【イギリス】ロンドンの戦争博物館と大英図書館と工事中の何か(2019年2月26日)

はろー!

今回はロンドンの戦争博物館と大英図書館に行きました!

 



今日は8時45分にまた治験の製薬会社に寄りました。なんとか今日で入所は確定!

一応説明しておくと、“事前検診⇒入所⇒投薬”と言う流れなんですが、入所が確定しても投薬されるとは限らず、入所者は“投薬組”“補欠組”に分けられます。投薬されないと報酬が入らないのでぜひ投薬組に入りたい所ですが、どうも今回はかなり人数が絞られるみたいなので、実はあんまり期待していません。ぼく抽選とかくじとかたいてい外しますからね。航空券と宿泊費を頂けるだけでもオッケー!くらいの感じです (。╹ω╹。)

 

9時20分くらいに製薬会社を出て、ロンドン観光に移ります。グーグルマップを見ていて「戦争博物館」と言う文字が目に留まったので、今日のメインは戦争博物館です。

製薬会社から徒歩圏内だったので歩いて行きます。上海の森ビルみたいなのがある。

 

帝国戦争博物館(Imperial war museum)に到着。

世界中で戦争してるイギリスの戦争博物館ですからね。充実の展示を期待しています。

大きな子供がいっぱいいる。

 

戦争博物館も入場料無料でした。ロンドンの博物館って本当に入場料無料ばっかりだなぁ。

どんな展示があるのか・・・と期待して館内案内図を見たら、大きく分けて「第一次世界大戦」「第二次世界大戦」「ホロコースト」しかありません。他の戦争どこ行った!?(´・ω・`)

中世の戦争はくっちゃくちゃなので置いておくとしても、19世紀はクリミア戦争、アヘン戦争、米英戦争、インド大反乱、ボーア戦争、20世紀に入ってからもコソボ紛争、朝鮮戦争、インドネシア独立戦争など、イギリスさん世界中であんだけ戦争しておいて世界大戦とホロコーストだけってどういう事やねん!ホロコーストはドイツだしw

特に、インドやインドネシアの植民地支配に対する戦争、南アフリカでのボーア戦争を、イギリス側の視点でどう解説しているのかに興味があったのですが、そう言うのは一切無いみたいです。

 

全体の内容は、第一次世界大戦の比率が高かったように思います。第一次世界大戦の戦時下のイギリスでは、16歳未満の子供の就学率が6%で、子供はほとんど働いていたと言うから、さぞかしイギリスにとって影響の大きい戦争だったんだと思います。

それにしても、やはり説明文が多いですね。展示品の数より多い気がします。

よ、読む気しない・・・(;^ω^)

小物や紙類などの小さい展示が多くて、兵器類はそこまで大きくないのがたまにある感じです。

 

グーフィーの偽物みたいなんおる。

 

兵器類はむしろ、イギリス以外の国の物が目立ちました。

ドイツ軍が仕掛けた機雷。

 

日本刀。

「日本の比較的身分の高い兵士が所持しており、自身の地位や権力、誇りを示すため、最後まで身に着けていた。※おおいに意訳」みたいな事が書かれていました。と言う事は、これらの所有者は・・・。

日本の戦闘機。

 

の後ろに・・・

本人の名前と、その父親と思われる名前の所は一応伏せました。「祝・出征」とか書かれているので、身内や友人からの寄せ書きですね。ちょっと生々しいなこれ・・・。

意外だったのがこちら。

イタリアの「人間魚雷(human-torpedo)」。人が乗りこんで操縦し、敵の戦艦にそのまま突っ込む魚雷の事です。日本が第二次世界大戦で敗戦が近くなった頃にやってたのは知ってましたが、そんなトンデモな発想は日本だけかと思ってました。イタリアの方が先にやっていたようです。さすが枢軸国側!?

incendiary bomb。そのまま訳すと「点火爆弾」なので、たぶん「焼夷弾」です。

よく戦争の話で聞く「焼夷弾がバラバラっと・・・」って表現がよく分かりました。1つ1つが小さくて細長いので、鉛筆をバラまいたみたいにバラバラっとした感じです。

 

