【フランス】世界遺産ベルサイユ宮殿!いろいろぶっ飛んでる(2019年1月29日)

ぼんじゅーる!

今回はフランスの世界遺産の1つベルサイユ宮殿を見に行きました!

 

ベルサイユ宮殿とは?

ベルサイユ宮殿(Chateau de Versailles)は17世紀に主にルイ14世が建築した建物です。1682年からフランス革命が起こる18世紀後半まで、王族とその臣下たちがここで生活していました

王族がベルサイユ宮殿を出てからも建物は取り壊される事なく、改築されるなどして政治の場に使われました。第一次世界大戦後にベルサイユ条約が調印された場所でもあります。




パリからベルサイユへは電車やバスが走っていていろんな方法で行けるらしいのですが、駅が近いし乗り継ぎも無くて楽そうだった、RERと言う鉄道を使う事にしました。RERはセーヌ川沿いを走る路線です。

 

RERのSaint-Michel – Notre-Dame駅に来ました。サン・ミシェル橋とノートルダム大聖堂の間にあるから、こんな長い駅名になったんじゃないでしょうか。

 

同じホームからでもいろんな行き先の便があるので、迂闊に乗ってはいけません。Versailles Chatea行きに乗らなければ。

 

えらく存在感のある車両が入って来ました。ホームが天井までふさがってるじゃないですか!Σ(‘ω’ノ)ノ

RERの、少なくともこの路線の車両は、全部2階建て車両みたいです。知らなかったのでびっくりしました。

2段ベッドの上下が選べる場合に上を選ぶほど子供ではありませんが、ここはもちろんウキウキと2階に乗ります

 

座席の下にある金属のバーはなんぞ・・・?

 

金属バーは、席が空いてる時に正面に座っている人が足を置くためのものでした。

あー、ヨーロッパの人って座るとどこにでも足を乗せる人が多いんですよね。きっと座面に足を乗せられるケースが多くて足置きが設置されたんでしょう。

 

列車は、車両の見た目に反して鈍行列車で、各駅に停まります。のんびりです。

30分ほどでだいぶ田舎っぽい景色になってきました。

 

乗車後50分ほどでベルサイユに到着

パリよりもずっと建物が少ない。なんとなくですがパリのベッドタウンみたいな位置づけなんじゃないでしょうか。

ってか、ベルサイユめちゃくちゃ寒い!パリからそんなに離れていないはずなんですが、鼻がツーンとするくらい空気が冷たいです(((|||´ω`)))

駅から5分ほど歩きます。

 

ベルサイユ宮殿到着!

 

門の所で荷物検査をして、敷地内の建物左側でチケット購入。入場料は18ユーロ(≒2,250円)でした。

 

これがベルサイユ宮殿!

・・・・・・・ちっちゃくない?(;・ω・)

おとつい見たルーブル宮殿(美術館)の建物はかなり巨大だったので、ベルサイユ宮殿はそれを上回るくらいデカいんだろうと思っていましたが・・・。この時点で面積はわかりませんが、意外と高さがありません

時計は、ちゃんと現在時刻を指していました。こう言うところにある時計ってたいてい止まってるものと思っていました。

 

オーディオガイドは入場料に含まれています。日本語ガイドもありました。

 

王族が住んでいる当時、ここベルサイユ宮殿には独自のマナーやルールが定められていたそうです。例えば、王族は人と接見する為の部屋を1人5部屋持っています。小控え室、大控え室、大サロン、寝室、小サロンの順で、後に行くほどプライベートな部屋になって行きます。

小控え室は誰でも入れる部屋で、しばしば使用人とかが滞在した部屋。一番プライベートなのは小サロン。小サロンに招かれる客は滅多に居なかったようです。

小控え室。椅子と最低限の装飾があるだけ。

 

これは大サロンだったかな・・・。忘れちゃった。

重要な客が招かれる部屋ほど、調度が凝ったものになっていきます。

最初は聞き間違いかと思ったのですが、寝室も人と接見する為に使われる場のようです。

実質、寝室はあんまりプライベートな場では無かったので、王族が本当にプライベートな時間を持ちたい時は寝室は使わないんだとか。寝室っていったい・・・。

これがほぼプライベート空間、小サロン。

ここまでは徐々に装飾が華美になって来ましたが、逆に小サロンは部屋も小さくなるし装飾もほどほどになっています。

この5部屋が1セットで、それを王族が1人1セット持っています。で、それぞれに家具やら装飾品を置くわけです。フランス国王がいかに応接に力を入れていたかがわかります。

