【イタリア】1日で消えた町ポンペイ遺跡観光!ナポリからサンラザロへ移動(2019年4月29日)

ぼんじょるのー!

今回はイタリアのナポリからサンラザロへ移動、途中ポンペイ遺跡を観光しました!

 

ポンペイ遺跡とは

ポンペイ遺跡(Archaeological Areas of Pompei)は西暦79年8月25日まであったローマ帝国下の都市「ポンペイ」の遺跡の事です。

日本でも度々テレビで取り上げられているので聞いた事がある人も多いと思いますが、ポンペイが特殊なのは火山噴火によって僅か1日で街が滅び去ってしまった事。

西暦79年8月24日の13時頃から近くの火山ヴェスヴィオ山(Il monte Vesuvio)の噴火が始まり、翌朝7時に発生した大規模な火砕流で、一瞬にして人も街も飲み込まれたそうです。

また、ポンペイ遺跡は「ポンペイ、ヘルクラネウム及びトッレ・アンヌンツィアータの遺跡地域」と言う長い名前の世界遺産に登録されています。

 

本日の移動。距離的には40kmくらい。

移動の目的地はサンラザロで、その途中にあるポンペイに寄った感じです。




昨夜はほとんど寝られませんでした。蚊。蚊です

一昨日の時点で蚊が多いのはわかってたんですが、一昨日の夜はボクのベッドの上段の人がよっぽど蚊を寄せ付ける体質の人だったのか、蚊をたたく音は聞こえてもボクの方にはほとんど蚊がやって来ませんでした。まるで太陽系に飛んできた小惑星を一手に引き受ける木星のような存在ですね。

しかし、その木星人は昨日の朝でチェックアウトしていったので、昨夜はそれはもう酷かった。ウトウトしたら耳元で羽音がする。うまく殺してまた寝ようとすると、次の蚊が近づいて来ると言った具合で、夜の間に7匹殺したのに、それでもまだウヨウヨいると言う悲惨な状態でした。ケニアの蚊よけスプレーもほとんど効果無し。顔、首、指、腕、脛などもう至る所刺されまくりました。

この宿、宿内はしっかり改装されていてキレイなんですが、建物の周りがすげー汚そうなんですよね。裏手あたりにボウフラ湧いてるんじゃないのかな

 

と言う事で、全然寝不足な状態で8時半くらいにチェックアウトして、近くの駅に向かいました。

駅に行く途中で見かけたポスター。

あぁぁぁぁぁ!ナポリでエッシャー展やってたんじゃないか!!!!

エッシャーはボクが大好きな版画家です。知ってたら昨日行ったのにー(;´Д`)

 

駅到着。

 

ポンペイまでは2.8ユーロ(≒350円)。

ここからポンペイまで20kmくらいあるのにロンドンの地下鉄(2.4ポンド)とほとんど同じ値段じゃないか・・・!イタリアの鉄道は安くて良いですね。

まぁ車体はもれなくこんなのなんですが。

ファンキーだなぁ・・・。

 

40分ほどでポンペイ駅(Pompei Scavi – Villa Dei Misteri)に到着。

ポンペイ駅ってもう1つあるんですけど、もう1つは遺跡の反対側にあります。そっちから入れるかどうかは知りませんが、こっちのポンペイ駅の方が正面入り口です。

駅の地下に荷物預けがあったので、ここにザックを預けました。料金は4ユーロ(≒500円)。有料のトイレもここにありますけど、ポンペイ遺跡のビジターセンターには無料のキレイなトイレがあるので、トイレはそっちに行った方が良いです。

 

駅を出ると、と言うか、駅構内から客引きがすごい。ポンペイ遺跡のツアーガイドや、ファストパス(待たずに入れるチケット)の売り込みの人がいっぱいいて、大声で客を呼び込んでいます。ヨーロッパでこんな賑やかな客引きは初めて見たので、ちょっとビビりました。

 

ポンペイ遺跡のチケット売り場も行列が出来ると聞いていたのですが、たまたまなのか、まったく並ばずに買えました。15ユーロ(≒1,875円)。

 

天気が悪いですねー。そうです。雨が降って来ました

ポンペイ遺跡の入り口前では、客引きが傘売りに早変わりしていました。意外と買ってる人多くてびっくりです。みんな羽振り良いなぁ。

遺跡の第一印象は「めっちゃきれいに整備されてる」

あまりにきれいに復元・補修されているので、2000年前に埋まった街には見えません。100年くらいしか経ってなさそう。まぁ、これだけ人気の観光地なんだから、ボロボロのままじゃ危険ですよね。

だいたいこんな感じで通路に沿って家が並んでいて、「Casa~」って名前が付いています「~の家」って意味です。

 

中に入れたり、入れなかったり、

 

雑草が生い茂っていたり。

 

この丸い穴があいた台はあちこちで見かけました。たぶん台所です。

 

時々広場があって、公共の施設とか祭壇とかがあります。

今のヨーロッパの町と似たような構成。

大劇場

 

小劇場もあります。

こういう見どころは人が多い。

工事をしていて入れないエリアも多かったです。

 

入って小一時間で雨は上がったんですが、その代わりに人がどっと増えました

なぜか小学生~高校生の団体が多かったです。イースター終わったと思ったら遠足ラッシュですか???

庭園?

