【イギリス】ブライトンから白亜の崖セブン・シスターズを見に行った(2019年4月3日)

はろー!

今回はイギリスのブライトンからセブン・シスターズに日帰りで行ってきました!




朝起きると、雲は多いものの晴れていました。よっしゃ!セブン・シスターズ(Seven Sisters)行くぜ!

 

まずは宿近くで朝飯調達。サンドイッチ2ポンド(≒293円)。

 

宿近くのバス停から12番バスに乗車。セブン・シスターズまでは往復で7ポンド(≒1,026円)でした。

12番バスはブライトン駅から出発して、ブライトン市街地を通り抜けてイーストボーン(Eastbourne)に向かう路線で、セブン・シスターズはその途中で下車します。最寄りのバス停はグーグルマップとか何かしらのマップアプリで探しましょう。

 

1時間10分ほどで下車。ちなみに12番バスは正面から見るとド派手な黄緑色なので、遠くからでもよく見えます。

 

降りた場所は、セブン・シスターズのビジターセンター。バス停の名前は「Seven Sisters Park Centre」

ただし、セブン・シスターズへのハイキング道入口は、この1つ手前のバス停の方が近いです。ボクは知らなかったのでビジターセンターに来てしまいました。

ビジターセンターは11時開館。まだ9時半なので開いていません。冬季は開きすらしないらしいので、割とどうでも良いビジターセンターなのかもしれません(失礼)。

 

どこから始めるのかさっぱり分からなくてうろうろしていたら、駐車場にマップがありました。

地図の上が南です。写真だと判別しづらいですが、4つのルートが色分けされています。左から黄緑、オレンジ、青、ピンク。左上に「Seven Sisters」の表記がありますね。

この図を見る限りおそらく、

  • 黄緑⇒セブン・シスターズの上を歩くコース
  • オレンジ⇒セブン・シスターズを海岸から眺めるコース
  • 青⇒よくわからん。周回してるからただの散策路?
  • ピンク⇒セブン・シスターズを海岸から眺めるコース

という所でしょう。ボクはセブン・シスターズを海岸から眺めたいので、オレンジかピンクのコースが正解だと思うんですが、さてどっちにしようか・・・。

と、マップの前で悩んでいると、突然おばあさんが「コースはわかる?」と話しかけて来ました。髪が見事な総白髪の小柄なおばあさんです。手にはトレッキングポールを持っています。

ぼく「全然わからなくて」

おばあさん「ピンクのコースが一番美しくて良いコースよ!道が少しぬかるんでいるけど・・・あなたの靴なら大丈夫。」

ぼく「どのくらい遠い?」

おばあさん「片道45分くらいかしら。」

ぼく「ピンクの道からオレンジの道へは行けないの?」

おばあさん「そこは通れないけど、ピンクの道だけで充分よ。」

などの必要な情報だけを教えてくれた後、すぐに立ち去って行きました。今の方は迷える旅行者を導く妖精さんか何かだったんでしょうか。

トレッキングポールを持った妖精さんのアドバイス通り、ピンクのルートを行く事にしました。バスで通った車道を戻り、川を渡った所から出発です。割とゴツいゲートがあって、入るのをちょっと躊躇しました。

 

なんだかとてものどかな場所です。

ゆるやかな緑色の丘が連なっていて、羊がたくさん放牧されています。イングランドの人にとっては、日本で言う所の里山みたいな風景なんだと思います。

ゲートを通り過ぎてすぐに、分岐がありました。直進か左か。

先程のマップを確認。分岐しても最終的には合流しそうですね。とりあえず直進して木のゲートを通る事に。

妖精さんの言っていた通り、こちらはぬかるんでいて歩きづらい区間がありました。

白い靴だとちょっと悲惨な事になりそうだな。

しかし、この道がまた良い雰囲気です。誰もいないし。

 

牧場のすぐ横を通過。顔の黒い羊がいっぱいいました。

羊さん、栄養状態が良いのかそう言う品種なのか、割と身体が大きいので、本気で立ち向かわれると負けそうです。

歩き出してから40分ほどでセブン・シスターズが見えてきました。

 

この崖がセブン・シスターズです。

セブン・シスターズは真っ白な崖です。ぐにゃぐにゃと起伏がある姿をセブン・シスターズと表現したみたいです。

石が真っ白なのは、チョークと言う、植物プランクトンの化石が堆積して出来た岩だからだそうです。チョークは日本語で言うと白亜。白亜紀は白亜の層が形成された時代だから白亜紀って名前が付いたんだって。へぇ。

しかしまぁ、こう天気が悪いとちょっと色が映えませんね。微妙に残念な感じです。

この道はどこまで続くんだろう・・・。

セブン・シスターズのビューポイントを過ぎても、離れる方向にずっと道が続いてます。どこがゴールなのかよく分かりません。犬の散歩をしている人がちらほらいますが、彼らはどこから来てどこに向かっているんだろう。

Hope Gapと言う場所を発見。

 

ちょっと崖から突き出したビューポイントです。

 

Hope Gapから見たセブン・シスターズ。

この先もまだ道は続いていましたが、キリが無さそうなのでここで引き返し。

ふと気づくと、西から青空が広がって来ていました

これ、もう少し待てば晴れるのでは!?と思って、少し待ってみました。

 

30分後。海がちょびっとだけ青くなりました

うーむ、さすがにそう簡単には晴れませんね。雲の動きが遅いので、セブン・シスターズの上まで青空が広がるにはまだ2,3時間はかかりそうです。寒いので退散。

後ろは良い空なのになぁー。

 

