじゃないか(歓喜)。
ジュガンティーヤは今滞在しているビクトリアの東、4kmくらいのところにあります。ゴゾ島内の観光地はたいてい市バスで行けるんですけど、気候も良いし歩いて行くことに。
最近、不動産屋が目に付きます。別に移住したいわけではないんですけど。
ゴゾ島内の賃貸は最安で月4万円くらいからありました。プールが付いた月30万円くらいのもありましたが。ゴゾ島って狭いから、たいてい辺鄙な場所でも自転車でどこにでも移動できますし、意外と住みやすそうな気がします。
野草が花をつけています。春ですね。
けっこう急な丘を上ります。
丘の上には展望台。
ビクトリアがよく見えます。
犬の糞は片付けろ!の看板。
マルタもイタリアみたいに飼い犬が多いですけど、けっこうどこもキレイです。素晴らしい。
人面犬みたい。
更にてくてく歩いて、
ジュガンティーヤに到着。
何も無い所に遺跡がポンと建ってるイメージだったので、コンクリート造りの建物が現れてちょっとびっくりしました。
Discover Gozoと言う、ゴゾ島内の博物館共通券(30日有効)を購入しました。13ユーロ(≒1,604円)。ちなみにジュガンティーヤ単独のチケットは9ユーロ(≒1,111円)です。
簡単な博物館エリアがあって、ジュガンティーヤの歴史や発掘調査について説明されていました。
周辺で発掘された、ケガした跡が見られる人骨あれこれがインパクトありました。ひどく捻挫して関節が破損した女性の足の骨とか、虫歯になった男性の頭部の骨とか、腰をやっちゃった人の腰骨とか。こう言うの見ると、「医学が発展した時代に生まれただけで幸せだなぁ」と心の底から思います。医学の話だけで”現代に生まれたら勝ち組”って言えます。
遺跡はやっぱり屋外でした。順路に従って外に出ます。
遠くに大きい教会が見えます。
これが世界最古の宗教建築物ジュガンティーヤ!
これだとちょっと形がわけわかりませんね。
こちらが上から見たジュガンティーヤの模型。
外壁と内壁があり、部屋がいっぱいあって複雑な形をしています。ストーンヘンジよりも建築物らしい形状ですね。
けっこうがっつり支えられていますけど。
そりゃ、5,000年以上建ってるんだから、崩れて来ますよねぇ。
板張りの通路が整備されているので、中に入って見る事もできます。
あちこち花が咲いてるのが良い。
一番高い壁は2階建てよりちょっと低いくらい(5メートル程)あるでしょうか。
よくまぁこんな高さまで石を積んだなぁと。何を思って当時の人はこんなに石を積んだんでしょう。
ジュガンティーヤにある神殿はこれ1つなので、ぐるっと一周したら終わりです。他にもマルタには5つ、石で出来た神殿があるそうです。すげー。
中途半端な所で静止しているネコに出会いました。
壁の向こうに降りたいのかなんなのか・・・。
別に降りたくなかったみたい。
ジュガンティーヤに入る直前に見かけた、風車(Windmill)にも寄ってみました。
風はそこそこ強いのに、羽根は微動だにしていません。もう動かしてはいないようです。
先程購入したDiscover Gozoでも入れますし、ジュガンティーヤ単独の入場券でもこの風車には入れるみたいです。
中は、そのままファンタジー系小説の挿絵になりそうな雰囲気。
古い大工道具や製粉機、家具など、民俗資料館みたいな展示です。
狭い螺旋階段を上がって、最上階の風車部分に行く事もできました。
風車の中は、大きな製粉機になっていました。
あの外が羽根ですね。建物側には軸受けが付いています。
木でできた“かさ歯車”。
こんなガバガバでもちゃんと歯車の役割を果たすんだ・・・。
かさ歯車で回転軸方向を変えて、巨大な石臼を回す仕組みです。
これ以上ないくらいシンプルな自動製粉機!
粉はいったんここに集まり、更に階下に流れていく仕組み。
これ、粉は引かなくて良いから、石臼が動く様を見てみたいですねー。
また歩いてビクトリアに帰ります。往きと違う大きい道路を通ったら、交通量はそこそこあるのに歩道が無くておっかなびっくりでした。
ビクトリアに戻って来ました。
次はシタデルに上ります。
シタデルは「要塞」と言う意味。
中世、ゴゾ島は海賊に襲われて島民が連れ去られるなどの事件があったため、このシタデルは町を守ると同時に周辺住民の避難場所でもあったそうです。
シタデルの敷地内は、要塞と言うより町と言う感じ。
シタデルの敷地内に入るのは無料で、敷地内にいくつか博物館があり、博物館に入るのに入場料がいるシステム。シタデルの博物館はDiscover Gozoで入る事が出来ました。
小さい博物館をいくつかまわったので、どこがどこやら覚えていませんが、昔の道具や服が展示されていました。
これはジャガイモの大きさを選別する道具。
斜面を転がっていく間に、ジャガイモの大きさに応じて途中の穴から下の箱に落ちていく仕組み。
シタデルは高い所にあるので、ビクトリアを一望できるのはもちろん、周辺の町まできれいに見渡す事が出来ます。
城壁の上を歩いてほぼ一周できます。
いやー、すごいですね。この城壁は入場料無料ですからね。ゴゾ島へのフェリーといい、ゴゾ島は観光客を呼び込むのが上手だなと思います。
最後にゴゾ大聖堂。
ここだけDiscover Gozoでは入れなくて、別途5ユーロ(≒617円)かかりました。
もう大聖堂は見飽きてる感があるのですが、ゴゾ大聖堂は中央の天井部分がおもしろいと・・・
あれ?
ゴゾ大聖堂の中央の天井は、予算の関係でドーム型の天井に出来なかったため、ドームっぽく見える天井絵を描いてごまかしてると言う話だったのですが、ありませんね天井絵。
・・・修復中みたいです。
これは大聖堂の外に書いておいて下さいよ。けっこうなガッカリ感(´・ω・`)
全体的に天井絵に力が入っているので、良い天井画を描く人がゴゾがマルタにいたんでしょうかね。
よし、今日の観光終了!
宿に戻って、またトルテリーニ。今日は新たに買って来たトマト缶を入れました。
野菜いっぱいで健康的。
さて、明日も引き続きゴゾ島観光です。では今回はこれにて(=’ω’)ノ
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