ここはルイ15世の娘の図書室

ルイ15世には10人の子供がいて、そのうち8人は娘だったのですが、結婚した娘は1人だけ。未婚の娘たちはベルサイユ宮殿に住んでいたようです(移り住んできたのは三十台半ば~後半だったらしい)。

未婚の娘のアデライードとビクトワールはそれぞれ本が好きで、歴史モノや宗教モノはもちろん、化学や物理学の本も好んで読んでたんだとか。生まれる時代と場所が違ったらエンジニアにでもなってたかもしれませんね。

ちなみに、宮殿内の家具や装飾品はフランス革命後にほとんど競売で売り払われてしまったらしく、今置かれているのは地道に探して買い戻した物だったり、当時の似た家具で代替している物だったりするようです。

 

ベルサイユ宮殿の建築再現ビデオが面白かったです。一番最初は、ルイ13世が別荘として建てたこぢんまりした館からスタートしていました。

あー、最初の建物が小さかったから、増築する時もあんまり高い建物を造れなくて、どんどん平面方向に展開して行くしか無かったんだろうな。と、ここで納得。

ベルサイユ宮殿を描いた絵画もいっぱいありました。

正式な王族の肖像画などは、名の知れた大物画家が手掛けますが、ルイ15世のころはさほど有名でない画家をよく呼んで、日常の風景を記録する目的で絵を描かせていたそうです。

こんなドローンの空撮みたいな絵、当時どうやって描いたんだろう。

 

全体図を見て初めて気付きましたが、ベルサイユ宮殿よりも庭がめちゃくちゃ広大でビビりました。図の下の方にちまちまっとあるのがベルサイユ宮殿の本館。

Wikipediaによると庭も含めた敷地面積は10.7平方キロメートル。えーと、それって正方形なら縦横3.4km×3.4kmって事ですよね・・・?よく耳にする表現だと東京ドーム200個分の面積です。巨大すぎてわけわからねぇ・・・。見てませんが、敷地内にオペラ劇場や教会まであります。

ベルサイユ宮殿の敷地内には使用人が居住する建物もあり、最盛期はベルサイユ宮殿の敷地内に1万人いたそうです。ボクが務めていた工場が確か敷地内に4千人くらいいたはずなので、その2.5倍です(知らんがな)。

そういえば、ベルサイユ宮殿では週に3回(月水木)の盛大な晩餐会が開かれていたようです。週に3回はやりすぎやろ。

なんかもういろいろぶっ飛んでますね。フランス王族の権力の絶大さがひしひしと伝わってきます。

 

巨大な絵画がいっぱいあるエリアもあり、たいてい戦争の絵でした。

フランスの国王は戦争になると司令官としての役目を果たしたと言う事らしいですし、戦争モノが好きだったんですかね。

あ!これ絶対ルーブル美術館だ!と思って足を止めて解説を読んだら、本当にルーブル美術館の絵で我ながらびっくり。

 

まぁ、ここまで書いた事はほとんどオーディオガイドの内容そのまんまです。

オーディオガイドの解説は興味深いし、内装もいちいち目を見張るものばかりなんですけど・・・

飽きちゃっタァァァァァ/(^o^)\※入館3時間

ずーっと、豪華な部屋、戦争の絵、王族の歴史の話題ですからね。ルーブル美術館はジャンルが幅広いので意外と飽きませんでしたが、そんなにずっと王族の話を聞いてられるほどフランス王族に思い入れもありませんので、ツライところです。フランスの歴史なんて中学生でチラッと出て来たっきりですもん。

 

ベルサイユ宮殿の中でも目玉の、『鏡の部屋』に到着。

外窓の反対側の壁に、鏡がズラッと並んでいるので鏡の部屋って言うらしいです。

当時は鏡が高価な物だったので、これも「すげーだろ王族」って感じで造った部屋みたいです。

 