この海はいわゆる「ドーバー海峡」ですが、昨日ブライトンの美術館で見た展示によると、6万年前はもっと海面が低かったため、ここは陸地で大陸まで繋がっていたとの事です。

この先に地面が広がっていたと思うと、ちょっとロマンを感じますね。まぁ海面が下がってるくらいだからクッソ寒かったんでしょうけど。

海岸にも降りられました。

 

最初に見たマップのオレンジルートは、この川を挟んだ対岸が終着点だったみたい。

干潮時なら、靴を脱いで渡れなくもなさそうな感じ。

対岸は海岸だけで何も無かったので、確かに散策しがいのあるピンクのルートが正解ですね。ありがとう妖精さん!

さて帰ろうかな。

帰りは、ピンクのルートの川沿いの方の道を歩いて帰ります。

こっちはこっちで景色が良いんですけど、やっぱり往きに通った道の方がローカル感あって楽しかったです。川沿いの方が整備はされているので、ぬかるんでもいないし人通りも多くて歩きやすくはなっています。

やたら水が多いけど、湿地帯なのかな。

川の対岸はオレンジのルート。

橋は見かけなかったので、やっぱり途中でルート変更はできないみたい。橋はあった方が親切な気がするんですが・・・。

対岸には顔の白い羊さん。

白い羊と黒い羊、あきらかに飼育分けされてるけど、何か違いがあるんだろうか。

分岐まで戻って来ました。予想通り、川沿いの道は写真左側に繋がっていました。

 

帰りはぬかるんでいなかったので、写真撮りながらでも30分足らずで帰って来れました。

 

帰りのバス停は、車道に出て橋を渡ってちょっと行った所にありました。

すごく田舎感がありますが、12番バスは平日日中は10分に1本走っているので、交通の便はかなり良いです。

 

また1時間ちょっとバスに乗って、ブライトンに帰って来ました。

 

もう13時過ぎ。お昼食べようお昼!今日はイタリアンのブッフェに来てみました。

 

イタリアンブッフェ7.99ポンド(≒1,171円)。

表に「ピザ&パスタ」と書かれている割には、パスタは2種類しかありません。ピザがメインかな。

一巡目。サラダ中心。

ゆで卵やタヒーナ(中東料理のドレッシングみたいな)があるのが満足度高い!

隠れてあまり見えませんけど、治験中に食べたかったトマトをいっぱい取りました。トマトをはじめ、生野菜もちゃんとフレッシュでおいしいです。

二巡目。肉と炭水化物。

肉類はチキンとソーセージのみ。オニオンリングがちょっとうれしい。ボロネーゼは給食のスパゲッティみたいな茹で具合www

三巡目。薄めのピザと、ペンネ+トマトソース。味付けが妙に美味しかったインゲン炒めをもう一度。

 

最後に〆のピザw

ピザは種類多いように見えて、どれもほとんど変わらんかったな。サラダ類の満足度が高かったので良し。

食後は少し周囲を散策。

 

・・・武器屋!?Σ(‘ω’)

古風な武器が並んでいます。使えるのかな。飾り用かな。

日本刀もあります。

 

ハトみたいにふちゃっと座ってる海鳥が何とも言えない。

 

明日はいったんロンドンに戻ります。では今回はこれにて(=’ω’)ノ

コメント

  1. ログボ より:
  2. 沙門 より:

    某国営放送の番組「一本の道」みたいで\(^o^)/

    しかしよう食べまんなぁ(゚Д゚≡゚Д゚)
    治験の食事の反動?!

    イタリア以外のイタリアンで美味しいのは
    日本だけだとは思うけど……

  3. しょう@ミャンマー より:

    みんがらばー!

    治験中にこのサイトの写真読み込み速度を改善した効果についてですが、ミャンマーの遅いWifi速度(携帯通信は速いけどネットは遅い)にはとてもプラスになっています。
    以前だと一気に読み込むので途中で写真表示が止まってしまい再更新していたのですが、新仕様だと読み進める毎に写真を読み込むので、再更新の必要がなくストレスフリーになりました。通信速度が遅い地域ほど恩恵がありそうです。
    ありがとうございます。

  4. wolt より:

    >>ログボさん
    羊毛用と食肉用ってところですねー。黒いひつじさん食われてまうんか…

    >>沙門さん
    その番組を知らない…。
    ボク1日で軽食1回と食事1食ですからねぇ。いっぱい食べたいのです。
    ブッフェにクオリティは期待してませんでしたが、ちゃんとした店で食べたら普通にうまいんじゃないですかね?

    >>しょうさん
    速度改善の効果を実感して頂けて嬉しいです!
    ボクのブログ、西アフリカやミャンマーの情報で検索されることが多いので、Wi-Fi遅い環境からのアクセスが気になっていました。

  5. ずー より:

    はじめてコメントします。
    私も数年前にセブンシスターズに行きました。羊がたくさんいて、のどかで素敵だったことを覚えています。懐かしくてコメントしちゃいました。
    私はセブンシスターズからバーリングギャップまで歩きました〜

  6. wolt より:

    >>ずーさん
    はじめまして!
    セブンシスターズはのどかで良い所でしたね~。
    バーリングギャップと言うのは知りませんでした。崖の上のポイントの名前なんですね?天候が良ければ崖の上歩くのも良さそうですよねー。