【イタリア】世界遺産のフィレンツェ歴史地区を歩いた!人多過ぎ(2019年4月23日)

ぼんじょるのー!

今回はイタリアの世界遺産フィレンツェ歴史地区を歩きました!

 

「観光した」ではなく「歩いた」です。本文を読んで頂ければ「観光した!」と言えない気持ちが分かってもらえるはず(;^ω^)



昨日スーパーでめずらしいからつい買ってしまった鮭の缶詰

値札で1.5ユーロと思ったから買ったんですが、レシートをよく見ると2.5ユーロ(≒314円)もしました。たっけぇ!

積極的に味はついてなくて、かと言って無味でもないような、ノンオイルのツナ缶みたいな味付け。鮭自体は柔らかくてまぁまぁ。高い割には微妙・・・(ヽ´ω`)

 

さて、今日は残念ながら雨です。朝はけっこう降っていましたが、9時くらいになると弱まっていました。

歩けそうだったので、4kmほど歩いてフィレンツェ中心部に向かいます。

フィレンツェまでは微妙な狭さの、住宅と時々商店が並ぶ道が続いていました。

中山道歩きの、長野県を抜けてから東京までの一直線の道を思い出します。退屈で死にそうな区間だったなぁ・・・(ヽ´ω`)

フィレンツェの真ん中を流れるアルノ川

パリのセーヌ川とか、ロンドンのテムズ川とか、ヨーロッパの都市ってど真ん中に大きな川が流れてる事が多いですよね。

大きな河川の近くに都市なんか造って、台風が来て川が氾濫したら大変じゃないか!と思いますが、そう言えば台風なんか来ないから、そうそう氾濫する事も無いんでしょうね。

橋はどれも古そうです。

 

その中でも一番古い橋、ポンテ・ヴェッキオ(Ponte Vecchio)です。

ポンテ・ヴェッキオ

 

ポンテ・ヴェッキオとは

ポンテ・ヴェッキオは現存する橋ではフィレンツェ最古の橋で、現在の橋は1345年に造られたものだそうです。

パリにはポン・ヌフ(意味:新しい橋)がありましたが、ポンテ・ヴェッキオは「古い橋」と言う意味だそうです。もうちょっと名前の付け方無かったのか(;^ω^)

 

遠くから見てごちゃごちゃっと見えましたが、ポンテ・ヴェッキオの上には建物がみっちり並んでいて、中には高級っぽい店(宝石店とかだった)が入っています。

ヴェネチアも橋の上に商店が並んでたし、これはイタリアのスタイルなんだろうか。これも「地震が来たら川の上なんて怖いじゃないか」と思ってしまいますが、そんなしょっちゅう地震来ませんもんね。いろいろ感覚が違うんだろうなぁ。

それにしても、この辺りから人の多い事多い事

雨なので特に屋根がある道が大混雑。

 

まずはウフィツィ美術館(Galleria degli Uffizi)へ。ここは世界遺産「フィレンツェ歴史地区」に登録されている物件の1つで、近代美術館ではヨーロッパ最古の美術館とも言われています。

ん・・・?

何あの長い行列

奥の屋根の下、行けども行けども行列が続いています。

 

ずーーーーっと来て、ここが最後尾

しかも、よく見ると行列は2本あり、それぞれチケット購入と入場で分かれています。つまり、1回この列に並んでチケットを購入し、もう一度並んで入場を待たなければいけないと言う事。

入場もポンポン入れるわけじゃなくて、先頭を見ていると2,3組ずつ入らせるごとに待たせています。これ、入場までに少なくとも2時間はかかるんじゃない?

行列耐性の無いボクはここで心折れてしまいました。行った事無いけどディズニーランドってこんなもんですか?

 

ウフィツィ美術館はあきらめて、隣のガリレオ博物館へ流れました。入場料10ユーロ(≒1,254円)。

ガリレオ・ガリレイ関係の展示かと思いましたが、どっちかと言うと中世の科学館みたいな感じでした。

右のはどこぞの家紋みたいですが、カレンダーです。

 

「アリストテレスのプラネタリウム」らしい。

プラネタリウム?使い方が想像つかない・・・。

15世紀半ばくらいの「世界地図」

上の方にエチオピアがあったり右側にモーリタニアがあったりするので、おそらく地図の上が南東方向で、ヨーロッパから中東~北アフリカ付近までしか描かれていない世界地図です。

そしてこちらが16世紀半ばの世界地図

100年でめちゃくちゃ進歩してるやん!まだ東アジアの方はぐちゃぐちゃっと胡麻化したような描き方ですが、それでもほぼほぼ世界地図の形になっています。航海するために地図を作る技術がいかに大事だったかわかります。

あとよく科学館の物理コーナーにあるやつの木製バージョン。これは坂の上に向かって転がってくやつ。

 

これは回すと水が上がって来るやつ。

展示品なのでどれも触れないのが残念です。ボクはどっちも、どこかの科学館で触って遊びましたけど。実際に動かさなかったらイメージわかないんじゃないかな。

 

外はまだ雨。しかもさっきより強くなっています。

 

これも世界遺産の一部、ベッキオ宮殿(Palazzo Vecchio)です。

ベッキオ宮殿

 

ここもすごい行列で、入るのは一瞬で諦めましたが、地上階の吹き抜け部分だけは見れました。

 

ベッキオ宮殿の隣のロッジア・ディ・ランツィ(Loggia dei Lanzi)

ロッジア・ディ・ランツィ

ロッジア・ディ・ランツィ

ただの雨宿り場所になっとるやん。誰も像なんか見ちゃいません。

この像あかんって。R18指定やって。だってグロいもん

首からびろびろ出ているのとか、そんなリアリティはいらんですよ!