ホロコーストコーナー(撮影禁止)も、アウシュビッツ収容所の全体模型が丁寧に作られていて、なんかいろいろ分かりやすく解説されていました。「収容所」が英語で「キャンプ(camp)」だったのがものすごく違和感ありました。「Dead camp」ってパニックホラー系B級マンガのタイトルみたいだなぁって思いながら読んでました。

戦争の話すると暗くなっていけませんね。「戦争はやめて茶をいれようぜ!」

 

結局戦闘機は最初に見たこれだけか・・・。

何の前情報も無しにこの博物館だけを見たら、“イギリスの”戦争博物館だって分からないんじゃないかってくらい、イギリス関連の物が少なかったです(軍服とかの小物はいっぱいあったけど)。なんだか意図的に隠されてるようでちょっと釈然としない戦争博物館でした。

 

戦争博物館を出て、テムズ川沿い。あの観覧車は「ロンドンの眼(London eye)」って名前らしい。

 

バグパイプを吹く人。待ったけどこっち向いてくれなかった。

 

観覧車から橋の反対側を見ると、大きな時計台「ビッグ・ベン」が・・・

これ以上無いくらいに工事中(|||´Д`)

ちょっと改修工事中どころの騒ぎじゃないです。あれもうタタリ神になりかかったオッコトヌシ様くらい足場に埋もれてんじゃん。

もともとは鐘の鳴る時計台だったらしいんですが、2017年8月に補修工事が始まってからは鐘は鳴らしてないそうです。工事は2021年までやってるらしい。

 

次は地下鉄で移動して、大英図書館(The British library)にやって来ました。

大英図書館

 

中に入ると、巨大な本棚!

 

と、すごく意識高そうな人々

すげー、ちょっとした規模のワーキングスペースになってる(;・ω・)

巨大な本棚は展示用っぽくて、普通に本の貸し出しをやってる部屋は別にあったんですが、会員証を作らないと入れないルールになっていました。別に本借りるわけでなし、会員証作ってまで入らなくても良いかな。

展示室は「Treasure of British Library」って名前で、誰でも入れます。

中は残念ながら撮影禁止だったんですが、ダヴィンチの手描きのノートや、シェイクスピアの初版本、あとなんか有名な音楽家の楽譜(ぜんぜん興味が無くて見てない)なんかが展示されていました。アラブ、中国、韓国の書籍もありました。

ちょっと気になったのが、「仏教徒が見た世界地図」と言うタイトルの、天竺(インド)を中心とした幅60cm縦150cmくらいの手描きの世界地図

「日本で作られた地図」って説明で、確かに左下に「文化五年」(1808年)って書かれているし、地図部分の漢字の地名にはカタカナが振られてるんですが、地図部分以外にびっしり書かれた説明書きが完全に漢文だったので、「いくら漢文が好きな日本人でも地図の説明書きを漢文でする?」とちょっと疑問に思いました。

日本で書かれた地図と言う意味では確かにそうなんですけど、中国の地図をそのまま写してルビだけ振ったんじゃないかなぁ・・・と予想したのですが、説明書きには一切書かれていませんでした。謎。

 

さっき図書館の後ろにトゲトゲの屋根が見えていて気になった建物は、St.Pancrasと言うホテルでした。

こんな所にも泊まってみたいなーとは思うけど、ボクのような人間は委縮してリラックスできない気もします。

よし、本日の観光終了!

 

治験の入所が決まったのにまだ宿に食材が余っているので、帰って適当に作って食べましたとさ。

さて、入所は明後日(28日)なので、明日は観光します。ちょっと郊外まで足を伸ばそうかな。では今回はこれにて(=’ω’)ノ

コメント

  1. baum より:

    そうですね〜確かに上海浦東の森ビルに似てますね。
    上層階に栓抜きの穴が空いていればそのものですな!
    ところで日本刀の飾り付け(陳列の仕方)が軽いこと(>人<;)
    果物ミキサーの刃のつもりですかね⁉️
    やはり日本刀は畳の上で刀置きの上に飾って貰いたいものです!
    博物館のアンケートが有ったら書いておいて下さい。

  2. wolt より:

    >>baumさん
    イギリスはどうも、武器をこう放射状に飾るのが好きみたいです。
    この翌日に行ったウィンザー城では銃でも槍でも、なんでも放射状にカベにかけられていました。イギリス風の正しい展示なんだと思います(^^;