ここまで来ると、ちょっと綺麗に復元し過ぎ感があります。

観光客が立ち入れないエリアの方が良い感じです。

 

住居の壁は赤系統の色が好まれたんですかね。

 

ポンペイで一番巨大な円形劇場。

1つの町に劇場が3つ。娯楽が盛んだったんでしょうか。

どんどん人が増えてきた・・・。

ちょっとげんなりしてきました。ボクはきっと、あんまり手が加えられていない遺跡や、客が少なくて独り占め出来る遺跡に慣れ過ぎてしまってるんですよね。

遺跡内にレストランまであるし。

 

出土した物は、一カ所にかためて保管されていました。道理でどこもスッキリきれいに片付いているなと。

 

これは確かジュピター神殿

方角的には背後にヴェスヴィオ火山が見えても良いと思うんですけど、雲が厚くて全然分かりませんね。

ビジターセンターには骨がいっぱいありました。右下に違うの混ざってますけど。

人骨って何度見てもギョッとします。

 

13時近くに外に出て、駅近くのレストランで昼食。

 

カルボナーラ10ユーロ(≒1,250円)とサラダ4ユーロ(≒600円)。

サラダはボリュームあるけどカルボナーラ少ないw

量がうどん1玉って感じなんですよね。ボクとしては山盛りのパスタを食べたいんですけどね。

スーパーでレトルトのパスタを2人前買って来た方が満足度高いんじゃなかろうかと思う今日この頃。

 

物足りなかったのでジェラート・・・

・・・じゃない!これジェラートじゃない!スカスカの安物アイスやヾ(`Д´)ノ”

3ユーロでこれは無いわー。ポンペイ駅周辺のジェラートは質が悪いので買わないように!

 

駅の地下でザックをピックアップして、移動開始。サンラザロ(St.Lazzaro)へ向かいます。

ポンペイからまずCastellammareと言う町へ電車で行って、Castellammareでバスに乗り換えて目的地のサンラザロへ行きます。

Googleマップで乗換検索すると、Castellammareからサンラザロへのバスは14時25分発。これを逃すと次のバスが16時なので、確実に乗らないといけません。

Castellammareの鉄道駅からバス停は400メートルほど。最初にGoogleマップが示した乗り換え案では、乗り継ぎ時間が10分しか無くて不安だったので、1本早い30分前の電車に乗る事にしました。

しかし、電車は10分遅れでやって来て、更にポンペイの駅に15分停車していました。どうやら、ポンペイから南は線路が単線になってしまうので、すれ違いの車両を待っていたようです。

25分遅れで出発した電車は、Googleさんの言うには所要時間9分の所を、なぜか16分もかけてようやくCastellammareに到着。もう14時17分です。1本前の電車とは何だったのか。しかも着いたのが出口の向かいのホームだったから、地下道を通って線路を渡らないといけませんでしたし。

「これもう間に合わないんじゃ」と思いながら急いだら、もうドアを閉めようとしていたバスを捕まえる事が出来ました。

やれやれ間に合った(「;-ω-)

サンラザロまでは2ユーロ(≒250円)でした。バスも安いっすね!イギリスの田舎のバスはいちいち500~600円しましたからね。

寝不足と疲れのせいで、すぐに寝てしまいました。

 

1時間ほどでサンラザロに到着!

 

Googleマップで見る限り、サンラザロには宿以外何も表示がありませんでしたが、意外と飲食店や商店もありました

全部閉まっていますが・・・。今日月曜なんですけど???

右手の大きめの建物が今日の宿。

1泊4千円くらいする宿です。本当はアマルフィに泊まろうと思ってたんですが、アマルフィは1泊7千円くらいからしか無かったので、ギリギリ許容範囲のここサンラザロに滞在する事にしたのです。

チェックインしてみると、なんとアパートメントの1部屋貸しでした。

調理器具やアメニティも一通りそろっています。これで1泊4千円は安い

ただ、「朝食付き」の朝食はちょっとショボいですw

甘くないラスクとか、長期保存可能な菓子パンとか。これで3日分の朝食らしい。

コーヒーメーカーもあったので早速使ってみました。

しかし、どうやらエスプレッソ専用機だったようで、ボタンを押して5分待ってもカップ半分くらいにしかなりませんでした。確かに食器棚にはエスプレッソ用のカップがありましたもんねー(;^ω^)

バルコニーでのんびり朝食もでき・・・

・・・なさそうですね。めっちゃ寒いです。なにこれスコットランドより寒いんじゃない?

標高は600メートルくらいなんですけど、明らかにナポリやローマより空気が冷たいです。部屋は暖房入ってますし。せっかくナポリで洗濯してザックの奥にしまい込んだフリースを、また引っ張り出す事になりました。

そしてえらく空が近い気がします。

全然わからずに来てしまったサンラザロですが、なんだか楽しそうです。明日はアマルフィに遊びに行きます。では今回はこれにて(=’ω’)ノ

コメント

  1. 沙門 より:

    ナポリはゴミの山なんですかね….
    なにしろ観光はバスの窓ごしで
    下ろしてもらえなかった(○´Д`)σ

    エッシャー展のポスターですが
    右下に 2018/11/1~2019/4/22
    と開催期間があるような?!

  2. wolt より:

    >>沙門さん
    中心部はイタリアレベルで言う普通(タバコの吸い殻がいっぱい落ちてる状態)ですけど、ボクがツアー会社側だとすると、ナポリで降ろしたくない気持ちはわかりますね。
    ポスターはど真ん中に5月5日まで延長って書いてます。

  3. 匿名 より:

    あらら 真ん中の告知を見落としてい(_ _ )/ハンセイ

    ポンペイでは売春宿=Hなモザイク画
    が一番印象に残っているオヤジ

  4. 菫檸檬菓子 より:

    エスプレッソのみのコーヒーマシンの場合、
    エスプレッソにお湯を足してアメリカーノというコーヒーの飲み方ありました。
    もし少し薄くてもいっぱい飲みたかったら、お湯が沸かせる所なら試してみてはいかがでしょうか。

  5. wolt より:

    >>菫檸檬菓子さん
    イタリア人的にはエスプレッソを薄めたのがアメリカンなんですねw
    結果的には同じ・・・なのか・・・?