ここからさっきのウフィツィ美術館の方を振り返ると、人混みがえらい事になってました。

これはこれで傘が綺麗な風景かも・・・?

 

嫌な予感はしましたが、フィレンツェで一番有名なサンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂(Cattedrale di Santa Maria del Fiore)へ行ってみました。

サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂

13世紀の建築らしい。よくこんなに大きな物を建てたなぁ。

そして嫌な予感通り、この行列である

一番人気の塔に登るツアーは、4,5日前にネット予約しようとしたらもう完全に埋まっていたのであきらめたのですが、まぁ中には入れるやろ~って思ってたのは甘い考えでした。

しかも、これも例によってチケット売り場と入場の列が別と言うパターンで、上の写真は入場の列でした。もうチケット売り場を探す気にすらなりません。

ぐるぐる大聖堂の周りを撮っただけ。

どこもかしこも人だらけで、疲労だけが溜まっていきます(ヽ´ω`)

まぁイースター休暇中のイタリアなんて、ゴールデンウィークに京都に行くようなもんなんで、タイミングが悪過ぎるんですよ。これは次のローマも思いやられるな・・・。

 

露店が並ぶ通り。

革製品が有名みたいで、露店のほとんどは皮製品の土産物屋でした。

昼飯を探して、サン・ロレンツォ市場にやって来ました。

サン・ロレンツォ市場

 

観光客は多いけど、思ったより普通の市場です。

 

予想通り、手頃そうな飲食店が何軒かありました。

ラビオリ+ビーフシチュー7ユーロ(≒878円)。

量少ない(;^ω^)

ビーフシチューはコショウの実がまるごとゴロゴロ入っていて辛いくらいでしたが、濃い味が意外とラビオリと合いました。

 

外に出ると、雨が上がっていました。

 

フィレンツェは、至る所に軽食屋があり、こんな感じで同じ店のショーケースにサンドイッチ、お菓子類、ジェラートが並んでいます。

店が掲げるジャンルは様々で、洋菓子屋、バー、カフェ、ジェラート屋、パン屋など、それぞれ違う看板を掲げているのに、並んでいる商品はだいたい一緒っていう。

ジェラート続きじゃ芸が無いので、今日はワッフルを買ってみました。3ユーロ(≒376円)。

ワッフル

焼き直してくれましたけど、カリッと感がいまいち・・・(。-`ω´-)

 

雨だし人多過ぎだしでテンション下がったので帰ろうと思っていましたが、雨が上がったのでもう少しウロウロ。またアルノ川を渡ります。

 

ポンテ・ヴェッキオ、あんなに人がみっちり乗って大丈夫なのか・・・?

 

ただの街角に変なオブジェが。

 

ここも世界遺産の一部。ピッティ宮殿(Palazzo Pitti)にやって来ました。

ピッティ宮殿

 

しかし、やっぱりここも行列

他のスポットより遥かに行列は短いですが、今から小一時間並んで、入場して、料金分しっかり中を見て・・・と思うと、なんだか億劫になって来ました。やっぱりここもスルー。

ついでなので、ロマーナ門まで来ました。

昔のフィレンツェの南端ですね。今は道路の真ん中に唐突に門があるだけで、特に何もありません。

 

何も見れてないけど、とにかくいっぱい歩いたので疲れました。帰りはバスで帰ろう・・・と思ってバスに乗ると、バスの乗車賃はやたら高くて2.5ユーロ(≒314円)もしました。

てっきり1.5ユーロと思っていたので、これは軽くショックです。2.5ユーロなら疲れてても4km歩いたわ・・・(ヽ´ω`)

 

と言う事で、フィレンツェを観光した???みたいな感じで終わってしまいました。もっとガッツがあれば並んで1つくらいは見れたかもしれませんけど、ほんと行列に並ぶの無理なんでこれはもう仕方ないです。

次のローマも同じ事になりそうな気がして今から嫌ですが、明日はローマに移動します。では今回はこれにて(=’ω’)ノ

コメント

  1. ぷみ より:

    恐るべしイースターのイタリア!ですね… 長期旅行者は祝祭日関係なく旅をしているからか、こういったイベント事にぶち当たったときのショックが大きいような気がします。私が昨年1月にフィレンツェに行った時は街はもっとゆったりした雰囲気でしたし、フィオーレ大聖堂のドゥオーモとタワーへのチケットも当日あっさり購入できました。(入場は時間指定にも関わらず長蛇の列がありましたが。)

    地震や台風に関しては私もいつも同じことを考えます(笑) 石造りの教会や連なった家々は、大きな地震が来たらひとたまりもないだろうなあ…と。

  2. wolt より:

    >>ぷみさん
    えー、やっぱり冬はもっとゆったり出来るんですね・・・。なんだかすごく口惜しい(;∀;)
    イースターだから特に人多かったですが、ヨーロッパの人気観光地は、豪雪地帯でもない限り冬の方がゆっくり見れて良いんじゃないかなぁなどと思い始めています。

    • ぷみ より:

      私は今のところ毎年冬スタートで旅をしていますが、冬は改修工事中の確率が高いですし、天気が悪いことも多いので、どこに行っても「夏にまた来たいな〜」という感想を抱きがちですw 二兎を追うものは一兎も得ず、なんですかね。フィレンツェは冬でも楽しめるとは思いますが。

      1月中旬のローマで、1日だけ快晴で、半袖で過ごせてしまうくらい暖かい日がありましたが、ああいう幸運はなかなかありません。徳を積み足りないのかもしれません(笑)

      • wolt より:

        春なのにフィレンツェもローマも雨だったぼくは、徳が積み足りないどころか地面を掘り下げてるくらいのような気がしますw
        冬に来たら冬に来たで、「あ~冬以外に来ればよかった」って思うんでしょうねー。