【イギリス】閉じ込められて焦った話とブライトン観光(2019年4月2日)

はろー!

今回はイギリスのブライトンを観光しました!



昨日の夕方ちょっとしたハプニングがあったので、まずそっちの話からします。

昨日の夕方18時ごろ、宿に戻って来て、部屋についているトイレに行きました。トイレに入って、ツマミをくるっと回して内側からカギをかけると、ツマミがポロっと取れました

やめたはずのイラストが早速登場。「白黒イラストなら手間が激減して楽なんじゃ?」と思ったので色は無しです。

あ、ツマミ取れたわ。と思って、反射的にそのまま元の所に付けようとしたら、

錠の開閉をする四角い棒がそのままドアの中に入ってしまいました。ちょっと待って。何この初見殺し。ツマミが取れたらそのまま戻そうとするじゃない反射的に。戻そうとしたら棒が引っ込むとか予想できないじゃない

 

やべ、これカギ開けられないじゃん!仕方ないフロントに電話してヘルプを・・・

・・・

スマホ、ベッドの上に置いて来たーーーーー(|||´Д`)そ

だってちょっと小用を足したかっただけですし・・・。いちいちスマホ持ちませんよ・・・。

 

まぁ焦っちゃダメだ。トイレには必ず非常ボタンが・・・・

・・・

非常ボタン無いんですけどぉーーーーー(|||´Д`)そ

安宿とは言え、先進国で宿泊施設のトイレに非常ボタンが無いってあり得るんですか?イギリスの法律で定められてないんですかね・・・?

 

錠の棒が中に入ってしまった段階では、若干焦りはしたものの「おいおい冗談はよしてくれよベネット」くらいの感じだったんですが、スマホも非常ボタンも無い事に気付いた時点で、完全に詰んじゃってる事に気付きました。

ここで周囲を見回してみましょう。トイレとシャワーが同じ部屋にある、安宿にしてはかなり綺麗めなバスルームです。※写真は後で撮ったもの

部屋はドミトリーなんですが、各寝室にバスルームが付いているタイプなので、同じ部屋の宿泊客以外が来る事はありません。また、部屋は6人部屋なんですが、今のところボク以外の宿泊客が2人しかおらず、どちらも外出してしまっています。つまり、2人のうちどちらかが帰って来ないと助けも呼べない

日本人なら暗くなったら帰って来そうなものですが、ヨーロピアンって深夜帰りが多いんですよ。ドミトリーに泊まると、たいてい2人に1人は深夜帰りです。もし同室の2人がどちらも深夜帰りだったら、ボクは深夜まで閉じ込められる事になってしまいます。いやいやいやちょっと待って(|||´Д`)そ

 

何か使えるものは無いかとポケットを探りましたが、ポンド紙幣とオイスターカード(ロンドンの交通系ICカード)、セキュリティポーチに入っているパスポートやクレジットカードくらいしかありません。室内にはトイレットペーパー、誰かが置いたシャンプーやシャワージェルなど。脱出ゲームにしたって無理ゲー過ぎる

ドアノブのユニットがマイナスねじである事に気付いたので、オイスターカードを使ってドアノブユニットを取り外してみましたが、四角い棒はドア板よりも奥に引っ込んでしまっていたので、見えはするけど届きません。唯一の希望が消えた・・・

 

あと思いついた策は2つ。埋込み式の照明カバーを叩き割って電球の端子に水をかけるか、あるいはコンセントに水をかけるかしてショートさせてブレーカーを落とし、復旧されたらまたショートさせて落とし・・・と繰り返して、宿のスタッフが異常を確かめに部屋を巡回する事を期待すると言う案。

もう1つは、衣服をすべての排水溝に詰め込んでふさいだ上で、全ての水道を全開にして溢れさせ、ドアの下から寝室、廊下まで水を流して気付いてもらう案

しかし、いずれも損害賠償とかが発生しそうなので、ちょっとまだやるわけにはいかないな・・・と思いながら便器に座っていたら、外で誰かが帰って来る音がしました。うわぁぁぁぁぁ助けて救世主ぅぅぅぅぅぅ。・゜(ノД`)゜・。

 

閉じ込められてから30分で、同室の2人のうち帰ってきた1人が助けてくれました

宿の人を呼ぶ必要はまったく無くて、外に飛び出していた錠前を押し込んでもらうと、内側に四角い棒が戻ってきたので、慎重にツマミをはめて回して開錠。

なお、2人のうちもう1人はやっぱり深夜帰りだったので、1人が健全な生活を送る人で本当にラッキーでした。いやぁマジでひやひやした。

 

それにしても、ドミトリーだったから最悪でも深夜には救出してもらえるレベルでしたが、例えば後進国の安い個室宿とかで同じ事が起こった場合、最悪チェックアウト日を過ぎて宿スタッフが異常に気付くまで救出してもらえないんじゃないでしょうか。それめちゃくちゃ怖いですよ

スマホは常に肌身離しちゃいけないと言う教訓を得ました。今度から小用にもスマホは持って行こうと思います

 

はい、ようやく今日の日記。今朝は朝ランしました。

今にも雨が降りそうな天気。

海岸沿いに道が整備されていると思ったら、まず宿から東に向かうと1.2kmで歩道が無くなりました。

ブライトン出身のランナーでしょうか。オリンピック選手と書かれています。

 

宿を過ぎて西に向かうと、今度はずっと歩道が続いていました。

 

治験明けでヨワヨワなので、今日は10km走れたらそれで良い。

 

さて、今日は景勝地に遠出か、ブライトンをゆるゆる観光するか。天気予報を見ると、今日も明日も天気が悪いですが、今日は12時から降水確率90%、明日は1日中50%以下と言う予報。明日に賭けたほうが良さそうです。