これは確か国王の寝室だったと思います(そろそろオーディオガイドの解説が耳に入らなくなってきた)。

ただしルイ・・・15世だっけ?(そろそろオーディオガイドの解説が(略))は、実際にこの寝室で寝た事は無くて、この寝室は人に会うのに使ったり、また毎日「就寝の儀」と「起床の儀」を執り行うための部屋だったようです。就寝の儀は、夜寝る前に臣下の偉い人から順番に挨拶に来るみたいな儀式だったらしい。国王は寝落ちなんて許されないわけですねー。ストレスたまったりしなかったんですかね。

 

これは国王が食事をとる場所。

あれ、意外と小さくて質素なスペース。

と思ったら、少し離れてテーブルを取り囲むように椅子が置かれています。

国王の食事時は王女などの近しい人が食卓を囲む(一緒に食べると言う意味ではなく文字通り囲んでいるだけ)事になっていたようです。いや、国王と王女っつったって、父親と娘だぞ・・・?40歳近くにもなった娘さん達が毎日毎日父親の食事風景を眺めるって、お互いいたたまれなくなったりしないんですかね

 

展示室はあと1フロアありましたけど、まるまるパスしました。だってもう集中力が切れてオーディオガイドの解説がBGMにしかなってないし。

広大な庭園に出てみました。

・・・外寒ぅ・・・((((||´`))))

とうてい回り切れる広さでもなさそうですし、庭園はチラ見で終了。探せばマリーアントワネットの庭とかもあるらしいんですけど。

入場口と反対側から見たベルサイユ宮殿。

屋上に像がいっぱい立ってるの、なんか身投げ寸前の人みたいでヤダ

敷地への入り口の柵、確かオーディオガイドが「柵はフランス革命の後に撤去された」と言っていたと思うので、これは復元された物なのかな?

 

またRERのベルサイユ宮殿駅に戻って、

 

異様にゴツイ2階建ての鈍行列車に乗って帰りました。

パリ―ベルサイユ宮殿駅間は片道3.65ユーロ(≒456円)でしたが、帰りのチケットはそのままパリ市内のメトロの乗り継ぎに使えたので、ちょっとお得感ありました。

 

パリに戻って来ましたが、パリもめちゃくちゃ寒い!朝宿を出た時より気温が下がっているような気がします(|||´ω`)

こんな寒い時は中華料理屋を頼るのです。

 

スープヌードル(チキン)!7.9ユーロ(≒987円)。

スープヌードル(チキン)

あぁぁぁぁ温かひいぃぃぃぃ(ヽ´ω`)

麺は、ちゃんぽん麺みたいな太麺。

うすーいあっさりスープで、パクチーがきいています。ちょっとベトナム風?w

チャーシューみたいに甘辛く煮込まれているチキンがいっぱい入っていて、味のバランスを取っています。キクラゲは中国本土で出て来るような、肉厚でしっかりしたおいしいキクラゲでした。

冷え切った身体が温まりました。寒い日はスープ麺が最強。でも他の料理もおいしそうだった・・・。

 

さて、パリは離れがたくて最早住みたいくらいですが、明日はポントルソンと言う町に移動します。では今回はこれにて(=’ω’)ノ

コメント

  1. ログボ より:

    フランスで日本食、中華・・・スペインとフランスはどっちがおいしいのかね(`・ω・´)?

  2. wolt より:

    >>ログボさん
    スペインで日本食も中華も食べてない気が・・・あ、初日になんかカジュアルなアジアっぽい料理屋には入りましたね。
    その時の料理は全然覚えていませんけど、パリの方がアジア系移民が圧倒的に多いし、店の数もハンパ無いので、切磋琢磨レベルはフランスの方が断然上だと思います(`・ω・´)

    • ログボ より:

      フォアグラまだ~?

       ☆ チン マチクタビレタ~
           マチクタビレタ~
      ☆ チン  〃 ∧_∧
       ヽ___\(\・∀・)
        \_/ ⊂ ⊂_)
        / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ /|
       | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| |
       | 愛媛みかん |/

      • wolt より:

        調べたらフランスにはフォアグラの缶詰が売られてるっぽいので、探してみます٩( ‘ω’ )و
        ログボさんの分はありませんので愛媛ミカン食べててください٩( ‘ω’ )و