はろー!
今回はゴゾ島のタピーヌ教会と壊れたアズールウィンドウを見て来ました!
アズールウィンドウとは
アズールウィンドウ(Azure Window)は、ゴゾ島の西端にある景勝地”だった”場所です。
Wikipediaでかつてのアズールウィンドウの写真を確認する事ができますが、要するに波の浸食で岩が削れてトンネルみたいになっている、まぁ身もフタも無い事を言えば世界各地によくある感じの景勝地。
これだけだとたいして興味無かったんですが、アズールウィンドウは2017年の3月に嵐で壊れてしまったらしいのです。
こういう岩って何万年もかけて出来上がるのに、自分が生きてる間に壊れるってなかなかすごくないですか?しかも2年前ですよ。マルタの人は大変悲しんだらしいので不謹慎で申し訳ないんですが、ボクは「壊れたの!?すげぇ!」と密かに思ってむしろ行きたくなりました。すみません。
と言う事で、今日はアズールウィンドウへ行く事にしました。
朝10時半、とりあえずビクトリアの中央バス停へ。
しかし、アズールウィンドウ行きの311番バスはたった今出たばかりで、次のバスは50分後。1時間に1本でした。
50分もバスを待ってられません。片道6kmくらいなので歩いて行くことに。
今日は快晴!空がまぶしい。
道路のど真ん中に史跡らしきものが。
そこだけ道幅が狭まっていて、交互にしか通れないみたい(;^ω^)
花があちこちに咲いてるけど、誰が手入れしてるんだろう。
分かれ道に『タピーヌはこっち』って言ってるお姉さんがいますよ。
アズールウィンドウへの道からは少し外れますけど、確かタピーヌ教会とやらも人気らしいので寄って行きましょう。
少し歩くとタピーヌ教会(Basilica of the National Shrine of the Blessed Virgin of Ta’ Pinu)が見えてきました。
草原の中にポツンと建っているのが良い感じですね。その昔、一度教会を取り壊そうとしたら、壊そうとした職人の腕が折れたので取り壊しを免れたとか言う話が伝わっている教会。こう言う話って古今東西よくありますけど、職人が被害に遭うのって理不尽ですよね。取り壊しを決めてるのはたいてい別の人だろうに。
静かな雰囲気を楽しもうと思っていたら、ボクがあと100メートルほどで着くと言うタイミングで後ろから来た観光バスが2台ドカドカ到着してしまったせいで、一気にごみごみした感じになりました。これだから観光バスは。
人が多過ぎてイヤなので、とりあえず中に入って休憩。教会内は少しひんやりしていて居心地よかったです。20分ほど待って、観光客が減ってからウロウロ開始。
内部はけっこう質素。
敷地内にあるモザイク画が特徴的。
観光バスが去って落ち着いたタピーヌ教会。
雰囲気が良いので人気なのも納得ですね。
またアズールウィンドウに向かっててくてく。
海が見えてきました。そろそろです。
下の方に、観光バスがいっぱい停まっているのが見えます。多分あそこですね。
海まで意外と高低差がありました。
あれがアズールウィンドウ!・・・の跡地。元の姿と見比べたい方はWikipediaも開いてみて下さい。
いやー、想像以上に跡形も無く消えてますね。もう少し残骸とか残ってるのかと思いました。こうして地形と言うのは変わっていくのですね。数万年レベルの歴史的な変化を目の当たりにした気分です。まぁでも地元の人ショックだったろうな。文化財と違って復元しても仕方ないし。
近くにある案内図はしっかり「アズールウィンドウがあった場所」に変更されています。
それにしても海が青い。
あそこはブルーホールと呼ばれるダイビングスポットみたい。
アズールウィンドウが無くなってもダイビングスポットとして人気のようで、周辺にはダイビングショップが何軒かあり、ダイバーがいっぱいいました。
少し陸側に入った所が湖みたいになっていて、洞窟があります。
観光客にはこっちの湖でボートツアーをするのが人気のようでした。
駐車場には土産物屋やジェラート屋が並びます。
アズールウィンドウが無くなって2年も経つのに、まだ意外と観光客がいるんだなぁ。
帰りはバスで帰ります。1.5ユーロ(≒185円)
ビクトリアには20分足らずで到着。楽ちん。
初日に買い貯めした食材を使い切ったので、今日はその辺の店でいろいろ買って帰って来ました。全部で4.6ユーロ(≒568円)。
これは完全に焼き鳥。
焼き鳥にしてはちょっと淡泊。たぶん胸肉。
串まで完全に焼き鳥。この持ち手の形状とか。
インパクトがあったのはこちらのパン。割ると中までみっちりホウレン草。
オリーブやトマト、タマネギも入っていますが、基本的にホウレン草。「総菜パンは栄養が偏る!」と言っている人を正面から右ストレートで殴りに行っているようなパンです。
生地がかなり薄いので、マジで体積の大半がホウレン草。
ホウレン草は茹で過ぎて、もちゃもちゃしてしまっています。カンボジアとかラオス、はたまた西アフリカあたりのローカル食堂でコメに添えられて出て来そう。パン生地が美味しいのでなんだかもったいない。もう少し比率はどうにかならなかったんだろうか(;^ω^)
グラタンみたいなやつは、中身はトマト味のライスでした。
豆が2種類ほど入っています。トマト味の豆ごはんのチーズかけ。こちらも体積の大半がコメだったので、けっこうボリューミーでした。
あ、そうそう。ついにアレが来ました。
ロンドン治験の謝礼金4,400ポンド+交通費宿泊費500ポンド-銀行手数料25ポンド=4,875ポンド(≒696,559円)。
今けっこう円高なタイミングなので、ポンドで受け取って良かった。次の問題はこのポンドをいつ売るかですね。ブレグジット(英国のEU離脱問題)の動向によってはポンドが急落する可能性もあるので、できればさっさとポンドを手放したいところではあります。
さて、明日~明後日はちょっとハード。
明日朝ゴゾ島を出て、途中でコミノ島に寄りつつ、またマルタのスリーマに戻って時間をつぶしつつ、夕方~夜にバレッタのフェリーターミナルへ行きます。
そのまま深夜までフェリーターミナルで過ごし、深夜~未明頃(1時~3時頃)にシチリア島行きのフェリーに乗船。フェリーは4時に出発して、昼頃にシチリアのカターニアに到着。
で、カターニアはとりあえずまた素通りして、そのままシチリアのシラクサに移動します。多分これで明後日の夕方にシラクサ到着の予定。約30時間の移動です。今これ書いてるだけで疲れて来ました(ヽ´ω`)
と言う事で、次の更新はシチリア島のシラクサからです。では今回はこれにて(=’ω’)ノ
コメント
景勝地跡地っていう観光地も面白いですね。
次のシラクサはちょっとテンションが上がる。
ゲーム的にw
>>Alivioさん
想像が膨らむので案外アリでしたよ景勝地跡地。
シラクサは絶対に立ち寄りたかったので、次のフェリーとの兼ね合いが難しかったですが強引に入れました。ぼくもテンション上がってますw