と言う事で、今日はブライトン歩きに決定。宿を出てロイヤル・パビリオンにやって来ました。

しかし、まだ開館していませんでした。10時開館で、今はまだ9時半です。

ロイヤル・パビリオンがある公園を散策。

綺麗に整備されている、こぢんまりした公園。ブライトンは町も公園もビーチもこぢんまりしていて、歩いてまわるのにちょうど良いです。ロンドンはちょっと広すぎる。

公園のベンチで、昨日のクッキーの残りを食べたりして、10時になるのを待ちました。

さっきのロイヤル・パビリオンより先に、同じ公園内にある美術館に入ってみる事に。

至る所に中学生くらいのグループがいます。修学旅行なのか、5,6人のグループで手に手にバインダーを持っています。どこの学校だろう。会話を聞いても何語かわからなかったので、少なくともイギリス、スペイン、ポルトガル、フランス、イタリア、ドイツではなさそうです。

入口にはなんだか2,3人は殺してそうな表情のネコの像

 

美術館の入場料は6ポンド(≒873円)でしたが、ロイヤル・パビリオンとの共通券が20ポンド(≒2,911円)だったので、共通券を買ってみました。どれくらいお得になるのか知らんけど!

共通券だと、美術館は1年、ロイヤル・パビリオンには3日入場できるらしいです。

美術館の展示は、19~20世紀の工芸品が多かったです。

 

“very sorry”って、ネイティブ以外が使うとアホっぽく見えそうな所を、イギリス人が使うとちょっとおどけた感じに見えるから不思議です。

全体的にあんまり興味のある展示でなかったので、ふーんと言う感じでした。

 

次はロイヤル・パビリオン


ここも中学生や、別で高校生っぽい人達もいてわちゃわちゃしてました。

ロイヤル・パビリオンは18世紀にジョージ4世(摂政皇太子)によって建てられた王室用の別荘で、この別荘が建てられた事がきっかけでブライトンが上流階級に人気が出て、高級リゾート地として栄えるようになったんだとか。

また、日本の岩倉使節団もロイヤル・パビリオンを視察し、“海沿いのリゾート地に別荘を持つ事が上流階級のステータス”と言う概念は、この時日本に持ち込まれたと考える学者もいるようです。

さて、この興味深いロイヤル・パビリオン、全館撮影禁止でしたヾ(T∀T)ノ”

外観はイスラミックなのに、内装は中華色が強くてすごく風変りだったので、撮影できなかったのが本当に残念です。天井画とか、西洋風の天使の横に中華風の龍が描かれてるんですよ。西洋と中華の文化が融合した感じで、すごく独特でした。

特におもしろかったのが、鏡の枠や階段の手すり、椅子などが、ものすごく竹に似せて作ってある事。実際は真鍮製らしいのですが、竹の節とか、一部変色したような色とか、とにかく竹の再現度が高くて、触らなかったら竹だと思ってしまいそうなくらい精巧に作られていました。

なお、入場料は15ポンド(≒2,183円)だったので、共通券によって1ポンドお得だった事になります。お得度が微妙w

 

ロイヤル・パビリオンを出て、他に行くところを考えてなかったので、とりあえず市街地をうろうろ。

 

ブライトンは路地裏に個性的な店があったりします。住むとなかなか楽しそうです。

 

キミそのリュックかっこいいね!!!

 

さて、今日の食事はどこかブッフェに入りましょう。何軒か窓越しに覗いてまわって、結局こぢんまりしたカフェのブッフェに入る事にしました。ランチブッフェ7.5ポンド(≒1,091円)。

大きいレストランに比べると品数は少ないですが、クオリティが高いですよこれは!!!テンション上がります。

一巡目。野菜系が豊富なのがうれしいです。

 

二巡目。緑の野菜がおいしくてもりもり食べます。

黄色いのは「ビッグ・クスクス」。クスクスって”世界一小さいパスタ”なのに、そのビッグってなんだか変な感じです。

三巡目。肉と炭水化物。皿がきたないですねスミマセン。

どれも家庭料理みたいな優しい味で、最高 of the 最高(*´ω`)

どの料理もブッフェらしくなくて、すごく丁寧な料理なんですよ。それぞれが単品料理で出て来ても通用するレベル。例えば生野菜もただ生野菜じゃなくて、貝やダイコンの漬物(?)と和えてあったり。基本的にどれも使用具材が多くて贅沢感あります。

ちなみに、時間制限とかそう言う野暮なシステムはありません。1~2人の少人数の客が多かったです。また、5ポンドで好きな料理を箱に詰めてテイクアウトもできるようで、ほぼひっきりなしにテイクアウト客が入って来ていました。地元民の普段使いの店って感じです。

あまりにも満足して、「もっとお金を払いたい!」くらいの気分になったので、最後に別料金のコーヒーをオーダー。1.7ポンド(≒247円)。

コーヒーも量がたっぷりでうれしい。

女性店員2人もすごく感じが良くて、非の打ちどころが無い最高な店でした。と言う事で地図貼っておきます。


滅多に飲食店をオススメする事が無いボクですが、ここはマジでオススメできます。丁寧な家庭料理と野菜をたらふく食べれて千円は最強。

外に出ると雨が降り始めていました。昼から降水確率90%は当たっていたみたいです。

傘を持っていないので急いで宿に戻り。宿に戻る頃は本降りになっていました。

 

さて、明日は今日行かなかったセブン・シスターズを見に行きます。天気が悪くならない事を祈ります。では今回はこれにて(=’ω’)ノ

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